こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、BONXさんです。
BONXは「世界は僕らの遊び場だ」をキャッチコピーに掲げ、アウトドア領域を中心に着々とファンを増やしてきました。現在はtoBの領域に力を入れており、幅広いフィールドで大活躍しています。
2021年9月には、シリーズDラウンドにて総額7億円の資金調達を実施。引受先は、グロービス キャピタル パートナーズ・森トラスト・JR東日本スタートアップなど。調達した資金は、新プロダクトの開発および事業拡充に使用される予定です。
この記事では、BONXが持つ特徴や求人情報などの詳しい情報をまとめています。
目次
BONX転職の要点
BONXの特徴
・グループトークサービス「BONX WORK」と専用イヤフォン「BONX Grip」「BONX mini」を提供
・自社プロダクト「BONX mini」が、2020年度グッドデザイン賞を受賞
・“グループ通話中の音声データを外部システムと連携する技術に関する特許”を、2021年3月に取得済
・2021年6月、新型コロナウイルスワクチン職域接種会場において、グループトークソリューション BONX 1,000台の無償貸与を実施
BONXの会社概要
社名 | 株式会社BONX |
所在地 | 〒150-6138 東京都渋谷区渋谷2-24-12 WeWork 渋谷スクランブルスクエア 38F |
設立 | 2014年11月 |
代表者 | 代表取締役CEO 宮坂貴大 |
事業内容 | 音声コミュニケーションプラットフォーム・ヒアラブルデバイスの企画・開発・販売 |
BONXの商品・サービス
BONXでは数多くの商品が展開されていて、いまも研究・開発も進められている状況です。なかでも、BONXを代表するサービス「BONX WORK」について説明していきますね。
BONX WORK
グループトークアプリ「BONX WORK」は、現場で働く方々である「デスクレスワーカー」に最適なチームコミュニケーションを提供する通話システムです。無制限の通信距離・最大30人以上の同時通話・ノイズフィルターなどを特徴としています。
クラウドベースのオープンなプラットフォームで、グループトークを瞬時にデータ化する等の画期的な機能を多数搭載。音声とテキストを活用して各個人がシームレスにつながることにより、効率的にチームの連携を図ることができます。
スマートフォンに「BONX WORK」のアプリをインストールするだけなので、利用開始にあたってコストを抑えることも可能。発話性能も優れており、対面のようなスムーズな会話も行える点も魅力です。必要に応じて「スタンダードプラン」「プロフェッショナルプラン」にも加入OKのため、幅広いシーンで活用しやすいと思います。
このような特徴から「BONX WORK」はチーム全体の成長をドライブするコラボレーションプラットフォームとして、高い評価を得ています。
同時に、専用ワイヤレスイヤホン「BONX GRIP/BONX mini」の開発も行っています。ハードウェアとソフトウェアをセットで提供することで、現場業務に最適化されたUXを実現しています。
現在は、小売・介護・飲食・宿泊・リモートワーク等 さまざまな分野で導入されています。「BONX WORK」に注目している企業も多く、今後も導入事績を伸ばしていくこと間違いないでしょう。
BONXの代表 宮坂貴大さんの経歴
宮坂さんは神奈川県川崎市のご出身で、東京大学・大学院を卒業されています。また、自身も熱心なスノーボーダーです。
大学4年の頃に、宮坂さんは留学生としてニュージーランドへ出向きます。メーカーやスノーボードショップから、ウェア・ボード等を協賛してもらえる「ライダー」のレベルを目指し、雪山で練習に励んでいました。
しかし、「どんなことがしたいか分からない」と自身の将来に迷うことが増え、一旦大学を休学。
冬は日本で過ごし、夏は南半球の国で山にこもる日々を過ごしたこともあったといいます。加えて、子どもにフィールドスポーツを教えながら環境教育も行うNPOに参加したりと、さまざまな活動に取り組まれていました。
そのような生活を1年半送るなか、「将来像がはっきり定まらない」「スノーボードはまだ続けたい」という想いは変わらず、結果的に大学院への進学することに。大学院では海外へ出向く機会は減ったものの、さまざまな分野の学習に取り組まれていたようです。
そして、大学院を卒業して、2011年4月にボストン コンサルティング グループへ入社。3年ほど勤務していたある日、ウェアラブルカメラ「GoPro」の創業ストーリーを知ったことで、宮坂さんに大きな転機が訪れます。
「GoPro」は、“創業者がサーフトリップに行った時、自分が波に乗る様子を手軽に撮影できないことに気付き、もっと簡単に撮影できるカメラが欲しいと思った”ことがキッカケで開発されたプロダクト。そのコンセプトを聞いた宮坂さんは、自身の経験に基づき「スノーボード業界にもニーズがあるのでは?」と思うように。
また、その週末、スノーボードに行った際にGoProの米国社員と偶然出会ったそうです。強い縁を感じた宮坂さんは、「耳に装着することで、普段通り会話が楽しめるウェアラブルトランシーバーを開発しよう」と考えることが増えたといいます。
そして、2014年11月にBONXを設立。2015年にウェアラブルトランシーバー「BONX」を正式発表し、世界的にも大きな話題となりました。順調に事業拡大が進み、現在に至ります。
BONXの採用・求人情報
BONXの職種・求人
・CTO
・プロダクトマネージャー
・SRE
・Androidエンジニア
・iOSエンジニア
・バックエンドエンジニア(Go)
・バックエンドエンジニア(Ruby/RoR)
・バックオフィス
・Sales
・Inside Sales
・CSS(Customer Support&Success)
BONXの働く環境
平均年収・平均年齢
BONXは非上場企業のため、平均年収・平均年齢を公開していません。
採用サイトによると、
・Androidエンジニア 400万円〜1500万円
・Sales 450万円〜800万円
となっており、業種によっても異なるようです。
労働環境
BONXの勤務時間はフレックスタイム制(コアタイム 13:00~16:00)で、現在は週3日の完全リモートワークも可となっています。通勤交通費をはじめ、勉強会参加等に関する会社からの補助が年20万円まで支給されるそうです。
BONX転職を考えるにあたって最後に
BONX転職を考えるにあたって、さまざまな留意点をお伝えしました。
BONXには、「新しい体験を作って世界に届ける」という野望を抱くメンバーが多数集結しています。これまでにユニークなプロダクトを手がけてきたBONXは、今後もますます知名度をあげていくことでしょう。
「遊びを最高に面白くするプロダクトをつくりたい」という方に、非常に適しているのではないかと思います。
成長産業・スタートアップ企業への転職を支援した実績は多数あります。転職をお考えの方はお気軽にご連絡ください!