ローコード・ノーコード業界の転職ガイド|市場規模と年収相場【2026年最新】

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こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職を27年サポートしているキープレイヤーズの高野です。

今回は、Kubernetes基盤上の業務システム向けBaaS(Backend as a Service)と生成AI連携ツール「AI App Modeler」を展開し、シリーズBで累計11.7億円を調達したHexabase(代表・岩﨑英俊さん、元NECのエンタープライズ基盤エンジニア出身)を筆頭に、kintone(サイボウズ、国内契約39,000社超・2026年kintone AI正式提供)、Microsoft Power Platform(Power Apps/Power Automate/Copilot Studio、Windows/Microsoft 365統合)、OutSystems(大企業向けエンタープライズLC、Gartner MQ Leader)、Mendix(Siemens傘下、エンプラLC)、Salesforce Platform(旧Lightning)Appian(BPM×LC)、ServiceNow App EngineBubbleAdaloGlideRetoolWebflowSTUDIO(デザイナー向けノーコードWeb制作)、ペライチYappli(東証グロース4168、ノーコードモバイルアプリ)、Platio(アステリア、現場業務ノーコード)、Unifinity(現場DX×kintone連携)、intra-mart(NTTデータ、ワークフロー×LC、シェア19年連続1位)、SmartDB(ドリーム・アーツ、大企業ワークフローシェア53%)、楽々Framework/楽々Workflow(住友電工情報システム)、AirtableNotionZapierMake(旧Integromat)、Boomi(Dell離脱→独立系iPaaS、2025年日本本格展開)、MuleSoft(Salesforce傘下、Anypoint Platform)、UiPath(NYSE:PATH、RPA×AIエージェント)、Automation AnywhereAppSheet(Google傘下、Workspace統合)、ShopifyBASE(東証グロース4477、EC構築)といったローコード/ノーコード業界の転職ガイドをまとめました。

日本のローコード/ノーコード市場は、IDC Japan調べで2023年約1,225億円→2028年約2,701億円(CAGR約17.1%)、ITR調べで2024年度994億円→2025年度1,000億円超、デロイト ミック経済研究所調べでプラットフォーム全体で2023年3,144億円→2025年4,085億円と急拡大中です。背景には、経済産業省「DXレポート」で示された2025年の崖(レガシー放置で最大年12兆円の経済損失)、DX人材不足43万人(2025年)/最大79万人(2030年)、生成AI×LC/NC統合(Copilot+Power Apps、Claude+kintone、GPTs+Zapier)、大企業DX投資の継続、といった追い風構造があります。実際の求人相場も、Power Platformエンジニアで年収500〜800万円、OutSystems/Mendixエンジニアで正社員600〜1,100万円、ローコードコンサル/PMで800〜1,500万円、フリーランス月額単価60〜90万円と、他IT職種と比べても堅調な水準です。

本記事では、この業界を27年見てきた立場から、ローコード/ノーコード業界の全体像、企業タイプ別年収、職種別スキル、未経験からの参入ロードマップ、年代別戦略、失敗パターンとFAQまで、まとめて解説します。ベンチャー転職 完全ガイドと併せてご覧いただくと、業界横断での位置づけが掴みやすくなります。

目次

ローコード/ノーコード業界とは — 「エンプラLC×現場NC×AI統合」の3層構造

「ローコード」「ノーコード」「市民開発者」は近い言葉ですが、実務では次の3層に分かれます。ここを混同したまま転職活動をすると、面接で噛み合わず、入社後に「思っていた仕事と違う」と辞めるパターンをよく見ます。

  • ①エンタープライズLC(プロ開発者向け):大企業の基幹〜業務システムを、フルスタックエンジニアが高速開発するプラットフォーム(Microsoft Power Platform、OutSystems、Mendix、Appian、ServiceNow App Engine、Salesforce Platform、Hexabase、intra-mart、SmartDB、楽々Framework/楽々Workflow)
  • ②現場・部門NC(市民開発者/非エンジニア向け):現場の業務改善担当が自ら業務アプリを作る(kintone、Yappli、Platio、Unifinity、Google AppSheet、サイボウズ Office、Airtable、Notion)
  • ③スペシャリスト向け高機能NC/iPaaS/RPA:デザイナー・マーケ・エンジニア・情シスが業務自動化やアプリ/Web制作を担う(Bubble、Adalo、Glide、Retool、Webflow、STUDIO、ペライチ、Zapier、Make、Boomi、MuleSoft、UiPath、Automation Anywhere、Shopify、BASE)

