エムスリーへの転職｜年収や口コミ、魅力、仕事内容など解説

エムスリーへの転職を目指していて、具体的かつ客観的な情報収集ができなくて悩んだ経験はありませんか。

エムスリーは大手企業ですが、実際の働き方や年収、仕事の魅力や仕事内容を事前に調べると、安心して転職活動を進めることができますよね。

そこで、今回は上記の悩みを解決するために、エムスリー転職希望者向けに年収や口コミ、魅力、仕事内容などを具体的に深堀りし、徹底解説していきます。

また、就職難易度が高いエムスリーの転職を成功させるために、就職試験で意識すべきコツもまとめています。

本記事を参考にして、エムスリーの転職を成功させましょう。

エムスリーの特徴

エムスリーは、元マッキンゼー・アンド・カンパニーの谷村氏によって設立された、インターネットを活用した医療関連サービスを提供するベンチャー企業です。

2000年以降に創業された会社のなかでも、唯一日経225の銘柄に選定されており、2019年時点で時価総額1兆円を超えています。2023年6月時点では、時価総額2兆円以上の巨大企業へと成長しています。

国内・国外合わせると35以上の連結子会社があり、従業員数は2023年3月31日時点で9,300名以上です。エムスリーの従業員は、世界中で良質な医療情報の提供と医療をより良い報告へと変革するため奮闘しています。

エムスリーのサービス内容の軸は、医療業界の改善につながる価値あるサービスやプロダクトの開発と提供です。

具体的には、以下のようなサービスを提供しています。

• 日本最大級の医療従事者専用サイトである「m3.com」
• 製薬企業のマーケティングを支援する「MR君」
• 薬剤師のための求人情報サイトである「薬キャリ」　など

エムスリーにしかできない、独自のサービスとプロダクトで、医療業界の改善に貢献しています。

エムスリーの年収

エムスリーの平均年収は900万円で、全国平均の年収値440万円より高い収入となっています。

また、エムスリーの将来性はインターネットサービスの需要が伸びている背景もあり、今後も発展していくことが期待できます。

エムスリーの平均年収は900万円

エムスリーの平均年収は900万円で、全国平均の年収値440万円程度と比較すると、全国平均よりも高い給与が支給されます。

また、年代別のエムスリー平均年収については、下記の表をご覧ください。

25~29歳	590万円
30~34歳	721万円
35~39歳	870万円
40~45歳	950万円
45~49歳	980万円
50~54歳	1083万円
55~59歳	1085万円

引用元：年収チェッカー

上記のデータは、エムスリー株式会社が発表している「有価証券報告書」と、厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査」をもとに、引用元サイトが試算している年収額で、おおよその年収額を提示しているサイトより信憑性が高いと言えます。

上記データの年収傾向として、40代以降の伸び幅が少ないですが、50代まで継続勤務すると年収1,000万円が達成できます。

エムスリーは大手企業の中でも、高収入が得られるのが魅力です。

業界内でのエムスリーの年収を比較

業界内でのエムスリーの年収を比較すると、業界平均より349万円高く、業界内ランキングは3510社中122位と、比較的高い平均年収となります。

エムスリーは「サービス業」に該当し、業界内の上場企業における平均年収は521万円です。

また、東京都の上場企業における平均年収は643万円で、エムスリーの平均年収の方が227万円高く、高収入を目指せる仕事と言えます。

他には、平均ボーナス支給額が140万円で、同業種の業界平均が70万円の2倍程度の金額となっています。

エムスリーの将来性

エムスリーはインターネット事業運営で医療のコスト削減を目標としている会社で、インターネットサービスの需要が伸びている背景から、今後も発展していくことが期待できます。

現在は、世界情勢の変化に適応した伸び率と想定できますが、医療は日常における生活基盤の1つで、インターネットプラットフォームと連動し、快適なサービスを提供していけると考えられるからです。

