こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職支援を27年続けているキープレイヤーズの高野秀敏です。
24歳のタイミングで「別の仕事の方が向いているかもしれない」「他の職場で働いてみたい」と考える方は非常に多いです。私のもとにも24歳前後の方からのご相談が数多く寄せられています。
入社して数年経つと実務にも慣れ、ある程度の仕事は一人でこなせるようになります。しかし同時に「この会社で本当にいいのか」という疑問が湧いてくる時期でもあります。
結論から言うと、24歳は転職市場で非常に有利な年齢です。ただし、事前準備をしっかり行うことで成功確率は大きく変わります。
この記事では、私の27年の転職支援経験をもとに、24歳の転職事情からメリット・デメリット、学歴別・男女別のポイント、成功のコツまで徹底的に解説します。
この記事でわかること
- 24歳の転職市場での評価と有利な理由
- 学歴別(高卒・大卒・院卒)の転職戦略
- 未経験からの転職におすすめの業界・職種
- 24歳の平均年収と転職後の年収変化
- 転職成功者と失敗する人の決定的な違い
- 転職活動を成功させる7つのステップ
24歳の転職事情【2026年最新データ】
はじめに、24歳の転職を取り巻く最新の状況を確認しましょう。
24歳で転職する人の割合
総務省の労働力調査によると、15〜24歳の転職者比率は10.8%で、全年齢の平均を大きく上回っています。
私の実感としても、24歳前後のご相談は年々増えています。以前は「入社3年は我慢すべき」という風潮がありましたが、現在は早期のキャリアチェンジに対して企業側の理解も進んでおり、24歳での転職は決して珍しいことではありません。
24歳の平均年収
24歳の年収事情を把握しておくことは、転職時の条件交渉にも役立ちます。
| 区分 | 平均年収 | 手取り月額(目安) |
|---|---|---|
| 24歳全体 | 約310万円 | 約20万円 |
| 24歳男性 | 約330万円 | 約21万円 |
| 24歳女性 | 約290万円 | 約19万円 |
| 大卒2年目 | 約300万円 | 約19万円 |
| 高卒6年目 | 約320万円 | 約20万円 |
転職によって年収が上がるケースは少なくありません。特に人手不足の業界や成長企業への転職では、同年代の平均を上回る条件を提示されることもあります。年収・報酬に関する詳細なデータも参考にしてみてください。
24歳の転職理由トップ5
| 順位 | 転職理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 給与が低い・昇給が見込めない | 32.8% |
| 2位 | 肉体的・精神的につらい | 22.1% |
| 3位 | 会社の評価方法に不満 | 18.4% |
| 4位 | 仕事内容が合わない | 15.7% |
| 5位 | キャリアアップしたい | 14.2% |
給与や労働環境への不満がきっかけになるケースが最も多いですが、私としてはポジティブな理由での転職をおすすめしています。「何から逃げるか」ではなく「何を得たいか」で転職先を選ぶ方が、結果的に満足度の高い転職になります。
24歳は転職チャンスの年齢である理由
24歳での転職は決して遅くありません。むしろ、求人数も豊富で、転職市場で最も恵まれた年齢層のひとつです。その理由を解説します。
第二新卒として評価される
24歳は学部卒の3年目もしくは大学院卒の1年目にあたるため、第二新卒の定義に当てはまります。
近年、第二新卒を積極的に採用する企業が増えています。最低限のビジネスマナーを身につけている人が多く、採用企業にとっては教育コストを抑えられるメリットがあるためです。
ポテンシャル採用の対象になる
24歳の段階では、ポテンシャルを見て採用してもらえます。実績があるに越したことはありませんが、企業はそれほど即戦力を期待していません。
私のご支援先でも、24歳を対象とした「未経験可」の求人は全体の約39%にのぼります。これは他の年齢層と比べても非常に高い数字です。
未経験職種・異業種にも挑戦できる
「未経験の人を採用するなら若手の方がいい」と考える企業が多いため、社会人経験が長くなるほど未経験職種への転職は難しくなります。24歳は未経験の職種・業界に挑戦できるラストチャンスに近い年齢です。
ベンチャー転職の完全ガイドでは、未経験からのベンチャー転職についても詳しく解説しています。
24歳で転職するメリット・デメリット
24歳の転職にはメリットとデメリットの両面があります。私の経験から率直にお伝えします。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 第二新卒として活動できる | 即戦力として見てもらえない場合がある |
| ポテンシャル採用で未経験OKの求人が多い | 「すぐ辞める」と懸念される可能性 |