ポイント:「ローコード=プログラミング不要」という誤解で語られがちですが、実際は①エンプラLCは元Java/.NET/SIer出身者が強く、②現場NCは元業務コンサル・元情シス・元業務部門出身者、③スペシャリスト向けNCは元Web制作/UI/UXデザイナー/マーケター/プリセールス出身者が評価されます。年収レンジは、単純平均だと①エンプラLCのシニアコンサル職が最も高く(1,300万〜1,800万円)、次にRPA/iPaaSアーキテクト、次に1人目PMM/CS、次に市民開発者・情シスという序列になりがちですが、Hexabase/Retool/Bubble等の急成長SaaSの1人目エンジニア/PMM級ではSO込みで年収1,200万〜1,800万円級の提示も珍しくありません。

ローコード/ノーコード業界の7カテゴリーと主要プレイヤー

私が現場で見ている限り、ローコード/ノーコード業界のカテゴリーは大きく次の7領域に分かれます。

カテゴリー主なプレイヤーターゲット市場フェーズ
①エンプラLC/基幹刷新OutSystems、Mendix(Siemens)、Appian、ServiceNow App Engine、Salesforce Platform、Microsoft Power Platform、Hexabase大企業IT部門成熟+AI再定義中
②ワークフロー・BPM系LCintra-mart(NTTデータ)、SmartDB(ドリーム・アーツ)、楽々Framework/楽々Workflow、AgileWorks、Create!Webフロー大企業〜中堅、電子稟議/DX成熟・シェア寡占
③現場業務NC/市民開発kintone(サイボウズ)、Yappli、Platio(アステリア)、Unifinity、Google AppSheet、サイボウズOffice、AirCourse、Salesforce Lightning中小〜大企業の現場部門急拡大・kintone AI追い風
④Webサイト/LP/モバイルNCSTUDIO、ペライチ、Webflow、Wix、Framer、Jimdo、BASE、Shopify、Yappli中小事業者/マーケ/デザイナー急拡大・生成AI×UI連携
⑤スペシャリスト向けNC/DBBubble、Adalo、Glide、Retool、Airtable、Notion、FlutterFlow、Softr、Xanoスタートアップ/PdM/個人開発急拡大・MVP/内製ブーム
⑥iPaaS/統合/自動化Zapier、Make(旧Integromat)、Boomi、MuleSoft(Salesforce)、Workato、n8n、Tray.io情シス/SRE/DX推進成長・AI Agent統合中
⑦RPA/Agentic AutomationUiPath(NYSE)、Automation Anywhere、Blue Prism、WinActor(NTT-AT)、BizRobo!、AutoJob!大企業RPAセンター成熟→AI Agent再定義

ポイント:この7カテゴリーは「大企業向け(①②)」「中堅/中小向け(③)」「クリエイター向け(④⑤)」「情シス/SRE向け(⑥⑦)」の4タイプに分かれます。転職活動では、自分がどのタイプで、どのカテゴリーを目指すのかを面接前に決めておくと通過率が大きく上がります。同じ「ローコード」でも、①OutSystemsエンプラSIと⑤Bubble受託では、必要スキルもカルチャーも顧客単価も全く違います。スタートアップ採用ガイドで「1人目採用の考え方」を押さえた上で見比べると、狙うレイヤーが明確になります。

市場規模データ — 2028年に日本LC/NC市場は約2,701億円へ

指標2023〜2024年2028〜2030年予測年平均成長率
日本LC/NC市場(IDC Japan)約1,225億円(2023)約2,701億円(2028)約17.1%
日本LC/NC市場(ITR)994億円(2024年度)1,000億円超(2025)約15%
プラットフォーム全体(デロイト ミック)3,144億円(2023)4,085億円(2025)約14%
世界LC/NC市場(Gartner予測)約240億USドル(2023)約582億USドル(2029)約14.1%
2025年DX人材不足(経産省)約43万人(2025)最大79万人(2030)
2025年の崖の経済損失(放置時)最大12兆円/年(2025〜)
新規アプリのLC/NC比率(Gartner)約40%(2024)70%(2025)