具体的には、人間の生活に欠かせない衣食住と同じ医療分野のサポートで、生活と密着した仕事内容から、今後の需要が高まると想像できます。

エムスリーの口コミ

エムスリーの良い口コミと悪い口コミを紹介していきます。

インターネット上の評判から、公式ホームページで把握できない部分をチェックし、転職活動に役立てましょう。

エムスリーの良い口コミ

エムスリーの良い口コミとして、

• 自由に休みがとりやすい環境
• 論理的プロセスをもとに判断される
• 定時帰宅が実現しやすい雰囲気
• 上下関係を気にせず意見を主張しやすい

があります。

自由に休みがとりやすい環境

勤務時間・休日休暇：完全裁量労働なので、時間のコントロールは自分でしやすいです。

そういった意味では、子育て中の方にも優しいです。

突然のお迎えだったり、病院に行ってからの出勤だったりと、都合に合わせて、出社や退社ができるのが、この会社の1番いいところかもしれません。

また、お昼休みなど、自分で設定できるので、少し長めの休み時間を使ったりしながら、会社周りのおいしいご飯屋さんに食べに出かけたりもできますので、リフレッシュしやすい環境です。
引用元：Lighthouse

エムスリーの職場は完全裁量労働で早退や昼休みの時間調整が可能で、自由に休みがとりやすい環境です。

仕事をこなせていたら、自由に時間をマネジメントできる職場で、柔軟な働き方が可能な体制を整えています。

また、上手に時間をマネジメントすることで、リフレッシュにつなげることができ、快適に働ける環境です。

論理的プロセスをもとに判断される

上下、役職関係なく、正しいことが通じるロジカルな組織。

ジュニアメンバーであっても、プロとしてどう考えているかが問われる職場。
引用元：Lighthouse

エムスリーの意見として多かったのが、論理的プロセスをもとに主張が判断される傾向があることです。

理路整然と根拠を踏まえた意見を伝えることで、上司に主張が認められるケースもあります。

ロジカルな思考を重視する背景として、若い従業員であっても、プロとしてどう考えていくかが問われている部分が大きいようです。

客観的データエビデンスを用いて、主張する力を養うことにもつながります。

定時帰宅が実現しやすい雰囲気

休みはしっかりと取れる。業務が属人化されていないため、急な休みの際も対応してもらえた。

業務量もある程度は分散されていて、定時で帰りやすい雰囲気で、ライフワークバランスをしっかりと両立することができた。

引用元：Lighthouse

エムスリーは定時帰宅が実現しやすい雰囲気で、休みを確保しやすい労働環境です。

大手の企業は休みなく働いている印象を受けがちですが、仕事にしっかり取り組んでいれば、体を休める時間を持つことができます。

仕事と家庭を両立している女性は、ライフワークバランスがとれて、快適に働ける職場です。

上下関係を気にせず意見を主張しやすい

上司、部下という階層が少ないため冗談を言い合える関係性ではあると思うが、基本的に業務の方向性はグループ長に依存する傾向なので、そことの関係性が良くないと詰んでしまうことが多い
引用元：Lighthouse

