こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。

今回のスタートアップまとめは、yupさんです。

昨今、働き方の多様化が進み、様々な方が副業やフリーランスとして生計を立てていると思います。

その中で、支払いサイトでお困りの方も多いのではないでしょうか。業務諸経費や給与といった請求に対して、多くの雇用主の支払い時期が30日〜90日と言われており、フリーランスの手元資金が枯渇しています。

そんな課題を解決してくれるのが、yupが提供する報酬即日払いサービスの「先払い」です。

2019年9月にリリースされた同サービスですが、開始4ヶ月で取扱い額が2億円を超え、大きな反響を生んでいます。

開発・運営元のyup株式会社は「ファクタリングビジネス」と呼ばれる先払いビジネスの先駆者として急成長しています。2021年1月にはメガバンク最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループの「MUFG Digital アクセラレーター」に採択されています。

2021年8月には、W venturesをリード投資家として、インキュベイトファンド、セブン銀行、AGキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズ、會田 武史氏を引受先とした第三者割当増資と、ベンチャーデットを手がけるブルー・トパーズをはじめとする金融機関からのデットファイナンスを合わせて、総額4.5億円の資金調達を実施しています。

累計調達額は2019年の創業から約2年で、6億円を超えました。調達した資金は、採用・組織体制の強化、『先払い』および新サービスの開発に充てる予定とのことです

今回はFintechのブルーオーシャン「ファクタリングビジネス」のパイオニアとして注目されているyupがどんな企業なのか、調べてみました。この記事では、yupの求人に関心をお持ちの方に、会社の特徴や転職する際の留意点などをまとめています。

yup転職の要点

（コーポレートサイトより）

yupの特徴

・報酬即日払いサービス「先払い」がリリースから約1年で取引数5000件を突破
・「先払い」は利用者満足度98.5%、NPS ＋37.8ptなど高い顧客満足を実現しているサービス
・Fintech大手のfreeeやマネーフォワードなどと業務提携している
・ファクタリングビジネスは今後10兆円規模に成長するブルーオーシャン市場
・受発注・請求書作成・決済・レンディング領域においてゲームチェンジャーになることを期待されている

yupの会社概要

（コーポレートサイトより）

yupの商品・サービス

（コーポレートサイトより）

報酬即日払いサービス「先払い」

フリーランス向けにリリースされ、取引先によって入金時期が異なる請求書支払いを最短60分で代理入金してくれるサービスです。手元資金を柔軟に充足することができるため、さまざまなスモールビジネスを行う人から絶大な支持を集めています。

シンプルでわかりやすいUI・申請方法・料金体系が高い顧客満足につながっているプロダクトです。

2019年9月のリリース以来、2020年2月には4ヶ月で申し込み金額が2億円を超え、さらにはFinTech大手のマネーフォワードやfreeeなどともサービス提携を行なっています。

yupの代表取締役社長 阪井優さんの経歴

（コーポレートサイトより）

阪井さんは1989年に大阪府堺市で生まれ、大阪教育大学教育学部を卒業されました。

新卒でNTTドコモに就職し、エンジニアとしてシステム開発・構築を担当されます。しかし、学生時代のアルバイト先で聞いた「請求書を送ってから支払いまでの期間が長く、資金繰りに悩んでいる」という町工場社長の言葉が忘れられず、2017年4月に電子決済ベンチャーのコイニー（現・ヘイ株式会社）に転職し営業を担当されます。

Fintechのスキルを身につけ、2018年11月に参加したNewspick主催「起業家道場」を境に起業を決断します。そして、2019年2月にyup株式会社を設立し、代表取締役社長を務められています。

yupの採用・求人情報

yupの職種・求人

エンジニア

・Webエンジニア
・インフラエンジニア
・セキュリティエンジニア
・データエンジニア
・開発基盤エンジニア

デザイナー

・UIデザイナー
・UXデザイナー

事業開発

プロダクトマネージャー

カスタマーサクセス

採用担当

経理担当

オープンポジション

事業拡大に伴い、全職種を積極的に採用し、さらに新卒採用の他、学生インターンなども意欲的に募集しています。

yupの働く環境

平均年収・平均年齢

yupは非上場企業のため、平均年収を公開していません。

労働環境

yupはリモート可としています。さらに、副業を推奨しているなど最近ニーズのある福利厚生も整えています。

エンジニアにとっては嬉しい、AWSサーバー費用を月10,000円まで負担してくれたり、書籍を会社負担で購入する制度があったりと成長する環境も用意されています。

ユニークなのは、ずる休み制度ですね。正直に「ずる休みさせてください」と申告した場合、3カ月に1回まで休めるそうです。
前日夜ふかしをしたしまったときなど、パフォーマンスが低いときにずる休みできるのは会社にとってもいいのかもしれないですね。

その他にも、「花粉症手当」「オリジナル祝日」「シエスタOK「yup FES!!」「yupからの贈り物」などyupならではの制度がたくさん準備されています。環境を整えるところにも携わっていけるのはベンチャー企業の醍醐味かもしれませんね。

yup転職を考えるにあたって最後に

yupに転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点をご紹介しました。

コロナ禍に伴い資金繰りに悩むフリーランスや個人事業主のみならず、中小企業などへのサービス展開を見据えており、今後Fintechおよびファクタリングビジネスにおいて急成長が見込める企業です。サービス自体も黎明期にあり、自分の手でサービスを1から10に成長させたい野心的な方にオススメです。

yupはもちろん、成長・注目産業への転職支援の実績は数多くありますので、興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。企業選びから面接対策、キャリアの全体設計まで、幅広くキャリア相談を承っています。