転職するということは、慣れ親しんだ職場を離れ、新しい職場に飛び込んでいくことを意味します。これはとても勇気のいることです。しかし、せっかく苦労して転職したのに、新しい職場環境が合わなかったり、思っていた労働条件と異なったりするかもしれません。
このように、転職にはさまざまなリスクがつきまといます。リターンよりもリスクが大きいと感じるのなら、今はまだ転職するときではないでしょう。しかし、転職しないことがより大きなリスクにつながる場合もあります。
この記事では、転職にまつわるリスクについて考え方の変化や、失敗しない転職のポイントを解説します。
転職しないリスクに目を向けよう
「終身雇用制」は、高度成長期頃から1990年代までの長きにわたって、日本企業の慣行とされてきました。「一度会社に入れば一生安泰」といった人々の認識は、社会に安心感や労働力の安定をもたらしました。しかし同時に、変化に対して柔軟に対応できない企業経営力の鈍化にもつながっています。
そして今、日本経済は景気低迷や少子高齢化、グローバル化など、さまざまな困難に晒され、終身雇用制の維持は不可能になってきています。一方で、変化の激しい現代においては、時代の潮目を読み取り、波を乗りこなせば大きな成果をあげるチャンスに溢れています。一つの会社に留まり続けることは、こうした成果を得る機会を逃すことにつながるかもしれません。このように、転職しないことにもリスクがあるといえるのです。
転職のハードルが低くなり労働者の流動性が高まりつつあるなか、自分は今の会社で本当に能力を発揮できるのか、成長できるのかをしっかり考えなければなりません。
常識が変わった?転職の今と昔
一昔前に比べ、容易に転職ができるようになった今、転職に関する常識も少しずつ変化しています。年上の人の話す「こうあるべきだ」が通用しなくなっている場合もあるので、時代に合った柔軟な考え方を身につけることが大切です。
「3年は勤めるべき」は時代遅れ
かつて、「一つの会社では最低でも3年は勤めるべき」という考え方がありました。この言葉は、入社してすぐに辞めようとする人を諌める際によく使われましたが、最近ではこの考え方が必ずしも正しいとはいえなくなっています。
そもそも、なぜ3年勤めなければならないかというと、新しい組織に馴染み、技術を習得するためには少なくとも3年はかかると考えられていたからです。しかしここ20年ほどの間に、インターネットの普及をはじめとしたICT技術は大きく進歩し、業務や研修はよりスピーディに行えるようになりました。
企業における新人の育成方法も大きく進化し、「最初の1年は先輩の仕事を見るだけ」「新人は電話番だけ」といったやり方は徐々に転換されています。最近では、新人時代から積極的に仕事を任せ、やりがいと目標が持てる育成方法にシフトチェンジしていっているのです。
そのため、かつての「勤続3年」と現代の「勤続3年」は中身の濃さが異なるといって良いでしょう。さまざまなことを学び、誠実に業務に向き合っていれば、3年以上勤めていなくても転職市場における価値は高まっているといえるのです。
勤続年数の長さが評価されない可能性がある
「勤続年数が長ければ長いほど信頼感につながる」という考え方があります。確かに、同じ組織で長期間勤められるということは、人間関係や勤務態度などが問題ないという証明になるでしょう。しかし、ずっと同じところに留まり続けることが良いとされるか否かについてはさまざまな価値観があります。
例えば、A rolling stone gathers no moss.(転石に苔むさず)という有名なことわざがあります。このことわざは、日本やイギリスでは「落ち着きなく転職を重ねているとスキルも地位も身につかない」という悪い意味でとらえる人が多いそうです。一方アメリカでは「優秀な人間ほどよく動き回り、コケが生えたりせずにいつも輝いている」と認識されています。最近では若者を中心に、転職についてアメリカ的な考え方が広まりつつあるようです。
職場に馴染めなかったり、仕事ができなかったりするなどマイナスな要因で転職を繰り返すのは少々問題です。しかし、ポジティブな理由でさまざまな職場・仕事を経験してきた人はその人だけの魅力を育ててきているはずです。このような個人のバイタリティが評価される時代になっているといって良いでしょう。
「なんでもできます」より「これができます」が大事
終身雇用制の時代においては、職業人生の全てを一社のなかで過ごすため、社内の仕事は全てできるという姿勢が大切でした。会社や上司からの命令は絶対で、なんでも言うことをきく社員が良い社員とされていました。
