転職エージェントおすすめ14社|裏事情から正しい使い方も徹底解説

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、7社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。165社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

「転職エージェントってどこを利用したらいいの?」

「無料って本当に大丈夫?裏事情があるんじゃない?」

こんな悩みを抱えていませんか?

転職の際に心強い味方になってくれる転職エージェントですが、数が多すぎて迷ってしまうことも多いでしょう。

結論、転職の成否は選ぶ転職エージェントにかかっていると言っても過言ではありません。

この記事では、転職の時に利用したいおすすめの転職エージェントを厳選して紹介しています。

利用すうえで気をつけたい転職エージェントの裏事情についても解説しているので、参考にしてください。

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★★★★☆ 大手〜ベンチャー スカウト

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目次

転職エージェントの基本情報

詳しいおすすめの転職エージェントの紹介の前に、まずは転職エージェントの基本情報として以下の2点を解説します。

転職エージェントの基本情報
  • 転職エージェントのサービス内容
  • 転職エージェントの種類

サービス内容や種類をしっかりと確認したうえで、転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントのサービス内容

転職エージェントとは、転職したい求職者と中途採用したい企業を仲介し、求人紹介などのサービスを行ってくれるサービスです。

転職希望者と企業の両方がWin-Winとなれるように、交渉や調整も行ってくれます。

転職希望者と企業双方の利用するメリットは、以下の通りです。

転職者のメリット 企業のメリット
  • 無料で利用可能
  • 求人紹介・書類添削・面接対策を実施
  • キャリア相談を受けられる
  • 業界の内部事情も教えてもらえる
  • 希望する人材の獲得
  • 人事担当者の負担軽減

