こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、Splinkさんです。
Splinkは「ブレインヘルスケア」をキーワードに、認知症の予防と診断支援に関するプロダクトを提供しているスタートアップです。
2040年には3人の働く人が1人の認知機能低下者を支える「認知症社会」が想定されているそうです。そこで重要になってくるのが認知症予防と見落とし防止。この予防ソリューションと、見落としを防止するための診断支援ソリューションの2つをトータルで提供しているのがSplinkの強みになっています。
2021年11月には総額11.2億円の資金調達も実施しており、今後は商品の強化とともに新製品の開発にも投資するそうです。非常に社会貢献度の高いサービスなので、新たにどんなサービスが生まれるのか期待が膨らみます。
今回の記事では、Splinkの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
Splink転職の要点
Splinkの特徴
・「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに掲げ、ブレインヘルスケアと呼ぶ脳の新しい産業に挑戦するベンチャー企業
・ブレインヘルスケアの中でも認知症に注力し、予防・診断のためのソリューションを展開
・2021年11月にはジャフコ グループ株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社などを引受先とする総額約11.2億円の資金調達を実施
・増資によりこれまで提供してきた商品の強化と新製品の開発にも投資するとしている
Splinkの会社概要
社名 |
株式会社Splink
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所在地 | 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3丁目3−2 新霞が関ビル18階 |
設立年月日 | 2017年1月 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役CEO 青山 裕紀 |
役員 | COO 徳本 直紀 |
事業内容 | ブレインヘルスケア事業、医療データ基盤事業 |
Splinkの商品・サービス
CQ test®
健常段階からの脳の状態を把握し、早期認知症を迅速に発見するための認知機能測定ツールです。これまでのテストは点数が高い点数に偏ってしまう天井効果により評価手法に課題がありました
CQ test®はその課題を回避し、十分に検証された神経心理学的テストに基づく簡易的なテストで認知機能を定量化することができます。テスト時間も10分ほどですぐに結果が分かるのも特徴です。
Brain Life Imaging®
記憶や学習の中枢を司る海馬の体積を、脳のMRI画像からAIで測定する脳ドック用のプログラムです。脳の形態は加齢とともに変化しますが、AI解析によっての現在の状態と経年変化も可視化され、受診者にも分かりやすいレポートが提供されます。都内を中心とする医療機関に導入が進んでおり、今後は全国への普及を推進するとしています。
Braineer®
上に紹介した2つのサービスが認知症の予防領域を対象としているのに対し、Braineer®は認知症の診断支援の領域で提供されているサービスです。認知症の診断には医師の経験や知見に依存することが多く、見落としも起こりえます。
Braineer®は頭部MRIの画像から脳の萎縮を定量・数値化することで医師の判断をサポート。目視では気づきにくい脳の状態も評価し、認知症の見逃しを防ぐ医療機器プログラムとなっています。2021年6月に薬事認可を取得しています。
Splink代表取締役の青山裕紀さんの経歴
2005年に慶應義塾大学法学部を卒業し、株式会社キーエンスに入社。北米ビジネスにおける事業開発やブラジル法人の設立などに従事します。起業のきっかけとなったのは海外赴任中にお父様に脳疾患が見つかったことだそうです。しかも何年も複数の病院にかかっていたにもかかわらず見落とされていたのです。
病気の見落としという社会課題に対してできることがないかを考えた結果、医療イノベーションに貢献するために起業を決意。医療サービスが進んでいる北米に渡り、ダートマス大学へ留学します。MBAを取得する傍ら、シリコンバレーVCで働きながら大学教授や起業家への相談を重ね、在学中の2017年に株式会社Splinkを設立します。
Splinkの採用・求人情報
Splinkの職種・求人
・人事・採用
・バックエンドエンジニア
・カスタマーサクセス
・UIデザイナー
・プロジェクトマネージャー
・リサーチエンジニア
Splinkの平均年収・平均年齢
Splinkは非上場企業のため、残念ながら平均年収・年齢の公開データはありませんでした。
Splinkの労働環境
11:00~17:00をコアタイムとするフレックス制度が導入されています。フルリモートワーク体制となっており、メンバー間のコミュニケーションを深めるために隔週で「Splink JAM」を呼ばれるミーティングが開催され、ディスカッションやチームビルディングのアクティビティが行われているそうです。
またスタートアップながら社員の約3割が外国人で、女性も3割近くを占めるなど、ダイバーシティを推進しています。
Splink転職を考えるにあたって最後に
Splinkへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
ブレインヘルスケア領域における課題は日本に限ったものではないと考え、グローバル展開も見据えているというSplink。日本発の医療ソリューションで世界の高齢化問題の解決に貢献するという大きな目標に向かって非常にチャレンジングな取り組みをしています。
社会貢献度が高いサービスでやりがいがあることはもちろん、グローバルに挑戦したい方、最先端のテクノロジーに携わりたい方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。