エムスリーの労働環境は上下関係の意識を気にせず、意見が主張できる雰囲気のようです。

個人的な意見を伝えても、基本的な方向性は上司である「グループ長」の梶取りに影響されるところが大きく、主張と調和のバランスを保つのが難しい側面があります。

企業の駒としての役割と同時に、自分の考えを周知する努力も必要な仕事といった印象を受けますね。

エムスリーの悪い口コミ

エムスリーの悪い口コミとして、

• 昇給は個人の努力のみでは反映されにくい
• 上位職を目指すならハードワークが必要
• 業務が追加され、仕事状況によっては休みにくい

があります。

昇給は個人の努力のみでは反映されにくい

メガベンチャーといった印象を持っていたが、すでに大手企業と大差ないような給与体系、雰囲気になっていた。

私は営業だったが、そこまでのインセンティブはない。

残業代で収入を上げて、ボーナスも個人の業績によってそこまで変化する印象はない。

チームの成果と前者の成果の両方が重要なため、自分1人の成果のみで、給与に影響を与えることは難しい
引用元：Lighthouse

エムスリーは、昇給は個人の努力のみでは反映されにくい点が特徴的です。

インセンティブとしての給与支給はなく、残業代で収入を増やすスタイルとなっているようです。

また、個人的な成果とチームの成果が両立できて昇給へと結びつくため、個人の頑張りのみで、給与アップを狙うのは難しい環境と言えます。

上位職を目指すならハードワークが必要

ハードワーカーが多く、めちゃくちゃ働いている人が多いです。

上位層に行くごとに傾向は強く、残業時間は公表されているデータより多いのかなと思っています。
引用元：Lighthouse

エムスリーで上位職を目指すなら、ハードワークが求められる傾向にあります。

残業時間も明確には分かりませんが、口コミから上位職はかなり多いようです。

また、意欲的に働く従業員が印象的で、キャリアアップを希望するかで働き方や方向性が変わる部分もあります。

業務が追加され、仕事状況によっては休みにくい

業務が非常に多く、どんどん追加されていくので、バランスが取れない。

また、休んでいる間に代わりにやってくれる人がいるといったことではないので、私の場合は休日もPCを開いている。
引用元：Lighthouse

エムスリーは部署によって仕事の業務量が多く、状況によっては有意義な休みが取れないこともあるようです。

内情としては、自分の業務を代わりに取り組んでくれるといったことが基本的にはなく、上記の口コミの方の場合は、休日にPCを開いて仕事をしている状況だったことが理解できます。

所属する部署によって、厳しい仕事量を求められることもあるかもしれません。

エムスリー社員の魅力

エムスリー社員の魅力には、以下の3つが挙げられます。

• 未来を見据えた仕事に取り組める
• 理論的な背景をもとに説明する力が身に付く
• 世界情勢に対応する柔軟さが求められる

それぞれ詳しく解説します。

未来を見据えた仕事に取り組める

エムスリーは医療系プラットフォームの事業形態やロジカルシンキングを養える環境で、未来を見据えた仕事に取り組めます。

エムスリーのコンセプトの1つに「ケーススタディよりリアルスタディ」を重視する風潮があるからです。

例えば、思考して立案した戦略を自分自身で実践し、市場や社会に価値を問うことで、今後の市場における需要とマッチングさせる努力を積み重ねていきます。

エムスリーは単純な論理思考だけではなく、未来に直結した事業展開ができる仕事を求め、さらなる発展を目指している企業です。

理論的な背景をもとに説明する力が身に付く

エムスリーの仕事を通して、理論的な背景をもとに説明する力が身に付きます。

エムスリーの公式ホームページに「正しい理論が通るフラットな組織」を目指しているコンセプトの公表があり、理論的かつ納得できる説明スキルが得られる環境と言えるからです。

例えば、実績を上げても再現性がない達成方法の場合は、「なぜその方法を取ったのか」と質問されることもあります。

医療関係のプラットフォームという背景もあることから、ロジック思考を磨けます。

世界情勢に対応する柔軟さが求められる

エムスリーは、世界情勢に対応する柔軟さが求められます。

エムスリーはアメリカや中国、ドイツなど世界各国に事業展開をしていて、世界情勢とマッチングした仕事意識が必要となるからです。

具体的には、近年においてエムスリーグループの医師会員数は、「全世界で600万人以上で世界の医師の50%」を占めています。

現状は50%程度ですが、今後のIT化により、さらなる拡大が期待できます。

社会情勢も日々変化する中で、ニーズに最適な対応ができる柔軟な姿勢が必要です。

エムスリーが求める人材の特徴は？

エムスリーが求める人材の特徴は、以下の通りです。

• 常に情報をアップデートする意識が持てる人
• 社会貢献意欲の視野で仕事を進められる人
• アグレッシブに提案ができる人

エムスリーでは、ビジネスに対する高いスキルと、関わるクライアントや医療業界を良くしたいという熱い気持ちを必要とします。

それぞれの人材の特徴を詳しく解説するので、参考にしてみてください。

常に情報をアップデートする意識が持てる人

エムスリーは、常に情報をアップデートする意識が持てる人材を求めています。

エムスリーはグループ内での柔軟なジョブチェンジ申請が認められており、多角的な経験を積むことを前向きに受け止める社風があるからです。

例えば、人事担当者の経験がない人でも、状況次第で人事領域の業務にチャレンジできる環境を整えています。

上記以外でも、意欲的な成長したい動機があれば、前向きに携わる業務変更も検討してもらうことは可能です。

前向きな姿勢で仕事に取り組む人は、成長できる機会が多い仕事と言えます。

社会貢献意欲の視野で仕事を進められる人

エムスリーは社会貢献意欲を持った視野で、仕事を進められる人材を求めています。

エムスリー公式ホームページに「インターネット活用で、不必要な医療コストを一円でも減らす」ことを企業理念として掲げており、社会貢献や課題解決意識が必要と考えられるからです。