しかし現代では、「なんでもできます」「なんでもやります」が通用するのは若いうちだけといって良いでしょう。特に中途採用においては、足りない労働力やスキルを補充する意味合いがあるため、個人の能力や個性にフォーカスした選考が行われます。企業側は「これがやりたい」「これができます」といった強い想いや個性を持った人材を求めているのです。
そのため、会社の方針や業務内容に何も疑問を持たずに日々を過ごすのはとても危険です。転職市場で求められているのは、自分の考えややりたいことがはっきりと定まっている人材なのです。
従順すぎるよりも、「生意気」であることも大切
「新人は黙って先輩について行けばいい」「新人のうちは意見を言う資格はない」という考え方は、現在でもごく一般的です。物事がまだわからないうちからあれこれと意見を出すのは、あまり良いことではありません。
しかし、例えばSNSなどのトレンドに関しては若者の方が詳しいということがあるように、年齢が若く勤続年数も短いからといって常に控えめにしてなければならないということはありません。むしろ、臆せず自分の意見が堂々と言える人材が求められているといえます。
何でも言うことを聞く従順な人材よりも、少しだけ生意気さもある堂々とした人材の方が見込みがあると思われる傾向にあります。
待っていても給料は上がらない
終身雇用制とセットになっているのが年功序列制です。年功序列とは、年次が上がるごとに役職や賃金がアップしていくという仕組みです。つまり、かつては同じ会社で勤め続けるだけで、ある程度は自動的に待遇があがっていくという状況だったのです。年功序列制は、終身雇用制の大きなメリットだったので、多くの人は安心して勤め続けることができました。
年功序列制は、今も大企業を中心に企業文化として定着しています。しかし、年功序列の維持には、安定した企業経営と常に一定した新卒採用が前提となっていることを忘れてはいけません。社会経済の先行きが不透明な時代が続くなか、少子化などの影響もあって年功序列制を維持するのは困難になってきています。
会社に勤め続けても役職や賃金が思うように上がらないばかりか、リストラなどで職を失う可能性すらもあります。長く勤めることが、本当にメリットになるのかしっかりと考えなければならない時代になったといえるでしょう。
転職のメリットとデメリット
転職にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。転職のリスクとリターンを測る前に、一般的な転職のメリットとデメリットについて認識しておきましょう。
メリット
- 収入アップが期待できる
待遇の良い会社に転職できれば、収入アップが期待できます。同じ業界で仕事内容もそれほど変わらなくても、社員への還元を重視している会社や、経営努力によって業績が良い会社では、賃金水準は大きく変わる可能性があります。仕事への熱意やこれまでの経験をアピールすることで、期待を込めた好待遇で迎えられる場合もあるでしょう。 - 仕事にやりがいが持てる
前職ではあまり評価されてこなかった人でも、仕事を変えた途端「できる人」として扱われるようになるというのはよくある話です。どうせ働くのなら、つまらない仕事をするよりも楽しい仕事にやりがいを持って働きたいものです。いきいきと能力が発揮できる環境を探すという点でも、転職活動は非常に意味があります。 - 新たな人間関係をつくれる
人との出会いは自分の成長につながります。転職によって新たな人間関係を構築することで、さまざまな価値観がアップデートできるはずです。これまで当たり前だと思っていたことを見直すことで、自分自身の視野を広げられるでしょう。同僚や上司部下といった関係だけでなく、信頼のおける仕事のパートナーとの出会いが待っているかもしれません。 - 新しいキャリアがスタートできる
転職には「リセット」の意味合いもあります。仕事や人間関係がうまくいかず、全てが悪循環に陥ってしまうことは誰にでもあり得ることです。転職によって全てを一新することで、キャリアを再スタートすることができます。リセットを何度も繰り返すのは少々問題ですが、どうしようもないと思った時には励みになるはずです。
デメリット
- 安易な転職で問題は解決されない
前職の不満を理由に転職することは悪いことではありません。しかしその不満の原因が自分自身である場合は、職場環境を変えても問題は解決されない場合があります。仕事や人間関係がうまくいかないときは、転職を決意する前に自分自身に問題がないか振り返りましょう。 - お金がなくなってしまう
