メガベンチャー企業一覧|大手との違いや年収ランキング・転職難易度

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、7社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。165社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

「メガベンチャーってどんな会社?」

「メガベンチャーで働くメリット・デメリットが知りたい」

こんな悩みを抱えていませんか?

一口にメガベンチャーと言われても、ベンチャー企業や大手企業と何が違うのか曖昧な部分も多いでしょう。

この記事では、メガベンチャーについて、具体的な企業をあげながら紹介しています。

メガベンチャーで働くメリットやデメリット、年収についても解説しているので参考にしてください。

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目次

メガベンチャーってどんな企業?大手との違い

メガベンチャーという言葉は聞いたことあるものの、具体的にイメージできない人も多いでしょう。

ここでは、ベンチャー企業の定義や大手企業との違いについて詳しく解説しています。

メガベンチャーとは?

結論から言えば、メガベンチャーという言葉に明確な定義は存在しません。

一般的には新しい技術やビジネスモデルにチャレンジし、大手企業に成長したベンチャー企業を意味します。

ベンチャー企業と大手企業の両方の性質を持っているため、挑戦的なビジネスを行いつつも、福利厚生や給料面が安定しているなど両者の良いとこどりな企業である可能性も高いです。

大手企業との違いは資本金や従業員の数

大企業は、中小企業基本法などで定められている中小企業に該当しない企業を指します。

具体的には、以下のような特徴に該当しない企業です。

業種分類 中小企業基本法の定義
製造業その他 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人

(引用:中小企業庁

上記の通り、中小企業は業種によって資本金や従業員数をもとに定義されています。

つまり、上記の定義に該当しない企業は大手企業です。

メガベンチャー企業は、創業当初は資本金や従業員数が少なく中小企業に分類されていましたが、成長と共に大手企業に成長していった企業と言えるでしょう。

ユニコーン企業との違いに注意

メガベンチャー企業はしばしば、ユニコーン企業と間違われることもあります。

ユニコーン企業とは、非上場ながら今後成長が見込まれる企業のことを指します。

もう少し詳しく定義を説明すると、評価額が10億ドル以上かつ、設立10年以内のベンチャー企業という意味です。

つまり、将来のメガベンチャー企業とも言えるでしょう。

一昔前のメルカリや食べログなどが、ユニコーン企業に該当します。

メガベンチャーが人気を集める4つの理由

 

今、20~30代の若手を中心に、「メガベンチャーで働きたい」という人が増えています。

なぜ、メガベンチャーへの就職・転職が注目されているのでしょうか?