具体的なエムスリーのコンセプトの1つとして、報酬があるから働くのではなく、ミッションや目的意識を持って働いた後で、大きな報酬が得られるといった考え方を尊重している社風があります。

社会貢献を通して働いた先に、キャリアアップや報酬が事後的に付いてくるお金の流動性における理論を根拠としているのかもしれません。

エムスリーは自分自身だけではなく社会貢献の視野を含めた仕事を通して、求められる事業を展開しています。

アグレッシブに提案ができる人

エムスリーは、アグレッシブに提案ができる人材を求めています。

エムスリーが取り組む「医療とIT」産業は、社会的なニーズが大きいだけではなく、現在も成長を続けているため、変化や提案が必要になるからです。

一例として、エムスリーは社長意識を求めている社風で、当事者意識を持った仕事ぶりを求められます。

会社の駒としてだけではなく、企業の方向性に合致した提案力がある人材が重要視されているのが、エムスリーの特徴です。

積極的に根拠に基づいた意見を提案し、会社をより良い方向へ事業展していく姿勢を重視していると言えます。

エムスリーの転職難易度

エムスリーの転職難易度は、どの職種も非常に難しいといえます。

適性検査で行われるSPI試験や複数回に及ぶ面接の合格基準が高く設定されており、十分な対策を行わないと、転職を成功させられないでしょう。

面接では、論理的な回答ができているかを確認する難解な質問がされることが多いようです。面接官の質問の意図をしっかりと汲み取る力と、質問に対して分かりやすく論理的に話す力が求められます。

また、面接のなかにはフェルミ推定のような、高度なビジネスフレームワークを用いた質問もされます。ビジネス全般に必要な知識も問われる可能性があると、考えておきましょう。

エムスリーの転職の流れ

エムスリーの転職の流れは、以下の6ステップです。

1. 適性検査
2. 1次面接
3. 座談会
4. 2次・3次面接
5. 面談・社内見学
6. 最終面接

面接は最終まで入れると4回あり、基本的には1対1の個人面接です。

座談会は、エムスリーの社員とのコミュニケーションを通して、会社の理解を深める場として設けられています。そのため、直接的に選考の評価にかかわるわけではありませんが、座談会に取り組む姿勢や、コミュニケーションの取り方などが見られている可能性があります。

また、座談会後には、2次・3次面接も控えているので、気になることはしっかり質問して疑問をクリアにしておきましょう。

エムスリーの転職をおすすめする人の特徴

エムスリーの転職をおすすめする人の特徴は、以下の3つです。

• 積極的にスキルアップを目指したい
• グローバルな仕事に従事したい
• 前職の経験を活かせる仕事に従事したい

それぞれ詳しく解説します。

積極的にスキルアップを目指したい

積極的にスキルアップを目指したい人は、エムスリーの転職が向いています。

医療プラットフォームを通して複雑で多様な顧客と向き合い、予防や検査から手術や緩和ケアなどの専門性や創造力、解決への糸口を要求してくるため、スキルアップが必須の業務と言えるからです。

例えば、柔軟性に欠けてスキルの向上を目指さないなら、今以上に大きな仕事に挑戦することができず、医療への貢献で成果を上げることは難しいと考えられます。

また、エムスリー公式サイトには「ベンチャーであり続けること」を目標として掲げ、変化を先取りし、柔軟性やスピード感を意識した事業展開を明記していることから、スキルアップに意欲的な人材が求められていると言えるでしょう。

グローバルな仕事に従事したい

エムスリーは米国、韓国、英国をはじめとした世界10ヶ国で事業を展開しており、グローバルな仕事に従事したい人にもおすすめです。

現在は海外事業も急拡大中で、海外売上比率は約2割程度まで伸びています。

具体的には、2018年に買収したWake Researchを、今後の海外事業の柱の1つとしていくように計画していることもあり、今以上にグローバル事業を拡大していくと予想されます。