前職の退職と転職先への就職にブランクがある場合、その間は無収入で過ごさなければなりません。失業手当の受給資格がある人でも、自己都合退職の場合は退職後3ヶ月ほど経たなければ失業手当を受け取ることはできませんから、十分な生活資金を確保しておくことが望ましいです。また、転職活動は思ったよりも交通費がかかります。お金に不安があると企業選びの判断力も落ちてしまうので注意しましょう。 - 仕事を覚えるのに時間がかかる
新しい職場環境に慣れるまでには時間がかかるため、時間や労力のコストを比較したときに、前職のまま頑張った方が早く結果に結びついていたかもしれないという人は実は少なくありません。これまで学んできたことは財産ですから、それらを捨てることにならないかよく考えましょう。 - 結局給料が上がらない
「新卒カード」という言葉があります。これは、トランプのジョーカーのように、新卒には特別な優位性があることを表しています。なんのキャリアもスキルもなくても採用してもらえるのは「新卒だから」だといって良いでしょう。今、転職したくてたまらなくても、現在所属している企業が、自分の条件で入社できる最も良い企業かもしれません。目先の収入アップに釣られて安易に転職した結果、生涯賃金を下げてしまう可能性もあるでしょう。
こんな時は転職するべきではない
転職にはメリットもありますが、実は「転職しない方がいい人・転職しなくてもいい人」も多いといわれています。一度転職したいと思うと職場の嫌なところばかりが目についてしまいますが、本当に転職するほどの問題なのかよく考えましょう。ここでは、転職するべきではないパターンを紹介します。
他責思考に陥っている
仕事がうまくいかないことを、他人や会社のせいにしているときです。確かに、嫌な上司や先輩がいたり、納得いかない社内制度があったりすれば大小のストレスにつながります。しかし、本当にそれらが原因で仕事ができないのでしょうか。
さまざまな問題があるなかで業務を行うのは簡単なことではありませんが、冷静に考えると、業務の出来不出来は自分自身の問題であることも少なくありません。他責思考の人はどこに行っても新たな問題を見つけて、そのせいでうまくいかないと考えてしまいます。他責思考になっているときは、今一度自分自身を見つめ直してみましょう。
目的意識や現状認識が甘い
転職に関してあまりにも認識が甘い場合です。「今の会社ではキャリアアップできないので転職したい」といえば転職を希望する理由としてそれらしく聞こえます。しかし、「自分にとってのキャリアアップとは具体的にどのようなものか」「自分が力を発揮したい分野は何か」「今の課題はなんなのか」など、その先を突き詰めていない場合は、目的意識や現状認識が甘いかもしれません。
転職は夢を叶える手段ではないので、転職した先で何をするのかしっかり見据えることが大切です。
見切りをつけるのが早すぎる
職場や働き方に問題や不満がある場合、転職したいと思うのは自然なことです。しかし、それらについて解決のためのアクションを起こしていない人も少なくありません。
組織内で発生する課題は大なり小なりどの職場でも共通しています。目の前の問題を解決しようとせずに新しい職場に行っても結局は同じことなので、まずは今いる職場をより良いものにする努力をしましょう。
また、少し嫌なことがあったからといってすぐに見切りをつけてしまうのも考えものです。時間と共に状況に慣れていくこともあるため、まずは落ち着いて静観しましょう。
こんな時は転職するべき
転職にはリスクがありますが、それでも転職した方が良いのはどのようなときでしょうか。ここでは転職した方が良いパターンを紹介します。
仕事をやり遂げたとき
大きなプロジェクトや目標を達成し、自分に自信をつけたときです。それまでの経験で得たノウハウやスキルを活かし、新しい挑戦をしたいと考えたとき、転職は選択肢の一つになります。
一般に人は、自信があるときや調子が良いときほど表情も明るく、ポジティブなイメージを与えやすくなります。新しい環境に飛び込み、新たな人間関係を構築するにあたっては、こういった明るさはとても大切ですから、仕事が順調なときほど転職もうまくいきやすいと考えて良いでしょう。
マイナス評価が固定されてしまったとき
これはネガティブな理由になりますが、組織内においてマイナスな評価が固定されてしまったとき、リセットする目的で転職するパターンです。例えば、仕事で大きな失敗をしてしまった場合、いつまでも「失敗する人」として扱われたり、大事な仕事を与えられなかったり、マイナスなイメージが固定化してしまうことがあります。こういったイメージや評価はなかなか覆ることはありません。
