35歳の転職はハードルが高い?【2026年最新版】平均年収462万・35-39歳入職率7.7%の壁を越える即戦力戦略を高野秀敏が解説

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職支援を27年続けているキープレイヤーズの高野です。

「35歳の壁は本当に存在するのか」「マネジメント経験がないと厳しいと聞くが本当か」「異業種チャレンジはもう無理なのか」——35歳前後で私に相談いただく方が抱える不安は、この3つに集約されます。厚生労働省「令和6年雇用動向調査」では、35〜39歳の転職入職率は男性7.7%・女性10.7%と、30代前半(男9.3%・女10.5%)よりやや下がる程度で「壁」というほど激減はしていない。一方でdoda調査では35歳の平均年収は462万円(男性524万・女性393万)と、20代と比べて明確に年収レンジが跳ね上がる年代でもあります。

結論からお伝えすると、35歳は「実績とマネジメント経験で勝負する市場へ完全に移行する分岐点」です。35歳男性の平均年収524万円という水準は、実績があれば大幅に上方修正されるレンジ。逆に、実績を言語化できないと市場から急速に評価が下がる年代でもあります。動くかどうか、そして「動く前に何を武器化するか」——この判断で40代のキャリア天井が大きく変わります。それが私が27年、1万件超のキャリア相談を通じて見てきた事実です。

この記事では、①35歳転職の市場データ、②メリット・デメリット、③向いている人・向いていない人、④男女別・業界別のリアル、⑤成功事例5本と失敗パターン4つ、⑥求められるスキル、⑦「35歳の壁」を越える戦略、⑧FAQ——を、率直に解説します。年齢別転職ガイド年収・手取りガイドと併せて読むと、30代半ばのキャリア設計の全体像が描けます。

目次

結論:35歳は「実績と管理職経験で勝負する市場に完全にシフトする年代」

まず結論からお伝えします。私が2026年時点で見ている35歳転職のリアルは次の5点です。

ポイント 35歳転職のリアル 意味
①「35歳の壁」は実在するが激減ではない 35-39歳入職率は男7.7%・女10.7%(前年代-1〜2pt程度) 「動く人が減る」ことで差別化しやすい面もある
②実績+マネジメント経験が必須に 企業側は「即戦力マネージャー・スペシャリスト」として評価 プレイヤー実績だけでは通らないラインへ
③異業種転職者は約20%台前半に減少 30-34歳の35.7%から急落する分岐点 異業種チャレンジは「隣接領域」までが現実的
④年収レンジが跳ね上がる 35歳男性平均524万・女性393万(doda) ハイクラス転職なら+200〜500万も現実的
⑤ライフイベントと綱引きが本格化 男女とも家族・子育て・住宅ローンが顕在化 「働き方」と「年収」の両立軸が必須

私の実感:35歳で相談に来る方の多くは「もうハイクラス転職は無理ですよね」と口にします。答えは真逆で、「実績+マネジメント経験が明確な方はむしろ35歳から大きく年収が跳ね上がる」というのが実際の傾向です。35歳の分岐点は「壁」ではなく「武器がある人だけが通れるゲート」と理解してください。

35歳転職の市場データ——2026年時点の3つの事実

①35〜39歳の入職率は男7.7%・女10.7%(厚労省データ)

厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、35〜39歳の転職入職率は男性7.7%、女性10.7%。30代前半(男9.3%・女10.5%)よりやや下がる程度で、「壁」というほど激減はしていません。特に女性は30代後半のほうがむしろ入職率が高くなっています。2026年6月時点の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍、新規求人倍率は2.16倍と、売り手市場が続いています。

35歳の壁の実体は「求人数の減少」というより「求人の質的変化」です。20代の一般募集枠は激減し、代わりに「マネージャー候補」「専門職スペシャリスト」「事業責任者候補」「経営企画マネージャー」という上位ポジションが増えます。プレイヤー求人だけを見ていると「壁」を感じる、上位ポジションを狙う視座に切り替えれば「追い風」になる——これが2026年の35歳市場の実態です。

②35歳の平均年収は約435〜462万円、ハイクラス転職では700〜1,200万円レンジも

doda調査では35歳の平均年収は462万円(男性524万円・女性393万円)、マイナビ転職エージェント調査では435万円、国税庁「令和3年民間給与実態統計調査」の35〜39歳では男性533万・女性321万・全体449万——調査主体で若干異なりますが、概ね435〜462万円レンジが全体平均です。手取り額は月28〜30万円前後というのが一般的なゾーン。

