Webエンジニアにおすすめの求人サイト12選|特徴別に解説【専門家監修】

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こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

今回は、Webエンジニアやその他IT職(デザイナー、ディレクター、PM、マーケターなど)に強い求人サイトをピックアップしてまとめました。

また本記事を作成するにあたって、WebエンジニアやVPoE経験のあるエンジニアYouTuberのセイトさんに監修に入っていただきました。

「エンジニア人事の視点」として、応募する側・採用する側両方の視点でそれぞれの媒体に意見してもらっているので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの求人サイト・サービス12選

1. PayCareer

サービス PayCareer
得意分野 Web系企業、スタートアップ
おすすめ対象者
  • ミドル層〜のWebエンジニア
  • クリエイティブ職種
  • PdM
特徴
  • 求職者は面談に参加すると報酬がもらえる
  • スカウトベースのプラットフォーム

 

PayCareerの特徴

PayCareerは面談すると3万円が貰えるという他の媒体にはない全く新しい機能を有する媒体です。

ユーザーは登録後企業からのスカウトを待つだけでよく、気に入ったオファーがあれば面談に進むことで選考を受けるかどうかに関わらず報酬を受け取ることが出来ます。

また企業側にはその場で採用ができなくとも、一度繋がっておきどこかのタイミングで縁があればまた連絡をとりたい思惑があるため、ユーザーは少しでも気になる企業があれば積極的に面談に参加することをオススメします。

エンジニア人事の視点

「面談だけで3万円は高くないか?企業側にメリットはあるのか?」と思われる方もいるかもしれませんが、採用費が高騰化している昨今のエンジニア転職市場を考えると、決して高すぎることはない所感です。とはいえ、他の媒体ほど気軽にスカウトメールを乱発はできないので、本気のスカウトしか来ないと思ってもらっていいと思います。コピペ文のスカウトメールにうんざりしている方にはもってこいの媒体でしょう。

2.ビズリーチ

サービス ビズリーチ
登録者数 1,510,000人(2021/1時点)
得意分野 全領域
おすすめ対象者

ミドル以上の全職種

特徴
  • ハイクラス人材特化型サイト
  • 業種は幅広い

ビズリーチの特徴

ビズリーチは「年収600万円以上の方に支持される転職サービス」というキャッチコピーにもあるように、ミドル層〜ハイキャリア人材に特化した求人サイトです。

・業界は問わず職種も多岐に渡りますが、Web・IT業界やエンジニア求人も充実しています。また企業からではなく人材紹介会社からの提案もサイト内で受けられるため、広くて院を受けたい人には最適といえます。

エンジニア人事の視点

ビズリーチは主に経営幹部候補、管理職、テックリード、PM、コンサルタントなど比較的上位レイヤーのIT人材の求人が多めです。

またハイクラス人材に特化しているだけあって、あまり企業が公にしたくないクローズド求人もしばしば掲載されます。より上位レイヤーで仕事をしたい人にはぜひおすすめです。

3.Doda

サービス Doda
登録者数 6,290,000人(2022/1時点)
得意分野 全業界
おすすめ対象者 全職種
特徴
  • 老舗の大型求人サイト
  • サポート体制が充実

 

Dodaの特徴

Dodaは老舗の大手求人サイトで、とくに業界や職種を限定せず幅広く対応している媒体です。歴史があるためとにかく求人数が圧倒的に多く、もちろんIT業界の求人も充実しています。

また求人サイトには珍しく、ユーザー向けに就活対策のイベントをよく開催しているのも特徴です。転職に不安がある方は利用してみるのがいいかもしれません。

エンジニア人事の視点

DodaはIT業界に関して言えば、とくにSIer, SES企業の求人が多いです。

大手や有名企業の求人が中心の反面、スタートアップやWeb系企業の求人は少し物足りないと感じる方もいるかも知れません。
また年収診断やエージェントによるサポートなど、とにかく求人サイト以外の部分が手集めのため、転職初心者には適しているといえます。

4. Wantedly

サービス Wantedly
登録者数 約3,000,000人(2021/4時点)
得意分野 Web系企業、スタートアップ
おすすめ対象者
  • 中途20~30代
  • 未経験者、学生
特徴
  • 企業のビジョンや求職者のマインドを重視
  • 気軽に応募・面談できる

 

