「UI/UXデザイナーとして、もっと事業に近いところで働きたい」「受託のWeb制作から、自社プロダクトのデザインに移りたい」——。私は約25年、ベンチャー・スタートアップの採用と転職の現場にいますが、この数年でデザイナーのキャリア相談は明らかに増えました。プロダクトの良し悪しがそのまま事業の成否を左右する時代になり、デザイナーの価値が一段と高まっているからです。
一方で、「UIデザイナーとUXデザイナーは何が違うのか」「未経験からでも本当になれるのか」「年収はどのくらいが相場なのか」「ポートフォリオは何を載せればいいのか」といった、基本的だけれど誰も正面から答えてくれない疑問を抱えたまま動き出せない方も多いのが実情です。
この記事では、私・高野秀敏が、企業側の採用支援と候補者側のキャリア相談の両方で見てきた実態をもとに、UI/UXデザイナー転職の全体像を徹底的に整理します。仕事内容・年収・必要スキル・ポートフォリオの作り方・未経験からのルート・失敗パターンまで、これ1本で判断材料が揃うように書きました。
📋 この記事の目次
UIデザイナー・UXデザイナー・プロダクトデザイナーの違い
まず最初に、混同されがちな3つの職種を整理しておきましょう。ここを曖昧にしたまま転職活動を始めると、「入ってみたら思っていた仕事と違った」というミスマッチが起きます。
UIデザイナー(User Interface)は、画面上の見た目と操作性を設計する仕事です。ボタン・フォーム・レイアウト・配色・タイポグラフィといった「ユーザーが実際に触れる表層」を、使いやすく・美しく・ブランドに合った形に落とし込みます。FigmaなどのツールでUIを作り込み、デザインシステムを整備するのも重要な役割です。
UXデザイナー(User Experience)は、製品を使う体験全体を設計する仕事です。ユーザー調査・ペルソナ設計・カスタマージャーニーの可視化・情報設計・ワイヤーフレーム・プロトタイプ検証など、「なぜこの画面が必要か」「どういう順番で何を見せるか」という上流を担います。見た目そのものより、課題発見と体験設計に重心があります。
プロダクトデザイナーは、近年スタートアップで最も求人が増えている職種で、UIとUXを横断し、さらに事業やビジネス指標にまで踏み込みます。「このデザイン変更で、どれだけ継続率やコンバージョンが変わるか」を意識し、PdMやエンジニアと一緒にプロダクトそのものを良くしていく存在です。私が見ている限り、スタートアップの求人票で「デザイナー募集」と書かれている場合、実態はこのプロダクトデザイナーを求めているケースが最も多いです。
実際のスタートアップの現場では、これらの境界はきれいに分かれていません。特にシード〜シリーズAの初期フェーズでは、一人のデザイナーがUX調査からUI実装、時にはコーディングやマーケ用のクリエイティブまで幅広くこなす「何でも屋」になることが珍しくありません。逆にシリーズC以降やメガベンチャーでは、UXリサーチャー・UIデザイナー・デザインシステム担当と役割が細分化されていきます。自分がどのフェーズの、どの粒度の仕事をしたいのかを先に決めておくことが、転職の満足度を大きく左右します。
職種別の役割・年収・向いている人 比較一覧
3職種の違いを一覧にまとめました。自分がどのタイプに近いかを掴む目安にしてください。
| 職種 | 主な役割 | 年収相場(目安) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| UIデザイナー | 画面の見た目・操作性の設計、デザインシステム構築 | 400万〜800万円 | ビジュアルの完成度にこだわれる人、細部の詰めが得意な人 |
| UXデザイナー | ユーザー調査、情報設計、体験全体の設計・検証 | 450万〜900万円 | 課題を掘り下げるのが好きな人、論理と対話が得意な人 |
| プロダクトデザイナー | UI/UX横断+事業指標へのコミット、PdM/エンジニアと協働 | 500万〜1,000万円超 | 事業インパクトで動ける人、越境して手を動かせる人 |
| デザインマネージャー / VPoD | デザイン組織の統括、採用、品質基準の策定 | 800万〜1,500万円 | 人を育て、組織で成果を出すことに喜びを感じる人 |
※年収はレベル・フェーズ・地域・事業の成長度で大きく変動します。あくまで2026年時点の相場感としてご覧ください。詳細は後述の年収相場のセクションで解説します。
仕事内容とスタートアップならではの働き方
UI/UXデザイナーの一日は、企業のフェーズによってまったく違います。ここでは、受託・事業会社・スタートアップの違いに触れながら、スタートアップの実際の働き方をお伝えします。