ここでは、メガベンチャーが注目を集めている理由を4つ紹介します。

成長できる環境が整えられている

メガベンチャーで働くメリットとして、まずあげられるのが成長できる環境が整えられている点です。

メガベンチャーは大企業のような盤石な経営基盤を持ちつつも、若手が挑戦できる環境が整えられています。

具体的には、社員それぞれの裁量権が大きいので年齢に関係なく、責任のある仕事にチャレンジできます。

自分で考えてビジネスを発展させたり作っていけたりするので、大企業に比べて成長しやすい環境と言えるでしょう。

同年代より市場価値の高い人材に成長できる

メガベンチャーでは若手でも責任のある仕事を任せてもらえるので、同年代に比べて経験できることも多く市場価値の高い人材に成長できます。

たとえば、入社1年~2年目の新人の場合、大手企業では雑用をこなしたり、先輩の指示にただ従って動いたりといったいわゆる下積みが必要です。

しかし、メガベンチャーでは、やる気や能力によっては自分自身でプロジェクトを発足させられます。

転職市場において、以下の人材のどちらが市場価値が高いと言えるでしょう。

市場価値の高い人材の例
  • 大手企業で雑用を行っていた社会人3年目
  • メガベンチャーでプロジェクトを任されていた社会人3年目

同じ社会人でも、後者の方が魅力的に映るのは間違いありません。

メガベンチャーは仕事の中心となって働ける機会が多くあるため、市場価値の高い人材へ早く成長していけます。

成果を出せば若いうちから高年収もありえる

メガベンチャーは、給与体系を成果報酬にしている企業が多いです。

そのため、若い内でも高年収を稼げる可能性は十分にあります。

大企業の場合は年収1,000万円を超える人材は、40代後半以降の管理職になってからという風潮が強いです。

しかし、メガベンチャーの場合は年齢に関係なく昇給を勝ち取れるので、20代後半でも年収1,000万円を目指せます。

同年代よりも圧倒的に高い年収を目指せる点は、メガベンチャーの大きなメリットと言えるでしょう。

安定した経営基盤や福利厚生が用意されている

メガベンチャー最大のメリットは、経営基盤が安定している点です。

メガベンチャーには既に利益の軸となる事業が存在するため、他の新規事業が上手くいかなかったとしても、安定して経営を続けられるだけの資金があります。

一般的なベンチャー企業では、そうはいきません。これから軸となる事業を作っていかなければならないため、「失敗した場合は一気に倒産」といったリスクもあるでしょう。

また、まずは何よりも利益をあげることを優先しているため、福利厚生は後回しにされるケースが目立ちます。

一方、メガベンチャーでは成功した一つの事業で資金を調達しつつ、他の新規事業を開拓していけるため安定性を保ちつつも挑戦することが可能です。

加えて、メガベンチャーはさらに優秀な人材を確保するために、積極的に福利厚生を充実させています。

メガベンチャーは社員が長期的に働いていけるようにと、独自の福利厚生を行っている企業も多いです。

たとえば、メガベンチャーには以下のような福利厚生が用意されています。

メガベンチャーにある福利厚生
  • 社員がいつでも利用できるマッサージルーム
  • 託児所や保育園併設
  • 朝食が食べられる社員食堂
  • ドリンクフリー

上記のような福利厚生が用意されている企業も多くあるため、長期的に働きやすい環境が整えられていると言えるでしょう。

有名メガベンチャーを一覧で紹介

メガベンチャー企業の定義について解説しました。

ここからは、実際に日本でメガベンチャーと呼ばれる企業について解説していきます。

ぜひ、転職時の企業選びの参考にしてください。

リクルートホールディングス

国内最大級のメガベンチャー企業として、リクルートホールディングスがあげられます。

有名な「じゃらん」や「SUUMO」といったサイト運営はリクルートホールディングスの子会社が運営しており、「リクナビ」や「リクルートエージェント」といった人材紹介業も営んでいます。