一方でJAC Recruitmentやビズリーチのようなハイクラス求人プラットフォームに登録している35歳前後の平均年収は700〜900万円レンジに集中しており、「登録するDBによって年収相場が2倍近く変わる」のがこの年代の特徴です。35歳ハイクラス転職で狙い目なのは、①事業会社の経営企画・PMOマネージャー、②SaaS事業のセールス・カスタマーサクセス責任者、③コンサル出身者のポストコンサル執行役員候補、④スタートアップCxO候補、⑤大手企業のDX推進責任者。年収・手取りガイドにレンジ別の設計例をまとめています。

③35〜39歳の異業種転職者は約20%台前半——キャリアチェンジは「隣接領域」まで

マイナビの調査を見ると、30〜34歳で「異業種×異職種」に転職した人は35.7%だったのに対し、35〜39歳では20%台前半にまで急落します。ここが「35歳の壁」の実体です。ただし、これは「異業種×異職種の完全未経験ゾーン」に限った話。「同業種×異職種」や「異業種×同職種」の隣接領域転職は35歳以降でも十分現実的です。

私の実感としても、35歳での異業種転職相談は「隣接領域」に絞って提案します。例えば「メーカー→SaaS」ではなく「メーカーの営業→SaaS営業」、「金融→フィンテック」ではなく「金融の企画→フィンテック企画」といった具合。35歳以降は「経験を活かして横に広げる」ことが基本戦略です。

35歳で転職するメリット・デメリット

メリット5つ——実績とマネジメント経験でハイクラス市場に打って出られる

  • ①ハイクラスポジションの本格解禁:35歳は「マネージャー・部長候補・執行役員候補」として評価される最初の年代。年収700〜1,200万円レンジのポジションが現実的に射程内に入る。
  • ②年収レンジの大幅ジャンプが可能:現職で500万円台の方でも、実績+マネジメント経験があれば+200〜500万円のアップが現実的。5年後の年収カーブが劇的に変わる。
  • ③マネジメント経験が資産化する:35歳前後で管理職経験がある方は、その経験自体が独立した資産に。「◯人チームで◯円の予算執行」という数字が全ての面接で問われる。
  • ④専門性の希少価値が明確化する:35歳になると「◯◯領域の第一人者」というポジションが確立できる。専門性が高いほどヘッドハンティング型の高年収オファーが増える。
  • ⑤スタートアップCxO・幹部候補として最適な年代:大企業の実績+マネジメント経験を活かして、スタートアップの経営幹部候補として動ける貴重なタイミング。ストックオプション込みで大きなアップサイドも狙える。

デメリット4つ——「35歳の壁」の実体

  • ①ポテンシャル採用枠は完全に消える:35歳での応募は「実績+即戦力」が絶対条件。「学ぶ姿勢」だけでは通らない。数字で語れる実績を3つ以上準備しないと書類段階で落ちる。
  • ②異業種×異職種の完全未経験は難しい:30-34歳の35.7%が20%台前半に激減する分岐点。全くの未経験ゾーンへの転職は年収ダウン+待遇ダウンを覚悟する必要がある。
  • ③マネジメント経験がないと選択肢が狭まる:企業側は35歳前後の応募者に「後輩指導・チーム管理」の経験を必ず問う。プレイヤーとしてのみのキャリアだと選択肢が半減する。
  • ④ライフイベントとの綱引きが本格化:住宅ローン審査中・配偶者妊娠中・子どもの受験期など、動きにくい家庭事情と重なる方が多い。動くタイミングは家族との協議が不可欠。

35歳転職に向いている人・向いていない人

タイプ 35歳転職に向いている人 35歳転職に向いていない人
実績 数字で語れる実績が3つ以上ある 「頑張った」以上のアピール素材がない
マネジメント経験 チーム管理・後輩指導の実経験がある プレイヤーのみで管理経験がない
キャリア方向性 次の10年で「何になりたいか」を言語化できる 「今の会社が嫌」だけで動こうとする
専門性 ◯◯領域の第一人者ポジションを目指せる 広く浅くの経験で決め手がない
年収意識 3〜5年の中長期回収で判断できる 初年度年収だけで会社を選ぼうとする
ライフ設計 家族との合意ができている 配偶者への相談を後回しにする