収入や仕事へのやりがいを前提として、海外拠点も職場として活躍したい人はエムスリーが最適です。

前職の経験を活かせる仕事に従事したい

過去のキャリアや実績など前職の経験を活かせる仕事に従事したい人は、エムスリーへの転職が向いています。

エムスリーは各転職エージェントや公式サイトを通して、中途採用の随時募集や幅広い専門職の募集を受け付けており、多様性のある人材採用を行っているからです。

募集中の職種の一例として、各言語やWebアプリケーション開発経験がある「ソフトウェアエンジニア」、自社サービスの責任者として、立ち上げからグロースの経験、ワイヤーフレームやスクリーンフロー等の作成経験が求められる「プロダクトマネージャー」、コンサルティングファームやシンクタンク、リサーチ会社、事業会社の本社、経営企画などの戦略立案や企画推進経験、ITや金融業界においての法人向けソリューション営業経験が必要な「データコンサルタント」など、幅広い経験を活かした転職チャンスがあります。

前職の経験を活かした仕事に従事したいなら、エムスリーの転職を視野に入れておきましょう。

エムスリーの転職を成功させる3つのコツ

エムスリーの転職を成功させる3つのコツには、以下の3つが挙げられます。

• SPIやフェルミ推定の試験対策が必須
• エムスリー独自の面接対策も重要
• 転職エージェントを積極的に活用する

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。

SPIやフェルミ推定の試験対策が必須

エムスリーの転職を希望する人は、SPIやフェルミ推定の試験対策が必須です。

エムスリーの採用試験は、SPIの合格率がほかの企業と比べて低いと言われているからです。

また、フェルミ推定は特殊な試験で、訓練や練習が必要となります。

具体的には、SPIは馴染みの人も多い知能や知識における筆記試験、フェルミ推定は統計的なデータから概算で答えを推測するような、外資系企業の選考で用いられるテストです。

筆記試験で足切りにならないために、SPI対策として「SPIの問題集」を購入し、一通り解いておきましょう。

面接難易度の高さがイメージとして先行しがちですが、筆記試験で足きりにならない学習も大切です。

エムスリー独自の面接対策も重要

エムスリーの面接は、過去のキャリアや志望動機、自分自身の内面、ロジカルシンキングの素質を試す質問が多い傾向にあります。

自分自身の内面を問う質問例としては、「短所を10個あげてください」といった多量の要素を即答する形式が多いようです。

事前に取り組める対策は、長所や短所をはじめとしたオーソドックスな質問の回答に対して、10個の要素を予め想定して考えておくことが必要です。

また、ロジカルシンキングの素質を判断する面接質問は「アメリカにおける銃犯罪件数」や「東京都内の電球の数」など、フェルミ推定を用いた質問が行われています。

他には、ロジカルシンキングでよく取り上げられる項目として、「エレベータートーク」があります。

相手と同じエレベーターに乗り合わせた際、話せる程度の短い時間の中で、会話を通して自分の気持ちを相手に伝えるスキルを指します。

エムスリーの面接でも、「1分でこれまでの経歴を話してください」というように、間接的にコミュニケーションスキルを試す質問をされるケースがあります。

短い会話で要点を分かりやすく伝える意識を、忘れないように面接練習を積み重ねましょう。

転職エージェントを積極的に活用する

エムスリーに転職したい場合は、転職エージェントを積極的に活用しましょう。

エムスリーの求人は公式ホームページだけではなく、転職エージェントにも掲載されているケースが多いからです。

例えば、転職エージェントを活用することで、エージェントの担当者から有益な情報や企業が採用する際に重視しているポイントなど、転職成功のコツを教えてもらえる機会があります。

さらに、職務履歴書や面接トレーニングの実施で、自信を持ってエムスリーの採用試験を受けられるのもメリットです。

他には、企業との面接日程の調整なども代行してもらえるため、在職中で多忙な状況でも、安心して転職活動を進められます。

エムスリーに転職したい場合は、転職エージェントに登録することをおすすめします。

【エムスリー向け】おすすめの転職エージェント

エムスリー向けおすすめの転職エージェントは、以下の3つです。

• doda
• AMBI
• リクルートエージェント

それぞれ詳しく解説します。

doda

dodaは完全無料で登録できる転職エージェントで、転職市場に精通したキャリアアドバイザーが付いて、転職活動を幅広くサポートしてもらえます。

職務経歴書や履歴書の添削、面接時のマナーや受け答えのアドバイス、円満退職のノウハウなど、転職をトータルでサポートしてもらえて、安心した転職活動を進められます。

今後、エムスリーの転職を検討したい人も事前にdodaへ登録を済ませておき、必要な時に転職に向かうことも可能です。

AMBI

出典：AMBI

AMBIでは、若手ハイキャリア向け転職の求人情報を2023年6月10日時点で10万件以上掲載しており、人件費に余力のある大手上場企業の求人を豊富に取り扱っています。

