1年目に転職してもいい?大丈夫な場合とそうでない場合を解説!

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、7社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。165社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

かつては、「一つの職場に最低でも3年は勤めなさい」と言う人が多く存在しました。入社1年目で転職するとでも言えば、「我慢が足りない」「せっかく入れた会社なのに勿体無い」という人はまだまだ存在します。

最近では転職に対する価値観は少しずつ変わり始め、若いうちに転職する人とそれを受け入れる企業は増加傾向にあります。日本企業における終身雇用の文化が廃れ、転職市場が拡大してきたことから、「1年目の転職」についても頭ごなしに否定される訳ではなくなってきました。

しかし、「入社1年目で転職する」となると、少々決断力が必要なのも事実です。若く、まだビジネスパーソンとしても未熟な段階での転職は、吉と出るのでしょうか、それとも凶と出るのでしょうか。
この記事では、新卒1年目で転職する際に知っておくべき要素を解説します。

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目次

データから見た1年目の転職状況

「新卒1年目で転職」というと、とても思い切った行動のように感じますが、データを見てみると、実はそれほど珍しいことではありません。ここでは、新卒1年目〜若手にとっての転職状況がどのようなものであるか解説します。

実は高い若手の離職率

厚生労働省の「令和2年 新規学卒就職者の離職状況」によると、新規学卒就職者(平成30年3月卒業者)の就職後3年以内の離職率は、3〜4割にも達することがわかりました。新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は近年では減少傾向にありますが、直近でも3人に一人の若手人材が、入社3年以内に転職をしているということになります。

「令和2年雇用動向調査結果の概況」では、常用労働者全体における離職率は14.2%となっており、これと比較すると若手人材の離職率は平均よりかなり高めということがわかります。

学歴別にみた離職状況

同調査における新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率を学歴別で見てみると、一番高いのは中学卒業の55.0%、次に高校卒業の36.9%、短大など卒業の 41.4%、大学 卒業の 31.2%と続きます。

次に、「学歴別就職後3年以内離職率の推移」において、入社1年以内の離職に注目してみましょう。

入社1年以内の離職は、中学卒業では一番高く3割にも及びます。離職者は2年目3年目になると減少していきます。

高校卒業及び短大卒業においても、入社1年以内の離職者が最も多いものの、いずれも2割未満です。大学卒業では、入社1年、2年、3年の離職者の差はほとんどなくなり、いずれも1割ほどで推移しています。

つまり、中学卒業の新卒社員は1年目で3割、高校卒業では2割、大学卒業では1割が退職してしまうということです。

一方、離職した人がその後どうなったかという点にも注目してみましょう。「令和2年雇用動向調査結果の概況」における、年齢階級別入職率・離職率では、男女ともに24歳以下の入職率は離職率を上回っており、25歳〜29歳は入職率と離職率がほぼ同率で推移しています。

このことからわかるのは、入社1年目で離職した人は、離職したままではなく、別の職場に就職している可能性が高いということです。1年目の転職は、珍しくないだけでなく、きちんと成功しているケースが多いと考えられます。

離職率が高い業界はどこか

令和2年 新規学卒就職者の離職状況」では、就職後3年以内の離職率が高い業界を公表しています。一番高いのは、「宿泊業・飲食サービス業」で、高校卒業・大学卒業ともに3年以内離職率は5〜6割に達します。次に「生活関連サービス・娯楽業」、「 教育・学習支援業」、「小売業」、「医療・福祉業」と続きますが、いずれも3年以内離職率は4割と、高めです。

これらの業界は、労働者全体の離職率においてもワースト常連です。共通点としては、個人客がサービスの対象であることから、残業や休日対応など労働時間が長くなる傾向があることです。また、いずれも平均給与が低いという点も挙げられるでしょう。