創業自体は1963年と非常に古いですが、新規事業コンペなどを通して若手に仕事を積極的に任せるなどベンチャーマインドは忘れていません。

近年はネットビジネス関連職で中途採用を多く行っているので、転職するには狙い目とも言えるでしょう。

楽天

楽天市場や楽天トラベルなど、様々な事業を展開している楽天もメガベンチャーの一つです。

ネット販売や旅行、金融などに始まり、最近では通信事業にも果敢に挑戦しています。

一つの事業に拘るだけでなく手広くビジネスを展開しているので、様々な経歴を持った人材が集まっています。

海外進出や外国人社員、社内公用語を英語にするなど、グローバルビジネスにも積極的。

入社するためには、英語力をアピールできるとよいでしょう。

DeNA

DeNAは、「モバゲー」に代表されるモバイルゲーム開発や配信を主なサービスとしているベンチャー企業です。

IT系のベンチャー企業ということもあり、様々な事業のIT化に積極的に取り組んでいます。

近年では、タクシー配車アプリ「MOV」を日本交通と協力してリリース。

IT技術を使ってイノベーションを起こしたいという人に向いている企業です。

サイボウズ

サイボウズは、パッケージソフトを開発しているメガベンチャー企業です。

企業内のコミュニケーションを円滑に行う「サイボウズOffice」や、近年CMでもお馴染みの「kintone」などを開発しています。

多様な働き方にチャレンジしている企業としても有名で、様々なワークスタイルを認めています。

在宅勤務や育児休暇制度、自由に働き方を設定できる「働き方宣言制度」などユニークな取り組みも盛んです。

DMM

動画配信サービスなどを行うDMMは、領域に関わらず様々な事業に取り組んでいます。

金融やゲーム、人材紹介やテーマパークの運営など、実に多様な領域で成長している企業です。

かなり柔軟に事業を行っているので、あなたの「やりたい!」を叶えられる企業でもあるでしょう。

実際に社員からアイデアを募り、新規事業を立ち上げるコンペなども多く開催されているので、メガベンチャーの資本に頼りつつ自分のビジネスを形にしていけます。

レバレジーズ

レバレジーズは、ITや医療関係の人材紹介を行っているメガベンチャー企業です。

成長が非常に著しく、創業17年になる2022年は年商794億円を達成しています。

会社のビジョンや採用情報などを積極的にYouTubeで配信するなど、新しい取り組みも盛んです。

公式HPでは「現状維持=衰退」と明言しているので、挑戦し続ける人材を求めていることがわかります。

その他メガベンチャー企業一覧

ここでは、紹介しきれなかったメガベンチャーについても、一覧で解説するので参考にしてください。

企業名 解説
Yahoo 国内初の商用検索サイトを作成。
日本においてはGoogleに匹敵するほどの知名度を誇る。
ぐるなび 食に関するサービスを展開している企業。
飲食業界の新たな事業拡大や創出を実現している。
社員の男女比が5:5と、女性が活躍できる企業を目指している点も魅力。
LINE 国内最大級アプリの「LINE」を開発した会社。
近年は音楽配信やスマホ決済サービスなど、LINEを使用したさらなるサービスの発展に注力。
サイバーエージェント アメブロなどのインターネット事業をはじめ、AbemaTVなどの動画配信サービスにも力を入れている。
育休制度が充実しており、妊娠・出産を経た女性がスムーズに社会復帰できる企業運営を目指している。
グリー 世界初のモバイルソーシャルゲームを開発。
ゲーム事業だけでなく、広告事業やライブエンターテイメントなど様々な事業で成長している。
メルカリ フリマアプリの先駆け的存在。
フリマアプリとの連携できるメルペイなどもリリースしており、さらなる事業拡大が期待できる。
ビズリーチ ヘッドハンティングサイトである「ビズリーチ」を運営し、あらたな人材プラットフォームの創造を行っている。
日本の起業家ランキングトップ5に三年連続で選出されるなど、高い経営力を持った企業。
mixi SNSの先駆け的存在となった「mixi」をはじめ、モンストの相性で知られる「モンスターストライク」などを開発している。
新たな分野への事業展開も積極的に行っているので、今後の成長も期待できる企業。
ラクスル 印刷広告シェアや、物流のプラットフォームを開発。
デジタル化が進んでいない分野に積極的に潜入し、業界にイノベーションを起こしている。

メガベンチャー企業は企業ごとに特色も多くあるため、調べてみると「こんな事業があったのか!」と新しい発見にも繋がります。

メガベンチャーの利益・平均年収ランキング

メガベンチャー企業を紹介しましたが、折角転職するのなら利益が上がっていたり、平均年収が高かったりする企業がいいものです。

ここでは、各社の有価証券報告書に記載されている内容から、利益や年収をランキングで発表します。

なお、レバレジーズについては有価証券報告書が公開されていないので、ランキングから除外しています。

利益額ランキング

【利益額ランキング】

順位 企業名 利益額
1位 リクルートホールディングス 1,316億9,000万円
2位 DeNA 114億6,200万円
3位 DMM 22億769万円
4位 サイボウズ 14億4,100万円
5位 楽天 -1,358億2,600万円