受託・制作会社との一番の違い
受託のWeb制作会社では、「クライアントの要望通りに、期日までに、きれいに作る」ことが評価されます。案件が変わればゼロから作り直しで、リリース後の数字を追いかけることはあまりありません。一方、スタートアップの自社プロダクトでは、作って終わりではなく、作った後にどう数字が動いたかがすべてです。同じ画面を何度も改善し続けますし、「デザインを変えたら本当に良くなったのか」を自分で検証します。この「継続的にプロダクトを育てる」経験が、事業会社・スタートアップのデザイナーの醍醐味です。
スタートアップのデザイナーの主な業務
- ユーザー課題の発見:ユーザーインタビュー、行動データ分析、カスタマーサポートへの問い合わせ分析
- 体験・画面の設計:情報設計、ワイヤーフレーム、Figmaでのプロトタイプ制作
- UI実装とデザインシステム:コンポーネント設計、エンジニアへのハンドオフ、デザインの一貫性維持
- 検証と改善:A/Bテスト、ユーザビリティテスト、リリース後の指標モニタリング
- 越境業務:初期フェーズではLP制作、マーケ用バナー、採用資料のデザインまで担うことも
私の知人で、シリーズAのSaaSに1人目デザイナーとして入った方は、最初の3ヶ月で「オンボーディング画面の作り直し」だけに集中し、無料トライアルからの有料転換率を1.4倍にしました。デザイナーの仕事が事業のKPIに直結する——これがスタートアップの面白さであり、厳しさでもあります。プロダクト全体を動かすプロダクトマネージャー(PdM)の仕事とも密接に連携するため、PdMのキャリアに興味がある方はあわせて読んでみてください。
年収相場【職種別・フェーズ別・レベル別】
年収は転職者が最も気にするポイントなので、複数の観点で整理します。2026年時点の各種調査と、私が現場で見ている実際のオファー水準をすり合わせた相場感です。
レベル別の年収目安
| レベル | 年収目安 | 期待される役割 |
|---|---|---|
| ジュニア(実務1〜3年) | 350万〜500万円 | 指示のもとでUI制作、既存デザインの改善 |
| ミドル(実務3〜6年) | 500万〜700万円 | 一機能のUX〜UIを一気通貫で担当、施策を自走 |
| シニア(実務6年以上) | 700万〜1,000万円 | プロダクト全体の設計、若手の育成、事業への提言 |
| リード / マネージャー | 900万〜1,500万円 | デザイン組織の統括、採用、経営との連携 |
参考として、各種調査ではUIデザイナーの平均年収は約620万円、UXデザイナーは約645万円とされています。UXやプロダクトに寄るほど、また事業インパクトへの関与が深いほど、年収は上振れしやすい傾向です。
フェーズ別の考え方:現金年収とストックオプション
スタートアップでは、現金の年収だけで判断してはいけません。特にアーリーフェーズでは、大手より現金年収が下がる代わりにストックオプション(SO)が付与されることが一般的です。上場やM&Aが実現すれば、SOが数百万〜数千万円の価値になることもあります。逆に、多くの会社は上場に至らないため「絵に描いた餅」で終わるリスクもあります。オファーを受けるときは、現金年収・SO・成長機会の3点セットで総合的に判断してください。SOの評価方法はストックオプション完全ガイドで、報酬パッケージ全体の考え方は年収・手取りガイドで詳しく解説しています。
「今の年収から下げたくない」という方は、無理にアーリーではなくシリーズB〜Cの、資金調達済みで給与テーブルが整った会社を狙うのも賢い選択です。年収を下げずにスタートアップに移る道は十分にあります。スタートアップ転職で年収は下がるのかという論点も参考にしてください。
求められるスキルと評価される経験
UI/UXデザイナーの選考で見られるスキルは、大きく「ハードスキル」と「ソフトスキル」に分かれます。スタートアップでは、後者のソフトスキルが想像以上に重視されます。
ハードスキル
- Figma:現在のデファクトスタンダード。コンポーネント・オートレイアウト・プロトタイプを使いこなせること
- 情報設計・UX手法:ユーザー調査、ジャーニーマップ、ユーザビリティテストの実施経験
- デザインシステム:一貫性のあるコンポーネント設計と運用
- 基礎的なHTML/CSSの理解:実装可能性を踏まえたデザイン、エンジニアとの円滑な連携
- データを読む力:GA4やヒートマップ、A/Bテスト結果を解釈できる
ソフトスキル(スタートアップで特に重要)
- 課題設定力:「言われた画面を作る」ではなく「そもそも何を解くべきか」を考えられる
