「仕事が憂鬱で行きたくない…」
「仕事のことを考えるだけで涙が出てくる」
こんな悩みを抱えていませんか?
仕事で辛いことがあると、辛く悲しくて「もう休んでしまいたい」と思う人も多いです。
ただ休みたいと思う反面、「これって自分の甘えなんだろうか…」とさらに悩んでしまうこともあります。
この記事では、仕事が憂鬱で行きたくないときの根本的な原因や解決策を紹介します。
一読することで「もう一度頑張ってみよう!」「こうやって解決していこうかな」と仕事についての前向きな解決策が見つかるでしょう。
今後の自分のキャリアの選択に役立つ、辞め時の判断方法についても紹介しているので、ぜひ、参考にしてください。
すぐにでも仕事の憂鬱さを解決したい人は「仕事が憂鬱で行きたくないときの対処法」を確認することで、すぐに悩みを解決できます。
仕事が憂鬱で行きたくない理由
「仕事が憂鬱…」と思うことは多々ありますが、その気持ちの根本的な原因にはどんなものがあるのでしょう。
根本原因が見えないまま解決策を探すのは、難しいです。
ここでは、仕事が憂鬱で行きたくないと考えてしまうよくある理由を紹介します。
仕事が多すぎて疲れている
仕事が多すぎて疲れている際は、仕事が憂鬱と思うのも無理はありません。
「書類作成にクライアントへの連絡、後輩の成果物レビューにプレゼンの準備…」など、何かとマルチタスクになりがちな現代社会。
あまりにもやることが多くなりすぎると「もう何から手を付けていいかわからない!」とパニックに陥ってしまうこともあるでしょう。
脳科学の世界では、人間の脳はもともとマルチタスクができるように作られていないと言われています。
したがって、マルチタスクを行う機会が多すぎる生活は「苦しい」「疲れる」と感じる人も多いです。
仕事が多すぎて疲れてしまっていると仕事を憂鬱に感じてしまいます。
寝不足で体が付いていかない
「毎日終電帰り」「寝るのは決まって深夜1時過ぎ…」
こんな生活が続いており、寝不足の場合は仕事が憂鬱になってしまいます。
睡眠不足とメンタルは非常に深い関りがあり、東洋大学の社会学部釈迦心理科教授「松田英子氏」の発信している情報によると、睡眠不足の状態が続くと以下のような心身の不調を招くと言われています。
【肉体的不調】
- 疲労感や倦怠感
- 免疫力の低下
- 肥満
- 糖尿病や脳卒中、高血圧などの生活習慣病の悪化
【精神的な不調】
- 認知力・判断力の低下
- 不安定な感情
- 抑うつ状態
上記のように睡眠不足に陥ると、生活習慣病の悪化や抑うつ状態となる確率が高いです。
毎日夜遅くまで仕事を行い睡眠が不足していると精神的にも不安定になり、「仕事が憂鬱」と思ってしまいます。
仕事がやりたいものではない
自分の本当にやりたい仕事が行えていないと、「仕事が憂鬱」と思ってしまうものです。
「本来入りたかった部署と違う部署で働いている」「異動させられてしまい、やりたい仕事ができない」といったことは、社会で働く多くの人が経験することです。
好きでもない仕事をずっと続けるのを辛いと感じる人も多く、憂鬱に感じられる人も多いでしょう。
向いていない仕事を続けている
向いていない仕事を続けている場合は、仕事が憂鬱に感じられるでしょう。
人には大なり小なり仕事の向き不向きがあるものです。
自分が「苦手だな」と思うことを永遠とやらされるのは、精神的に苦痛を感じてしまいます。
また、不向きなことはミスが多くなったり、人よりも成果物のクオリティが低かったりするので上司から叱責されることも多く、より憂鬱感が大きくなる場合もあるでしょう。
人よりも叱責される回数も増えるため、「自分はダメなやつだ」「何も会社のためになっていない」と自信や自尊心を失ってしまう可能性があります。
人間関係が辛い
人間関係が辛く仕事が憂鬱だと感じる人は多いです。
実際に人材紹介会社のエンジャパンが行った「退職理由のホンネとタテマエ」という調査では、本当の退職理由に「人間関係」を挙げる人が25%と一番多くなっています。
(引用:退職理由のホンネとタテマエ|エンジャパン)
退職者の4分の1が人間関係を理由にあげているので、多くの人が職場の人間関係に悩んでいることがわかります。
人間関係は外からはわかりにくく、正直入ってみないとわからないといった運の要素も強いです。
そのため、「仕事内容は気に入っているんだけど人間関係が嫌…」とやむなく退職してしまう人もいます。
アドラー心理学では「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とも言われている通り、人間関係が原因で仕事が憂鬱になっている人も多いです。
仕事が憂鬱で行きたくないは甘え?