| 異業種・異職種への方向転換が可能 | スキル・経験不足で年収が下がるリスク |
| 社会人経験があり新卒より有利 | 同年代との競争が激しい |
| 合わない環境から早期に脱出できる | キャリアの一貫性を問われることがある |
| 再度転職するチャンスも残っている | 転職回数が増えるリスク |
メリットの詳細
最大のメリットは「やり直しがきく年齢」であることです。24歳であれば、仮に転職先が合わなくても、もう一度キャリアを立て直すことができます。
私がご支援してきた方のなかにも、24歳で異業種に飛び込み、30代で年収1,000万円を超えた方が何人もいらっしゃいます。若いうちの方向転換は、長期的なキャリアで見ると大きなプラスになることが多いのです。
デメリットへの対策
デメリットとして最も多いのが「すぐ辞めるのでは」という懸念です。これは転職理由をポジティブに説明できるかどうかで印象が大きく変わります。
「何が嫌だったか」ではなく「何を実現したいか」を明確に伝えることで、前向きな転職であることを企業に理解してもらえます。転職の失敗・後悔を避けるためのポイントも併せてご覧ください。
【学歴別】24歳転職のポイント比較
24歳の転職戦略は最終学歴によって大きく異なります。自分の立ち位置を正しく理解したうえで戦略を立てることが重要です。
| 学歴 | 社会人年数 | 強み | 注意点 | アピール戦略 |
|---|---|---|---|---|
| 高卒 | 約6〜7年 | 豊富な実務経験 | 学歴フィルター | 具体的な実績・数字で勝負 |
| 専門・短大卒 | 約4〜5年 | 専門スキル+経験 | 職種が限定的 | 専門性を活かしたキャリアアップ |
| 大卒 | 約2〜3年 | 第二新卒ブランド | 早期退職の印象 | 退職理由を前向きに説明 |
| 大学院卒 | 約1年 | 高い専門性 | 超早期退職の懸念 | 研究経験+志望動機の一貫性 |
高卒・専門学校・短大卒の方
高卒の場合は社会人7年目、専門卒・短大卒の場合は社会人4〜5年目のケースが多いでしょう。
異業種への転職でない限り、即戦力として期待されることも珍しくありません。業務に必要な知識やスキルが身についているケースも多いので、具体的な数字(売上実績、担当件数、改善率など)を使ってアピールすることをおすすめします。
大学卒の方
大学卒の場合は入社3年目の途中で退職するケースが多数を占めるでしょう。
早期退職に分類されますが、納得感のある退職理由を伝えることができれば、むしろ好印象を与えられる場合もあります。「現職で何を学んだか」「なぜ今のタイミングで転職するのか」を論理的に説明できるよう準備しましょう。
大学院卒の方
24歳で大学院卒の場合は、現職を1年未満で退職することになります。
不安に感じる方も多いかもしれませんが、企業によっては「前職の色に染まっていない」とポジティブに評価してくれるケースもあります。大学院で培った研究スキルや論理的思考力は、多くの企業で高く評価される要素です。
24歳転職のポイント【男女別】
男性の転職ポイント
男性の場合、将来のためにキャリアアップや年収アップを目指す方が多いです。
面接で評価されるためには、これまでの経験を転職先でどのように活かすかを具体的にアピールし、転職後に活躍する姿を面接官に想像してもらうことが重要です。
今まで行った業務の成功したこと・失敗したこと、その理由、得られたスキルなどを深掘りしておきましょう。
女性の転職ポイント
女性で転職を考える場合、結婚や出産などのライフイベントとの両立に悩む方も多いと思います。
面接の際は、その企業での長期的なキャリアプランを明確に説明し、長く働き続けるイメージを抱いてもらうことが重要です。
産休・育休制度の実績や、時短勤務の利用率などは事前に必ず調べておきましょう。制度があっても実際に使われていない企業も残念ながら存在します。
24歳未経験からのおすすめ業界・職種
24歳が未経験から転職する場合におすすめの業界・職種を、私の支援実績をもとにまとめました。
| 業界・職種 | おすすめ度 | 未経験歓迎度 | 年収目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| IT業界(エンジニア) | ★★★★★ | ◎ | 350〜500万円 | 市場拡大中で人手不足。研修制度充実の企業多い |
| SaaS営業(IS/FS) | ★★★★★ | ◎ | 400〜600万円 | 成長産業で成果次第で高年収も可能 |
| コンサルティング | ★★★★☆ | ○ | 450〜700万円 | 論理的思考力重視。大卒以上が多い |
| 人材業界 | ★★★★☆ | ◎ | 350〜500万円 | 対人スキルが活きる。営業力が身につく |
| 医療・福祉 | ★★★☆☆ | ◎ | 300〜400万円 | 慢性的な人手不足で求人豊富 |
| 専門商社 | ★★★☆☆ | ○ | 350〜500万円 | 営業経験者は特に有利 |