- コミュニケーション・言語化力:デザイン意図をPdM・エンジニア・経営に伝えられる
- 事業視点:デザインを売上・継続率・コンバージョンと結びつけて語れる
- 越境と当事者意識:領域を限定せず、プロダクトを良くするためなら何でもやる姿勢
25年この業界を見てきた実感として、スタートアップで活躍するデザイナーと、そうでないデザイナーを分けるのは「事業の言葉で自分の仕事を語れるか」です。「かっこいいUIを作りました」ではなく、「この画面設計で離脱率を12%下げ、月次の継続課金を◯円増やしました」と言える人は、フェーズを問わず引く手あまたです。
スタートアップに転職するメリット・デメリット
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 上流から関われ、裁量が大きい | 仕組みが未整備で、自分で作る必要がある |
| デザインが事業KPIに直結する手応え | 成果責任が重く、数字がシビアに問われる |
| SOによる将来的な大きなリターンの可能性 | 現金年収が下がる場合がある/SOが無価値になるリスク |
| 意思決定が速く、成長スピードが圧倒的 | 教育体制が薄く、受け身だと伸び悩む |
| 経営やPdMとの距離が近い | 事業や資金繰りの不安定さがつきまとう |
メリットとデメリットは表裏一体です。「裁量が大きい」は「誰も教えてくれない」でもあります。自走できる人には天国、指示待ちの人には地獄になりやすいのがスタートアップです。ベンチャー転職全般のリスクと向き合い方はベンチャー転職の失敗・後悔ガイドにまとめていますので、不安が強い方は先に目を通しておくと安心です。
向いている人・向いていない人
スタートアップのデザイナーに向いている人
- ビジュアルだけでなく「なぜ作るか」を考えるのが好きな人
- 数字で語られることを歓迎できる人、むしろ数字で自分の仕事を証明したい人
- 正解がない中で仮説を立て、手を動かして検証できる人
- 職種の垣根を越えて、プロダクトのためなら何でもやる当事者意識のある人
- 変化やカオスをストレスではなく面白さと感じられる人
向いていない人(別の道の方が幸せなケース)
- 役割が明確に定義され、その範囲で腕を磨きたい人(大手事業会社が合う)
- 指示された仕様を高い完成度で仕上げることに喜びを感じる人(制作会社が合う)
- 安定した給与と手厚い教育体制を最優先したい人
- 数字やビジネスの話に関心が持てない人
誤解してほしくないのは、向いていない=能力が低い、ではないということです。単に「合う環境が違う」だけです。制作会社で圧倒的なクオリティを追求するデザイナーも、大手で盤石なブランドを守るデザイナーも、等しく尊いキャリアです。自分の性質に合う場所を選ぶことが、長い目で見た幸せなキャリアにつながります。
選考の7割を決めるポートフォリオの作り方
デザイナー転職では、職務経歴書以上にポートフォリオが選考を左右します。「書類選考の7割はポートフォリオで決まる」と言われるほどで、私が企業側の採用支援をしていても、まずポートフォリオが見られ、ここで大半が絞られます。
やりがちな失敗:作品の「見た目」だけを並べる
未経験者・若手に最も多い失敗が、完成したUIの美しいスクリーンショットをずらっと並べるだけのポートフォリオです。採用側が知りたいのは、見た目ではなく「その人がどう考え、どう課題を解いたか」という思考プロセスです。特にスタートアップのプロダクトデザイナー採用では、表層のアウトプットより過程を重視します。
評価されるポートフォリオの構成
- 課題・背景:どんなユーザーの、どんな課題を解こうとしたか
- 調査・分析:ユーザー調査やデータから何を発見したか
- 意思決定:なぜそのデザインにしたか、検討した他案とトレードオフ
- アウトプット:最終的なUI/プロトタイプ(ここで初めてビジュアル)
- 結果と学び:数字はどう動いたか、次にどう改善するか
実務経験がない場合でも、既存アプリのUX改善提案(リデザイン課題)を上記の流れで1〜2本作り込めば、十分に戦えるポートフォリオになります。数を並べるより、深く語れる代表作を2〜3本に絞る方が評価されます。ポートフォリオに添える文章(自己PR)を磨くには、転職の自己PRの書き方完全ガイドの「再現性の伝え方」が役立ちます。書類全体の完成度を上げたい方はベンチャー転職の職務経歴書ガイドもあわせてご覧ください。
転職成功までの6ステップ
- キャリアの棚卸しと軸決め:UI/UX/プロダクトのどれを、どのフェーズでやりたいかを言語化する
- ポートフォリオの整備:思考プロセスが伝わる代表作2〜3本を用意
- 職務経歴書の作成:担当領域・成果(数字)・使用ツールを具体的に