上記のように、転職者と企業双方に利用するメリットがあります。

また、転職エージェントによっては、非公開求人と呼ばれる一般的には公開されない優良求人を扱っているエージェントもあります。

プロのキャリアアドバイザーからの親身なアドバイスも受けられるので、転職の際にマストで使いたいサービスと言えるでしょう。

転職エージェントの種類

転職エージェントは、「総合型」と「特化型」の2種類に大別されます。

それぞれの違いは以下の通りです。

転職エージェントの種類 解説
総合型
  • 転職全般に関するアドバイスが貰える
  • 様々な業界の求人を手広く扱う
  • 専門性は高くない

【例】

リクルートエージェント、dodaなど

特化型
  • 特定の業界や求職者の特性に合わせたアドバイスが貰える
  • 特定の業界への強いパイプがあり、独自求人も多い
  • 求人数は少ない

【例】

レバテックキャリア(IT)、ハタラクティブ(20代)など

総合型の転職エージェントは、様々な業界に関する求人を保有しており、豊富な転職ノウハウを持っています。

大手転職エージェントとして長年の実績がある場合が多いので、転職が初めての人でも安心して利用できるでしょう。

一方、特化型の転職エージェントは、IT業界や薬剤師、物流や製造業など特定の業界や、20代や既卒などの求職者の特性に合わせた転職を得意としています。

特定の業界や職種、年代などにターゲット層を絞っているので、総合型では得られないような専門的なアドバイスを受けられます。

しかしその反面、総合型よりも比較して求人数が少ない傾向にあるので、注意も必要です。

転職を成功させるためには、総合型と特化型をバランスよく利用すると良いでしょう。

詳しくは、「転職エージェントの正しい使い方」で解説しているので参考にしてください。

【まずは登録】全世代におすすめ転職エージェント

それでは早速、おすすめの転職エージェントを見ていきましょう。

ここでは、全世代におすすめしたい総合型の転職エージェントを紹介します。

まずはここで紹介する転職エージェントを1社~2社登録してから、自分に合う特化型転職エージェントを探すことがおすすめです。

リクルートエージェント

おすすめの総合型転職エージェントとしてまずあげられるのが、リクルートエージェントです。

リクルートエージェントは、人材紹介業大手の株式会社リクルートが運営している転職エージェントで、何と言っても保有求人数が非常に多い点が特徴。

2022年7月現在、公開求人と非公開求人を合わせて50万件以上もの求人を保有しています。

転職をする際は、「自分が入れるような会社が見つからなかったらどうしよう」と不安になることも多いでしょう。

リクルートエージェントは業界最大級の求人数を誇っているので、あなたに合う転職先を見つけやすいです。

実際に口コミにおいても「他のエージェントでは見つからなった求人が、リクルートエージェントなら見つかった」と評判です。

また、リクルートエージェントの特徴として、非公開求人の多さもあげられます。

全体で約50万件もの求人を扱っていますが、その内訳は以下のようになっています。

リクルートエージェントの求人の内訳
  • 公開求人…約23万件
  • 非公開求人…約27万件

上記の通り、非公開求人の方が扱いが多いです。

非公開求人は基本的に公開求人よりも高年収だったり、条件が良かったりする場合が多いので、キャリアアップしたい人にもおすすめ。

リクルートエージェントは保有求人数の多さから、転職者の様々なニーズに応えられる転職エージェントと言えるでしょう。

doda

総合型転職エージェントとして、dodaもおすすめです。

dodaは長きにわたって日本の人材事業に携わってきた歴史ある転職エージェントです。

古くから人材紹介業に関わっていたこともあり、豊富な転職ノウハウを保有しています。

実際に公式サイトでは、転職に役立つ情報を随時発信しており、サイト内を眺めているだけでも勉強になるでしょう。

また、dodaは転職イベントやセミナーも多く開催しています。

直近では以下のような転職イベントが開催予定です。

dodaが開催予定の転職イベント
  • UIターン転職セミナー
  • キャリアアドバイザーが教える 面接力アップセミナーオンライン
  • これからの時代をリードする、機械・電気系エンジニアのためのdoda転職フェアオンライン

上記のように面接力を高めるノウハウを教えて貰えたり、特定の地域や業界に特化したセミナーが開催されていたりするので、転職者のニーズに合わせてイベントに参加できます。

保有求人数も2022年7月時点で公開求人だけで、約14万件扱っています。

リクルートエージェントには及ばないものの、豊富な求人数を保有しているのであなたに合う転職先も見つけやすいです。

転職ノウハウを多く学びたいという人は、dodaを利用してみましょう。

マイナビエージェント

総合型の転職エージェントとして、マイナビエージェントの利用もおすすめです。

マイナビエージェントの特徴は、転職初心者でもわかりやすいように丁寧にサポートしてくれる点です。

今まで転職をしたことがない人は、「職務経歴書って何?」「自己分析ってどうやるの?」といった初歩的な疑問も出てくるもの。

マイナビエージェントは、このような疑問に対しても丁寧に対応してくれるので、若年層の人も安心して利用できます。

また、最大の特徴として、サポート期間が無期限であることもあげられます。

転職エージェントは「登録後3ヶ月以内」といったように、サポート期間が限られていることが一般的です。

しかしマイナビエージェントは、サポート期間が設けられていないので、転職が成功するまで何度でも利用できます。

「細かい点までキャリアアドバイザーに確認しながら転職を進めたい」「初歩的な質問も聞きやすい転職エージェントを利用したい」という人は、マイナビエージェントを利用しましょう。

