FDE(Forward Deployed Engineer)の採用支援|経験者がいない職種をどう採るか

FDE(Forward Deployed Engineer)を採用したい企業のご相談をお受けしています。顧客の現場に入り、課題を見つけて、AIを動くところまで持っていくエンジニアです。日本では2025年から求人が急に増えましたが、経験者はほとんどいません。だから隣接する職種から採るしかない。誰をどう口説くかの設計から一緒にやります。担当は代表の高野秀敏で、人材紹介の仕事は27年、経営者・エグゼクティブの支援は4,000名以上です。

FDEが採れない理由

経験者が日本にほぼいない

職種として新しいので、「FDEをやっていました」という人は数えるほどです。企業は隣接職種から採るしかありません。ところがその隣接職種の人は、自分がFDEの候補だと気づいていない。需要側は探していて、供給側は手を挙げていない。ここが最大の壁です。

報酬が上がっていて、待っていると負ける

FDE求人を集めている「FDE board」の集計(2026年9月11日更新、73件)では、提示年収の上限の中央値が1,500万円、最高が3,000万円でした。米国はさらに上で、日経ビジネスは2026年7月、インディード・ハイアリング・ラボのデータをもとにFDEのオファー年収の中央値が約3,200万円、一般的なエンジニアより5割ほど高いと報じています。同じ記事では、FDEの素養があるエンジニアは約15%にとどまるとも書かれていました。

「FDE」という名前で受託の常駐を募集してしまう

候補者はここを見ています。現場で得た学びがプロダクトに反映される仕組みがあるか。ないなら、ただの常駐と同じです。求人票の書き方以前に、FDEが価値を出せる組織になっているかを先に設計する必要があります。

どこから採るか

実際にお声がけしているのは、次のような方々です。

出身強み補う必要があるところ
コンサルティングファーム課題を見つける、経営層と話す、プロジェクトを回す自分で実装する力
SIer・SES顧客の業務を深く理解している、現場で揉まれているモダンな技術スタック、生成AIの実装
自社開発のWebエンジニア実装力、プロダクト志向顧客の現場に入る経験
データサイエンティストデータを扱う、モデルを評価する業務への組み込み、運用
カスタマーサクセス・ソリューションアーキテクト顧客の定着支援、導入設計コードを書く範囲の広さ

この5つのどこから採るかで、必要な年収も、面接で見るところも変わります。全部を満たす人を探すと止まります。

進め方

  1. 何をFDEに任せたいのかを伺います。顧客の現場に入る比率、プロダクトへの還元の仕組み、既存のエンジニアとの関係を整理します。
  2. どの出身の人を狙うかを決めます。ここで年収レンジと、口説き方が決まります。
  3. 求人票を一緒に書きます。技術スタック、いま作っているもの、稼働の何割が顧客現場かを具体的に書きます。
  4. 転職活動をしていない方にも、こちらから直接声をかけます。
  5. 選考の設計をお手伝いします。実装を見るのか、顧客との対話を見るのか、誰が判断するかを先に決めます。
  6. 条件を設計します。年収、ストックオプション、稼働の形、リモートの可否。
  7. 入社後も3か月、6か月と様子を伺います。「想定より常駐が多い」という食い違いは、この時期に出ます。

料金

成功報酬のみ

一般の中途採用は入社が決まった方の理論年収の35%が基準です。CTOやVPoEなど経営幹部のヘッドハンティングは、顧問契約がある場合は45%、ない場合は70%です。着手金や月額の費用はいただきません。

調べたこと

FDEの仕事内容、年収の実際、未経験から入る道筋は、記事にまとめています。候補者の方にそのまま読んでいただける内容です。

FDE採用の進め方|企業が失敗しない要件定義・採用手法・年収設計
FDEの年収はいくら?国内相場・企業別・日米比較
FDE転職完全ガイド|仕事内容・必要スキル・未経験からの成功ステップ

よくある質問

FDEとはどういう職種ですか。

顧客の現場に入り込み、課題を見つけて、AIを実装し、定着させるところまでを一気通貫で担うエンジニアです。Palantirが生み出した職種で、日本では2025年から2026年にかけて求人が急に増えました。

FDEの経験者がいないと聞きました。採れますか。

採れます。実際にお決まりになっているのは、コンサルティングファーム、SIer、SES、自社開発の出身の方です。FDEという職種名の経験がなくても、顧客と話せて実装できる方は市場にいます。

年収はいくら出せばよいですか。

国内の求人では1,000万円から2,000万円が中心です。ただし、年収を上げれば採れる職種ではありません。プロダクトへの還元の仕組みがあるかを候補者は見ています。

まだAIのプロダクトがありません。相談できますか。

できます。むしろその段階からのご相談が多いです。何を解くのか、誰の業務に入るのかを一緒に決めるところから始めます。

どのくらいで決まりますか。

1か月から3か月が目安です。要件が固まっていない場合は、そこから一緒に決めます。

誰を採るべきか決まっていない段階でご相談ください

担当は高野秀敏です。

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