読み方:マクロで見ると、日本のLC/NC市場は2028年に約2,701億円規模まで拡大する見込みです(IDC Japan調べ、CAGR約17.1%)。特に、経済産業省「DXレポート」で示された2025年の崖問題、DX人材不足43万人/最大79万人(2030年)、生成AIとLC/NCの統合による市民開発の加速、大企業のレガシー基幹刷新需要、といった追い風構造で、Gartnerは「2025年までに新規アプリの70%がLC/NCで開発される」と予測しています。年収・手取りガイドにもある通り、LC/NC人材の年収は他IT職種より20〜30%高い提示になるケースも増えており、特に大企業DX推進部門・情シス人材の市場価値が急上昇しています。

企業タイプ別・年収相場(1人目〜VP/CxO級)

企業タイプ代表例1人目エンジニア/コンサルマネジャーVP/責任者CxO級
LC/NC SaaSアーリー(数十名)Hexabase、Retool、Adalo、Glide、Unifinity700〜1,100万円+SO1,000〜1,400万円+SO1,200〜1,700万円+SO1,500〜2,000万円+SO2〜4%
LC/NC SaaSミドル(100〜300名)kintone(サイボウズ)、Yappli、Platio、STUDIO、ペライチ、BASE700〜1,000万円+SO1,000〜1,400万円+SO1,200〜1,700万円+SO1,400〜2,000万円+SO1〜3%
大手SIer/LC/NCパートナーNTTデータ、NRI、アクセンチュア、伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、TIS500〜800万円800〜1,200万円1,200〜1,800万円1,800〜2,500万円
外資系エンプラLC日本法人Microsoft(Power Platform)、OutSystems、Mendix、Salesforce、ServiceNow、Appian、UiPath、Boomi、MuleSoft800〜1,400万円+RSU/OTE1,300〜1,800万円+RSU1,700〜2,500万円+RSU2,500〜4,000万円+RSU
フリーランス/副業Bubble、Kintone、Power Apps、OutSystems、Zapier月60〜90万円月80〜120万円

読み方:単純平均だと外資系エンプラLC日本法人の方がベース給は高く見えますが、SO込みの期待値ではアーリー〜ミドルSaaSの方が上回るケースが多いです。特にHexabase、Retool、Adaloのようなアーリー期LC/NC SaaSは、上場ないしバイアウト時に1人目エンジニア/PMM/VPoE級のSOが3,000万〜3億円級のリターンになる可能性があります。逆に、外資系エンプラLC日本法人は営業/プリセールス/CS職のOTE制度が整っており、達成時は年収1,800〜2,500万円級の提示があります。コンサルからの転職ガイドにある通り、ポストコンサル人材の場合はSIer管理職〜外資LC日本法人プリセールスで1,300〜1,800万円レンジからの提示が中心です。

職種別スキル要件と年収レンジ

1. ローコードエンジニア(Power Platform/OutSystems/Mendix/Kintone)

Power Apps/Power Automate、OutSystems Service Studio、Mendix Studio Pro、Kintoneカスタマイズなど、LCプラットフォームで業務システムを高速開発する職種です。年収レンジは正社員500〜1,100万円、フリーランス月60〜90万円。求められるスキルは、①LCプラットフォーム認定資格(PL-900/PL-200/PL-400、OutSystems Associate O11、Mendix Rapid Developer、Kintone認定アソシエイト/スペシャリスト)、②RDB/SQL基礎、③REST API連携、④JavaScript/TypeScript(拡張プラグイン開発時)。dodaで「Power Platform」検索すると常時200件以上ヒットする活発な市場です。

2. ノーコード制作/Web+アプリクリエイター(STUDIO/Bubble/Webflow/Yappli)

デザイン思考でWeb/モバイルアプリをノーコードで作る職種です。年収レンジは正社員450〜800万円、フリーランス月50〜100万円(Bubble案件はLP風5〜15万/会員制15〜40万/MVP20〜50万)。求められるスキルは、①UI/UXデザイン(Figma/Adobe XD)、②HTML/CSS基礎、③マーケティング理解(LPO/CVR最適化)、④ローディング速度改善/SEO。Web制作会社/広告代理店/スタートアップからの求人が急増しています。