紹介した内容が原因で仕事が憂鬱になることは誰しもありますが、仕事で憂鬱なときは決まって「これは自分の甘えなんじゃないか」と悩んでしまうものです。
特に真面目な人であればあるほど自罰的に物事を考える傾向も強く、自ら自分を追い込んでしまうこともあるでしょう。
甘えと断定するのは危険
結論、「仕事が憂鬱」と思い悩んでいることを、簡単に甘えと断定するのは危険です。
仕事を憂鬱だと感じている時点で、心身に不調をきたしている可能性もあります。
心や体がSOSを発信しているのに「これは甘えだ」と無理に頑張ってしまうと、うつ病などの精神疾患を発症してしまうケースも考えられます。
「仕事が憂鬱だ」と感じた際は簡単に甘えと一蹴するのではなく、きちんと心の声に耳を傾けることが大切です。
具体的な方法は「仕事が憂鬱で行きたくないときの対処法」で解説しているので、参考にしてください。
仕事に行きたくなくて涙が出る場合は赤信号の可能性も
「仕事が憂鬱」と感じることは社会人なら誰でも経験することですが、あまりにもその気持ちが強い場合は注意が必要です。
たとえば、以下のような場合はすでに精神的に危険な状態であると判断した方が良いでしょう。
- 毎朝仕事に行きたくなくて涙が出る
- 前日の夜になると「寝たら仕事か」と考えてしまい寝れなくなる
- 朝身体が動かない
- 出勤しようと玄関のドアノブにかける手が震える
上記のように心の不調が表に出ている場合は、精神的に限界と判断できます。
心療内科や精神科を受診して、医療機関からアドバイスを受けましょう。
憂鬱な気分のまま働き続けるリスクとは?
憂鬱な気分のまま働き続けるリスクは、以下の3つです。
- 仕事でミスが増える
- ストレスによって精神的に病んでしまう
- 人間関係が悪化する恐れがある
それぞれ詳しく解説します。
仕事でミスが増える
憂鬱な気分のままでは、当然仕事に対してやる気が湧きません。無理やり仕事モードに切り替えたとしても、仕事に集中できずミスにつながる可能性が高いです。
「仕事だから」と自分に言い聞かせても、憂鬱さが消えるわけではありません。そのため、「早く終わらないかな」「居心地悪いな」「〇〇さんに会いたくないな」とマイナスなことばかりを考えたり、普段やっていることができなかったりとミスやトラブルにつながります。
また、憂鬱な状態でミスを起こした場合、マイナスな感情が強くなり、より会社に行きたくないと思ってしまいます。
つまり、憂鬱な状態で働き続けると、ミスが増えてさらに気持ちが落ち込んでしまい悪循環に陥るということです。
ストレスによって精神的に病んでしまう
憂鬱な気持ちのまま仕事に向かっても、憂鬱な気分は治るわけではなく、さらに悪化する可能性があります。
憂鬱な気分が強くなると、強いストレスを感じるようになり、精神病を患ってしまうケースも少なくありません。
精神的に病むと、憂鬱な気分だけではなく、情緒不安定になりすぐにイライラしたり、集中力が落ちたりします。
精神病を患った状態で無理に働き続けると、最悪の場合は命に関わるケースもあるため、憂鬱な気分になった場合、仕事を休むなどの対策も視野に入れましょう。
人間関係が悪化する恐れがある
憂鬱な状態の時は仕事へのやる気が欠けています。やる気のない気持ちで働いていると、同僚や上司からマイナスな気持ちを見抜かれてしまいます。
また憂鬱な気分やオーラは周りの人にも悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。
部下を育てたいと考えている上司からすると、やる気がなさそうな部下に教えようとは思いません。また、ネガティブな人とは仕事したくないと思われ、同僚から避けられる場合もあります。
憂鬱な気分で働き続けることは、上司や同僚との人間関係が悪化する可能性があるので、おすすめしません。
仕事が憂鬱で行きたくないときの対処法
「仕事が憂鬱」は誰しも思うことですが、場合によっては重篤な精神疾患を抱えているケースもあります。