IT業界が最もおすすめな理由
IT業界は市場規模の拡大にともない人手不足が深刻化しており、24歳未経験でもポテンシャルを見て採用してもらえる可能性が高いです。
入社後は教育コストがかかるため、同じ未経験であれば若手の方が採用されやすい業界でもあります。今後の成長が見込まれ将来性も期待できるため、新しい業界で長く活躍したい24歳に最適です。
SaaS営業も注目
私のご支援先にはSaaSスタートアップが多いのですが、24歳前後の営業未経験者を積極採用している企業は非常に多いです。インサイドセールス(IS)からスタートし、フィールドセールス(FS)へステップアップしていくキャリアパスが確立されています。
成果次第では入社2〜3年で年収600万円に到達するケースもあり、年収アップを狙う方にはおすすめです。
24歳転職の成功事例・失敗事例
成功事例:メーカー営業 → SaaS企業
新卒でメーカー営業として2年間勤務。有形商材の営業経験を活かしてSaaS企業のフィールドセールスに転職。
転職のポイント:前職での営業実績(新規開拓30社、チーム内売上3位)を数字で具体的にアピールした。また、「なぜSaaSなのか」を自分の言葉で語れるよう準備した。
結果:年収が280万円から400万円にアップ。入社1年で社内MVPを獲得。
成功事例:事務職 → IT企業カスタマーサクセス
新卒で中小企業の事務職として3年間勤務。「もっと顧客と関わる仕事がしたい」という思いからIT企業のカスタマーサクセス職に転職。
転職のポイント:事務職で培った正確性やExcelスキルに加え、社内のIT化を自主的に推進した経験をアピール。未経験ながらもITに対する意欲を具体的なエピソードで示した。
結果:年収は微増だが、やりがいと成長実感が大きく向上。リモートワーク制度も利用でき、ワークライフバランスも改善。
失敗事例から学ぶ教訓
一方で、24歳で転職して失敗してしまったケースもあります。
失敗事例に共通するのは「焦り」と「準備不足」です。転職は人生の大きな決断ですので、十分な時間をかけて準備しましょう。
24歳の転職を成功させる7つのステップ
私がこれまで支援してきた中で、転職に成功する人は必ずこの7つのステップを踏んでいます。
ステップ1:自己分析を徹底する
的確な自己アピールのためには、徹底した自己分析が欠かせません。新卒時に行ったという人も、社会経験を通して考え方やスキルが変化しているはずですので、今一度しっかりと見直しましょう。
具体的には以下の項目を整理してください。
- これまでの仕事で成果を出したこと(数字で表現)
- 仕事で感じたやりがい・苦痛
- 自分の強み・弱み
- 5年後・10年後にどうなりたいか
ステップ2:転職理由を前向きに言語化する
転職理由は面接で100%聞かれます。ネガティブな本音があったとしても、それを前向きな表現に変換しておきましょう。
| NG表現 | OK表現 |
|---|---|
| 給料が安い | 成果が正当に評価される環境で成長したい |
| 上司と合わない | チームで切磋琢磨できる環境を求めている |
| 仕事がつまらない | より挑戦的な業務に携わりたい |
| 残業が多い | 効率的に成果を出す文化のある会社で働きたい |
ステップ3:業界・企業研究を行う
転職先がどのようなところかわからなければ、自分とマッチするかどうかの判断ができません。業界の成長性、企業の強み、社風、働き方などを多角的に調べましょう。
ステップ4:転職サービスに登録する
転職サイト・スカウトサービス・転職エージェントの3つに登録するのがおすすめです。
| サービス種類 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
| 転職サイト | 自分で求人を検索・応募 | 市場全体の求人傾向がわかる |
| スカウトサービス | 登録して企業からのスカウトを待つ | 自分の市場価値がわかる |
| 転職エージェント | 担当者が求人紹介・面接対策をサポート | 非公開求人へのアクセス・プロのアドバイス |
転職エージェントの選び方・活用法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ステップ5:職務経歴書・履歴書を作成する
24歳の場合、実績が少ないことを気にする方が多いですが、小さな実績でも「自分がどう考え、どう行動し、何を学んだか」のプロセスを書くことが重要です。
ステップ6:複数社に並行して応募する
最低でも5〜10社には並行して応募することをおすすめします。1社だけに絞ると比較対象がなくなり、入社後のミスマッチにつながりやすくなります。
ステップ7:内定が出てから退職交渉をする
余程の事情がない限り、現職を続けながら転職活動を進めましょう。先に退職してしまうと焦りが生まれ、妥協した転職になりがちです。
24歳の転職で失敗する人の共通点
逆に、転職に失敗する人にはいくつかの共通点があります。以下に該当する場合は、転職活動のやり方を見直してください。