3. 市民開発者/DX推進担当(社内SE/情シス)

事業会社の情シス・DX推進部門で、Power Apps/Kintone/AppSheetなどを使い、部門ヒアリング〜要件定義〜開発〜運用まで担う職種です。年収レンジは500〜900万円。求められるスキルは、①業務ヒアリング/要件定義、②LC/NCツール操作、③Excel/SQL基礎、④社内政治調整能力、⑤変革推進マインド。レバテック単価では月63万円(≒年756万円)が典型です。

4. ローコードコンサルタント/プリセールス

SIer/外資系ベンダーで、大企業DX案件のプリセールス〜PM〜デリバリーを担う職種です。年収レンジは800〜1,800万円+OTE。求められるスキルは、①SIer/コンサル経験(PM/PMO/要件定義)、②LCプラットフォーム深い理解、③英語(外資ベンダー時)、④エンプラ営業支援経験、⑤業界知識(金融/製造/官公庁など)。NTTデータ、アクセンチュア、伊藤忠テクノソリューションズ、Microsoft、OutSystems、Mendix、UiPathで多数のポジションがあります。CXO転職ガイドにある通り、この職種はCxOへの発展性も高いです。

5. iPaaS/RPAアーキテクト(Zapier/Make/Boomi/MuleSoft/UiPath)

企業システム間の統合/自動化ワークフローを設計・実装する職種です。年収レンジは正社員700〜1,500万円+OTE、フリーランス月80〜120万円。求められるスキルは、①API/Webhook基礎、②iPaaSツール(Zapier/Make/Boomi/MuleSoft)操作、③RPAツール(UiPath/Automation Anywhere)、④AWS/GCP/Azure基礎、⑤情シス/SREとの協働能力。特にMuleSoft/Boomi/UiPathの日本市場は求人が非常に多く、フリーランス単価も上昇傾向です。

未経験→ローコード/ノーコードエンジニアになる4ルート

Route A:事務職/営業事務 → 市民開発者 → 情シス/DX推進

Excel/Accessでの業務自動化経験を活かし、まずPL-900(Microsoft Power Platform Fundamentals、20〜30時間で取得可能)→PL-200を取得、社内で市民開発者として業務改善アプリを2〜3本作り、その実績を持って事業会社の情シス/DX推進部門に転職するルートです。年収レンジは500〜700万円。年齢別転職ガイドの20〜30代セクションを参考にどうぞ。

Route B:SIer社員 → OutSystems/Mendix認定エンジニア → フリーランス

Java/.NETのSIer開発経験を活かし、OutSystems Associate O11/Mendix Rapid Developer認定を取得、SIerパートナー企業でLC案件経験を積んだ後、フリーランス独立するルート。年収レンジは正社員450〜700万円→フリー月55〜85万円。OutSystems Trainingは未経験でも受講可能で、資格取得〜案件参画まで6〜12ヶ月が目安です。

Route C:Webデザイナー/マーケター → ノーコード制作(STUDIO/Bubble/Webflow)

広告代理店/Web制作会社でのFigma/Photoshop経験を活かし、STUDIO/Bubble/Webflow/Framerを独学(NoCodeCamp月2,480円等)→制作会社の副業案件→フリーランス独立するルート。年収レンジは正社員400〜700万円、フリー月50〜100万円。ADDress(Bubble開発、2022年約50億円調達)、HQ(Bubble MVP 2〜3ヶ月)などの成功事例が増えており、実案件参入のハードルは年々下がっています。

Route D:コンサル出身 → ローコードコンサル/プリセールス

マッキンゼー、BCG、A.T.カーニー、アクセンチュア、デロイト等のコンサル出身者が、OutSystems、Mendix、UiPath、ServiceNow、Microsoft、Salesforce Platform、NTTデータ、NRIのローコードコンサル/プリセールスに転身するルート。年収レンジは1,300〜2,500万円。コンサルからの転職ガイドにもあるように、コンサル出身は「大企業DX案件のPM」「金融/製造/官公庁業界のプリセールス」といったハイレバレッジポジションを狙いやすいです。