男女別・業界別——35歳転職のリアル

男性35歳:平均524万円、ハイクラス転職の本格ゾーン

35歳男性の平均年収はdoda調査で524万円、国税庁データでは533万円が目安です。この年代の男性で「動いて年収が大きく上がった」ケースを見ると、①事業会社の経営企画マネージャー・執行役員候補、②SaaS事業の事業責任者・VP候補、③スタートアップCxO候補、④コンサル出身者のポストコンサル、⑤大手企業のDX推進責任者——の5大パターンが目立ちます。ハイクラス転職での年収アップ幅は+200〜500万円が現実的なゾーンです。

特にIT・SaaS・DX領域では、35歳前後の男性で年収800〜1,000万円台の即戦力ポジションが多数開いています。大手事業会社→SaaS事業責任者、コンサル→事業会社執行役員候補という王道パスは、35歳のうちに動くと5年後の年収カーブが劇的に変わります。

女性35歳:平均393万円、女性活躍推進企業+専門職ハイクラスが狙い目

35歳女性の平均年収はdoda調査で393万円、国税庁データでは321万円が目安です。男女差は130〜200万円と依然として大きい状況。この差を埋めるには「①女性活躍推進企業の管理職ポジション、②スタートアップの人事・広報責任者、③外資系企業の専門職、④フリーランス転向」の4パターンが有効です。

私の相談実績では、35歳女性のハイクラス転職成功例は「大手→SaaS事業のカスタマーサクセス責任者」「金融→フィンテックのマーケマネージャー」「メーカー→D2C企業のブランドマネージャー」など。年収600〜900万円ゾーンで動く事例が増えています。育休取得実績・時短勤務OK・リモート可の条件は必ず書類段階で確認を。

業界別に見る35歳の年収相場(2026年時点)

業界 35歳男性平均 35歳女性平均 ハイクラス転職での目安
コンサル(戦略・IT・総合) 800〜1,200万 700〜1,000万 +200〜500万
IT・SaaS・DX 600〜900万 550〜800万 +150〜400万
大手事業会社(メーカー・商社) 600〜800万 500〜700万 +100〜300万
金融・不動産 600〜900万 500〜700万 +100〜300万
スタートアップ(CxO・VP候補) 700〜1,200万 650〜1,000万 +200〜500万
公務員・大手インフラ 550〜700万 500〜650万 ±0〜+100万

35歳転職の成功事例5本

事例1:大手メーカー営業→SaaS企業の事業責任者候補(+320万円アップ)

35歳男性、大手電機メーカーの法人営業12年目、課長職経験3年。SaaS企業のインサイドセールス責任者ポジションに転職。前職での大企業向け提案力とマネジメント経験を評価され、年収680万→1,000万に。ベンチャー転職 完全ガイドで解説する「大手→SaaS」の典型的な成功パスです。

事例2:コンサル→事業会社執行役員候補(+400万円アップ)

35歳男性、外資系戦略コンサルのマネージャー4年目(前職はメーカー)。「顧客提案側ではなく事業運営側に回りたい」と、大手事業会社の経営企画本部長候補に転職。年収1,100万→1,500万+業績連動賞与。コンサルからの転職ガイドで詳しく解説しているポストコンサルの王道パスです。

事例3:大手銀行→フィンテック企業のマーケマネージャー(女性・+180万円アップ)

35歳女性、大手銀行のマーケティング企画職12年目、係長経験2年。「時短でも成長できる会社に移りたい」と、フィンテック企業のマーケマネージャー職に転職。年収620万→800万、フルリモート&時短勤務OK。産休・育休の取得実績が明確に打ち出されていた点が決め手だったと語っていました。

事例4:メーカーR&D→スタートアップCTO候補(+300万円アップ)

35歳男性、大手メーカーR&D12年目、プロジェクトリーダー経験あり。「日本国内の縮小市場より、グローバルなハードウェアスタートアップを動かしたい」と、シード期スタートアップのCTO候補に転職。年収780万→1,080万+ストックオプション。CXO転職ガイドで解説している「技術者→スタートアップCTO」の王道パスの典型例です。

事例5:コンサル→SaaS事業のカスタマーサクセスVP(+250万円アップ)

35歳男性、Big4系コンサルのシニアマネージャー3年目。「顧客提案の一時的な関係より、事業に責任を持つ立場に回りたい」と、SaaS企業のカスタマーサクセスVPに転職。年収1,200万→1,450万+ストックオプション。事業側のポジションでの成功例です。

