こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職のサポートをしているキープレイヤーズの高野です。
転職エージェントとして多くの転職希望の相談に乗ってまいりました。
最近になって多い相談は第二新卒層からの相談です。第二新卒というのは新卒から3年未満での転職を指します(会社によって第二新卒の定義が異なりますが、3年未満とは一般的によく言われる定義です)。
こちらのYouTubeでも、第二新卒の転職事情やポイントをお伝えしていますので、ぜひ併せてご覧くださいませ。
【第二新卒の転職事情】
【第二新卒の転職のポイント】
第二新卒におすすめの転職エージェント6選
それでは、第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介します。
1.リクルートエージェント
リクルートエージェントをおすすめする理由は求人の多さ、案件の幅の広さがありますが、最も重要なポイントはリクルートエージェントのサービスを運営するリクルート自体が第二新卒を採用している点です。
特に長年、リクルートエージェントを運営していたリクルートキャリア(現在は株式会社リクルート)は第二新卒での採用が多い企業として有名でした。
そのため、第二新卒層への理解があり、多くの第二新卒転職を支援してきた実績があります。また求人の1つとしてリクルートキャリアはどうかと提案され、実際にリクルートへ転職する方もいらっしゃいました。
このように第二新卒の求人を扱っているだけではなく、実際に第二新卒の方を受け入れている企業は第二新卒に強いといえます。
2.doda(デューダ)
私が新卒で就職した会社がdodaを運営するインテリジェンス(現パーソルキャリア)でした。
dodaは、元々若い会社を取り扱っていたこともあり、第二新卒領域を強みとしていました。現在ではdodaは年代、業種問わず幅広く取り扱っています。
また、第二新卒にとっては初めての転職活動ですので不安な点も多くあるかと思いますが、dodaであれば転職初心者の方にとってもわかりやすいように転職活動の方法について詳しく説明してもらえます。
dodaも、リクルートと同様に運営元のパーソルキャリアが第二新卒を多く採用しているため、第二新卒への理解度も大変高いです。
3.JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
JACと呼ばれる有名な転職エージェントの1つです。現在もそうなのかはわかりませんが、JAC RecruitmentはRA(リクルーティングアドバイザー)とCA(キャリアアドバイザー)を1人のエージェントが兼任するスタイルです。
つまり求人紹介をする人と、企業へ営業する人が同じであり、求人の要件について深く理解している人から求人紹介をしてもらえます。
そのため、転職のミスマッチが減るので安心して相談できます。
JACも若いキャリアアドバイザーが多く、第二新卒層の方にとっては近しい年齢の方に相談できるので安心です。
4.GEEKLY
GEEKLYはITやゲーム業界の転職に強い転職エージェントです。
ITやゲーム業界は平均年齢も若く、採用も20代が多いので、第二新卒層の採用にも積極的です。新卒は採用してないけど若い人を採用したいので第二新卒で採用していこうという企業が多いです。
IT業界やゲーム業界は利益率も高いことから若い方にもそれなりの年収を支払っています。(ゲーム業界の場合、ヒット作がでなければ利益率が大きく伸びないので運の要素もありますが、ヒット作がすでにでている企業であれば高利益率体質の企業が多くあります)
インターネット業界をはじめ、ITやゲームに関心がある方はご相談に行ってみてもよいエージェントかと思います。
5.UZUZ (ウズウズ)
UZUZは第二新卒や20代に強いエージェントとして知られており、何らかの理由で大学を中退された方や、一社目を辞めて時間が空いてしまった方など他の方とは少し特殊と言われる方の支援も数多くされています。
才能に溢れた方というのはどこにでも眠っているものです。
面接の効率を考えて普段学歴や職歴で転職の面接のスクリーニングをしていますが、実績はまだないもののこれからに大きな可能性を持っている方を支援しているUZUZのようなサービスは非常に良いと思います。
自分だと他のエージェントから相手にされないのでは?と不安に思っている方はUZUZの門を叩いてみるとよいでしょう。
6.キープレイヤーズ
自社のPRになってしまい恐縮ですが第二新卒にも多くの支援実績があるのがキープレイヤーズです。キープレイヤー発掘。これがミッションです。
特にスタートアップやベンチャーにチャレンジしたいという大企業の方からの相談がとても多く、毎年多くの方のキャリア支援をさせていただいております。
大企業に入ったけどやっぱりチャレンジしてみたい、将来は起業してみたいというチャレンジ精神がある方におすすめの企業がたくさんございます。