年代別・ローコード/ノーコード業界への入り方

20代 — 資格+MVPで実績を作り、SaaS内製 or 制作会社へ

20代の場合、PL-900/Kintone認定アソシエイト/OutSystems Associate O11のいずれかを3〜6ヶ月で取得、Bubble/STUDIOでMVP/LPを2〜3本作り、その実績を持って事業会社DX推進部門・SaaS内製チーム・Web制作会社に転職するのが王道です。書類選考通過率が2〜3倍上がります。副業として月10〜20万円を並行して稼ぐケースも増えています。

30代 — 「業務理解×LC/NC×PM」の三軸で狙う

30代は、業務理解(SIer/事業会社)を軸にPower Platform/Kintone/OutSystems経験を積み、SIerのPM・DX推進部門マネジャー・LC/NC SaaSのCS Leadを狙うのが典型パターンです。年収レンジは800〜1,400万円。この年代は「1人目CS」「1人目コンサル」のポジションが取りやすい時期で、SO込みの期待値が最も大きくなります。

40代 — SIer管理職/外資LCプリセールス/CxOで年収を伸ばす

40代は、NTTデータ/NRI/アクセンチュアの管理職、外資系LC日本法人(Microsoft/OutSystems/Mendix/UiPath/Boomi)のプリセールス/セールスマネジャー、事業会社CTO/VP of Engineeringを狙うのが最も現実的です。年収レンジは1,500〜2,500万円。SIer管理職からOutSystems/UiPath日本法人のセールスへの転身は、この5年で私の周囲でも増えています。

50代 — CxO/顧問/副業ポートフォリオで働き方を再設計

50代は、事業会社CTO/CIO/DX推進担当役員、SIer/コンサル会社の顧問、複業クラウドやCircurationでのLC/NCコンサル副業を組み合わせるのが王道です。年収レンジは月100〜250万円(合算)。この年代は「1社常勤」より「4〜6社の複業顧問」の方が、収入・時間・地理的自由度のバランスが取れます。

ローコード/ノーコード業界転職の失敗パターン7選

  1. 「LCならプログラミング不要」と誤解して、コード対応に詰まるパターン:OutSystems/Mendix/Power Appsは、複雑なUI/API連携/プラグイン開発でJavaScript/TypeScript/C#が必要になります。「完全ノーコード」を期待して転職すると、入社3〜6ヶ月で技術的な壁にぶつかります。
  2. Bubble/STUDIOフリーランスで案件が取れず、収入が不安定になるパターン:Bubble/STUDIOの制作単価はLP風5〜15万円と幅があり、実績が積み上がるまでは月20万円未満のケースも珍しくありません。副業から始めて実績を作り、フルフリー転向は6〜12ヶ月後が現実的です。
  3. 大手SIerに転職して、LC/NCではなくレガシー保守を担当させられるパターン:NTTデータ、SCSK、TIS等は「LC/NC推進部門」と「レガシー保守部門」が混在しており、面接時に配属先を確認せずに転職すると意図しない部門に配属されるケースがあります。オファーレターに配属明記を交渉しましょう。
  4. 市民開発者として社内DX推進したが、業務ラインの理解を得られないパターン:情シス/DX推進部門の市民開発者は、業務ラインからの理解・協力がないと「勝手にアプリを作る人」扱いされます。社内政治調整能力と経営層のスポンサーシップが必須です。
  5. Aslead(NRI)とPlatio(アステリア)を混同して面接で恥をかくパターン:ネット記事で「Platio(旧Aslead)」等の誤情報が散見されますが、Platio=アステリアが提供するノーコード現場業務アプリ、aslead=NRIがMendix日本語版などを提供する別サービスです。混同したまま面接に臨むと即落ちます。
  6. ペライチのフリープラン公開廃止(2025年10月)を知らずに営業提案するパターン:ペライチは2025年10月にフリープラン公開機能を廃止し有料化路線へ舵を切りました。古い記事の情報で「無料で使えます」と提案すると顧客に迷惑をかけます。最新の料金体系を必ず確認しましょう。
  7. RPA単体で転職して、生成AI×Agentic Automationへの移行に取り残されるパターン:UiPath「Autopilot for Everyone/Agentic Automation Engine」、Automation Anywhere「AI Agent Studio」、Boomi「Agentstudio」など、RPA業界は2025〜2026年でAIエージェント基盤へ急ピボット中です。旧来型RPA運用者は再学習必須です。

ポイント:失敗パターンの多くは「LC/NCのビジネスモデルの解像度が低い」ことから発生します。ベンチャー転職 失敗・後悔ガイドにもある通り、面接前に「プラットフォームのライセンスモデル(月額/従量/PL)」「ターゲット企業規模(中小/大企業/官公庁)」「営業サイクル(週次/月次/四半期)」の3点を必ず確認することをおすすめします。

FAQ — ローコード/ノーコード業界転職でよくある質問10選

Q1. ローコードとノーコードの違いは何ですか?