パソナキャリア

年収アップを叶えたい人には、パソナキャリアの利用がおすすめです。

パソナキャリアは一部上場企業としても有名な「株式会社パソナ」が運営している転職エージェントです。

大手の企業が運営母体となっていることもあり、保有求人数も5万件以上と豊富。

また、最大の特徴として、転職後の年収アップ率が67.1%と高い点があげられます。

実際に厚生労働省が発表した「令和2年転職者実態調査の概況」では、転職後の賃金の変動として以下の結果が出ています。

【転職による賃金の変化】

賃金が上がった 変わらない 賃金が下がった
39% 20.2% 40.1%

上記結果の通り、令和2年度に転職した人で年収アップを実現したい人はわずか39%しかいません。

パソナキャリアでは、利用者の6割以上が年収アップを実現しているので、「年収を上げたい」という人にはうってつけの転職エージェントです。

【高年収向け】30代以上のキャリアアップ向け転職エージェント

総合型のおすすめ転職エージェントを紹介しましたが、「もっとキャリアアップの可能性を高めたい」という人もいるでしょう。

ここでは、30代以上の高年収を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介します。

年収500万円以上の求人しか扱わない転職エージェントも紹介しているので、参考にしてください。

JACリクルートメント

キャリアアップ転職におすすめしたい転職エージェントとして、まずあげられるのがJACリクルートメントです。

JACリクルートメントは、管理職や専門職を目指すミドル・ハイキャリア向けの転職エージェント。

課長や部長といった管理職をはじめ、外資系や海外進出企業など、エグゼクティブ案件を多く保有しています。

転職支援実績が累計43万人と多く、各業界に精通したキャリアアドバイザーが多く在籍している点も特徴です。

実際に口コミにおいても「他の転職エージェントでは見つからないようなエグゼクティブ案件を紹介してくれた」と、高い評判を得ています。

しかし、注意点としてはハイスペック人材でないと、紹介される求人が少ない点。

経歴やスキルなどによっては、求人を紹介して貰えない可能性もあります。

「自分にハイキャリア転職ができるのかな?」と不安になっている人は、市場価値を確認する意味でも登録してみましょう。

ランスタッド

ランスタッドは、外資系求人を多く扱っている転職エージェントです。

ランスタッド自体がオランダ発祥の外資系企業ということもあり、海外企業や外資系企業への太いパイプも持っています。

求人数は1万5,000件とハイクラス求人を扱う転職エージェントとしては、多くの求人を保有しています。

拠点は北海道から九州まで幅広くあるので、地方在住でも使いやすいです。

「地方から外資系企業を目指したい」「グローバル企業で働きたい」という人は、ランスタッドを利用してみましょう。

Sprig転職エージェント

Spring転職エージェントは、人材サービスのグローバル企業としてリーダー的存在でもあるAdecco Groupが運営している転職エージェントです。

営業やマーケティングを始め、ITや医療といった専門職の転職にも精通しています。

グローバル企業運営ということもあり、独自のネットワークを活かした独自求人も豊富です。

世界60カ国で事業を展開しているので、海外移住を伴う転職にも対応してくれます。

「将来的に海外で生活したい」「英語を活かした求人を探したい」といった人におすすめの転職エージェントです。

エンワールド

エンワールドは、転職サイトでも有名な株式会社エンが展開している、グローバル人材向けの転職エージェントです。

外資系企業を始め、日系グローバル企業の求人も幅広く取り揃えています。

外資系企業に強い転職エージェントの中には、転職後のポジションまで考えられていない求人を紹介するエージェントもあります。

しかし、エンワールドでは、ミドル~ハイクラス向けの求人を多く保有しているので、外資系企業で管理職を目指したい人にもおすすめです。

「外資系企業に入る」というのと「外資系企業で管理職を行う」では、年収も大きく違います。

外資系企業で大きな金額を稼ぎたい人は、エンワールドを利用してみましょう。

スカウト型転職サイトもおすすめ

ハイキャリア向けの求人紹介を受けたいと考えている人には、スカウト型の転職サイトもおすすめです。

スカウト型転職サイトは、転職エージェントのようにキャリアアドバイザーが求人紹介を行ってくれるというわけではありません。

しかし、経歴を登録しておくことで、ヘッドハンターから声が掛かったり、企業の人事から直接オファーを受けたりできるサービスです。

経歴やスキルを登録しておくだけで、企業から声をかけてもらえるので、どんな企業が自分に興味を示してくれるか自分の市場価値をはかるのにも役立ちます。

具体的には、以下の2つのサイトを利用するのが良いでしょう。

転職サイト名 解説
ビズリーチ CMでもお馴染みのハイクラスや管理職求人に特化したスカウト型転職サイト。
全国の求人に対応しており、求人数も約15万件と豊富。
リクルートダイレクトスカウト リクルートエージェントを運営する株式会社リクルートが展開しているスカウト型転職サイト。
ハイクラスやエグゼクティブ層限定の会員制サイトとなっており、優秀なヘッドハンターが多く在籍。