挽回のチャンスを狙って我慢し続けるのも大切ですが、自信を無くしたままでいるよりは、新天地でイメージを再構築した方が良い場合があります。
変化の波をキャッチしにいく時
ここ数年は、新型コロナウイルスの影響によって多くの企業が事業転換を迫られました。時代の潮流を読み、先見の明を持って事業を運営していく力は何よりも重要です。転職を決める際も同じことがいえるでしょう。
同じ会社にいても、状況がずっと同じとは限りません。いくら会社の居心地が良くても、事業の先行きに希望が見いだせないこともあります。「これからの時代はこうありたい・これがやりたい」といった強い想いがあるのなら、それを信じて転職するのは悪いことではありません。
転職で失敗しないためのポイント
転職で失敗しないためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。ここでは転職活動をする前と後で、何をすべきか解説します。
自分自身を客観視する
転職活動では、自分自身の能力や経験をアピールする必要があります。しかし、必要以上に自分を良く見せようとすると、かえって信頼されません。自分の長所だけでなく欠点もしっかりと分析し、自分がどのような人間なのか客観視することが大切です。
また、自分にとっての転職がどのような意味を持つのか、達成したい目的はなんなのかを明確にすることも重要です。ただなんとなく良いイメージに釣られて転職すると、「思っていたのと違った」といった事態になりかねません。さまざまな条件を客観的に判断することを忘れないようにしましょう
今の会社で解決できないか考える
転職をしたいと考えたら、一人で決定してしまうのではなく今いる会社に相談しましょう。全てという訳にはいきませんが、転職したいと思うに至った原因は、社内で解決できる可能性があります。
例えば、他にやりたい仕事がある場合、会社にその熱意が伝われば新規事業として実現するかもしれません。会社への不満なども解消するための施策を講じてくれる可能性があるでしょう。このように、転職しなくても実現できることは意外と多いものです。転職にはリスクも大きいため、安易に決めるのではなく、まずは今いる会社で実現できないか相談してみましょう。
相談できる人を見つける
転職に関しては、ビジネスパーソンならそれぞれ意見を持っています。転職活動をするにあたっては、頼れる相談相手を見つけておくことが大切です。相談相手は一人ではなく、できるだけ複数いることが望ましいでしょう。友人や同僚だけでなく、年齢の離れた人や志望する業界で活躍している人なども相談相手として望ましいです。
最も失敗が少ないのは、信頼できる転職エージェントを見つけておくことです。多くのエージェントが、転職に関する相談だけでなく、キャリア形成における考え方やパーソナルな部分についても相談に乗ってくれるはずです。自己分析や自己実現をサポートしてくれるキャリアコーチングサービスもあるので、活用してみると良いでしょう。
計画的に行動する
転職活動は計画性が大切です。可能な限り在職中に転職先を見つけ、ブランクを開けずに転職できるようにしましょう。転職先が決まらないまま退職してしまうと、内定がもらえそうなところに飛びついてしまうことがあります。安易な転職は失敗のもとなので、転職活動には十分な時間を確保し、計画的に進めましょう。
転職意思が定まっていないうちから他社の動向についてアンテナを張っておき、情報収集をしておくと良いでしょう。
相談力が強みの転職エージェント
転職活動の相談相手として、転職エージェントは最適です。しかし、会社やサービスによってエージェントにも特色や質に違いがあるので注意しましょう。ここでは、転職エージェントが親身に相談に乗ってくれる点に定評があるサービスを紹介します。
マイナビエージェント
マイナビエージェントでは、今すぐに職場を変えるつもりがないという人でも、長期的なキャリアプランの相談が可能です。相談した回数や時間、転職するかどうかに関わらず、全て無料でサービスが受けられるので安心です。
転職に関する相談だけでなく、自分のキャリアに対する考え方を言葉にすることで整理したり、そもそも転職するべきなのかわからないといった悩みを聞いてもらったりといった使い方もできます。
もちろん、それらの相談を踏まえてマッチ度の高い求人を紹介してもらうことができるので、転職活動の全てにおいて頼れるパートナーになってもらえるでしょう。
ワークポート
