転職のプロが考える優秀な人の条件 

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今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:高野さんが考える優秀な人とは、どんな人でしょうか?

 

優秀な人とは結果が出せる人

優秀な人の定義というのは、いろいろあります。

 

あくまでも私が考えるビジネスパーソンの優秀な方は、結果が出せる人です。

 

結果が全てです。

 

中日ドラゴンズの監督をやっていた落合監督も、よく言ってます。

 

結果が評価になるので、この場合はどうしてもお仕事での結果。

 

間接部門などのなかなか結果が分かりにくいお仕事もあります。

 

仕事の結果を通じた信頼から、レファレンスを取らして頂いたときに

 

「あの人はやはり仕事が出来る人だ」

 

「信頼できる人だ」

 

ということを即答される人がいます。

 

一方で

 

「Xさんは悪い人ではないですよ」

 

「結構良い人かなとは思いますが」

 

この枕詞を言われると

 

「仕事はいまいちできない人なんだろうな」

 

という風に私は判断します。

 

仕事が出来る人の場合は

 

「あの人凄く仕事出来ますよ!」

 

と言われるはずです。

 

ただパワハラ・セクハラ傾向が少しある場合や、敵に回すと怖いからという風に何かいわくつきというのが絶対あります。

 

そういう場合はありますが、仕事が出来る・出来ないに関しては、割と皆さん「人」について評価しているので、即答することが多いです。

 

仕事が出来る人の4つの特徴

仕事が出来る人を要素分解すると、地頭コミュニケーション能力などがあります。

 

後は、仕事はチームでやるものが多いので、チームプレーが出来ることや、やり切る力ですね。

 

やり切る力というのは、グリット・貫徹力・コミットメントと呼ばれるものです。

 

永守重信さんがよく言う

 

「すぐやる 必ずやる 出来るまでやる」

 

ですよね。

 

楽天で言うと

 

「スピード!!スピード!!スピード!!」

 

「GET THINGS DONE」

 

です。

 

実は皆さん同じことを言っています。

 

※落合博満さん
2004年から2011年まで中日の監督を務め、全ての年でAクラス入りを果たし、4度のリーグ優勝・1度の日本シリーズ優勝を達成している

※永守重信さん
日本電産株式会社の創業者・代表取締役会長兼最高経営責任者

※楽天グループ株式会社
インターネット関連サービスを中心に展開する日本の企業

 

優秀な人がいる会社で働きたいと考えるのは間違い?

 

相談者様:優秀な人がいる会社で働きたいと考えていて、転職したいです。

 

この考え方は、高野さんの動画やTwitterを観ていると間違っているのかなと思うようになりました。

 

率直なご意見を伺いたいです。

 

転職の場合は、自分が活躍できるかが一番大事

私自身が就活のときに

 

「優秀な人と働いた方が成長する」

 

このように思っていました。

 

自分の中で最も優秀だと思う人たちがいる会社を探して、それが新卒で入社したインテリジェンスでした。

 

しかし「転職」となったときに

 

「この考えでいいのか?」

 

と言われると、私は違うと思います。

 

これは働いて気づきましたが、転職の場合は「転職後活躍」一番大事です。

 

周りが優秀かどうかよりも、自分が活躍できるかどうかです。

 

周りが優秀だと成長するという話では、無いです。

 

例えば、営業の会社で開発が弱いのであれば、自分が転職すれば開発のトップに立てる。

 

同じような話で、転職先がデザインが弱かったら、自分が転職してデザインをカバーすれば評価される。

 

凹凸ですね。

 

パーツが凹と凸で相互換された方が、転職は上手くいくと考えています。


※インテリジェンス
転職支援、求人情報、アウトソーシングなどを手掛ける、総合人材サービス会社で現在はパーソルキャリア株式会社

 

優秀な人ほど会社を辞めるのはなぜなのか?

 

相談者様:高野さんは今まで多数の優秀な人の転職のサポートをされてるかと思いますが、優秀な人ほど会社を辞めるのはなぜでしょうか?

 

また優秀な人に働き続けてもらうには、会社側はどの様なことを工夫すべきでしょうか?

 

優秀な人が会社を辞める2の理由

優秀な人は、転職活動していなくても、転職スカウトの声が掛かります。

 

そのため、年収アップ・ポジションアップするというのが一つです。

 

もう一つは、起業する・フリーランス化する方が多いことです。

 

昔ですと、起業するのにハードルがあったり、フリーランスになるのも難しかったです。

 

しかし今は、起業する場合いろいろな支援があったり、一年でも出来ますし、起業の仕方も検索したらすぐ出てきます。

 

そのため、起業したり、フリーランスになる方が多いです。

 

私の顧問先でもありますが、スタートアップ専門の税理士の方も今では登場しているので、会社を辞める方は優秀な方が多いです。

 

会社側が優秀な人に働き続けてもらうには?

会社側が優秀な人に働き続けてもらう工夫に関しては、転職・起業でも

 

「大きなチャンスが会社の中にある」

 

という風に思って頂ければ、優秀な方会社に残ります。

 

転職・起業する際、もちろん引き止めますが、引き止めが絶対できるかと言うと難しいです。

 

しかし、その会社でしか出来ない大きな仕事給与条件がフェアバリュー以上にある。

 

やる気のある方であれば、CxOになっていく道が見えているというのが必要です。

 

やる気のベクトルの違いで

 

「早く帰りたい」

 

という方がいたり

 

「フルリモートが良い」

 

という方もいるので、全員の要望には答えられません。

 

画一的な社内キャリア制度では無く、複線的なキャリアパスですね。

 

ゼネラリスト・スペシャリストなどが、複線的にあると人が辞めにくくなります。

 

ベンチャー・スタートアップの場合上場前に〇〇を準備する

ベンチャー・スタートアップの場合は、上場後はなかなか人を採用、引き止めできません。

 

そのため、上場前から信託型ストックオプションを用意しておくと良いです。

 

そうすることで、比較的採用できたり、ストックオプションが意味を成してリテンションに繋がります。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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