スカウト型転職サイトは、基本的に経歴を登録した後は放置しておけば良い点も魅力です。

転職エージェントで求人を探しながらスカウト型転職サイトでオファーを待つのもおすすめです。

【経歴に自信がない】20代や第二新卒向け転職エージェント

転職先を探している人の中には、「入社して3ヶ月でやめてしまった」「そもそも今フリーターなんだけど…」と自分の経歴に自信がない人も多いでしょう。

経歴に自信がなく一歩を踏み出せない人には、20代や第二新卒・既卒向けの転職エージェントの利用がおすすめです。

ここでは、20代や経歴に自信がない人向けの転職エージェントを紹介します。

DYM就職

「今まで就職したことがない」「フリーターやニートから脱却したい」という人には、DYM就職がおすすめです。

DYM就職はニートやフリーターといった、社会人経験のない人向けに特化した転職エージェントです。

ニートやフリーターの人の最大の不安点が「そもそも自分を相手にしてくれる企業があるのか」という部分でしょう。

DYM就職で扱っている求人はどれも、社会人経験のない人でも応募できる求人となっています。

専属のキャリアアドバイザーから、転職のために必要な具体的なアドバイスももらえるので、二人三脚で就職の夢を叶えていけます。

なかには東証プライム上場企業やトップベンチャー企業の求人もあるため、安定感のある企業への就業を目指すことも可能です。

研修が充実している企業の求人も多くあるため、社会人経験のブランクがあっても安心して働けるでしょう。

「今すぐ一歩を踏み出したい」という人は、DYM就職を利用しましょう。

ハタラクティブ

第二新卒や20代の人には、ハタラクティブの利用もおすすめです。

ハタラクティブは20代の第二新卒や既卒の転職・就職に特化したエージェントです。

ハタラクティブの最大の特徴は、内定率が80.4%と高い点があげられます。

丁寧なヒアリングからあなたにとって最適なキャリアを一緒に考えてくれるだけでなく、性格傾向まで分析して長期的に働ける求人を探してくれます。

実際に口コミにおいても「キャリアカウンセリングが丁寧だった」と評判です。

20代で転職する人の中には、自己分析が足りず、自分に合わない業界や職種に就職してしまった人も少なくありません。

ハタラクティブを利用すれば、カウンセリングを通して自分に本当に合う業界や職場を明確にしていけます。

未経験歓迎の求人も多く扱っているので、思い切ってキャリアチェンジしたいという人にもおすすめです。

「自分に合う仕事が何かわからない」と悩んでいる人は、ハタラクティブを利用してみましょう。

マイナビジョブ20’s

株式会社マイナビが運営するマイナビジョブ20’sの利用もおすすめです。

マイナビジョブ20’sは、マイナビが運営する第二新卒や既卒向けの転職エージェントです。

大手企業が運営していることもあり、豊富な転職ノウハウや様々な求人を保有しています。

マイナビジョブ20’sの最大の特徴は、定着率が93.6%と高い点です。

転職は内定を貰えたら成功と考えている人も多くいますが、一番大切なことは転職先で長期的に働けることです。

マイナビジョブ20’sでは、キャリアアドバイザーが丁寧にあなたの人格やキャリアプランを紐解き、最適な求人を紹介してくれます。

長期的に働ける求人を厳選して紹介しくれるので、「腰を据えて働ける環境を探したい」という人にピッタリな転職エージェントです。

【IT転職】Webエンジニア向け転職エージェント

次にIT転職向けての転職エージェントも紹介します。

近年IT企業は人材不足などもあり、転職者を多く採用する企業も増えています。

ここでは、IT転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介するので、参考にしてください。

ワークポート

IT転職におすすめの転職エージェントは、ワークポートです。

近年はIT系以外の求人にも力を入れているワークポートですが、もともとはIT特化型の転職エージェントとしてサービスを開始したこともあり、今でもIT系求人を多く保有しています。