A. 「ローコード(Low-Code)」はコード補完しつつ視覚的に開発するプラットフォーム(Power Platform、OutSystems、Mendix、Salesforce Platform、Appian、intra-mart等)、「ノーコード(No-Code)」はコード記述をほぼ不要にしたプラットフォーム(Kintone、Yappli、Bubble、STUDIO、AppSheet等)です。ただし境界は曖昧で、Power Appsは「LCで始めてもJavaScriptを書ける」といったハイブリッド運用が一般化しています。転職面接では「私はLC/NC両方を実務で扱えます」と表現するのが安全です。

Q2. 未経験からLC/NCエンジニアになるまでの期間は?

A. 3ヶ月=PL-900+簡単アプリ(社内業務改善レベル)、6ヶ月=OutSystems Associate+Bubble MVP1本、1年=実案件参画・フリーランス独立が目安です。NoCodeCamp(月2,480円、Bubble/FlutterFlow/Dify対応)、SHIFT TERAS CAMPUS(旧DMM WEBCAMP、転職成功率98.8%)、NoCodeBootCamp(3日集中)などのスクール活用で期間短縮可能です。

Q3. Power Platform/OutSystems/Mendixのどれが年収が高い?

A. 単純平均だとMendix(Siemens)>OutSystems>Power Platformの順で年収は高めです。ただしMendix/OutSystemsはSIerパートナー案件が中心で、Power Platform(Microsoft)は事業会社の情シス/DX推進部門で幅広く採用されており、案件数はPower Platformが最多です。年収を狙うならMendix/OutSystems、案件安定を狙うならPower Platformが王道です。

Q4. LC/NCエンジニアは今後、生成AIに置き換えられませんか?

A. むしろLC/NCエンジニアは「生成AI×LC/NC統合」の担い手として市場価値が上がっています。Microsoft Copilot+Power Apps、Claude+kintone、GPTs+Zapier、Boomi Agentstudio、UiPath Autopilotなど、LC/NC×生成AI連携の需要は急拡大中です。「LC/NCしか触れない」より「LC/NC+生成AI+業務理解」を組み合わせられる人材の市場価値が最も高くなっています。

Q5. kintone、Yappli、Platio、Unifinityの違いは?

A. kintone=オールインワン業務アプリ(サイボウズ、39,000社超)、Yappli=ノーコードモバイルアプリ(東証グロース4168、大手小売中心)、Platio=現場業務モバイルアプリ(アステリア、点検/報告/在庫管理特化)、Unifinity=現場DX×kintone連携(オフライン対応、製造/物流/建設)。用途・ターゲット・料金が違うため、応募前に必ず違いを整理しましょう。

Q6. LC/NCフリーランスの案件はどこで探す?

A. レバテックフリーランス、Midworks、フリーランスHub、ITプロパートナーズ、フォスターフリーランスなどでOutSystems/Mendix/Kintone案件が探せます。Bubble/STUDIO案件はランサーズ、CrowdWorks、Anycrew、Kaikoku等の副業SaaSも併用しましょう。

Q7. LC/NC業界の英語必須ポジションは?

A. OutSystems、Mendix、Microsoft、Salesforce、ServiceNow、Appian、UiPath、Boomi、MuleSoft、Automation Anywhere等の外資系ベンダー日本法人のプリセールス/CSMは英語必須です。国内系(kintone、Yappli、Platio、STUDIO等)は英語不要ですが、海外プラットフォームとの連携/ベンチマークで英語ができると評価が上がります。

Q8. LC/NC業界のIPO銘柄はありますか?

