こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、hacomonoさんです。
hacomonoは「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げ、フィットネスクラブやスクール業界に特化した会員管理・予約・決済システム「hacomono」を運営しています。
アナログな業務によってユーザーとコミュニケーションをとる時間が削られ、サービスの質が下がってしまうといった業界の課題を解決するこのサービス。コロナ禍で対面での接客を減らしたいというニーズが高まっていることからも、注目を集めています。
2022年3月にはシリーズBラウンドにおいてシニフィアン株式会社及びみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND」を新規リード投資家とし、Coral Capital、ALL STAR SAAS FUND(既存投資家)を引受先とする第三者割当増資を実施。調達した資金は総額20億円となっています。
今回の記事では、hacomonoの求人にご関心をお持ちの方向けに、会社やサービスの特徴、転職する際の留意点などをお伝えします。
目次
hacomono転職の要点
hacomonoの特徴
・「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げ、フィットネス業界のDXに取り組む
・フィットネスクラブやスクール向けの会員管理・予約・決済システム「hacomono」を運営
・2019年3月にサービスをローンチし、コロナ禍でのニーズの高まりを受け2022年2月時点で1,100以上の店舗・施設が導入
・2022年3月にグロース・キャピタル「THE FUND」を新規リード投資家として、Coral Capital、ALL STAR SAAS FUND(既存投資家)を引受先とする第三者割当増資により総額20億円の資金調達を実施
・調達した資金では、エンジニア、UI/UXデザイナーチームの増強、セールス・カスタマーサクセス・サポートチーム増強、日本全国への拠点づくりに充てるとしている
hacomonoの会社概要
社名 |
株式会社hacomono
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所在地 | 〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-35-4 ユニティ池袋 5F |
設立年月日 | 2013年7月 |
資本金 | 2,602百万円(資本準備金1,299百万円含む) |
代表者 | 代表取締役CEO 蓮田 健一 |
役員 | 取締役CTO 工藤 真 取締役 CFO 才馬 文斌 取締役VP of Engineering 矢嶋 裕介 社外取締役 前田 紘典 社外取締役 村上 誠典 |
事業内容 | 月額型店舗のための会員管理・予約・キャッシュレス決済システム「hacomono」開発・販売 |
hacomonoの商品・サービス
hacomono
フィットネスクラブやスイミング・ゴルフなどのスクール向けの会員管理・予約・決済システムです。これまでは、入会手続きやレッスン予約、月謝の支払いなどのために利用者が店舗に出向く必要がありました。またこれらの手続きの多くは紙ベースで、利用者が記入したものを店舗スタッフが顧客管理システムや予約管理システムに手打ちで入力したりする手間が発生していました。
hacomonoはこうした対面の手続きや面倒なアナログ業務をすべてデジタル化。利用者はスマホを使って簡単に入会手続きやレッスン予約ができるようになるだけでなく、クレジットカード情報を登録すれば月々の月謝も自動で引き落としされます。
店舗側にとっても事務作業が大幅に軽減され、予約状況も一目で把握できるようになります。煩わしい業務から解放され利用者に向き合う時間が増えることで、インストラクターのパフォーマンスも向上。また売り上げや予約状況がデータ化されることで経営やマーケティングにも活かすことができます。
また、コロナの影響により閉店してしまうフィットネス施設がありながらも、解約率は0.5%未満と非常に低い数値で推移しているらしく、顧客にとって欠かせないサービスとなっていることが明らかです。
2019年3月のサービス開始から、2022年2月時点で1,100以上の店舗・施設がhacomonoを導入しています。新型コロナウイルスの感染拡大から対面での接客を減らしたりというニーズが増えたこともあり、導入件数は前年比10倍以上のペースで増えているそうです。ルネサンスやコナミスポーツ、スポーツクラブNASなど業界大手にも導入されています。
hacomono代表取締役の蓮田健一さんの経歴
蓮田さんは1976年生まれ、東京都の出身でいらっしゃいます。
2000年に青山学院大学経営学部を卒業し、ソフトクリエイト(現ソフトクリエイトホールディングス)に入社されます。プログラマーとして業務効率化ワークフロー製品の開発に従事。ソフトクリエイトホールディングスから独立したエイトレッドで製品開発マネージャーとして活躍されます。