特に未経験向けの求人が多いため、これからIT転職にチャレンジしたい人にもおすすめです。

業界に精通したキャリアアドバイザーも多く在籍しているので、IT転職に向けた具体的なアドバイスも期待できるでしょう。

Geekly

IT専門の転職エージェントとして、Geeklyの利用もおすすめです。

Geeklyは今でもIT転職を専門としている転職エージェントなため、IT転職に必要な転職ノウハウを多く保有しています。

そのノウハウを活かして転職活動を行えるため、Geeklyを通じた転職では書類選考の通過率が3.4倍も高くなっています。

また、転職成功者の76%が年収アップを実現しているため、高年収を目指したいITエンジニアにもおすすめです。

平均年収アップ額は71万円と高額なため、市場価値を高めたい人は利用しましょう。

レバテックキャリア

最後に紹介する転職エージェントは、レバテックキャリアです。

レバテックキャリアは、もともとWeb開発を行っていた会社が始めた転職エージェントサービスです。

IT開発の第一線で活躍していた企業が運営しているので、IT業界に関する豊富な知識が魅力。

キャリアアドバイザーの殆どがIT業界出身ということもあり、IT転職に関する深いアドバイスも期待できるでしょう。

実際に口コミにおいても「キャリアアドバイザーと技術的な話をすることができた」と評判です。

開発会社時代に培った強いパイプを活かして、様々な独自求人も紹介して貰えます。

求人を出している企業には全てキャリアアドバイザーが直接赴いているため、細かな社風や人間関係、オフィス環境などについて質問できる点も魅力です。

転職エージェントを利用するメリット

おすすめの転職エージェントを14社紹介しましたが、「そもそも転職エージェントの利用するメリットがわからない」という人もいるでしょう。

ここからは転職エージェントを利用するメリットを紹介します。

キャリアや人柄から最適な求人を選んでくれる

転職エージェントを利用するメリットは、キャリアや人柄を考慮して最適な求人を選んでくれる点です。

転職先を探す多くの人は「自分にどんな企業が合うのかわからない」という悩みを抱えています。

転職エージェントは面談を通じて、あなたの性格やキャリアをもとに長期的に働ける環境を提案してくれます。

あなたのことを客観的に判断してくれるので、自己理解を深めるのにも役立つでしょう。

自分が今後どのようなキャリアを歩むべきなのかといった相談にも答えてくれるので、転職やキャリアの心強い味方になってくれます。

給与・年収交渉も代行してくれる

転職エージェントでは、給与や年収の交渉も代行してくれます。

自分で転職活動を行った場合は、給与交渉や年収交渉も自分で行わなければなりません。

しかし、転職者が直接行う年収交渉は、一般的に企業から良い印象を持たれにくいです。

最悪の場合、交渉決裂として内定が取り消される可能性もあるでしょう。

転職エージェントは、転職のプロとしてあなたに不利にならないよう、年収交渉を行ってくれます。

転職後のあなたの立場が悪くならないよう、交渉を進めてくれるので安心して任せられます。

難しい年収交渉を代行してくれる点は、転職エージェントの大きな魅力です。

業界や職種の情報を教えてくれる

未経験業界や職種への転職を考える際、何となくイメージだけで「この業界いいかも」と思っていませんか?

