フルリモートで転職する際のメリットとデメリット

転職          
       
       
     

今回のベンチャー・スタートアップ転職相談

 

相談者様:地方にUターンしたいのですが、フルリモートですと年収は下がりますか?

 

フルリモート・地方勤務の場合年収が下がることが多い

一般論としては「フルリモート」「地方勤務」の場合は、年収が下がることが多いです。

 

東京を中心とした首都圏の年収が高いので、約2割違うことが多いです。

 

しかし

 

「フルリモートだと絶対年収が下がるのか?」

 

と言うと、全社員がフルリモートという会社もコロナ前よりは増えたので

 

「パフォーマンスが本当に維持できる」

 

というプロ化している方であれば、年収を維持できる場合もあります。

 

転職時は難しいですが、諸事情があってUターン・Iターンするケースもあります。

 

そのような場合は、社長が了承すれば年収がステイということもあります。

 

※Uターン
進学・就職などの理由で現在の居住地に移った後、生まれ育った出身地に戻って就職もしくは転職すること

 

※Iターン
一度生まれ育った場所以外で勤務したのちに、再び出身地に戻って働くこと

 

週一リモートOK企業の増加

この3年程多くの人がリモートした結果

 

「出社してチームで働いた方が上手くいく」

 

という結論になった会社が多いです。

 

例えば「ニトリ」「ユニクロ」もそうですね。

 

イーロン・マスクもこのようなことを言っているので、潮流的には出社する方が良いということですね。

 

以前と違って、いろいろなご家族がいる方の対応の中で

 

「一定のリモートを認める」

 

というフルリモートまではいかないけど、週一リモートはOKという働き方が加速したので、そういった部分は非常に良いですよね。

 

※ニトリ
北海道札幌市北区に本社を置く、家具およびインテリア用品小売業の大手

 

※ユニクロ
「UNIQLO」の店舗名・商品ブランド名で、実用衣料品の製造小売を一括して展開する日本の企業

 

※イーロン・マスク
電子決済企業PayPal共同設立者、宇宙開発企業スペースX創設者・CEO、電気自動車企業テスラ共同創設者・CEO、人工知能研究非営利団体OpenAI設立者、BMI企業ニューラリンク共同設立者・CEO、SNS企業Twitter完全所有者・CEO

 

フルリモートで年収が下がってしまう場合は転職すべき?

一般論で言うと出社とフルリモートだと、フルリモートの求人の方が年収が低いです。

 

なぜなら、フルリモートで働きたい人が多いからです。

 

個人側に立つと

 

「フルリモートでも仕事のパフォーマンスは全く変わらない」

 

と言い切れるのであれば、同じ年収も可能です。

 

しかし、今でも紙から脱却できていない会社が多いです。

 

そうなると出社しないと、紙とネットがバラバラになっていて、仕事にならないという会社がまだ多いです。

 

こういった場合は、フルリモートだと年収を下げざるを得ないです。

 

しかし、フルリモートの会社が副業OKであれば、もう一つ、二つ案件を取れたら良いと思います。

 

 

執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。
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