入社3年以内の若手人材にとっては、「もっと良い仕事に就きたい」という思いが起こりやすい環境なのかもしれません。

1年目の転職活動の方法

令和2年転職者実態調査の概況」では、年代別の転職活動の方法について調査しています。これによると、転職者全体でみて最も多い転職活動の方法は、「求人サイト・求人情報誌・新聞・チラシ等」(39.4%)でした。次いで、「ハローワークなどの公共機関」(34.3%)、「縁故(友人、知人)」(26.8%)となっています。

1年目にあたる20歳〜24歳の転職者でみても、この順位は変わりません。このデータで興味深いのは、25歳〜29歳から上の年代で「民間の職業紹介機関」の利用率が上昇する点です。20歳〜24歳では「民間の職業紹介機関」の利用率は7.8%だったにも関わらず、25歳〜29歳では21.4%になっています。

これは、民間の職業紹介機関が、ある程度キャリアを積んだ人材をサービス対象にしているためと考えられます。しかし、きめ細やかなキャリアコンサルティングが必要とされる若い世代に民間の職業紹介サービスが浸透していないのは課題といえるでしょう。

1年目の転職理由

同調査では、転職者がどのような理由で転職先の会社を決めたかについても調べています。

労働者全体で見ると、一番の理由は「仕事の内容・職種に満足がいくから」(41%)です。以下、「自分の技能・能力が活かせるから」(36%)、「労働条件(賃金以外)が良いから」(26%)、「転勤が少ない、通勤が便利だから」(20.8%)、「賃金が高いから」(15.1%)、「地元だから(Uターンを含む」(13.9%)、「会社に将来性があるから」(12.2%)と続きます。

この結果を見ると、多くの人が仕事の内容を重視していることがわかります。意外にも、賃金アップを転職の目的にしている人は大多数ではないようです。また、会社の将来性についても重要視する人は少なめです。

では、1年目にあたる20歳〜24歳の人はどうでしょうか。

今の会社を決めた理由については、順位は全体とほとんど変わりません。平均と比べて高いのは、「地元だから(Uターンを含む」(24.7%)で、他の年齢層と比べても、も20歳〜24歳は「地元志向」が高いことがわかります。

1年目に転職するOKな理由とNGな理由

1年目の転職は、批判は承知のうえで、それでも転職したいという強い想いがあるからこその行動です。しかし、「まだ1年目なのに早すぎる」「もう少し我慢したら?」などと周囲の人から言われてしまいがちです。

1年目はまだ年齢も若く、仕事も未熟です。なかには、「やっぱりやめた方が良いんじゃない?」となる転職理由もあるはずです。自分の転職したい理由に今一度目を向けて、本当に転職するべきなのか考える必要があります。

こんな理由なら1年目の転職もOK

  • 他にやりたいことができた
    新卒の就職活動は、業界知識や職業観も養われていない段階で行うため、自分の進むべき道を間違えてしまうことは多々あります。「やっぱりあの業界で働きたい!」という強い意志があれば、周囲にも納得してもらいやすいでしょう。ただし、転職してでも「やりたいこと」は、現在の会社にいても実現できる場合も少なくありません。例えば、志望する業界と全く同じではなくても、似ている事業分野があったり、「やりたいこと」が趣味の範囲で取り組めたりする場合です。1年目の転職はリスクもあるので、転職しないで済むのならしない方向で考えると良いかもしれません。

 

  • 労働条件が悪い
    上述の「離職率が高い業界」から転職した人には、この理由が多いのではないでしょうか。労働条件には、休みの少なさや給与の低さ、仕事内容の大変さなどさまざまな要素が含まれます。若手のうちは思うような労働条件のもとで働けない場合も多いですが、我慢したからといって改善するものでもありません。将来的に現在の状況から脱けだせる見込みがないときは、転職に踏み切るほかないかもしれません。ただし、面接などで転職理由に労働条件の悪さを挙げると、「労働条件に納得できないとまたすぐ辞めてしまうかもしれない」と思われかねないので注意しましょう。

 