「仕事が憂鬱」とあまりにも強く感じる場合は、決して無理をしてはいけません。
しかし、「心療内科などにお世話になるほどではない」「自分でできる解決方法が知りたい」と思う人も多いでしょう。
ここでは仕事が憂鬱な際に自分でできる解決方法を紹介します。
根本原因を探してみる
仕事が憂鬱で行きたくないと感じる際は、まず根本原因を探します。
なぜ自分が仕事に行きたくないと感じるのかの理由がわからなければ、対処のしようがありません。
しかし、仕事が憂鬱な人の中には「そもそも何が原因かわからない」という人も少なくないでしょう。
仕事が憂鬱な原因を探すには、会社の嫌なところを紙に書き出すのがおすすめです。
具体的には以下の手順で行います。
- 会社の嫌なところを紙に書き出す
- 書き出したら嫌なところを自分の中で「嫌度」を大・中・小で振り分ける
- 自分で解決可能か不可能かにわける
上記の方法を用いることで、自分の憂鬱な気持ちの原因を可視化できます。
原因がわかればそれに対して対処することも可能です。
また、仕事が憂鬱な原因を探す際には、今一度自己分析を深めてみる方法もおすすめです。
具体的には「仕事に行きたくない理由がわからない時に試したこと」で解説しているので参考にしてください。
スキルアップしてできることを増やす
仕事でミスばかりしてしまうと自信をなくしてしまい、「仕事に行きたくない」と憂鬱になるでしょう。
また、上司からやりたい仕事を任せてもらえないという場合にも、仕事が憂鬱になってしまいます。
そんな場合には、スキルアップしてできることを増やすのが大切です。
「仕事でミスをしてしまう」「好きな仕事ができない」というのは、スキル不足である可能性も高いです。
たとえば、自分が「プログラミングがしたい!」と思っていても、実際にプログラミング技術がなければシステム開発の仕事を任されることは無いでしょう。
スキルアップを図ることで上司からも信頼され、やりたい仕事を任せてもらえるようになります。
さらに仕事のミスも減らせるため、仕事の憂鬱さから解放されます。
スキルアップを行うためには、「Udemy」などのサービスの利用がおすすめです。
「Udemy」は様々なプロフェッショナルの人たちのオリジナル動画教材を購入できるサービスです。
プログラミングや英語など、仕事で役立つ様々なスキルを動画を通して学べるため、ビジネスのスキルアップに役立つでしょう。
頻繁にセールも行われており、1,000~2,000円程度で動画教材を購入可能なので、ぜひ利用してみてください。
人間関係の改善に努力する
人間関係に悩みを抱えている場合は、関係の改善に努力するのがおすすめです。
エンジャパンの調査の通り人間関係を理由に職場を退職する人は多いですが、改善できるよう努力をせずに退職するのはやめた方がよいでしょう。
人間関係の改善に努めずに退職してしまうと、再就職を目指して転職活動をする際に自らの評価を下げてしまう恐れがあります。
転職時の面接で自分の退職理由を「人間関係が原因で退職した」と説明した場合、必ずと言っていい程「改善に何か努力しましたか?」と聞かれます。
その際に何も答えられないと面接官から「この人自身に問題があるのではないか」「他人を責めるだけで、自己反省ができない人なのではないか」という印象を持たれる可能性が高いです。
次の会社に転職する際に、自分が人間関係の改善にどのように努めたのかをアピールできるようにしておきましょう。
具体的には飲みに誘ってみたり、自分から積極的に挨拶したりして、嫌な相手を知ることから始めるのがおすすめです。
休暇を取ってリフレッシュする
仕事が憂鬱な際は、仕事が忙しく疲れている場合もあります。
そんなときは、思い切って休暇を取りリフレッシュすることもおすすめです。
近年は働き方改革も叫ばれているため、社員の休暇を承認する企業も増えています。
ただし、当日にいきなり欠勤するのはよくありません。