上記のように一口にメガベンチャーと言っても、営業利益は大きく違います。

楽天は2021年の営業利益額はマイナスに転じていますが、その他の年度は大きくプラスとなっています。

メガベンチャーは様々な事業に挑戦するので、利益の増減が大きくなる傾向も強いです。

平均年収ランキング

【年収ランキング】

順位 企業名 年収
1位 リクルートホールディングス 950万円
2位 DeNA 850万円
3位 楽天 774万円
4位 サイボウズ 611万円

平均年収ランキングでは、利益額ランキングと同様にリクルートホールディングスが1位となっています。

また、DMMに関しては有価証券報告書に年間平均給与の記載がなかったため、掲載していません。

基本的にメガベンチャーは成果主義なので、利益に合わせて平均年収も高くなると考えてよいでしょう。

メガベンチャーへの転職・就職における注意点

働くメリットが多いメガベンチャーですが、おさえておきたい注意点もあります。

知らずに就職・転職してしまうと、こんなはずではなかったと後悔してしまうおそれもあるため、しっかりと把握しておきたいところです。

ここでは、メガベンチャーで働く際の注意点について解説します。

結果が求められる

メガベンチャーで働く際にまず注意したいのは、結果が求められる点です。

多くのメガベンチャーは成果主義の社風であることが多いため、常に結果が求められます。

結果が出れば報酬という形で評価されますが、裏を返せば成果が出ないと評価されないということでもあります。

最悪の場合には降格や減給される可能性も十分あるので、常に結果を出さなければならないという大きなプレッシャーがかかるでしょう。

結果が求められるメガベンチャーで働くためには、タフなメンタルも必要です。

成長志向がないと厳しい

メガベンチャーは大手企業でありながら、ベンチャー企業の文化が色濃く残っている企業です。

そのため、会社の成長を第一に考えられる人材を求めています。

すなわち、自分自身で成長していける人材である必要があるため、高い成長志向がないと長期に働くのは難しいでしょう。

周りにも成長志向が高い人たちばかりなので、いつまで経っても成長できないと居心地の悪さを感じてしまいます。

また、メガベンチャーはベンチャー企業よりは社員の研修などに力を入れている企業も多いですが、大手企業ほど手取り足取り教えてくれるわけではありません。

自ら勉強して業務知識やスキルを増やす必要があるので、成長志向がないといつまで経っても業務についていけないままです。

仕事が厳しいと感じることも

メガベンチャーは仕事の裁量が多いので、若手でも様々な業務を経験できます。

しかし、これは裏を返せば全部自分でやらなければいけないという意味でもあります。

当然、マルチタスクで仕事をこなしていくことが求められるので、人によっては厳しいと感じるでしょう。

場合によっては、完全にキャパオーバーとなってしまう可能性もあります。

メガベンチャーで働く際には、器用に仕事をこなしていく要領のよさが必要です。

メガベンチャーへの転職・就職難易度

メガベンチャーは裁量が大きく挑戦的であるため、成長志向の高い人に向いています。

そのため、自己の成長に前向きな人は「働いてみたい」という思いが強くなってきたのではないでしょうか。

ここからはメガベンチャー企業への転職・就職難易度を紹介します。

転職・就職ともに難易度は高い

結論、メガベンチャーへの転職や就職は難易度が高いです。

メガベンチャー企業は大手のような経営基盤を持ちつつ、ベンチャー企業のように裁量のある働き方や成長の機会が設けられているので多くの求職者から人気があります。

特に中途採用を広く行っている企業があるため、転職者からは高い人気を誇っています。

求人数も多いですがそれ以上に応募者数も多くなるため、必然的に難易度は高くなるでしょう。

20代~30代の若手が中心

メガベンチャーの採用は、20代~30代の若手が中心です。

企業の成長に重きを置いている会社が多いため、成長する可能性の高い若手の採用に力を入れる傾向があります。

なかには募集要項に「30歳以下まで」と記載されている企業もあるため、注意が必要です。

メガベンチャーに転職したいと考えた際は、若手の方が有利になりやすいため早めに動き出した方が良いでしょう。

即戦力や尖った技術を持っていることが必要

メガベンチャーはベンチャー企業の社風が色濃く残っているので、「人材は会社が育てる」といった文化はあまりありません。

そのため、転職者には即戦力であることを求める企業が多いです。

自分が今まで培ってきたスキルや経験が活かせる企業や職種でなければ、転職は難しいでしょう。

面接においても今までの実績は、かなり深くまで掘り下げられます。

どんな実績を上げたのか具体的な数字を持って説明できるようにしておきましょう。

また、尖った技術を持っていることが求められる場合もあります。

メガベンチャー企業は常に誰も思いつかなかったような、新しいビジネスを模索しています。

そのため、何か尖った技術を持っていると評価される傾向が高いです。

