こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
今回のスタートアップまとめは、Yuimediさんです。
Yuimediは“医療×データ×患者との共同意思決定”をキーワードに、プロダクトの開発やコンサルテーションを行う事業を幅広く展開しています。医療データ特化型クレンジングソフトウェア『Yuicleaner』をメインに提供し、各方面から高い注目を集めている企業です。
2022年11月には、プレシリーズAラウンドで千葉道場ファンド・Nissay Capital・D4V・Coral Capital・DG Daiwa Ventures・Incubate Fundを引受先とする、総額4.5億円の資金調達を実施しました。
加えて、シリコンバレー有数のアクセラレーターの一つ「Alchemist Accelerator」が提供するアクセラレーション・プログラムに採択。国内で3例目となる当採択を受け、今後米国にも進出する予定です。
この記事では、Yuimediの求人にご関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをご紹介します。
目次
Yuimedi転職の要点
Yuimediの特徴
・「データを通じて必要な医療を必要な患者さんへ届ける」をミッションに掲げる
・「医療をアップデートするデータ利活用インフラの構築」をビジョンに掲げる
・医療データ特化型クレンジングソフトウェア『Yuicleaner』をメインに提供
・Forbes「WOMEN AWARD 2022 部門別ランキング」にて、1位を受賞
・2022年11月に、総額4.5億円の資金調達を実施済
・米国トップアクセラレーターの一つである「Alchemist Accelerator」に採択、国内では3例目となる
Yuimediの会社概要
社名 | 株式会社Yuimedi |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F |
設立 | 2020年11月30日 |
代表者 | 代表取締役 グライムス英美里 |
役員 | 取締役 和智大二郎 取締役 井上真吾 社外取締役 村田祐介 |
事業内容 | 医療データ特化型クレンジングソフトウェアの開発・提供 医療データ利活用プラットフォームの開発・提供 |
Yuimediの商品・サービス
この項目では、Yuimediの代表的なプロダクト『Yuicleaner』を解説していきます。
Yuicleaner
『Yuicleaner』は医療データに特化した、ノーコードのクレンジングソフトウェアです。オフラインで動作し、データ分析の前処理を効率化できる点を強みとしています。
近年、医療データの利活用に対する社会からの要請は高まっており、電子カルテを代表とする日常の診療行為等で取得される医療データは、より適した治療の提供や医薬品開発といった患者さんへの価値提供にとどまらず、医療費の削減等にも寄与するポテンシャルを持つと言われています。
しかし、日本ではこのような医療データの利活用が進んでいません。その一因として、電子カルテ等の医療データはデータ解析を目的とされておらず、多くが形式の整った「構造化データ」になっていないことがあげられます。現状、このようなデータを加工するデータクレンジングと呼ばれる工程は人手による膨大な工数をかけて行われています。
この課題に対しYuimediは、データクレンジングをプログラミングの知識なく、ノーコードで簡便に行えるソフトウエア「Yuicleaner」を開発・提供しています。医療データのクレンジングを簡単にすることで病院とそれを利活用する製薬企業等の間でデータの利活用が進み、患者さんへの価値提供につながると考えています。
当プロダクトを利用すれば、下記のような課題を解決することができます。
・データ前処理に時間がかかり分析に集中できない
・データ構造の設計がうまくいかない
・データを活用したいが、匿名化に膨大な時間と労力がかかってしまう
また導入後のメリットとして、次のようなものが挙げられます。
・定型タスクの時間が削減できる
・希望のデータ構造へクレンジングができる
・専門的な知識は不要
・データの重複や誤り、表記ゆれなどを簡単修正
・医療データに精通したスペシャリスト(医師・看護師等)が多数在籍し、データの利活用目的に応じた設定を支援できる
実際にクローズドβ版モニターを利用した方からは、「データの整合性を保ちながら、臨床データのマッピング・変換・検証の時間を劇的に短縮してくれる」などの声が寄せられています。
今後も“医療データを通じて、新たな価値を創り出す”プロダクトとして、より多くの現場で活躍するでしょう。
Yuimediの代表のグライムス英美里さんの経歴
グライムスさんは、京都大学薬学部ご卒業されています。薬剤師免許を取得された後、武田薬品にて臨床開発に従事。主に開発部門にて、治験管理に携わっていたそうです。
その後、産官学を通じた日本の医療システムの改善に興味を持ったことで、スイスチューリヒ工科大学へ。医学産業薬学のマスターを取得された後は、マッキンゼーアンドカンパニーに入社され、コンサルタントとして経営的視点を学ばれています。
そして「医療×データに関するデジタルソリューションを開発したい」という想いが募り、2020年11月にYuimediを設立されました。
Yuimediの採用・求人情報
Yuimediの職種・求人
Dev
・ソフトウェアエンジニア
・プロダクトデザイナー
Biz
・営業 兼 事業開発職
・事業開発責任者
IT
・クリニカルデータアナリスト
Corporate/Other
・COO候補
・オープンポジション
・カジュアル面談
Yuimediの働く環境
Yuimediの平均年収・平均年齢
Yuimediは非上場企業のため、平均年収・平均年齢の情報は公開されていませんでした。
コーポレートサイト上の採用情報によると、
・ソフトウェアエンジニア 年収500~750万円
・クリニカルデータアナリスト 年収400~650万円
となっており、職種によって変動するようです。
Yuimediの労働環境
コアタイムなしのフルフレックスタイム制を採用しており、原則5:00~22:00の間で実働8時間(休憩1時間)の勤務となります。基本的には土日祝日がお休みで、別途年末年始休暇・有給休暇などが付与されるそうです。
また、福利厚生として下記が整備されています。
・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
・リモートワーク可
・フルフレックスタイム制度
・資格取得支援・手当あり(会社が認めた資格について費用補助可能)
・育児支援・託児所あり (必要に応じてベビーシッター費用などの費用補助検討)
・時短勤務制度あり
・服装自由
・定期健康診断(上限5万円まで人間ドック費の補助)
・ストックオプション制度
Yuimedi転職を考えるにあたって最後に
Yuimediへの転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点などをご紹介しました。
ヘルスケアアプリや創薬をはじめ、医療分野の市場はいま急成長を遂げています。そして、これらの事業に欠かせない医療データの利活用を加速させるため、『Yuicleaner』は開発されました。
また同サービスは、現在も医療機関や検査会社などとのプロジェクトが進行しているとのこと。“新たな治療法・新たな薬の研究につながるシステム”として、今後もより多くの現場で展開されていくでしょう。
「医療業界のDX化を促進させたい」「医療・ヘルスケア領域の結び付きをより強固なものにしたい」と考える方は、Yuimediへの転職をぜひご検討ください。
成長産業への転職を支援した実績は多数ありますので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。