当日欠勤は周りの人にも迷惑がかかるので、休暇を取る際はスケジュールなどを調整したうえで取るようにしましょう。
おすすめは「来月の月曜日や金曜日」など、長期的なプランで休暇を取得することです。
先の話であれば会社もスケジュール調整がしやすく、休暇の承認が下りる可能性も高いです。
オフの時間で趣味を思いっきり楽しむ
オフの時間で趣味を思いっきり楽しむのもおすすめです。
仕事が憂鬱になっている場合は、常に頭の中が仕事のことで一杯になってしまっている場合が多いです。
一度仕事のことをすべて忘れて思いっきり趣味を楽しんでみましょう。
仕事から完全に離れる時間を設けることで、かえって思考がクリアになりまたモチベーションを上げていけます。
根詰め過ぎずに趣味に没頭する時間も作りましょう。
長期的なキャリアビジョンを描く
長期的なキャリアビジョンを描いてみることもおすすめです。
今の仕事が憂鬱と思っていても、今頑張ることで将来の明るい未来に繋がる場合もあります。
たとえば、「はじめて自分中心のプロジェクトで仕事が憂鬱」といったケースもあるでしょう。
たしかにはじめて自分が中心となってプロジェクトを行う際は、不安も大きく憂鬱になるものです。
しかし、この経験を完遂できれば、将来的なキャリアアップに繋がる可能性も高いです。
長期的なキャリアビジョンを描くことで、この辛さが未来のためになるのかを判断できます。
将来的に自分のキャリアアップやスキルアップに繋がると解れば、もう一度モチベーションを高めて働いていけるでしょう。
期限を決めて頑張ってみる
「仕事が憂鬱でしかたない」と退職が頭をよぎる人も多いです。
しかし、その反面「今のこの状態で辞めて本当にいいのかな?」という気持ちが湧き上がってくることもあります。
仕事が憂鬱だけどやめていいものかわからないという場合は、期限を決めて頑張ってみるのがおすすめです。
たとえば、「次の冬のボーナスまでは全力で頑張る」「今年1年は勉強と思って踏ん張ってみる」といった具合に期限を設定してみましょう。
設定した期限の中で課題解決に向けて全力で取り組んでみて、それでもダメだった場合は転職するのも悪くありません。
また、人間はゴールがわからないとつらくなってしまうもの。
期限を設定することで自分がどこまで頑張ればいいのかわかるため、モチベーション維持にも役立ちます。
最悪辞めてもOK
仕事が憂鬱で仕方がないという際は、最悪辞めてもOKです。
「どれだけ努力しても課題が解決されない」といった場合は、あなた自身の力だけで会社を変えていくのは難しいと判断できます。
また、心身の健康が脅かされている場合などは、一刻も早く休養を取るべきです。
一番大切なことは、あなた自身が健康で楽しく生きていけるかどうかです。
今の会社に勤めることで、あなたが長期的に健康で楽しい人生を歩めないのであれば、やめた方がよいと言えるでしょう。
仕事が憂鬱な時にやってはいけないこと
仕事が憂鬱に感じる時にやってはいけないことは、以下の3つです。
- 人と比較する
- 自分を責める
- 我慢し続ける
それぞれ詳しく解説します。
人と比較する
憂鬱な気分の時は、ついつい他の人が幸せそうに見えてしまいます。
他人と比較してしまうと、羨ましさや妬みが生まれ、知らず知らずのうちに他人と距離をとってしまう場合があります。
またいくら他人と比較しても、仕事を憂鬱に思う気持ちはよくなりません。
「自分は自分、他人は他人」というスタンスで、現状を打破する必要があります。
どうしても人と比較してしまう方は、SNSを見ないようにすることも大切です。
自分を責める
「自分が悪い」「憂鬱な気分はすべて自分の責任」など、憂鬱な気分になった原因を自分で決めつけるのはNGです。
自分を責めても憂鬱な気分が解消できるわけではなく、むしろ苦しさを感じてしまいさらに落ち込んでしまいます。
仕事が憂鬱になってしまっている原因を見つけるには、無闇に自分を責めないようにしましょう。