今すぐに役立つものでなくとも、将来性の高い技術を習得している場合は採用される可能性もあります。

たとえば、近年の場合は以下の技術は将来性があり、高い評価を得られやすいです。

将来性が高い技術
  • VRなどの仮想現実
  • 人工知能
  • クラウドサービス
  • IoT

上記のような最先端かつ将来性のある技術を持っている場合は、転職しやすいと言えます。

高い成長意欲・挑戦的思考が求められる

何度も言うように、メガベンチャーはベンチャー企業の風土が色濃く残っています。

したがって、中途採用者にも高い成長意欲や挑戦的思考が求められます。

面接の際には、今まで挑戦してきたことや成長するために何をしているのかと質問される可能性が高いです。

自分で自分を成長させた経験や、社会人として挑戦してきたビジネスについては語れるようにしておきましょう。

メガベンチャーが向いているのはこんな人

メガベンチャーを志望していても、自分の性格や考え方がマッチしていなければ、入社してから「こんなはずではなかった……」と後悔するかもしれません。

メガベンチャーと相性のよい人材の特徴を確認しておきましょう。

変革をもたらすような大きい仕事がしたい人

メガベンチャーの多くは、新しい方法やアイディアから生まれる新事業や新プロジェクトを手掛けています。

一人ひとりの裁量も大きく、プロジェクトの広範囲に関われるでしょう。

これは一般的なベンチャー企業でも同様ですが、資金力も兼ね備えるメガベンチャーであれば、よりスケールの大きい、社会に変革をもたらすような試みが可能です。

自ら進んで行動できる人

メガベンチャーには、定型的な業務はあまりありません。

前例のないプロジェクトにおいて新たな提案を求められるケースがほとんどで、予測不能な事態に陥ることも多いでしょう。

そのため、自ら進んで考え、行動できる力が必要となります。わからないことがあれば自分から尋ね、上手くいかないことにも試行錯誤しながら挑戦できる人が向いています。

いつか起業したいと考えている人

実は、メガベンチャーは社員の起業や独立に寛大です。

なかには、退職時に起業のための支援金を支給したり、社内起業を盛んに行っていたりするメガベンチャーもあります。

若手のうちから大きな裁量を持ち、幅広いプロジェクトに主体的に取り組むといったメガベンチャーならではの経験も、将来の助けになるはずです。

メガベンチャーは避けたほうがいい人

メガベンチャーに向いている人がいる一方で、向いていない人がいるのも事実です。

ここでは、メガベンチャーへの就職・転職は避けたほうがいい人の特徴を紹介します。

安定志向の人

メガベンチャーは、上昇志向が高く、実力で評価されたいと考える人が多い環境です。

育成期間といったものもなく、仕事さえできれば、年齢や在籍期間によらず大きな裁量や責任のあるポジションを与えられます。

「段階的にステップアップしたい」「安定的に給料を受け取りたい」という人は、ストレスを感じるかもしれません。

着実にマニュアルをこなすのが得意な人

メガベンチャーでは前例のない取り組みが多いため、一つひとつの業務にルールやマニュアルが整備されていないことがほとんどです。

会社や上司からの指示も少なく、主体的に考え、動くことが求められます。

目の前に存在するタスクを着実にこなすことを得意としている場合には、今やるべきことすら見つけられないおそれもあります。

メガベンチャーに転職する方法

メガベンチャーの就職・転職難易度について解説しました。

ここからは実際にメガベンチャーに転職する方法について、詳しくみていきましょう。

自分のスキルや実績を棚卸する

メガベンチャーは転職者に即戦力を求めています。

そのため、自分のスキルや実績の棚卸は必須です。

どんなスキルを持ち、スキルを活かしてどんな実績を生んできたのかが説明できなければ、転職を成功させることは難しいです。

具体的なキャリアの棚卸は、下記のステップに沿って行うようにしましょう。

【キャリアの棚卸方法】

STEP1:仕事の一日の業務を書き出す まずは、自分が行っている一日の業務を書き出す。
朝から「メールのチェック・朝礼」、11時~「資料作成」など全ての業務を書くようにする。
STEP2:業務の中で得た実績を書き出す それぞれの業務の中で出した実績や工夫を書き出していく。
「3ヶ月連続で営業1位達成」「仕事のやり方を工夫して残業月20時間減」など具体的な数字を意識する。
数字で表現できない場合は「資料が見やすいと顧客から褒められた」といった書き方でもOK。
STEP3:転職経験がある場合は全キャリアを思い出す 転職経験がある場合は、全キャリア分、この作業を繰り返す。
STEP4:時系列ごとに業務と実績を並べる 全キャリアが行えた後は、時系列に並べる。
所属部署・在籍期間・チーム規模・失敗したこと・学んだことなども記入する。
STEP5:特徴をピックアップしてエピソードをまとめる 全キャリアを時系列順にならべたら、成果を出した際の共通点から自分の強みを分析する。
出てきた強みがアピールできるようなエピソードを話せるよう練習する。