AMBIはエン転職と同じ運営元のエン・ジャパン株式会社の転職サイトで、大手だからこその信頼感と求人数が魅力的です。

また、企業へ「興味あり」ボタンを押すことで、合格の可能性を判断してもらえる「合格可能性判定」機能が搭載されています。

本格的にエントリーする前に、「大・中・小」の3段階で、企業への合格可能性を判定してもらえます。

自分のスキルやキャリアを客観的な視点でチェックできて、便利ですよ。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは最大級の求人サービスで、実績豊富なアドバイザーから的確な助言をもらえる転職エージェントです。

リクルートエージェントは、過去にたくさんの転職希望者のサポートを行い、その実績に裏打ちされたノウハウやデータから、有意義な転職活動を展開できます。

また、様々な業界の情報を所有していて、エムスリーはもちろん、どのような転職者も対応できるようなノウハウを蓄積しています。

徹底した転職指導を受けたい人は、リクルートエージェントがおすすめです。

エムスリーに関するよくある質問

エムスリーに関するよくある質問を3つ取り上げ、解説していきます。

同じような質問内容を見つけた人は、ぜひ参考にしてみてください。

エムスリーは年収が上がりにくいって本当？

エムスリーは入社後に年収が上がりにくい人もいます。

理由としては、前職での実務経験やキャリア、入社前の申し出、目標設定の達成状況などの要素が年収決定に関わっているからです。

具体的には、正社員の方の口コミの中に、「大きな成果を出せばその分給与は上がるが、目標設定が高いため、難易度は非常に高い」といった内容がありました。

要素を把握するのは簡単ですが、相当な努力の裏付けで給与アップが見込める仕事です。

さらに、一部の口コミとして、「上層部の従業員は中途採用者が多い」という意見もあり、前職での実務経験が影響している根拠として考えられます。

他には、給与は入社時の交渉で決まるため、「入社前にどこまで交渉できるかがポイント」といった部分も大きいようです。

エムスリーは激務な仕事？

エムスリーは激務といった印象を受けがちですが、仕事の進捗度合いで受け取り方が大きく変わります。

出退勤時間も自由度が高い反面、タイムスケジューリングのスキルで、退勤時間のズレが生じるケースがあるからです。

一例として、定時は9時～17時頃ですが、それ以上に早朝出勤で早上がりできる人もいます。

もちろん、多忙な時期は一時的な業務量が多い場面もありますが、自己管理能力の高さと激務の関係もあるようです。

一概にすべての業務が激務ではなく、仕事への取り組み方で印象が大きく変わる仕事です。

エムスリーの就職難易度は高い？

エムスリーの就職難易度は、他社と比較すると高いと言えます。

特殊な面接とSPIの合格ラインの高さが特徴的で、通常の試験と異なる部分が転職の難易度を高い評価を受ける要因だからです。

具体的には、通常の面接と異なり、仕事で求められる論理的なプロセスのスキルを試される場面も多くあります。

SPIの基準は明確に公表されていませんが、「数的情報処理能力」や「論理思考力」を測定する非言語分野を重点的な評価として受け止める傾向があるのではといった、受験生の声が多いようです。

通常のSPIテストを通過する人でも、エムスリーのSPIテストで足きりになるケースもあります。

上記の背景から、徹底した就職試験対策が必須です。

まとめ

今回は、エムスリー転職希望者向けに年収や口コミ、魅力、仕事内容などについて解説しました。

エムスリーの仕事イメージや求める人物像を把握することで、自分に向いた仕事なのか考えるきっかけになったのではないでしょうか。

また、エムスリーは年収が高い仕事で、徹底した就職活用の試験対策が求められます。

そして、転職エージェントによる応募書類や面接トレーニングを受けることで、入社したい熱意を的確に伝えられて、転職成功へと近づくことができますよ。

本記事で取り上げた内容を参考にして、エムスリーの転職を成功させましょう。