実際の業界構造や職種の特性などは、働いてみてからでないと解らない部分も大きいです。

転職エージェントは、各業界に精通しているアドバイザーが在籍しているので、その業界ごとの内部事情を細かく教えてくれます。

一人で業界研究を行う際は、書籍やセミナーへの参加、インターネットなど、情報に触れる機会も限られるでしょう。

転職エージェントを利用すれば、実際に業界内部に詳しいキャリアアドバイザーから直接話を聞けるので、本当にキャリアチェンジすべきなのか判断可能です。

転職エージェントを利用するデメリット

メリットの多い転職エージェントですが、利用に際しデメリットがないわけではありません。

ここでは、転職エージェントを利用するデメリットについて解説します。

自分のペースで転職活動がしにくい

転職エージェントを利用すると、自分のペースで転職活動がしにくいです。

そもそも転職エージェントは、「登録後3ヶ月以内」のようにサポート期限が決められていることが一般的です。

そのため、3ヶ月の間に集中して求人応募や面接対策などを実施します。

どうしても短期的に集中して転職活動を行うため、自分のペース進められないと感じる場合もあるでしょう。

また、求人応募に関しても転職エージェントが紹介した求人にしか応募ができません。

入りたい企業があっても、エージェント側から紹介がなければ求人応募ができない点も注意が必要です。

質の悪いキャリアアドバイザーもいる

転職エージェントの中には、残念ながら質の悪いキャリアアドバイザーもいます。

転職エージェントで出会う可能性のある質の悪いキャリアアドバイザーの特徴は、以下の通りです。

質の悪いキャリアアドバイザーの特徴
  • 何度言っても見当違いな求人を紹介してくる
  • 無理矢理でも転職を進めてくる
  • 内定が出た企業を蹴ろうとすると「絶対にやめた方がいい」「こんな企業他にはない」としつこく食い下がってくる
  • 無断で求人に応募する
  • 企業への推薦状に「面接で本人に聞いてください」しか書いていない

上記のような特徴のキャリアアドバイザーについては注意が必要です。

しかし、見当違いな求人を紹介されたり、内定を蹴ろうとする企業を勧めてくる場合は、キャリアアドバイザーが本当にそう思っているから言ってくれている場合もあります。

ただし、あまりにもしつこい場合は、あなたを無理矢理転職させるために行っている可能性も高いので、断るようにしましょう。

【気をつけたい】転職エージェントの裏事情

転職エージェントの中には、残念ながら質の悪いキャリアアドバイザーいるものです。

ではなぜ、このような質の悪いキャリアアドバイザーが出てしまうのでしょうか。

それは業界の裏事情が深く関わっています。

ここでは転職エージェントの裏事情について、詳しく解説します。

転職エージェントは企業から報酬を受け取っている

あなたは「どうして転職者は、転職エージェントを無料で利用できるんだろう?」と考えたことはないでしょうか。

実は転職エージェントは、企業からお金を貰って利益をあげています。

企業から人材紹介の依頼を受け、紹介した人材の転職が決まると報酬が発生する仕組みです。

一般的には、転職者の転職後の年収の3割程度が支払われると言われています。

つまり、年収400万円で転職した場合は、約120万円が転職エージェントの利益です。

そのため、ビジネスの構造上、どうしても企業に有利になるよう転職エージェントが転職を斡旋することもあります。

ただし、質の高いキャリアアドバイザーは、そのような方法で利益をあげようとしないので安心してください。

実は転職エージェントは、転職者が早期退職してしまうと、企業から受け取った利益を全額返金しなければいけない契約があります。

良質なキャリアアドバイザーは、転職者が長期的に働けないと結果的に自分たちの利益にならないこと知っているので、あなたが長きに渡ってキャリアを歩める企業を紹介してくれます。