2011年の東日本大震災後には、両親の会社の経営を立て直すため手伝っていたそうです。倒産の危機を乗り越えたことで、改めて新たなプロダクトを生み出そうと、2013年に「まちいろ」(現hacomono)を設立。暗闇ボクシングフィットネス「b-monnster」の立ち上げに関わり、テクノロジーブランディングからCRM、予約、キャッシュレス決済までを手掛けたことがきっかけで、フィットネス業界のデジタル化に課題があることに目を付けます。
そこで2019年3月にhacomonoをリリースし、2021年1月に商号をhacomonoに変更します。
hacomonoの採用・求人情報
hacomonoの職種・求人
・パッケージ導入エンジニア(SE)
・プリセールス / パッケージ導入コンサルタント
・プロジェクトマネージャー
・製品連携アライアンス
・人事マネージャー候補
・人事企画リーダー候補
・人事広報リーダー候補
・人事採用リーダー候補
・財務・ファイナンスリーダー候補
・エンジニア採用リーダー候補
・コーポレート責任者(マネージャー候補)
・SMB向けカスタマーサクセス
・SMB向けカスタマーサクセス(責任者候補)
・カスタマーサクセス (CS Ops)
・カスタマーサクセス (CS Ops責任者候補)
・コミュニティマネージャー
・コミュニティマネージャー(責任者候補)
・業界コンサルタント(責任者候補)
・業界大手向けカスタマーサクセス
・業界大手向けカスタマーサクセス(責任者候補)
・CS Ops (オペレーション・イネーブルメント)
・IoTテックリードエンジニア
・QAエンジニア(リーダー候補)
・SREエンジニア
・UI/UXデザイナー
・Webアプリケーションエンジニア
・エンジニアリングマネージャー
・テックリード
・ドメインエキスパート (フィットネス・スクール領域)
・プロダクトマネージャー
・フロントエンドエンジニア
・iOSアプリエンジニア
・QAリーダー
・データ分析基盤エンジニア
・バックエンドエンジニア (IoT開発)
・フィールドエンジニア(IoT開発サポート)
・フルスタックエンジニア(IoT開発)
・プロダクトマーケティングマネージャー
・プロダクトマネージャー (エンジニア・SEバックグラウンド)
・組込みソフトエンジニア(IoT開発)
・Webマーケティング / CRM担当
・コンテンツプランナー
・マーケティング責任者候補
・セールスアライアンスマネージャー(責任者候補)
・セールスアライアンスリーダー
・SMB向けセールスマネージャー候補
・SMB向けフィールドセールス
・インサイドセールス(リーダー候補)
・エンタープライズ向けセールスマネージャー候補
・エンタープライズ向けフィールドセールス
・公共向けセールスマネージャー候補
・カスタマーサポート (マネージャー候補)
・カスタマーサポート (電話/チャット立ち上げ リーダー候補)
・カスタマーサポート (電話/チャット立ち上げメンバー)
・サポートエンジニア(テクニカルサポート)
・社長室/新規事業開発
hacomonoの平均年収・平均年齢
hacomonoは非上場企業のため、残念ながら平均年収の公開データはありませんでした。
hacomonoの労働環境
全職種で原則フルリモートワークを導入しており、北海道や四国で働いているメンバーもいるそうです。Slack や Notion、oViceなどのコミュニケーションツールを使用することで情報共有をスムーズにしていたり、積極的な情報開示で情報格差が起きないようにしているのだとか。
またウェルネス産業向けのサービスを提供していることもあり、健康経営にも力を入れています。「ヘルスケア増進制度」を設置し、青山学院大学駅伝部のフィジカルトレーナーとしても有名な中野ジェームズ修一さんから健康やトレーニングに関する理論を学びながら、毎朝9時にモーニングストレッチやトレーニングを実施してから始業。希望者はパーソナルトレーニングを無料受講することもできるそうです。
その他の福利厚生としては、下記が整備されています。
・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
・交通費支給
・書籍購入補助
・イベント参加費補助
・フィットネスジム月額利用費補助制度
・生産性が高い仕事ができるように、MacBook Pro(開発)/ MacBook Air+ディスプレイモニタを支給
・リモートワーク手当あり
hacomono転職を考えるにあたって最後に
hacomonoへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
日本はフィットネス参加率が諸外国に比べて非常に低いことで知られています。業界のDXを推進することでフィットネスクラブのサービスの質の向上がユーザー体験の向上につながり、それがフィットネスを楽しむ人を増やすという大きな社会貢献にもつながっていきます。
また、フィットネスも含むサービス業の労働人口は今後も減少し、2030年には数百万人不足するという統計データもあり、労働生産性の改善はウェルネス業界の大きな課題です。
こうした社会貢献の一助となるサービスに関わってみたいという方、フィットネス業界のインフラとなりうるhacomonoの利用企業拡大に携わってみたいという方は、ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
成長業界への転職を支援した実績は数多くありますので、ご興味を持った方はお気軽にご相談下さい。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートを実施しています。