あまり知られていない企業も多く知っております。特にエンジェル投資をしている関係で転職エージェントをあまり使っていない、ベンチャー、スタートアップの求人が多くございます。
大企業からベンチャーに転職して、その後役員や社長になられる方、またその後起業して成功している方など様々な事例がございますので自信をもって求人をお伝えできます。
キープレイヤーズという会社ではありますが、代表である高野がほとんど面談をしております。キープレイヤーズのHPからLINE、Facebook Messengerなどでお気軽にご連絡くださいませ。
同時に併用したい転職サイト4選
転職エージェントを紹介しましたが、第二新卒転職では企業を知るということも重要なので転職サイトも合わせて紹介させていただきます。第二新卒で転職を考えている方はぜひご登録ください。
1.ビズリーチ
以前はハイクラス向けのサイトとして有名でしたが、現在は若手の方にも多くの求人提案がくるのがビズリーチです。とにかく登録している転職エージェントや企業の数が多いので、求人を眺めるだけでこういう企業があるのかという勉強になります。
第二新卒も新卒の就職活動と同様に、どういう企業が第二新卒の採用をしているかを知ることが重要です。
その際にビズリーチは第二新卒向けの求人を見ることもできますのでぴったりです。転職エージェントからも第二新卒向けの求人ということで具体的な社名や年収が載った求人が送られてくるので便利です。
ビズリーチは第二新卒以降も転職活動には必須ですので早いうちに登録して転職市場を把握するのによいです。私自身もビズリーチにて転職希望の方を見つけてメッセージを送っております。
2.リクナビNEXT
リクナビネクストは求人数が圧倒的な数を誇るので第二新卒向けというわけではないですが、第二新卒の求人数が多くあります。
また、学歴経歴をほとんど問わない求人もあるので、経歴に自信がない方にとっても使いやすいサイトとなっています。
露出をあまりしていない昔ながらの老舗企業もリクナビネクストには求人があることもあるのでぜひご覧になってみてください。
3.Wantedly
Wantedlyはベンチャー企業を中心に強い転職サイトです。
転職サイトといってもライトな感じなので登録するハードルは非常に低いです。ベンチャー界隈の方はほとんどの方がアカウントをもっていますし、登録しているといろいろな会社からスカウトがもらえます。
Wantedlyはベンチャー企業の求人が多いことから、第二新卒クラスの採用を積極的にしている企業の求人が多くあります。
逆に今は転職できないけどあとどれくらいのスキルを身に着けたら転職できるようになるのかのギャップを知るのにも便利なサイトとなっています。
4.リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営するハイクラス向け転職サイトです。
リクルートは先に紹介したリクナビNEXTという大型の転職サイトを運営する企業です。そして、転職の中でもハイクラスに特化した転職サイトがリクルートダイレクトスカウトです。
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス向けに特化しているだけあり、キャリアアップにつながる求人や比較的年収の高いベンチャー企業の求人などを紹介してもらえることもあります。
転職を通してキャリアアップしていきたいという方は登録してみるといいと思います。
第二新卒での転職が増えてきた理由
私の体感になりますが、第二新卒での転職をする方は増えている印象です。社会人1年目で11%。3年で32%の方が転職しています。なぜ第二新卒の転職が増えてきたのでしょうか。
一番は価値観の変化が大きいと思います。私が大学を卒業して、就職をしたのは1999年でしたが、そのころはまだまだ「石の上にも3年」という考え方も根強かったですね。まずは3年は我慢してから次を検討するということが多かったです。
一方、最近は新卒でベンチャー企業やスタートアップに転職する方も多い。大企業でも外資系企業の傘下にはいったり、主力事業が売却されたりということも増えてきました。
そのため、定年まで同じ会社で働くという考え方だけではなく、フリーランスや起業、ベンチャー企業への転職といった多様な転職が増えていきました。「石の上にも3年」はもうなんと言いますか相当な過去の話ですよ。
また、リモートワークがすすんでから会社の人との人間関係構築が難しくなったとも言われます。やめることの心理的障壁が減ったことも転職しやすくなった要因のひとつといえます。対面であって関係の深くない上司にツメられるともうもたないわけです。それはそうですよね。なんとも可哀想だ。とは言いつつ現状を受け入れないわけにはいきません。第二新卒の方は大好きなのでめちゃくちゃ応援していますよ!私も!