  • 人間関係が悪い
    就職活動において業界研究はできても、職場の人間関係や上司との相性まで知ることは困難です。いくら自分が入りたかった企業に入社できたとしても、人間関係が悪い場合は、勤務を続けるのが辛くなってしまいます。一昔前は、「嫌なことを我慢するのも仕事のうち」などと言われることも多く、人間関係を理由とする転職はなかなか理解されませんでした。しかし、近年はパワハラをはじめとした職場環境を悪化させる行為に対して「NO」を言える環境が整いつつあります。いじめやハラスメントなどが常態化している会社は、コンプライアンス意識が低く、さまざまな問題を抱えている可能性があります。辛い状況を我慢し続けた結果、心身の調子を崩しては元も子もありませんから、転職を決断しても良いでしょう。

こんな理由は「ちょっと待った」1年目で転職しない方が良い場合

  • やりがいが感じられない
    「やる気と熱意を持って入社したのに、仕事は雑用ばかりで、期待していた仕事と違う。」といった状況です。仕事がつまらないと、つい他の会社に目がいってしまいますが、そもそも1年目は少しずつ仕事を覚えていく段階でもあります。1年目から即戦力として活躍できる状況という方が稀ですから、本当に転職するほどのことなのかしっかり考えましょう。むしろ、丁寧に新人を育成してくれるありがたい環境に身を置いているといえるかもしれません。他の仕事にチャレンジしたい場合や、いまいちやりがいが感じられない場合は、まず先輩や上司に相談し、今後のキャリアプランなどを確認すると良いでしょう。

 

  • 不満な点がある
    例えば、「勤務地が遠い」「休みが不定期」「上司が尊敬できない」「会社がなんとなく嫌」など、働くなかで不満な点はいくらでも出てきます。職場環境に100%満足して働いている人ばかりではなく、誰もがさまざまなことに対して我慢したり、納得したりできるよう努力しています。自分にとって深刻な事態でない限りは、一つか二つの不満点を理由に転職するのは避けましょう。

1年目で転職するリスク

「1年目で転職をする」と言ったとき、多くの人に止められるのは、さまざまなリスクがあるからです。1年目の転職は決して悪いことではありませんが、しっかりとリスクについて認識してから決断することが大切です。ここでは、1年目で転職するにあたって、留意しておいた方が良い点について解説します。

収入が下がる可能性がある

「新卒カード」という言葉があります。これは、トランプのジョーカーのように、新卒には特別な優位性があることを表しています。なんのキャリアもスキルもなく、将来性もわからなくても、「新卒」という点が評価され、採用してもらえるのは新卒ならではのボーナスポイントといって良いでしょう。

今、転職したくてたまらなくても、現在所属している企業が、自分の条件で入社できる最も良い企業かもしれません。安易に転職した結果、収入を下げてしまう可能性もあります。現時点の収入が上がったとしても、生涯賃金で考えたときにメリットがあるか考えた方が良いでしょう。

受け入れ企業が少ない

1年目の転職を受け入れる企業は数多く存在します。しかし、自分が志望する会社が受け入れてくれるかどうかはわかりません。特に1年目で転職しようとする人は、「もっと良い会社に入り直したい」と思っているはずです。ところが、大企業ほど新卒一斉採用の傾向が強く、中途採用はスキル重視である場合が少なくありません。

1年目でも転職はできますが、思った通りの転職ができる、とは思わない方が良いかもしれません。

また転職したくなってしまう

「転職癖」は、仕事が長続きせず、短期間で何度も離職して転職を繰り返してしまうことをいいます。これは、決して過剰な表現ではありません。転職自体は意外と簡単にできてしまうので、どの職場でも不満点を見つけてはすぐに退職してしまう状況を繰り返す人は少なくないのです。

転職癖は、会社への理想が高すぎる場合や、自分への評価が高すぎる場合に陥りやすいです。今の会社に耐えきれないほどの不満がある場合も、「こんなもんだな」と思えないか自分に問いかけてみましょう。1年目は、謙虚な気持ちで環境に適応した方が良い時期でもあります。