A. 上場銘柄は、サイボウズ(4776、東証プライム)、Yappli(4168、東証グロース)、BASE(4477、東証グロース)、ドリーム・アーツ(4811、東証グロース、SmartDB)、アステリア(3853、東証プライム、Platio)、UiPath(NYSE:PATH)、Shopify(NYSE:SHOP)、ServiceNow(NYSE:NOW)、Salesforce(NYSE:CRM)、Appian(NASDAQ:APPN)等。IPO候補はHexabase、Retool、Bubble、Adalo、Glide等が挙げられます。

Q9. LC/NC業界のSO評価はどう見ればいい?

A. 1人目エンジニア/PMM/VPoE級で0.3〜2%が相場です。付与時の株価×行使価格の差、権利確定期間(vesting)、優先株転換条項、リフレッシュ付与、を必ず確認しましょう。年収・手取りガイドにSO評価の詳細フローを載せています。

Q10. キープレイヤーズはLC/NC業界の転職に強いですか?

A. Hexabase、サイボウズ(kintone)、Yappli、Platio(アステリア)、STUDIO、BASE、Microsoft、OutSystems、Mendix、Salesforce、ServiceNow、Appian、UiPath、Boomi、MuleSoft、Automation Anywhere、Google(AppSheet)、NTTデータ、NRI、アクセンチュア、SCSK、TIS等、LC/NC業界への転職支援実績があります。1人目CS、1人目PMM、エンプラAE、VPoE、CxO級のご相談まで、幅広く対応可能です。

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まとめ — ローコード/ノーコード業界は「市民開発×AI Agent×基幹刷新」の時代

2026年時点のローコード/ノーコード業界は、①エンプラLC/基幹刷新、②ワークフロー・BPM系LC、③現場業務NC/市民開発、④Webサイト/LP/モバイルNC、⑤スペシャリスト向けNC/DB、⑥iPaaS/統合/自動化、⑦RPA/Agentic Automationの7カテゴリー構造で急拡大しています。日本市場は2028年約2,701億円(CAGR約17.1%、IDC調べ)、Gartnerの「2025年までに新規アプリの70%がLC/NC」予測、DX人材不足43万人(2025年)/最大79万人(2030年)、といった追い風構造変化が同時多発中で、Microsoft Copilot/Claude/GPTsとLC/NC統合の生成AI×LC/NC市場は今後さらに拡大予測です。

27年この業界を見てきた実感として、LC/NC業界で成功する人は「市民開発(業務理解×アプリ化スキル)」「AI Agent(LLM/Copilot/MCPの実装浸透に対応できるスキル)」「基幹刷新(大企業のレガシー刷新プロジェクトを完遂できる粘り強さ)」の3点を備えている方が多いです。逆に「LCならコード不要」「ローコード=簡単」「AIは怖い」というスタンスだと、業界の深さと変化スピードに置いていかれます。

キープレイヤーズでは、Hexabase・サイボウズ(kintone)・Yappli・Platio(アステリア)・STUDIO・BASE・Microsoft(Power Platform)・OutSystems・Mendix・Salesforce Platform・ServiceNow・Appian・UiPath・Boomi・MuleSoft・Automation Anywhere・Google(AppSheet)・NTTデータ(intra-mart)・ドリーム・アーツ(SmartDB)・住友電工情報システム(楽々Framework)・NRI・アクセンチュアをはじめ、大企業DX推進事業責任者ポジションまで、幅広く転職支援実績があります。1人目コンテンツディレクター/PdM/PMM/DXコンサルタント/エンプラAE/CS Lead/VPoE/CxO級のご相談まで、幅広く対応可能です。ローコード/ノーコード業界への転職を検討している方は、キープレイヤーズ 高野秀敏までお気軽にご相談ください。

ローコード・ノーコードの活躍領域として、いま伸びているのが自治体の内製化です。防災分野では避難所の受付、被害状況の集計、要配慮者の管理といった業務が自治体ごとに微妙に異なるため、既製パッケージだけでは埋まらない部分を市民開発者が埋めるという形が広がっています。2026年度から国土強靱化実施中期計画の施策が本格化し、この領域の予算にも見通しが立ちました。公共案件の商習慣と職種別年収相場は防災テック(防災DX・レジリエンス)業界転職完全ガイドで解説しています。

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執筆者:高野 秀敏

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー
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