キャリアアドバイザーは成果報酬が多い

キャリアアドバイザーの給料は、基本給にプラスして成果報酬が支払われます。

転職1件につき〇〇円のようにインセンティブが設けられているので、自分の利益のために無理矢理転職させようとする悪質なキャリアアドバイザーも存在するのです。

また、転職エージェントは、月〇〇件のようにノルマが設けられている場合も多いです。

ノルマ達成のために焦ってしまい、転職希望者に内定を蹴らないよう詰め寄ってくるキャリアアドバイザーもいます。

行きたくない転職先に無理矢理転職させようとしてくる場合は、担当のキャリアアドバイザーを変更するのもおすすめです。

転職エージェントの正しい使い方

転職エージェントは、基本的にあなたのキャリアの強い味方になってくれますが、悪質なキャリアアドバイザーもいます。

せっかく利用するなら、このような質の悪いキャリアアドバイザーには当たりたくないものです。

ここでは、質の悪いキャリアアドバイザーの言いなりにならないよう、正しい転職エージェントの使い方を解説します。

嫌な求人はきっぱりと断る

一番大切なことは、あなたが嫌だと思う求人に関してはきっぱりと断る勇気を持つことです。

キャリアアドバイザーは確かにキャリアのプロとして専門性が高いですが、最終的に決断するのはあなた自身です。

「本当は嫌だけど、キャリアアドバイザーが言っているなら」と、自分の気持ちを押し殺しての転職は結果的によくならない可能性が高いでしょう。

働き始めてから「やっぱり違う気がする」「こんな仕事なんてやりたくない」と後悔してしまう場合もあります。

最悪のケースでは、折角転職しても短期間で辞めてしまう可能性も考えられます。

どうしても嫌だと思った際は、自分のキャリアや気持ちを守るためにもきっぱりと断りましょう。

先入観を持たずに求人を探してみる

嫌な求人をきっぱりと断ることも大切ですが、先入観を持ちすぎてしまうのはよくありません。

キャリアアドバイザーの中には、キャリア相談の中で見えてきたあなたの人格や特徴などから、あなたが望んでいなくても本当におすすめできる業界や職種を紹介してくれる人もいます。