焦って転職先を決めてしまう
早く辞めたいという思いが先行し、十分な企業研究をせずに内定に飛びつくケースが最も多い失敗パターンです。
余裕のなさは面接官にも伝わりますし、入社後のミスマッチにもつながります。転職活動には最低でも2〜3ヶ月の期間を見込みましょう。
他人の意見を受け入れられない
転職先で失敗してしまうパターンとして、自分の意見や考え方に固執してしまうケースは多いです。
環境が変われば求められるスキルや仕事のやり方も変わります。転職先では謙虚に学ぶ姿勢が重要です。
目先の待遇だけで判断する
年収や福利厚生だけで転職先を選ぶと、キャリアプランや企業との相性など、長期的に重要な要素を見落としてしまいます。
特に24歳の段階では、「今の年収」よりも「3〜5年後にどこまで成長できるか」を重視する方が良い結果につながることが多いです。年代別のキャリア戦略も参考にしてください。
24歳転職の注意点3つ
転職しやすい時期を選ぶ
一般的に4月入社・10月入社・1月入社は求人が増えるタイミングです。入社したい月の2〜3ヶ月前には転職活動を始めておきましょう。
| 入社希望月 | 活動開始目安 | 退職交渉 | 入社 |
|---|---|---|---|
| 4月入社 | 1月上旬 | 2月下旬 | 4月1日 |
| 10月入社 | 7月上旬 | 8月下旬 | 10月1日 |
| 1月入社 | 10月上旬 | 11月下旬 | 1月6日 |
選考は同時並行で進める
1社だけに絞って転職活動をすることはおすすめしません。複数社に同時並行で応募し、比較評価しながら最終的な判断をしましょう。
社内の人への相談は避ける
本人に悪気がなくても、結果的に社内全体に噂が広まってしまうケースは少なくありません。転職の相談は社外の人に限定し、退職報告は内定が出てから行いましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 24歳で転職するのは遅いですか?
いいえ、24歳は転職市場で非常に有利な年齢です。第二新卒として評価され、ポテンシャル採用の対象になります。むしろ、30代以降に比べて選択肢が圧倒的に多い時期です。
Q2. 24歳でスキルがなくても転職できますか?
スキル不足を理由に転職を諦める必要はありません。24歳は「これからの伸びしろ」で評価されることが多く、未経験可の求人も全体の約39%あります。大切なのは学ぶ意欲と素直さです。
Q3. 転職回数が2回目以上ですが大丈夫ですか?
短期間での転職が続いていると懸念されることはありますが、これまでの転職理由を整理し、ポジティブに説明できれば問題ありません。「なぜ転職を繰り返したのか」「次は長く勤めたい理由」を明確にしておきましょう。
Q4. 在職中と退職後、どちらで転職活動すべきですか?
基本的には在職中に転職活動を進めることをおすすめします。退職後のブランクがマイナスの印象を与えるリスクがあるほか、「早く決めなければ」という焦りが生まれやすくなります。
Q5. 転職エージェントは使った方がいいですか?
24歳での初めての転職であれば、転職エージェントの利用を強くおすすめします。求人紹介だけでなく、面接対策や年収交渉のサポートも受けられます。複数のエージェントに登録して比較するのがコツです。
Q6. 高卒でも年収アップできますか?
はい、高卒でも6〜7年の実務経験を武器に年収アップは十分可能です。特にIT業界やSaaS企業では学歴よりも実力を重視する傾向が強まっています。具体的な実績を数字でアピールしましょう。
Q7. 転職活動にはどのくらいの期間がかかりますか?
一般的には2〜3ヶ月程度が目安です。ただし、業界・職種によって異なります。準備期間(自己分析・企業研究)に1ヶ月、応募・選考に1〜2ヶ月、内定後の退職交渉に1ヶ月を見込んでおくとよいでしょう。
まとめ
24歳は転職市場で非常に恵まれた年齢です。第二新卒として評価され、ポテンシャル採用の対象になり、未経験の業界・職種にも挑戦できます。
ただし、転職の成功は準備の質で決まります。この記事で紹介した7つのステップを着実に進め、焦らず自分に合った企業を見つけてください。
迷ったらまずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします。自分では気づかない強みや可能性を、プロの視点から教えてもらえるはずです。
キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職を中心に、みなさんのキャリアの相談に乗っています。24歳という若さを武器に、ぜひ新しい一歩を踏み出してください。お気軽にご相談ください。
私が運営するオンラインサロンでは、転職やキャリアに関する最新情報を発信していますので、こちらもぜひご活用ください。




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