上記の流れに沿って、自分のスキルや実績をアピールできるようにしておきましょう。

企業研究を行い企業理念を理解する

メガベンチャーは、社風に合う人材を強く求める傾向があります。

企業理念に賛同するような人材を求めているので、企業研究は必須です。

具体的な企業研究の方法は、会社のHPを確認することは当然ですが、それだけで会社全体の雰囲気を掴むのは難しいでしょう。

会社のHPを閲覧するのに加えて、口コミサイトの確認もおすすめです。

たとえば、「転職会議」では会社の社風や社長の魅力なども閲覧可能です。

どのような雰囲気で働いているのか、社長はどんな人なのかがわかれば、雰囲気にマッチする人材であることもアピールできるでしょう。

メガベンチャーで働く目的を明確にする

メガベンチャーで働く際には、働く目的を明確にするべきです。

特に自分がメガベンチャーで働くうえで、どのような経験を積みたいのかを考えておくべきでしょう。

「年収が良い」「名のある企業に入って自慢したい」といった、外的要因を理由に転職するのはおすすめできません。

メガベンチャーは想像以上に激務であるため、心から「この会社で働きたい」と思えないと長期的に働けないからです。

メガベンチャーに入る際は、長期的なキャリアプランの中で「なぜメガベンチャーへの入社が必要なのか」を明確にしておきましょう。

転職エージェントの利用もおすすめ

メガベンチャーに転職する際は、転職エージェントの利用もおすすめです。

メガベンチャーは転職希望者も多くいるため、自分の力だけで転職を成功させるのは難しいでしょう。

転職エージェントは転職のプロとして、メガベンチャーに入るための方法をアドバイスしてくれます。

書類選考に通りやすい書類の書き方や面接対策も実施してくれるので、一人で転職活動するよりも圧倒的に心強いです。

各メガベンチャーの社風や求める人材についても精通しているので、採用されるためのアピールポイントなども教えてくれます。

企業に対して推薦状を出してくれることもあるので、利用するメリットは大きいです。

メガベンチャーへの転職におすすめの転職エージェント

メガベンチャーの転職には転職エージェントの利用がおすすめですが、「具体的にどこを使ったらいいのだろう?」と悩む人も多いでしょう。

ここでは、メガベンチャーの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント

メガベンチャーへの転職には、リクルートエージェントがおすすめです。

リクルートエージェントは、取り扱っている求人が約50万件以上と非常に多い点が魅力です。

特に非公開求人の扱いが多く、2022年7月時点では約27万件と半分以上の求人が非公開求人となっています。

メガベンチャーのような大手企業は、求人を公開すると応募が殺到してしまうため、非公開で求人を出すことが多いです。

リクルートエージェントには非常に多くの非公開求人があるため、メガベンチャーの求人と出会える可能性も高いでしょう。

リクルートエージェントはそもそもメガベンチャーである株式会社リクルートが運営していることもあり、メガベンチャーへの転職に関するノウハウも多く保有しています。

まず、利用して間違いのない転職エージェントなため、気になる人は登録しましょう。

doda

メガベンチャーの転職には、dodaの利用もおすすめです。

dodaは、古くから日本の人材業界を支えてきた歴史のある転職エージェントです。

長きにわたって培ってきた豊富な転職ノウハウを保有しているので、メガベンチャーへの転職を成功させる秘訣についても教えてもらえます。

実際に口コミにおいても「キャリアアドバイザーが親身に対応してくれた」と評判です。

取り扱い求人数も公開求人だけで14万件と多いため、メガベンチャー求人と出会える可能性も高いでしょう。

リクルートエージェントと合わせて、利用するのがおすすめです。

まとめ

今回は、メガベンチャーについて解説しました。

メガベンチャーは大手企業のような安定感を持ちつつ、ベンチャー企業の挑戦的な社風も持ち合わせている企業です。

福利厚生を利用しながら安定的に働きつつ、自分の市場価値を高めていけます。

しかしその反面、常に成果が求められる点やマルチタスクが必要になるので注意も必要です。

転職希望者も多くいるため、採用されるためには十分に対策を練るようにしましょう。

リクルートエージェントやdodaといった転職のプロも活用しながら、キャリアアップの夢を叶えてください。

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