Wantedlyの特徴

Wantedlyは比較的若手の人材採用において好まれているサイトです。

企業は具体的な報酬内容を掲載できない仕様になっており、代わりにビジョンやカルチャーを写真とともに紹介したり、ブログ記事を書くことで求職者にアプローチします。

一方求職者側のページもそれなりに充実はしてはいるものの他媒体よりもラフなフォーマットになっており、人柄やマインドでPRがしやすいようなレイアウトになっています。

エンジニア人事の視点

Wantedlyは一言でいうと、快適です。

掲載コストがお手頃なので企業は気軽に掲載できるし、応募者にとってもそれほど登録・操作の手間がありません。大抵の企業が面接前の面談を歓迎しますし、アクティブな企業の場合は応募者が「気になる」ボタンをポチるだけでスカウトしてきてくれます。

未経験枠やインターン枠も他媒体より多いので、若手の人は登録しておいて損はないでしょう。

5. YOUTRUST

サービス YOUTRUST
登録者数 90,000人(2022/1時点)
得意分野 Web系企業、スタートアップ
おすすめ対象者 中途20代~
特徴
  • 友人・知人経由でのリファラル転職中心
  • 副業やフリーランス契約も可能

 

YOUTRUSTの特徴

YOUTRUSTは一般的な求人プラットフォームとは異なり、SNSライクに使っているユーザーが多く、友人の投稿を介して求人に応募するリファラル求人を採用しているのが特徴です。

またボタン1つで周りの友人に転職や副業を考えていると知らせることができる機能もあります。

リファラル転職は友人を介して普段なら聞きづらい企業の内情を知ることができるため、入社後のイメージとのギャップを減らすことが期待できるでしょう。

エンジニア人事の視点

YOUTRUSTはここ数年で急成長しているプラットフォームです。経営チームがDeNA出身だけあって、Web業界やスタートアップ界隈で魅力的な求人が多く見受けられる印象です。

また副業や業務委託など正社員以外の職探しもできるため、まだ転職を考えていない人でも気軽に利用しやすい媒体といえます。

6.Forkwell

サービス Forkwell
登録者数 40,000人(2022/1時点)
得意分野 Web系企業、スタートアップ、事業会社
おすすめ対象者 Web・ITエンジニア
特徴
  • Webエンジニア特化
  • 有益な情報発信が盛ん

 

Forkwellの特徴

ForkwellはWebエンジニアに特化した媒体で、複数のサービスを提供しています。

自分から求人に応募するならForkwell Jobs、スカウトを待つならForkwell Scoutとありますが、面倒な人向けに楽にプロフィールをまとめてくれるForkwell Portfolioというサービスもあります。

ITエンジニアに振り切っているだけあって、コーディングスキルやGitHubが評価されやすいレイアウトになっています。

エンジニア人事の視点

Forkwellは求人サイトとしては珍しく、精力的にYouTubeでの発信を精力的に行っています。登壇者も豪華で、過去にはRubyのまつもとゆきひろさんや元デジタル庁大臣の平井さん、また海外のエンジニアが英語でスピーチするなど、他ではあまりお目にかかれないコンテンツが多いです。情報収集のためにもぜひ登録しておくと良いでしょう。

7. Findy

サービス findy
登録者数 50,000人(2021/6時点)
得意分野 Web系企業、スタートアップ、事業会社
おすすめ対象者 ミドル層〜のWebエンジニア
特徴
  • エンジニア特化
  • 診断機能

 

Findyの特徴

FindyはとくにWebエンジニアに特化したサイトで、GithubでのコミットやSNSでの発信を独自のアルゴリズムで評価し、スキル偏差値や発信力と言った指標を算出してくれます。

当然数値が高い方が高額のスカウトが届きやすかったり、企業に視覚的にアピールできるなどメリットも多いため、外部発信やOSS活動など精力的にやられている人ほど有利に転職を進められます。

エンジニア人事の視点

Findyはその特性から、Webエンジニア…それも比較的レベルの高い人をターゲティングしているサービスの印象です。

他媒体では意外とGithubやSNSの発信は書類選考〜面接までいかないと評価されづらい傾向にあるので、初めからこの領域をアピールしたい人にとっては最適でしょう。

人事側にも一定のリテラシーが求められる仕組みになっているため、純粋に技術力を見てもらうにはうってつけかもしれません。

8. Paiza

サービス Paiza
登録者数 460,000人(2021/9時点)
得意分野 Web系企業、スタートアップ、ゲーム会社
おすすめ対象者
  • Webエンジニア
  • 新卒、未経験者
特徴
  • Web・ITエンジニア特化
  • プログラミング力が試される

 