- 求人リサーチとエージェント登録:デザイナー特化とベンチャー特化を併用
- 選考・面接:ポートフォリオを口頭でプレゼン、事業視点で語る
- オファー条件の確認・交渉:現金年収・SO・役割・裁量を総合判断
この流れの中で最もつまずきやすいのが、④の「どの会社・どのエージェントを選ぶか」です。デザイナーの求人は、表に出ていない非公開のポジションが多く、特にスタートアップの1人目・2人目デザイナー枠はエージェント経由やリファラルで動くことがほとんどです。エージェントの選び方・使い方は転職エージェントの選び方 完全ガイドに体系的にまとめています。ベンチャー特化のエージェントを比較したい方はベンチャー・スタートアップに強い転職エージェントおすすめ12選も参考になります。
未経験・異職種からデザイナーになるルート
「未経験からUI/UXデザイナーになれますか?」という質問をよくいただきます。結論から言うとなれます。ただし、正しい順番で準備すればという条件付きです。
現実的な3つのルート
- ①隣接職種からの越境:マーケター、Webディレクター、フロントエンドエンジニア、営業からの転向は比較的スムーズ。ドメイン知識や事業理解が武器になる
- ②スクール+独学でスキル獲得:Figmaの操作、UX手法、デザイン原則を学び、リデザイン課題でポートフォリオを作る
- ③制作会社・受託で経験を積んでから事業会社へ:まず実務経験を1〜2年積み、ポートフォリオと実績を持って自社プロダクトへ移る王道ルート
未経験採用は、即戦力採用とは「評価のモノサシ」がまったく違います。即戦力なら実績と再現性が問われますが、未経験・ポテンシャル採用では学習意欲・伸びしろ・思考の筋の良さが見られます。スタートアップはポテンシャル採用に前向きな会社も多いので、若手なら十分にチャンスがあります。ただし30代以降の完全未経験は正直ハードルが上がるため、隣接職種からの越境や、まず制作会社で実績を作る戦略が現実的です。年代ごとの転職戦略は年齢別転職ガイドで詳しく解説しています。
年代別アドバイス(20代・30代・40代)
20代:ポテンシャルで勝負できる貴重な時期
20代は最も伸びしろを買ってもらえる年代です。多少経験が浅くても、ポートフォリオと学習意欲があればスタートアップの1〜2人目デザイナーに抜擢される可能性があります。この時期は年収より「どれだけ濃い経験を積めるか」を優先してください。事業に近いところで、UXからUIまで一気通貫で任せてもらえる環境を選ぶと、20代後半で市場価値が跳ね上がります。20代のベンチャー転職完全ガイドもあわせてどうぞ。
30代:専門性+事業インパクトの両立を
30代は「作れる」だけでなく「事業を動かせる」ことが問われます。担当したプロダクトでどんな数字を作ったか、チームをどうリードしたかが評価軸になります。プロダクトデザイナーやデザインリードへのステップアップを狙うなら、この年代での実績づくりが勝負です。30代からのベンチャー転職完全ガイドも参考にしてください。
40代:マネジメントか、突き抜けた専門性か
40代は、デザイン組織を率いるマネジメント(デザインマネージャー・VPoD)か、余人をもって代えがたい専門性のどちらかが求められます。プレイヤーとしての手数だけで勝負するのは厳しくなるため、「組織で成果を出す力」か「特定領域での圧倒的な深さ」を武器にしましょう。年収も職務範囲次第で大きく変わります。
よくある失敗パターン7選
- ビジュアル偏重のポートフォリオ:思考プロセスが伝わらず書類で落ちる
- フェーズのミスマッチ:仕組みを求める人がシード期に入り、カオスに疲弊する
- 現金年収だけで判断:SOや成長機会を無視し、目先の数字で決めて後悔
- 「作る人」で止まる:事業や数字に関心を持たず、指示待ちになって評価されない
- 会社選びをブランドで決める:知名度で選び、実際のプロダクトや文化との相性を見ない
- エージェントを1社しか使わない:非公開求人に出会えず、選択肢が狭まる
- 入社後の期待値をすり合わせない:「UXをやりたかったのにUI量産だった」というズレ
これらはすべて、事前の情報収集とオファー時のすり合わせで防げるものばかりです。私が相談を受けてきた中で、後悔している人の多くは「なんとなく良さそう」で決めてしまっています。デザイナーの転職は、作品づくり以上に「自分の軸を言語化し、環境と丁寧にすり合わせる」ことが成否を分けます。転職全般の後悔を防ぐ視点は転職で失敗・後悔する前に考えるべき7つのことにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. UIデザイナーとUXデザイナー、これから目指すならどちらが有利ですか?