我慢をし続ける
仕事をしたくない・会社に行きたくないと思った時に、我慢をしすぎるのもよくありません。
自分の気持ちに蓋をして我慢し続けると、自分でも気づかないうちに、心や体に限界がきてしまいます。限界がくると、取り返しのつかないことになる可能性もあるため、「憂鬱が治らないな」と感じた時は、我慢しないようにしましょう。
気のおけない同僚に打ち明けてみる・仕事を少し休んでみる・病院に通ってみるなど、
自分なりに現状を打破する方法を試してみてください。
現状が変わらない場合や限界と感じた場合には、我慢しすぎず休息を取ることをおすすめします。
仕事が憂鬱だけでやめていい?辞め時の判断方法
仕事が憂鬱と思う人は多いものの「本当にこのまま辞めてもいいのかな?」と迷ってしまうものです。
結論、辞めたいと思った時点ですぐ退職してよいという訳ではありません。
ここでは、仕事が憂鬱な際に辞めてもよいタイミングを紹介します。
成長機会がない
仕事をしている中で、成長の機会がないと感じる場合もやめても良いでしょう。
成長の機会がないと感じるということは、あなた自身がその職場でやるべきことをやり切った証でもあります。
入社からある程度期間が経つと仕事にも慣れてきて、「なんだか刺激が足りないな」と感じることも多くなるでしょう。
そのような場合には、さらにレベルの高い仕事ができる環境に身を置くべきです。
転職市場においても成長するための転職は、多くの企業で歓迎されます。
上司のようになりたいと思えない
上司のようになりたいと思えない場合も、仕事を辞める良いタイミングです。
その会社の上司というのは、あなたの今後の未来像とも言えます。
上司に自分の将来を重ねた際に「こんな風にはなりたくないな」と感じた場合は、環境を変えるのがおすすめです。
しかし、転職時の面接で退職理由を聞かれた際に「上司のようになりたくなかったから」と直接伝えるのは絶対にNGです。
「もっと成長できる環境を身を置きたかった」などポジティブな言い回しで、成長意欲をアピールしましょう。
仕事内容に納得できない
仕事内容に納得できない場合は、仕事を辞めてもかまいません。
特に法律的にグレーな商材を扱っていたり、あなた自身が良いとは思わない商品を販売していたりする場合は、仕事へのモチベーションも上がらないでしょう。
自分の仕事に誇りが持てないとモチベーション高く働き続けるのは、不可能です。
仕事内容に疑問がある場合は、転職するのがおすすめです。
社風や人間関係がどうしても合わない
どんなに仕事自体にやりがいを感じても、社風や人間関係が合わない場合は楽しく働きにくいでしょう。
先程紹介した通り、人間関係の改善にはあなた自身の努力も必要ですが、必ずしもその努力が報われるとは限りません。
自分の力だけで組織や他人を変えていくのには限界もあります。
人間関係の改善に努力したり、社風に馴染むよう自分を変えたりしても一向に改善しない場合は、退職もやむを得ないと言えるでしょう。
人間関係がどうしても合わない際には、無理に働き続ける必要はありません。
あまりにもプライベートを犠牲にしている
あまりにもプライベートを犠牲にしている場合もやめた方が良いでしょう。
たしかに長く働いている中で、時には長時間労働や残業が必要なケースもあります。
しかし、それが日常化している場合は、注意が必要です。
知らず知らずのうちにあなたの心身の健康が侵されている可能性があります。
また、人生は仕事だけのものではありません。
プライベートを充実させ、趣味を楽しんだり家庭を築いたりと、仕事以外も楽しむことで多くの幸せを感じられます。
長時間労働や休日出勤の連続であまりにもプライベートを犠牲にしている場合は、本当の意味で人生を謳歌しているとは言いにくいです。
自分の人生を楽しむためにも、仕事が忙しすぎる場合は退職を検討しましょう。
ストレスで体調不良を起こしている