35歳転職の失敗パターン4つ

失敗1:異業種×異職種の完全未経験に飛び込んで年収半減

「40歳目前で異業種に飛び込みたいと思い、全くの未経験ゾーンで応募したが、年収500万→260万に。生活水準を落とせずに1年で辞めた」というケース。35歳以降の完全未経験転職は、年収ダウン+ポジション格下げの二重苦になりやすい。異業種チャレンジは「隣接領域」までに絞るのが35歳以降の鉄則です。

失敗2:マネジメント経験がないままハイクラス応募した

「ビズリーチで年収800万円の求人にスカウトが来たので応募したが、書類段階で軒並みお見送り」というケース。35歳前後のハイクラスポジションは「◯人チームで◯円の予算執行」というマネジメント経験が絶対条件。プレイヤー実績のみだと書類が通らないことを覚悟しないといけません。

失敗3:現職での実績を言語化できず面接で詰まった

「面接で『これまでの実績を教えてください』と聞かれ、『色々やってきました』としか答えられず落ちた」というケース。35歳前後は「数字+定性成果+再現性」の3点セットで実績を語る必要がある。動く前に「実績3本を言語化するワークショップ」を自分でやっておくべきです。

失敗4:転職先の風土・カルチャーを軽視した

「大手から年収+200万でスタートアップに移ったが、意思決定スピードとカルチャーが合わず3ヶ月で退職」というケース。35歳前後の転職は「年収」ではなく「風土・カルチャー・意思決定スピード」が定着を左右する。可能なら現社員へのカジュアル面談で確認を。

35歳の転職で問われる能力・スキル5選

スキル分類 35歳転職で問われる具体的内容 アピールの見せ方
①実績の再現力 過去の実績を「新しい環境でも再現できる」証明 数字実績+定性成果+再現ロジックの3点セット
②マネジメント経験 チーム管理・予算管理・組織開発の実経験 「◯人チームで◯円の予算執行」の具体エピソード
③専門性・希少性 ◯◯領域の第一人者ポジション 実績・登壇・執筆・受賞歴などの外部評価
④経営視座 単なる担当者視点ではなく事業全体を語れる P/L・KGI・KPI構造で自分の仕事を語れる
⑤ステークホルダー調整力 複数部門・経営層・外部を巻き込む力 横断プロジェクトの推進事例2〜3本

「35歳の壁」を越える3つの戦略

35歳転職の最大のプレッシャーは「壁」の存在です。ここを越える戦略を、私が2万件超見てきた事例から3つに絞ってお伝えします。

  • ①「プレイヤー求人」ではなく「マネージャー求人」を狙う:20代の一般募集枠は激減するが、マネージャー・スペシャリスト・事業責任者候補の求人は逆に増える。視座を上げるだけで求人の風景が変わる。
  • ②「異業種×同職種」の隣接領域転職を狙う:完全未経験は難しいが、「メーカー営業→SaaS営業」「金融企画→フィンテック企画」など、職種を軸に業界を横に広げる転職なら35歳以降でも十分現実的。
  • ③「ハイクラスDB+ヘッドハンター+業界特化型」の3階建て併用:35歳のハイクラス転職は、複数チャネルの並行運用が定石。1つのエージェント任せだと母集団が偏り、市場価値を見誤る。

35歳の転職におすすめの転職サービス

35歳の転職では、複数のサービスを併用するのが定石です。私の相談実績で成功率が高いのは以下の組み合わせです。

①ハイクラス向け(年収700万円以上を狙う場合)

  • ビズリーチ:ハイクラス求人が豊富。35歳前後の平均登録者年収は700万円台。
  • JAC Recruitment:外資・グローバル系・専門職に強い。35歳前後で年収+200〜400万円の実績多数。
  • リクルートダイレクトスカウト:ハイクラス特化のスカウト型サービス。ヘッドハンター経由の非公開求人が豊富。

②総合型(幅広く求人を見たい場合)

  • リクルートエージェント:業界最大手、35歳前後の求人数がずば抜けて多い。
  • doda:エージェント・サイト両機能を持つ。35歳前後の平均年収データ源としても優秀(男性524万・女性393万)。
  • マイナビエージェント:中小・大手事業会社に強い。35歳前後の平均年収実績は435万円レンジ。

③スタートアップ・ベンチャー特化型

  • キープレイヤーズ:ベンチャー・スタートアップ×CxO/幹部候補特化。35歳前後の事業責任者・VP候補ポジションを多く扱います。
  • Amateras:スタートアップ幹部候補特化のスカウト型サービス。

35歳転職に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 35歳の転職は本当にハードルが高い?