第二新卒で転職するときに気をつけること
第二新卒で転職する際に気をつけるべき点はいくつかあります。
まず、新卒3年未満の転職ということなので、世間的にはすぐ辞める人とは少なからず思われます。
さらに1社目の会社を辞めて転職したい理由が、「飽きた」「つまらなかった」といった理由では採用されにくいです。
よくあるのが「もともと一生働こうなんて思ってたかったんですよ」「自分にはもっと良い仕事があると思うんです」「将来性が不安で」などのネガティブ転職。
短い期間であっても何らか集中して仕事の結果を出している。少なくとも結果までは出ていなくても足元の仕事に全力コミットしていると言えるだけの具体的なエピソードが欲しいところです。
その上で、第二新卒で受けている会社の仕事がやってみたいといったポジティブな理由であれば採用されやすいです。
実際には、第二新卒で転職したい理由がネガティブであることも多いですが、面接で話す際には気をつけましょう。こうした点も後述する転職エージェントへ相談をすれば、アドバイスをもらうことができますので相談していきましょう。
年齢的には新卒に近いですが、社会人としての受け答えを要求されます。
第二新卒の転職で気をつけるべきこと
第二新卒は、新卒採用と中途採用の間に位置付けされます。
一部の技術職を除くと新卒採用はスキルを問われることはありません。
一方で中途採用の場合は現在持っているスキルに基づいて採用が行われます。転職活動の場合は、営業経験がある人は営業職で採用され、経理経験がある人は経理職で採用されます。
未経験の職種での転職活動も可能ですが、難易度はあがり、年収も下がってしまうことが多いです。
では、第二新卒はどうかというと、第二新卒は職種チェンジになることも多いため、職種は何であろうが関係ありません。新卒と同様に学歴はある程度見られることと、1社目にどういった企業に入ったかを見られます。
一方で、社会人として扱われますので、面接の際のビジネスマナーは中途採用と同じ水準のものが求められます。
新卒であれば多少失礼であっても、元気がよければ採用されることはありますが、第二新卒ではよほど人員に困っている企業ではない限り、礼儀作法がなっていない人は落ちてしまいます。
企業側から見ると、「第二新卒はスキルはないが礼儀作法は一通りできるようになった社会人」として扱います。
第二新卒におすすめの転職エージェントの選び方
第二新卒におすすめの転職エージェントはなかなか難しいのが現状です。
転職エージェントは、例えば年収の35%という形でフィーをもらうので年収が高い方を転職させたほうが転職エージェントに入る報酬も大きくなります。
そのため、年収が低い第二新卒層よりもある程度年収が高くなる中途層の支援をする転職エージェントが多く存在します。
第二新卒クラスとなると支援する転職エージェントも人材業界の経験が浅い若手のコンサルタントが多くなりがちです。
私のようにベンチャー・スタートアップ支援をしている人間は相対的に若い方の支援をする機会が多くありますので、ベンチャー・スタートアップ支援をしている方もしくは、若手支援実績の経験が豊富な方に相談するとよいでしょう。
実際に第二新卒採用をしている企業
第二新卒で採用している具体的な企業を紹介させていただきます。
アクセンチュア
アクセンチュアは多くのコンサルタントを第二新卒で採用し育成に成功しています。昇進してマネージャー、シニアマネージャー、さらにはパートナークラスにまでなっている方もいらっしゃいますね。
Yahoo!
Yahoo!は第二新卒といっているわけではありません。
新卒、既卒、第二新卒など経歴にかかわらず30歳以下の方であれば応募できる「ポテンシャル採用」として、通年採用を行っています。
Yahoo!は入社してスキルを身に着けて他社で活躍されている方や起業されている方が多いので力がつく会社の代表なのだと思います。また、LINEと統合するなど企業規模もますます大きくなっておりますし、さらに成長が見込める会社だと思います。
KDDI
KDDIは新卒で人気の企業ですが、第二新卒も定期的に募集しています。職種も幅広く募集しているので、KDDIのような大企業に入社したいという方にはぴったりです。
ベンチャー企業に就職したものの、やっぱり大手企業に行きたいという方で応募されている方も多いようです。
DMM
DMMは、インターネット業界で勢いのある企業です。海外のサッカーチームの買収を進めるなど経営の幅の広さが有名ですね。
また、未上場なので、長期的な目線で会社を成長させることができているので、じっくり腰を据えて大きなプロジェクトをしてみたい方には面白い会社だと思います。
転職が決定したら気をつけること
第二新卒で転職したら、会社に退職を連絡しましょう。
このとき引き止められることがよくありますが、一度退職を伝えた会社でひきとめられて働き続けてもあまりメリットはありません。
一度辞めるといった人を会社が重宝するとは思えないからです。よって、転職が決定し、転職することを決意したら退職を伝えましょう。少なくとも1ヶ月前に退職を伝えるとよいでしょう。
このあたりは会社によって暗黙のルールがあるので、退職する先輩に聞いておくとよいです。
入社先と入社時期、辞める現職と退職時期をうまくすり合わせましょう。間に転職エージェントがはいっていると、入社先の入社時期の調整が可能なのでお願いするとよいです。
転職の相談はお気軽に
転職に関するご相談は、お気軽に高野までご連絡ください。第二新卒は、転職エージェントのなかでも詳しい方はあまり多くないですのでお気軽にご連絡いただければ簡単な悩みでもお答えいたします。