ポテンシャル採用とは?求職者にとってのメリット・デメリットや未経験から採用される方法を解説

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、7社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。165社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

「ポテンシャル採用と通常の採用って何が違うのかな?」

「ポテンシャル採用に通るコツってあるかな?」

こんな悩みを抱えていませんか?

ポテンシャル採用は、簡単に言えば求職者の実績に関わらず、人間性や成長できる可能性などで採用する方法です。

多くの求職者に採用されるチャンスがあるため、異業種や未経験職種に転職したい人は「ぜひとも受けてみたい」と思うでしょう。

しかし、企業側が具体的にどのような点を「ポテンシャルが高い」と評価するのかいまいちわからないのも事実。

この記事ではポテンシャル採用の内容や、転職を成功させるポイントについて紹介しています。

ポテンシャル採用を実施している大手企業も紹介しているので、参考にしてください。

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目次

ポテンシャル採用とは?

ポテンシャル採用とは、求職者の実績に関わらず人格や素質など潜在的な能力を基準に採用する方法です。

中途採用やキャリア採用では、現在のスキルや経験を重視して、即戦力で活躍できる人材を採用しますが、ポテンシャル採用では、即戦力としてよりも数年後に活躍しているか・自社の文化に合う人材かを重視します。

具体的には新卒や第二新卒といった、中長期で見て活躍を期待できる人材の採用などが、ポテンシャル採用としてあげられます。

ポテンシャル採用には、年齢制限などの決まりはありませんが、基本的には20代までです。留学などの理由から就職が遅れてしまった人も、ポテンシャル採用枠として就職活動できる場合が多いでしょう。

一方で、30代や40代といった年齢になると、中途採用やキャリア採用として即戦力として求められます。

ポテンシャル採用が用いられている背景には、就職・転職市場で求職者が企業を選べる状態、いわゆる売り手市場が続いていることが関係しています。即戦力になる人材は獲得の競争率も高く、採用するのが困難です。未経験でも素質のある人材を採用し育てるためにポテンシャル採用が人材確保の有効な方法として用いられています。

大手企業でもポテンシャル採用を利用して、積極的に若手の人材確保に乗り出しています。

求職者から見たポテンシャル採用のメリット

企業から見たポテンシャル採用のメリットやデメリットを紹介しましたが、求職者から見てもメリットとデメリットの両方があります。

求職者から見たポテンシャル採用のメリットは、以下の2つです。

  • 未経験職種に積極的にチャレンジできる
  • やる気や協調性などをアピールできれば採用されやすい

それぞれ詳しく解説します。

未経験職種に積極的にチャレンジできる

求職者から見たポテンシャル採用のメリットは、未経験職種にチャレンジしやすい点です。

ポテンシャル採用では、業界の経験やスキルといったことは重要視されていません。

大切なことはあなた自身の可能性や人間性であるため、たとえ業界や職種未経験だったとしても適切に自分をアピールできれば採用される可能性は十分高いです。

「経験がないから」と諦めていた業界にも積極的に挑戦できるため、多くの人にキャリアチェンジのチャンスがあります。

ポテンシャル採用は求職者が思い切って別業界に挑戦するきっかけにもなるので、メリットが大きいと言えるでしょう。

やる気や協調性などをアピールできれば採用されやすい

ポテンシャル採用は実績やスキルが重要視されないため、人間性をアピールできれば採用されやすいメリットがあります。

特にやる気や協調性がある点を面接で伝えられれば、採用される可能性が高いです。

業界に必要な知識や経験ではなく、自分の人間力だけで勝負できるのでポテンシャル採用だけの利点と言えるでしょう。

求職者から見たポテンシャル採用のデメリット

求職者にとってもメリットが多いポテンシャル採用ですが、デメリットがあることも事実です。

求職者から見たポテンシャル採用のデメリットは以下の2つです。

  • 新卒よりも入ってからの努力が必要なこともある
  • 基本的に30歳までが年齢制限

それぞれ詳しく解説します。

 