経済的に余裕がなくなる

「在職中に次の職を決める」のは転職活動の大切なセオリーともいえますが、次の仕事が決まらないまま現在の会社を辞めてしまう若手は少なくありません。特に1年目は、学生から社会人になった環境の変化で心身が疲れている場合が多く、慣れない業務に加え転職活動も、となると対応しきれなくても無理はありません。しかし、そこで安易に退職してしまうと、収入が途絶え、経済的に余裕がなくなってしまいます。

余裕がなくなると、飛びつくように次の会社を決めてしまい、後悔することになりかねません。転職を成功させるには焦りは禁物といえるでしょう。

1年目で転職するメリット

何かと風当たりの強い「1年目の転職」ですが、確固たる意志を持って転職に臨む人にとっては、「1年目であること」をメリットに変えることができます。そもそも、1年目はまだまだ若く、さまざまな挑戦ができる年代です。転職を悩んでいる人は、メリットに目を向けてみるのも良いかもしれません。

ここでは、1年目で転職するメリットを解説します。

社会人経験が評価される可能性がある

新卒社員を採用する場合、本当に何も知らない学生のレベルから教育しなければなりません。その点、1年目の転職者は少ないながらも社会人経験があります。たった数ヶ月程度の違いであっても、新卒社員とは表情などもだいぶたくましくなっているはずでしょう。

このように、1年目の転職者は新卒社員と比べ、研修や教育のコストを下げられる点が重宝されることがあります。若さと少しの経験を兼ね備えた人材を求め、第二新卒を積極的に募集する企業も少なくありません。

新卒で不採用になった企業に挑戦できる

新卒採用では難関大の学生ばかりをターゲットにしていた企業が、中途採用では学歴不問としているケースは珍しくありません。新卒採用では対象外だったポジションで中途採用をしている場合もあるでしょう。このように、1年目の転職は、新卒のときに不採用になった企業に再挑戦する機会にもなります。「新卒の就活ではダメだったけど、また挑戦しにきました」と言えばそれなりに熱意も伝わり、良い印象につながるかもしれません。

また、他の業種を経験してみて、改めて自分のやりたいことが認識できるということもあります。想いがはっきりと強くなっている分、アピールがしやすいでしょう。

若手重視の会社に歓迎される可能性がある

第二新卒を積極的に採用している企業は増加傾向にあります。新卒の採用人数が目標に達していない場合や、ゼロから業務が覚えられる人にきてほしい場合など、企業の事情はさまざまですが、若手人材は基本的に歓迎されることが多いです。転職する理由が前向きで納得感があるものであれば印象も良く、「1年目の転職」であることはそれほど障壁にならないかもしれません。

ただし、新卒一斉採用を重視する会社にとっては、研修や教育の二度手間になることから、即戦力にはほど遠い第二新卒者を採用するメリットはあまりありません。第二新卒を積極募集する企業は、人手不足かつ、教育にそこまで時間をかけない場合が多いことも認識しておきましょう。

未経験の職種にも挑戦できる

1年目はまだまだ若く、キャリアチェンジも十分可能です。挑戦したい仕事がある場合は、若さを武器に、早めの転職が有利に働くかもしれません。

ただし、若いからといって次から次へとキャリアチェンジをしていては何も身につきません。転職というリスクを取ってまで挑戦する仕事が、将来にわたって続けていきたいものなのかどうか、しっかりと意志を固めることが大切です。

行動力ややる気が評価される可能性がある

「1年目で転職」しようとする人の一般的な評価は、悪く言えば「無謀、無鉄砲」ですが、「行動力がある、熱意がある」ととらえる人も少なくありません。特に、ベンチャー企業などでは、若くアグレッシブな姿勢と挑戦意欲が高く評価され、歓迎してくれる場合も多いでしょう。

面接の際などに、1年目で転職しようと思うに至った熱い気持ちを語れることが大切です。くれぐれも前職の不満などは話しすぎないように気をつけましょう。

1年目で転職するための心構え

多くの1年目社員に共通しているのは、業界や職種に対して見識が深いとはいえない点です。当人は真剣に悩んでいても、一般的に考えて「転職を甘くみている」という可能性もあります。転職を決意する前に、ここにある内容を自分自身に問いかけてみましょう。