ストレスで体調不良を起こしている場合は、すぐにでも退職した方がよいでしょう。
ストレスが身体にまで影響を及ぼしているというのは、あなたの心が限界に達しているサインでもあります。
このまま無理をし続ければ最悪の場合、精神疾患や生活習慣病になってしまう可能性もあります。
仕事は無理をしてまで続けるものではありません。
一番大切なことは「挑戦したい」「成長したい」と思いながら働けることです。
心身の不調が出た際は、別のキャリアについても考えてみましょう。
学びがあるうちはやめない方が良い
辞め時について詳しく解説しましたが、今の職場で学びがあるうちは辞めない方がいいでしょう。
たとえば、以下のようなケースがあげられます。
- プロジェクトの途中
- 仕事でわからないことが多く叱責される
- 人間関係の改善に努めていない
上記のような場合は、あなたの行動次第で大きな成長のチャンスにもなります。
プロジェクトの真っただ中で辛い場合は、乗り越えることでキャリアの自信にもなりますし、「次回辛くならないためにどうすればいいんだろう?」と自分の仕事のやり方やスキルを顧みるきっかけにもなります。
また、叱責されることが多い場合は、あなた自身に問題がある場合もあるでしょう。
パワハラなどの場合は別ですが、仕事上のミスなどを叱責されているのであれば成長の良い機会と捉えるのがおすすめです。
さらに人間関係についても、改善が必要な場合は主体的に取り組むべきです。
改善のために何の努力もせず転職してしまうと、他の職場で人間関係のトラブルが起こった際にまた退職してしまう可能性も高くなります。
職場の課題については、必ず一度は自分なりに改善に取り組んでから退職するのがおすすめです。
仕事が憂鬱で転職する際のポイント
仕事の憂鬱な原因が自分ではどうすることもできない場合、転職を考えることもあるでしょう。
ここでは、仕事が憂鬱で転職する際のポイントを紹介します。
今の会社のメリットとデメリットを書きだす
仕事が憂鬱で転職する際には、まず今の会社のメリットとデメリットを書きだすようにしましょう。
転職は「もうこの会社嫌だ!」と感情的に行うものではありません。
本当に今の会社を辞めてもよいのかしっかりと吟味したうえで行わなければ、転職後に「やっぱり前の会社が良かったな」と後悔してしまう可能性もあります。
転職前に今の会社のメリットとデメリットを整理することで、本当に転職すべきなのかを冷静に判断可能です。
会社に居続けるメリットよりもデメリットの方が大きい場合は、転職もやむを得ないと言えるでしょう。
また、メリットとデメリットを明確にしておくことで、自分自身の転職理由も整理できます。
たとえば、今の会社に以下のようなメリットやデメリットがあるとします。
【会社のメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
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上記のようなデメリットから転職を決意した場合は、今よりも年収が高くキャリアアップを目指せる職場を探すなどキャリアチェンジの対策も立てやすいです。
このように転職前に今の会社のメリット・デメリットを整理しておくことで、転職すべきかの判断や転職先の条件を明確にできます。
自分のスキルと実績を棚卸する
転職を行う際には、自分のスキルと実績を棚卸しましょう。
自分が今の会社でどのような経験を積み、どんなスキルや実績を得たのかを紙に書き出します。
転職時の自分のアピールポイントを明確にできるだけでなく、本当に転職すべきなのか判断するのにも役立ちます。
たとえば、今の会社で得たスキルや実績が書き出せない場合は、まだまだ現職でやらなければいけないことが多いと言えるでしょう。
何のスキルや実績も積まずに転職するのはおすすめできません。
転職市場においても、仕事をやりきらないでの転職は評価されにくいです。