ワークポートの転職コンシェルジュは、転職活動全般における相談に乗ってくれるのはもちろん、親身な対応に定評がある転職エージェントサービスです。「まずは求職者の話をしっかり聞く」ことを大切にしているため、「どんな仕事が向いているのかわからない」といった初歩的な悩みにもじっくり寄り添ってくれます。
転職活動支援アプリ「eコンシェル」には応募求人管理機能やメッセージ機能、スケジュール管理機能があるので、人とアプリがちょうどよく役割分担して転職活動をサポートしてくれます。
パソナキャリア
パソナキャリアは、親身で丁寧なキャリア相談を大切にしている転職サービスです。長期的なサポートを前提としているので、求人への応募を急かすようなこともありません。求職者が疑問や不安を解決し、納得したうえで転職活動が進められることを重視しているので、すぐに転職したい人でなくても利用できます。
求人を紹介するにあたっても、企業文化や面接官のタイプ、面接で聞かれる質問などをしっかり伝えてくれるので、まさに至れり尽くせりといって良いでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、エージェントの質が高いことで定評があります。各業界に特化したエージェントが在籍しているので、その業界ならではの転職事情に精通している安心感があります。過去の成功・失敗データに基づいた的確なアドバイスをしてくれるので、信頼できるパートナーになってくれるでしょう。
人気のキャリアコーチングサービス
転職エージェントは、「転職を前提としない相談もOK」とはいっても、やはり求人紹介はされます。「転職活動の前に相談だけしたい」と考えているなら、キャリアコーチングサービスの利用がおすすめです。キャリアコーチングサービスはいずれも有料で、価格も決して安くはありませんが、「自分の強みがわからない」「向いている仕事がわからない」といった初歩的な悩みを持つ人にとっては、最適なサービスです。
ここでは、人気のキャリアコーチングサービスを紹介します。
ポジウィルキャリア
ポジウィルキャリアは、専属のトレーナーがキャリア設計のサポートをしてくれるパーソナル・トレーニングサービスです。転職エージェントではないため、転職以外の選択肢も提示してもらえるなど、自分自身のさまざまな可能性を知りたい人におすすめです。
「キャリアデザインプラン」「キャリア実現プラン」「キャリア実現プラスプラン」の3つのプランが用意されており、それぞれサポート日数や価格が異なります。週に1回60分の対面トレーニングのほかに、音声通話やチャットでの相談もできるので、日々の成長を共有することができます。
キャリドラ
2021年7月にサービスを開始したキャリドラは、すでに人気キャリアコーチングサービスとして認知されるほど利用者数を増やしています。10代~30代を対象に、市場価値を高めてキャリアの選択肢を広げることを目的としているので、キャリアアップや年収アップ、起業を目指す人には最適なサービスでしょう。仕事に関することだけでなく、人生の質を向上させることを目指しています。
カリキュラムは一人ひとりの状態に合わせてオリジナルで作成されるため、質の高いトレーニングが期待できます。
マジキャリ
マジキャリは、専属のキャリアコーチとキャリア設計を行うことができるキャリアコーチングサービスです。自己分析から面接対策まで徹底的にサポートしてもらえるので、転職活動の内定率が大きく向上すると評判です。
ただし、キャリアコーチが厳しめなことでも知られており、宿題やワークがあるので在職中の人には負担かもしれません。その代わり、仕事から人生まで、何でも相談できる理解者が得られるため、転職活動だけでなくその後の人生における大切な資産が得られるはずです。
me:Rise(ミライズ)
me:Riseは、3ヶ月間にわたる6回のコーチングプランで、受講者の目標やアクションを後押ししてくれます。AI診断により、受講者と相性の良いコーチを選出してくれるほか、受講者が興味のある業種で活躍している人から話を聞くこともできます。
このように、コーチングとサポーターヒアリングを繰り返すことで、自分の想い描くキャリアや理想像を明確化し、実現するためのアクションにつなげていけるようサポートしています。
まとめ
転職にはさまざまなリスクがあります。しかし、社会が大きく変化するなかで、転職しないことが思わぬリスクにつながる可能性もあります。
転職するかしないかは、その後の人生に影響を与える重大な決断となるため、決して安易な判断はしないようにしましょう。さまざまな要素を検討し、後悔のない選択をすることが大切です。
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