求人紹介を受ける際は、最初の内は先入観を持たないで、キャリアアドバイザーの提案に耳を傾けてみることがおすすめです。

本当にあなたにマッチした職種だった場合は、あなた自身も気付かなかった新しい可能性に出会えるきっかけになるでしょう。

しかし、本当にやりたくないと思ったら断ってしまってもOKです。

一度断ったにも関わらず何度もしつこく勧めてくる場合は、質の悪いキャリアアドバイザーである可能性も高いです。

キャリアップしたいときは非公開求人を狙う

転職エージェントを利用してキャリアアップを目指したい場合は、非公開求人を狙うのがおすすめです。

非公開求人は、公開すると応募の殺到が予想されるほどの優良求人であることが多く、年収やポジションも高い傾向にあります。

転職エージェントによっては、この非公開求人を多く扱っている場合もあるため、キャリアアップを目指す際は非公開求人数の多さで転職エージェントを選ぶと良いでしょう。

今回紹介した転職エージェントの中では、リクルートエージェントが圧倒的に多くの非公開求人を保有しています。

今までのキャリアや実績、スキルに自信がある場合は紹介して貰える可能性も高いので積極的に利用しましょう。

転職エージェントは複数利用する

転職エージェントを利用する際は、複数利用がおすすめです。

複数利用することで様々なキャリアアドバイザーと出会えるため、質の悪いアドバイザーにあたってしまったとしても、その転職エージェントの利用をやめるだけで済みます。

また、それぞれの転職エージェントの強みを活かした求人紹介も行ってくれるので、求人と出会える機会も増やせるでしょう。

おすすめの利用方法は、総合型2社+特化型1社の計3社に登録するやり方です。

総合型と特化型を上手に利用することで、それぞれのメリットを活かしながら転職活動を進められます。

転職エージェントの利用の流れ

転職エージェントの正しい使い方を確認した後は、転職エージェントを利用する流れを紹介します。

どのような流れで転職エージェントを利用するのかを知っておけば、自分が利用するイメージも掴みやすいでしょう。

転職エージェントに登録

公式サイトから転職エージェントに登録しましょう。

登録する際は、以下の情報を入力します。

転職エージェントの登録に必要な情報
  • 名前や住所、生年月日
  • 連絡先
  • 面談可能日時
  • 職務経歴

上記の情報を入力した後は、実際にキャリアアドバイザーから連絡が来ます。

キャリアアドバイザーと面談

入力した面談可能日や登録後のキャリアアドバイザーとの電話で決めた面談日程に沿って、面談を実施します。

近年はコロナ禍ということもあり、電話面談が主流です。

面談では具体的なキャリア相談に乗ってもらえるので、自分の想いを正直に伝えましょう。

求人紹介・書類添削・面接対策

面談後は、面談内でのキャリアプランや要望に合う求人をキャリアアドバイザーから紹介して貰えます。

紹介された求人に興味を持てるのであれば、実際に書類を作成して選考を受けましょう。

書類選考や面接については、キャリアアドバイザーが添削や対策を実施してくれるので安心です。

内定・入社後フォロー

晴れて内定が出た後は、給料交渉や年収交渉を行います。

実際に入社した後もキャリアアドバイザーから様子を聞いてもらえたり、悩み相談ができたりする転職エージェントもあります。

以上のような流れで転職エージェントを利用していきます。

転職エージェントに関する良くある質問

転職エージェントについて、細かく解説してきましたが「まだまだ疑問が尽きない」という人もいるでしょう。

最後に、転職エージェントに関するよくある質問を紹介します。

疑問点を全て解消して、転職エージェントを利用してください。

転職エージェントに見捨てられることってある?

基本的にはありませんが、態度などによって優先順位を下げられることはあります。

転職エージェントも人間なためあまりに横柄な態度を取られ続ければ、当然「サポートしたくないな」と思われてしまいます。

また、面談を無断で欠席するなど社会人としてあるまじき行為をした場合には、求人紹介をしてもらえない可能性もあるので注意が必要です。

一般的に利用する分には、見捨てられるということはないため安心してください。

ただし、自分のキャリアや性質に合わない転職エージェントを選ぶと「紹介できる求人がない」と言われてしまうことはあります。

たとえば、キャリアや実績がないにも関わらず、ハイキャリア向けの転職エージェントを利用した場合は紹介を見送られるケースもあり得ます。

転職エージェントを選ぶ際は、自分に合ったエージェントを選びましょう。

転職エージェントはいらない・使うなという意見があるけど本当?

転職エージェントは、どうしても自分のペースで転職したいという人には不向きなサービスです。

しかし、利用するメリットは非常に多いため、こだわりが強すぎる場合以外は利用した方が良いでしょう。

転職エージェントはキャリア相談のプロなので、転職に役立つアドバイスも貰えます。

転職エージェントが胡散臭い!どうしても使いたくないときは?

どうしても転職エージェントを使いたくない場合は、転職サイトで求人を探すのがおすすめです。

転職サイトなら、自分で求人を探し応募することができるので、思った通りに転職活動を進めていけます。

転職サイトは多くありますが、その中でも特におすすめのサイトは「リクナビNEXT」です。

転職者の8割が利用するとも言われているサービスで、非常に多くの求人が紹介されています。

転職サイトも上手に利用して、納得のいく転職活動を行いましょう。

担当の転職エージェントがむかつく!どうすればいい?

転職エージェントも人なので、当然相性もあります。

どうしても相性が合わないという場合には、担当のキャリアアドバイザーを変更するのがおすすめです。

キャリアアドバイザーとの相性が合わないと腹を割って話すことも難しく、転職活動もうまくいきません。

それは転職エージェント側も十分に理解しているので、変更を申し出れば快く対応してくれるでしょう。

変更の申し出は、公式サイトの問い合わせや転職エージェントに直接伝えることで可能です。

転職エージェントの利用が断られることってあるの?

転職希望者が転職エージェントの利用を断られることは残念ながらあり得ます。

理由としては、以下のことが考えられます。

転職エージェントの利用を断られるケース
  • 利用者にスキルや経験がなさすぎる
  • 紹介できる求人がない
  • 利用者の年齢が高すぎる

    上記のような場合は、利用を断られる場合もあるので注意が必要です。

    もし利用を断られた場合は、転職サイトを使って転職したり、自分の経験やスキルを磨いたりしましょう。

    まとめ

    今回はおすすめの転職エージェントについて詳しく解説しました。

    転職エージェントの中には、悪質なキャリアアドバイザーもいるため、複数利用して対策を取りましょう。

    特におすすめの方法は、総合型2社+特化型1社に登録することです。

    転職エージェントは様々なサービスがあるため、正直利用に迷ってしまうこともあります。

    そんな時は、まずリクルートエージェントに登録しておけば間違いありません。

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