転職前にスキルや実績を棚卸して、本当に現職でやるべきことをやり切れたのかを確認しましょう。
転職後にやりたいことを明確にする
転職する際には、転職後にやりたいことを明確にしておきましょう。
転職後のキャリアプランが明確にならないまま退職してしまうと、仕事の空白期間ができてしまいます。
収入がなくなるだけでなく、転職市場においても「無計画な人」と評価される危険性も高いです。
転職を決断する際には、転職後に「どんな会社に勤めたいのか」「どのような環境で働きたいのか」を明確にしておきましょう。
転職エージェントに相談する
仕事が憂鬱で転職する際には、転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェントはキャリア相談のプロとして、あなたに必要なキャリアプランを一緒に考えてくれます。
転職したい理由や仕事が憂鬱な理由によっては、「転職しない方がよいのでは?」といった冷静なアドバイスも期待できます。
また、転職理由が明確かつ納得できるものである場合は、あなたに本当に合う転職先を探してくれるので、一人で求人を探すよりも理想的な転職先と出会いやすいでしょう。
仕事が憂鬱な際の対処法についてもアドバイスしてもらえるので、まずは転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
仕事が憂鬱なときに相談すべき転職エージェント
仕事が憂鬱なときは「誰かに相談したい」という思いが強くなるものです。
転職エージェントは、そんな悩めるあなたのキャリアを全面的にサポートしてくれます。
理想のキャリアプランを一緒に考えてくれたり、長期的に働ける転職先を探してくれたりするので心強い味方になってくれるでしょう。
ここでは、仕事が憂鬱なときに利用したいおすすめの転職エージェントを紹介します。
リクルートエージェント
仕事が憂鬱な人におすすめの転職エージェントとして、リクルートエージェントがあげられます。
リクルートエージェントは、人材紹介会社大手の「株式会社リクルート」が運営している転職サービスです。
リクルートエージェントの最大の特徴は、保有求人が非常に多い点。
2023年6月時点で、公開求人と非公開求人を合わせておよそ70万件もの求人を扱っています。
国内最大級の求人を保有しているため、あなたが前向きに働ける職場も見つけやすいでしょう。
実際に口コミにおいても「他の転職エージェントではなかった求人がリクルートエージェントなら見つかった」と評判です。
リクルートエージェントは、非常に求人数が多く、様々な転職ニーズに対応してくれます。
「プライベートを充実させたい」「キャリアアップを目指したい」など、個人の仕事の希望に合わせて求人紹介を受けられます。
まずはリクルートエージェントに登録して、あなたに合う転職先を探してみましょう。
doda
仕事が憂鬱な人には、dodaの利用もおすすめです。
dodaは、長年日本の人材紹介業を支えてきた「パーソルキャリア」が運営している転職サービスです。
長年にわたって日本の人材業を牽引してきた実績のある転職エージェントなので、豊富な転職ノウハウを保有しています。
当然、仕事が憂鬱なときの対処法なども詳しくアドバイスしてもらえるので、キャリア相談を受けるだけでもおすすめです。
また、キャリア相談を通して見えてきたあなたに本当に合う求人も探してもらえます。
dodaは特にキャリアアドバイザーの質が高く、口コミでも「担当のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングしてくれた」と高評価を得ています。
あなたのキャリアの悩みを丁寧に聞き出し、最適なキャリアプランを提案してくれるでしょう。
マイナビエージェント
憂鬱な仕事から抜け出したい人には、マイナビエージェントの利用もおすすめです。
マイナビエージェントは、20代などの若年層の転職を得意としている転職エージェントです。