新卒よりも入ってからの努力が必要なこともある

求職者から見たポテンシャル採用のデメリットとして、新卒よりも入ってからの努力が必要になる可能性が高い点があげられます。

新卒は入社直後にビジネスマナー研修だけでなく、業界に必要な知識が学べる研修などを通じて、業種や職種で必要な技術を丁寧に教えてもらえます。

しかし、ポテンシャル採用で入社した場合は、このような研修が受けられないことも多いです。

OJTという形で先輩から直接指導を受けたり、自分自身で学んでいかなければいけなかったりする場合もあるでしょう。

会社によってはポテンシャル採用でも新卒と同等の研修を受けられるケースもありますが、多くの場合、自らが仕事をしながら学んでいく必要があります。

新卒のように手取り足取り教えてもらえない点は、デメリットと言えます。

基本的に30歳までが年齢制限

求職者から見たポテンシャル採用のデメリットとして、多くの企業が30歳までと年齢制限を設けている点もあげられます。

サイボウズのように一部の企業では年齢制限を設けていない場合もありますが、多くの企業ではポテンシャル採用を挑戦できる年齢は30歳程度までが一般的です。

30歳以上になると実績やスキルが必要となってくる場合があるので、年齢が高い人には不利になるでしょう。

また、ポテンシャル採用を実施する多くの企業が若い人材の確保を目的としているため、20代であっても20代後半の場合は採用が見送られるケースもあります。

ポテンシャル採用の年齢によって挑戦しにくい点は、デメリットです。

企業から見たポテンシャル採用のメリット

実際にポテンシャル採用を実施している企業について解説しましたが、なぜ多くの企業でポテンシャル採用が取り入れられているのでしょうか。

企業から見たポテンシャル採用のメリットは、以下の3つです。

  • 将来性のある若手を採用できる
  • ビジネスマナーの基礎が身についている人材が多い
  • 新卒一括採用とは違う人材を採用できる

それぞれ詳しく解説します。

将来性のある若手を採用できる

企業から見たポテンシャル採用のメリットは、何と言っても将来性のある若手を採用できる点です。

近年の日本は少子高齢社会と言われており、若い世代の人口が圧倒的に少なくなっています。

2021年10月に総務省から発表された「我が国の人口ピラミッド」では世代別の人口動態以下のようになっています。

(引用:我が国の人口ピラミッド|総務省

上記グラフからもわかる通り、日本は30代以下の人口が極端に少ないです。

企業を存続させるためには、若い世代を育て幹部として中心的に働いてもらわなければなりません。

ポテンシャル採用は求職者に実績を求めていないため、多くの若手人材が挑戦しやすい選考方法です。

企業にとっては人材を確保しにくい若手世代を効率よく集められるため、採用してする企業も多くなっています。

ビジネスマナーの基礎が身に付いている人材が多い

企業がポテンシャル採用を行うメリットとして、ビジネスマナーの基礎が身に付いている人材を採用できる点もあげられます。

ポテンシャル採用は、新卒に関わらず新卒3年以内に離職した、いわゆる第二新卒の人材も多く採用可能です。

第二新卒は社会人経験を積んでいる分、新卒よりもビジネスマナーの基礎が身に付いている可能性が高いです。

また、前職でビジネスマナー研修なども受けているため、再度自社で教育し直す必要もないでしょう。

研修を受けさせるための経費なども削減できるので、教育コストの面においてもポテンシャル採用は大きいメリットがあります。

新卒一括採用とは違う人材を採用できる