市場のニーズが大きいのは、両方を横断できるプロダクトデザイナーです。ただ、まずは自分の得意(ビジュアルか、課題設計か)から入り、徐々にもう一方へ守備範囲を広げるのが現実的です。片方だけで止まらず、越境していく姿勢が市場価値を高めます。
Q2. デザイナーの転職にポートフォリオは必須ですか?
ほぼ必須です。実務未経験でも、リデザイン課題などで思考プロセスを見せるポートフォリオを用意すべきです。逆にポートフォリオさえ強ければ、経歴のハンデをかなり補えます。
Q3. スタートアップに移ると年収は下がりますか?
アーリーフェーズでは下がる場合がありますが、シリーズB以降の資金調達済み企業なら、現年収を維持・向上させながら移ることも十分可能です。現金年収に加え、SOを含めた総報酬で判断してください。
Q4. 未経験でも本当に転職できますか?年齢制限はありますか?
20代であればポテンシャル採用のチャンスが十分あります。30代以降の完全未経験はハードルが上がるため、隣接職種からの越境や、まず制作会社で実績を積むルートが現実的です。年齢そのものより、準備の質と学習意欲が問われます。
Q5. デザイナー転職に強いエージェントの選び方を教えてください。
デザイナー特化のエージェントと、ベンチャー・スタートアップに強いエージェントを併用するのがおすすめです。非公開求人が多い領域なので、複数登録して選択肢を広げましょう。詳しくは転職エージェントの選び方 完全ガイドをご覧ください。
デザイナーのキャリア・ベンチャー転職についてもっと知りたい方へ
UI/UXデザイナーの転職は、ベンチャー・スタートアップ転職の大きな流れの一部です。以下のガイドもあわせてご覧いただくと、全体像がよりクリアになります。
- ベンチャー転職 完全ガイド — 全体像を体系的に知りたい方はまずこちら
- プロダクトマネージャー(PdM)転職完全ガイド — デザインと近い上流職種
- 年収・手取りガイド — 報酬パッケージの考え方
- 年齢別転職ガイド — 20代・30代・40代の戦略
- 転職エージェントの選び方 完全ガイド — エージェント活用の基本
- ベンチャー転職の失敗・後悔ガイド — リスクと向き合い方
まとめ:キープレイヤーズへご相談ください
約25年、ベンチャー・スタートアップの現場を見てきた実感として、いま最も企業から求められている職種のひとつがデザイナーです。プロダクトの体験が事業を左右する時代になり、「事業を分かるデザイナー」の価値は今後さらに高まっていきます。
一方で、フェーズ選び・条件交渉・カルチャーフィットを誤ると、せっかくのスキルを活かしきれずに後悔することにもなりかねません。だからこそ、自分の軸を言語化し、正しい情報をもとに丁寧に会社を選ぶことが大切です。
キープレイヤーズでは、私・高野秀敏が直接キャリア面談を担当し、事業フェーズ・経営者との相性・入社後のデザイン組織の役割まで踏み込んでご相談を承っています。「まだ転職するか決めていない」段階のご相談も歓迎です。デザイナーとしての次の一歩に迷っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。