その転職は「逃げ」ではないか

「辛いこと」からは、逃げて良い場合と、逃げない方がその後の成長につながる場合があります。この判断は非常に難しく、責任感があり真面目な人ほど逃げずに耐え続け、心身を壊してしまうこともあるのでくれぐれも無理は禁物です。

しかし、自分自身が変わることで対処できるのならば、「辛いこと」からは逃げるべきではないかもしれません。転職は、現状に耐えることで将来的に自分自身にメリットがあるかどうかをしっかり考えてから決断しましょう。

今の会社で不満を解決しようとしたか

不満を解決するために転職しようとすると、次の会社でも新たな不満が出てきてしまいます。それよりも、不満に感じる内容を周囲に相談したり、自分のなかで納得したりするなど、解決する努力をしてみましょう。

例えば、ハラスメントやいじめについては、企業側に解決する義務があります。そのほかの職場環境や働き方についても、正当な要求であれば聞き入れてもらえるでしょう。嫌なことや不満なことを理由に転職するのではなく、今の会社で解決できるよう働きかけることが大切です。

今の会社には本当に魅力はないのか

転職したいと思うほど心が離れてしまった今の会社ですが、本当に魅力がないのか、もう一度考えてみましょう。「今の会社は、仕事はつまらないし、尊敬できる人もいない」と愚痴をこぼす人の勤める会社が、とても安定した大企業であるというケースは少なくありません。仕事がつまらなく感じるのは、業務がしっかりと分業化されて無理せず取り組める仕様になっているからかもしれませんし、同僚が平凡に見えるのも平和的な職場環境だからこそかもしれません。もし、正反対の職場環境であったなら、たちまち体調を崩してすぐに退職しなければならなかった可能性もあります。

人間はないものねだりをしてしまうことが多々あるため、今いる環境の良さに目を向けることが大切です。

ネガティブな退職理由をポジティブに変換できるか
会社を退職するにあたっては、多くの場合「ネガティブな理由」からです。しかし、転職活動をするにあたっては、これらをポジティブに変換する必要があります。嘘をついているようで気が引ける人もいるかもしれませんが、外面と内面を使い分けられるのが社会人の基本です。面接ではそういったスキルを持っているかどうかチェックされていると考えましょう。

今の会社の不満を言うのではなく、「もっと挑戦したいことがある」「成長できる環境にいきたい」「会社の役に立ちたい」というように、前向きな表現を使うと良いでしょう。

自己分析はできているか

自分が本当にやりたいこと、自分に向いていることをきちんと分析できていなければ、転職は成功しません。

1年目で転職するということは、就職活動の際に自己分析が甘かった結果でもあります。そこからたった数ヶ月後の自分の考えが、必ず正しいとは過信しない方が良いかもしれません。自分の考えだけでなく、第三者の意見も参考に「自分という人間」を今一度見つめ直す機会をつくりましょう。

第三者とは、家族や友人でも構いませんが、キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーであれば、より就職に特化した意見を聞くことができます。転職の意志が固まる前であってもコンサルティングを受けられる転職支援サービスもあるので、良い相談相手との関係を構築しておくと良いでしょう。

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まとめ

1年目の転職は、周囲になかなか理解されないことも多く、風当たりの強いなか進めなければならないかもしれません。しかし、実際は第二新卒OK、未経験OKの求人は数多く存在するため、決して悪くない条件で転職することが可能です。生涯同じ会社で勤め上げる「終身雇用」の文化も徐々に廃れつつあるなか、若手人材の転職はさほど問題視もされなくなっています。

ただし、何十年後かに振り返った時、「新卒で入社した会社が一番良い会社だった」と気付くのは、よくある話です。今の会社は、本当に今すぐ転職しなければならないほど問題があるのか、しっかりと考えることが大切です。

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