「異業種×異職種の完全未経験ゾーン」だけがハードルが高くなります。「同業種×異職種」や「異業種×同職種」の隣接領域転職、そしてマネージャー・スペシャリスト・事業責任者候補の上位ポジションはむしろ35歳以降で選択肢が増えます。プレイヤー求人だけを見るとハードルが高いように見える、視座を上げると追い風になる——それが35歳市場の実態です。

Q2. マネジメント経験がないが、35歳で転職して大丈夫か?

選択肢は狭まりますが不可能ではありません。プレイヤー特化型のスペシャリストポジション、専門性が高い職種(研究開発・データサイエンティスト・法務・財務など)はマネジメント経験なしでも通ります。ただし年収レンジは限定的なので、動く前に「専門性を武器化する準備」を1年ほどかけて行うのが理想です。

Q3. 35歳・未経験・異業種でも転職できる?

「異業種×同職種」の隣接領域転職は可能です。「異業種×異職種」の完全未経験は年収ダウン+待遇ダウンを覚悟する必要があります。30-34歳では異業種転職者が35.7%だったのが、35-39歳では20%台前半に激減する分岐点。異業種チャレンジは35歳を過ぎると急激に難しくなるので、動くなら早めの判断を。

Q4. 35歳女性の転職で気をつけるべきポイントは?

女性活躍推進を強く掲げる企業を選び、専門性+管理職経験を最大限アピールすることです。35歳女性の平均年収はdoda調査で393万円と男性より低いですが、女性管理職・スペシャリストとしての希少性は高く、ハイクラスDBでプレミアム価格で取引されます。育休・時短・リモート制度は必ず書類段階で確認を。

Q5. 35歳で転職回数3社目・4社目は多い?

3社目までは十分許容範囲、4社目以降は「一貫性」を強く問われます。各社での実績+一貫したキャリア軸を語れれば通ります。短期離職(1年未満)が混ざっていると書類段階でハネられる確率が高いので、動く前に理由の言語化を必ず行ってください。

Q6. スタートアップ・ベンチャーへの転職はアリ?

35歳はスタートアップCxO候補・VP候補・事業責任者として最適な年代です。大企業で得た実績+マネジメント経験を経営に近い形で活かせる貴重なチャンス。ただしストックオプション条件・ベスティング・希薄化リスクは専門家と精査してから判断してください。ベンチャー転職 完全ガイドで詳しく解説しています。

Q7. 35歳で動くべきか、40歳を待つべきか

今の会社で頭打ち感があるなら、35〜37歳のうちに動くことをおすすめします。40歳を超えると求人紹介数はさらに減り、「即戦力の役員候補」に絞られます。逆に現職でまだ伸びる余地があるなら、37〜38歳頃までに「動くか残るか」を見極めましょう。年齢別転職ガイドで年代別の転職戦略を確認してください。

まとめ——35歳は「武器を明確にした人が最強クラスに戦える年代」

35歳は、ポテンシャル採用が完全に終わり、実績+マネジメント経験で勝負する市場に完全にシフトした年代です。「壁」というより「武器がある人だけが通れるゲート」であり、明確な武器がある方はむしろ20代より有利にハイクラス市場で戦えます。入職率が下がっているからこそ、動く人が減り差別化しやすい面もあります。

私の実感として、35歳で動いた方の多くは3年後に年収+200〜400万を実現しています。特にコンサル→事業会社執行役員候補、大手→スタートアップCxO候補、SaaS事業のVP候補という「経営に近づく王道パス」で成功する方が目立ちます。35歳の判断は、40代の職位と資産形成を決めます。

キープレイヤーズでは、30代半ばのキャリア相談を年間3,000件以上お受けしています。「35歳の壁を越えたい」「スタートアップCxO候補ポジションに興味がある」「コンサル出身で事業会社に移りたい」「女性で管理職候補としてハイクラス市場で動きたい」——そんな方は、キープレイヤーズ公式サイトからお気軽にご相談ください。年齢別転職ガイドCXO転職ガイドを併せて読むと、30代半ばのキャリア設計がクリアになります。

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東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。1万2000件以上のキャリア面談、4,000名以上の経営者と採用相談にのる。80社以上のエンジェル投資、投資して上場は9社。うち2社は役員として上場(クラウドワークス、メドレー)。178社以上の上場支援実績。顧問・社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数300回以上。「ベンチャーの作法」(ダイヤモンド社)5万部を超えるベストセラー

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