新卒一括採用とは違う人材を採用できる点もメリットです。

新卒一括採用の場合は、採用基準が一定になってしまうことから、どうしても同じような人材が集まってしまいます。

ポテンシャル採用を通して、第二新卒や既卒を採ることで、新卒にはいないような人材を獲得できます。

また、ポテンシャル採用で応募者の幅を広げれば様々な業界経験を持った人材の確保も可能です。

人材が多様になることで様々な経験を活かした新たな事業の創設や、イノベーションの推進も期待できます。

企業から見たポテンシャル採用のデメリット

ポテンシャル採用は企業にとってメリットが大きいですが、デメリットがないわけではありません。

企業から見たポテンシャル採用のデメリットは以下の2つです。

  • 中途採用より教育コストがかかる
  • 長期的に働いてもらえない可能性もある

それぞれ詳しく解説します。

中途採用より教育コストがかかる

新卒採用よりは教育コストがかからない点がメリットのポテンシャル採用ですが、一般的な中途採用から見ればどうしても教育コストはかさみます。

中途採用とは違いポテンシャル採用は、業界未経験や職種未経験の人材も多く流入します。

したがって、入社してから即戦力として活躍できる可能性は低く、まずは新人同様の作業を行って業界知識やスキルを身につけさせることが必要です。

ビジネスマナー研修などはいらないものの、業務に関わる教育や研修などは別で行う必要もあるので、中途採用と比較すると教育コストがかかってしまうでしょう。

長期的に働いてもらえない可能性もある

ポテンシャル採用で獲得した人材は、長期的に働いてもらえない可能性もあります。

一般的に新卒入社の社員は3年以内に約30%が離職すると言われています。

ポテンシャル採用で採用する人材は、少なくとも一回は離職経験があるため、早期退職のリスクがないとは言い切れないでしょう。

場合によっては退職や転職に抵抗感の低い人材もいるため、ポテンシャル採用を行ったものの、長期定着にいたらないというケースも考えられます。

ポテンシャル採用を行う際は、企業側は求職者の転職回数や勤務期間、退職理由などをしっかりと確認しておくことが必要です。

企業側がポテンシャル採用で大切にしているポイント3つ

企業側がポテンシャル採用で失敗しないためのポイント3つは、以下の通りです。

  • 自社が求める「ポテンシャル」に合った人材か
  • 求職者のキャリアビジョンが自社に合っているか
  • 早いうちに独り立ちできそうな人材かどうか

それぞれ詳しく解説します。

自社が求める「ポテンシャル」に合った人材か

ポテンシャルと一言でいっても、会社によって求める能力や求める人材は異なります。

企業側としても、入社後のミスマッチを防ぐために、求職者に求める基準を明確にしているケースがほとんどです。

ポテンシャル採用で求職者に求める基準には、以下のようなものがあります。

  • 経験
  • 人間性
  • 価値観
  • 将来性 など

自分の性格や強み・弱みを客観視して伝えられるようにしてみたり、自分が大切にしている価値観を書き出してみたりすると、企業の求める人材としてマッチしているかがわかりやすいでしょう。

求職者のキャリアビジョンが自社に合っているか

仕事を探す際に、給与面や待遇面だけではなく、将来的なキャリアビジョンが実現できるかも視野に入れておきましょう。

企業側は、求職者の考えるキャリアビジョンが自社に合っているかも選考で判断します。自分の思い描くキャリアビジョンが実現可能なのかを調べて、実現できると思える根拠と道筋を自分なりに考え採用担当者に伝えられると、選考でも優位に進む可能性が高いです。

