生命保険会社からスタートアップ転職のポイント

転職          
       
       
     

今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:生命保険会社・損害保険会社からベンチャー・スタートアップへの転職は可能でしょうか?

 

生命保険会社からベンチャー・スタートアップへの転職は少ない

ベンチャー・スタートアップは証券会社出身の方が凄くいます。

 

CFOポジションもあります。

 

CFOではなくても、例えば営業経験がある場合、私が見ている限り、野村証券出身の方は非常に営業として優秀です。

 

「ベンチャー・スタートアップは営業厳しいでしょ?」

 

と思っている方もいるかもしれませんが、甘い会社も沢山あります。

 

そのため、証券会社出身の方は非常にベンチャー・スタートアップに向いています。

 

銀行出身の方は、凄く多くいるわけではありません。

 

エクイティではなくて、特にデット・ファイナンスをするような会社は銀行出身の方が入られることもあります。

 

営業系のポジションに、銀行出身の方が入ることもあります。

 

「生命保険会社はどうなのか?」

 

と言われると、確かに生命保険会社に総合職で入った人が、ベンチャー・スタートアップに転職するケースは非常に少ないです。

 

なぜかと言うと、割とお給料が高くて、即戦力的にベンチャー・スタートアップで活かせるキャリアの方が多くないからです。

 

価値が無いというわけではなく、社外価値が高くない仕事をしている方が多いかと思います。

 

それだけ時間に対してお給料を貰っているので、業界としては凄く良い業界だと思います。

 

※野村証券
日本の総合証券会社大手5社の1角

 

生保の営業職は異業界に転職は可能?

 

相談者様:現在生命保険会社で営業をしていますが、異業界への転職を考えています。

 

生保営業から転職する際のポイントやおすすめの転職先など教えて頂けないでしょうか?

 

30代以降の異業種への転職はポジティブでは無い

生命保険会社で総合職の正社員の方の場合は、30代以降で余程のことが無い限り、異業種への転職はポジティブではありません。

 

生命保険会社で多くの人のキャリアは、営業の支店の管理などを行っています。

 

そのキャリアを転用できる仕事があまり無いです。

 

年収も1,100〜1,200万円と結構貰っているので

 

「異業界に行ってそのキャリアを使えるか?」

 

と言われると難しく、年収を年百万円下げる必要があります。

 

生命保険会社とやや近いのが不動産業界ですが、不動産のビジネスを覚えないといけません。

 

「将来、不動産会社をやりたい」

 

という風に考えていて、その業界に入る場合や

 

「実家の家業を継ぐために、どこかで学びたい」

 

このような特別な目的がある場合は良いと思います。

 

25〜26歳以下は第二新卒として転職できる

25〜26歳以下の第二新卒以下の方々は、第二新卒として転職できます。

 

ベンチャー・スタートアップ業界に生命保険会社出身の方で活躍している人は、過去何人もいます。

 

第二新卒くらいまでの方は、オールジャンルOKです。

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
一覧に戻る