20代や第二新卒で転職を考える人は、「就活を失敗してしまった」「内定を貰えた企業に深く考えずに転職してしまった」と就活時の後悔を引きずっている人も多いでしょう。
就活の際にあまり丁寧に自己分析などを行っていなかったこともあり「自己分析のやり方がわからない」「やりたい仕事ってどう見つけるの?」と悩んでしまうケースも多いです。
マイナビエージェントはこういった若年層のキャリアの悩みに丁寧に対応してくれるので、就活が上手くいかなかった人も安心して自分のキャリアを再検討できます。
また、マイナビエージェントはこのようなサポートを無期限で利用できる点も心強いです。
一般的な転職エージェントは「登録後3ヶ月以内」といったように、サポート期限が設けられています。
マイナビエージェントは無期限でサポートを受けられるので、転職に成功するまで何度でもキャリア相談に乗ってもらえます。
「もう一度就職をやり直したい」という人は、マイナビエージェントを利用してみましょう。
仕事に行きたくない理由がわからない時に試したこと
仕事が憂鬱なときの原因や対処法を解説しました。
しかし、全ての人が仕事に行きたくなる理由が明確というわけではありません。
もし、仕事に行きたくない理由がわからない際は、自己分析やキャリアについて深く考え切れていない可能性も高いです。
仕事の行きたくない理由を探す際には、今一度自分の「好きなこと」「得意なこと」「大切なこと」の3点を明確にするのがおすすめです。
仕事に行きたくないときは、現在の仕事が上記3点から離れている可能性があります。
それぞれの観点を以下のように分析し、今の仕事で叶えられているのかを判断しましょう。
観点 | 説明 | 具体例 |
---|---|---|
好きなこと | 自分が好きだと思える物事。 ついスマホで検索してしまうことや長年続けている趣味など。 |
インテリア。 つい、どんな部屋にどんな家具を置くかと考えてしまう。 |
得意なこと | 自分が人よりも簡単にできること。 「得意なことなんてない」と思う人も多いが、得意なことがない人は存在しない。 子どものときまでさかのぼってみて、周りから褒められたことなどを整理する。 |
人とコミュニケーションを取ること。 一緒にいて楽しい、話を聞いてくれてありがとうなど、人と話した後は褒められたり、感謝されることが多い。 |
大切なこと | 仕事をする際に大切にしたい価値観。 仕事に何を求めているのかというキャリアの根幹部分。 |
人と触れ合える仕事がしたい。 年収よりもやりがいが欲しい。 |
上記のように、3つの観点から自分がキャリアに求めていることや自分がストレスなく行えることが見えてきます。
たとえば、上記の例であれば「インテリアが好きで、人とコミュニケーションが取れてやりがいのある仕事」が本当にやりたい仕事であると言えます。
現在の仕事がそれぞれの観点の何を満たせていないのかを理解できれば、仕事に行きたくない理由も明確になるでしょう。
まとめ
今回は、仕事が憂鬱な理由や対策について解説しました。
仕事が憂鬱な理由には、仕事内容や人間関係など様々な理由があげられます。
しかし、一番大切なことは、決して無理をしないことです。
本当に心身ともに疲れ切っており憂鬱な場合は、思い切って休んだり仕事を辞めたりといった選択も大切です。
また、どうして仕事に行きたいのかわからないといった場合には、今の会社の嫌なところを書き出したり、自分の価値観を明確にしたりして今一度キャリアについて考えてみましょう。
キャリアを考える際には、転職エージェントの利用もおすすめです。
今回紹介した以下の3社を上手に活用することで、自分が本当に歩みたいキャリアも見えてきます。
プロの目線もしっかり活用しながら、理想的なキャリアを歩みましょう。
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