Paizaの特徴

PaizaはWeb・ITエンジニアに特化したサイトで、最大の特徴としてコーディング問題を解くことで企業に応募することができます。

スコアの優秀さと求人次第では書類選考なしで応募することもできます。

純粋にコーディング問題を楽しめるよう工夫して設計されているため、とりあえず腕試しに登録してみるだけでもアリです。

エンジニア人事の視点

コーディング問題は協議プログラミングのようなアルゴリズムを問う問題が多く、慣れてない人には難しいかもしれません。ただWebエンジニア求人の中には選考の途中でこうしたコーディング問題が出てくることも珍しくないので、そうした就活対策の意味でも登録しておいて損はないでしょう。

また過去には『STEINS;GATE』などの人気IPとコラボしてコーディングゲームをリリースするなど、純粋に面白いコンテンツが多いのも魅力です。

9. Green

サービス Green
登録者数 600,000人(2021/11時点)
得意分野
  • Web系企業
  • ゲーム会社
  • SIer全般
おすすめ対象者 20~30代のWeb・IT人材
特徴 Web・IT業界に広くリーチ

 

Greenの特徴

Greenは15年以上運営されている比較的老舗の媒体で、Web・IT業界に特化した求人サイトです。

Web・IT界隈であれば扱っている職種はエンジニア、デザイナー、PM、マーケター、営業など幅広く、企業側もWeb系企業〜SIer系企業まで幅広いのが特徴です。

エンジニア人事の視点

GreenはWeb・IT業界における王道の求人媒体といえるでしょう。
スタートアップからSIerまで選択肢を広く持っておきたい場合にいいかもしれません。
エンジニアに尖って注力しているわけではないため、Web・IT業界での就労を考えているほか職種の方にもおすすめです。

10. LAPRAS

サービス LAPRAS
登録者数 10,000人(2020/9時点)
得意分野
  • Web系企業
  • ゲーム会社
  • SIer全般
おすすめ対象者 20~30代のWeb・IT人材
特徴 独自のアルゴリズムでプロフィールを自動生成

 

LAPRASの特徴

LAPRASはどちらかというとエンジニア寄りではあるものの、とくに枠を設けず広くWeb・IT業界の人材向けに展開している求職プラットフォームです。

特徴として、SNSのアカウント連携や質問に答えていくことで、プロフィールを自動作成してくれたり、向いていそうな求人をおすすめしてくれるアルゴリズム機能が備わっています。

エンジニア人事の視点

基本的にはスカウトを待つタイプのサイトに加えてプロフィールの自動作成機能がついているため、求人サイトに登録したり求人を探すのが何もかも面倒な人には最適かもしれません。

まだ比較的始まったばかりのサービスなので登録者数や企業数はまだ少ないですが、これからに期待のサービスです。

11.転職ドラフト

サービス 転職ドラフト
得意分野
  • Web系企業
  • スタートアップ
おすすめ対象者 Web・ITエンジニア全般
特徴
  • 競争入札型の求人
  • エンジニア特化

 

転職ドラフトの特徴

転職ドラフトはエンジニア特化の媒体で、特徴として企業が競争入札形式でユーザーにオファーを出すタイプの求人サイトです。

オファーには具体的な業務内容と年収が含まれるので、自分のリアルな市場価値を知ることも出来ます。スキルに自信のある方はぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。

エンジニア人事の視点

転職ドラフトは一流のテック企業から好条件でオファーをもらえる可能性があるため、経験豊富なエンジニアであれば一度はトライしてみたいところです。

逆にいうと、応募者全体のレベルが高いため、経験の浅い若手エンジニアには向かないかもしれません。

12.LinkedIn

サービス LinkedIn
登録者数 2,800,000人(2021/11時点)
得意分野 全業界
おすすめ対象者 全職種
特徴
  • 外資系に強い
  • スカウト中心

 

LinkedInの特徴

外資系企業に転職したい場合、まず選択肢に上がってくるのはLinkedInでしょう。求人の掲載もありますが、どちらかというとSNSライクに利用する中でスカウトを貰って面談に進むのが主流です。

業界・職種は制限なく全領域をカバーしていますが、その中でもWeb・IT業界は比較的強い方です。

エンジニア人事の視点

英語でプロフィールを書くことが実質必須であることと、国内の企業が日本人を雇う際にあえてLinkedInを使う機会は多くないと思われるため、国内転職を考えている方には必要ないかもしれません。

ただ、海外ではよく利用されるサイトの1つであるため、外資系企業に転職をしたい場合はまず登録しておいて間違いないでしょう。また友人が多いほどスカウトは貰いやすくなるため、積極的に繋がっておくとよいでしょう。

さいごに

2022年現在、求人サイトは数が乱立しており、求職者からするとどれに登録すればいいか迷う場面は多いかもしれません。

しかし今回取り上げたようにサイトごとに微妙に特徴が異なるため、希望のポジションや自身のスキルに合わせて最適なものを利用してみてください。

キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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