早いうちに独り立ちできそうな人材かどうか

企業はポテンシャル採用に対して、なるべく短期間で戦力として活躍できる人材になれるかどうかという点にも注目しています。

長期的にみて徐々に成長し自社に合った存在になれるかをみつつ、早く仕事が任せられそうかというのも重要なポイントです。

例えば、言われたことだけをするのではなく、自分から考えて行動をしたり、自己成長を大切にし常に知識やスキルの勉強を自分なりに行っていたりなどが挙げられます。

このように、行動力があり自己成長に目を向けられる人は、企業側からすると成長への期待が大きいと判断される傾向にあります

ポテンシャル採用で未経験職種に転職するポイント

ポテンシャル採用のメリットやデメリットを紹介しました。

ポテンシャル採用にはデメリットもありますが、若い世代の多くの人にとってはメリットの方が大きい採用方法です。

そのため、実際に「挑戦してみたいな」と思った人も多いでしょう。

ここからは、ポテンシャル採用で未経験職種に転職するポイントについて紹介します。

長期的なキャリアビジョンを持つ

ポテンシャル採用で転職するポイントとして、長期的なキャリアビジョンを持つことがあげられます。

ポテンシャル採用を行う企業の採用担当者は、何よりも早期退職しない人材を求めています。

採用にはコストもかかるため、せっかく採用しても早期に退職されてしまうと、企業にとってはマイナスでしかないからです。

つまり、ポテンシャル採用を勝ち取るためには、長期的なキャリアビジョンを話して採用担当者に早期退職のリスクが低いと思ってもらう必要があります。

自分のキャリアの最終目標を明確にして、その目標達成にはこの会社でなければならない強い志望動機を語れるようにしておきましょう。

ビジネスマナーがあることをアピールする

ポテンシャル採用で転職するためには、ビジネスマナーがあることをアピールしましょう。

企業がポテンシャル採用を行うメリットは、基本的なビジネスマナーを身につけた人材を獲得しやすい点です。

そのため、新卒でもないのにビジネスマナーがない人材を雇うメリットは企業にはありません。

ビジネスマナーが身に付いていない場合は、まず採用されることはないと思ってもいいでしょう。

ポテンシャル採用で転職するためには、ビジネスマナーは必須のスキルです。

やる気や成長意欲も見られる

ポテンシャル採用の面接では、やる気や成長意欲も慎重に見られます。

ポテンシャル採用を実施する企業は、採用された後に成長できる見込みのある人材を探しています。

そのため、成長意欲ややる気の感じられない人材は、採用を避けられてしまうでしょう。

「なぜこの会社でなければいけないのか」「うちの会社で活躍するためにどんなことをしているのか」といった具体的な理由や行動についても聞かれるため、前もって準備しておくことが大切です。

なお、ポテンシャル採用の面接の受け方については「ポテンシャル採用の面接での受け答え例」で詳しく解説しているので参考にしてください。

大手の場合は適性テストやケース面接もありうる

大手のポテンシャル採用を受ける場合は、適性テストやケース面接もあり得ます。

場合によってはWebテストが実施されることもあるので、SPIなどは今一度確認しておくとよいでしょう。

また、コンサルティングファームなどの大手企業を受ける際は、ポテンシャル採用であってもケース面接が行われることが多いです。

ケース面接とは、特定の状況や課題を一定時間自分で考え、解決策を述べることです。

たとえばケース面接では、以下のような質問がなされます。

ケース面接の例

Q.以下の前提条件でペットトリミング店の売上を50%上げる方法は?

【前提条件】

  • 営業時間は11時~21時
  • トリミングの所要時間は1匹につき1時間
  • 水曜日は定休日

上記の条件に沿って課題を解決していきます。

このような問題にはフェルミ推定が用いられることが多く、予習は必須です。

対策を取らなければまず採用されることはないため、ポテンシャル採用でもしっかりと勉強しておくようにしましょう。

社風とマッチできることを伝える

先程も紹介した通り、ポテンシャル採用を行う企業の採用担当者は早期退職のリスクに敏感です。

そのため、ポテンシャル採用で転職するためには、社風とマッチできることを伝えましょう。

会社で長期的に働くためには、自分の性格や人間性が社風と合っていることが欠かせません。

たとえば、あなたが「自分のペースでのんびり仕事がしたい」と考えていたとしましょう。

そのような人が「挑戦的でマルチに活躍する会社」に入ってしまった場合は、会社の雰囲気に順応できず苦労する可能性は高いです。

最悪の場合は、会社に馴染めずに辞めてしまうケースも考えられます。

そのため、採用担当者は求職者の性格が社風に合っているかを重視しています。

ポテンシャル採用で転職を目指す際には、自分の性格と社風が合っているか確認しましょう。

退職理由は前向きに伝える

退職理由は前向きに伝えるようにしましょう。

ポテンシャル採用の場合は、いかに早期退職リスクのない人材かをアピールできることが大切です。

そのため、退職理由が「仕事が嫌だったから」「人間関係がうまくいかなかったから」といった後ろ向きの答えだと「うちに入っても同じ理由で辞めそうだな」と思われてしまいます。

退職理由を聞かれた際は、本来の退職理由は後ろ向きだったとしても「協調性のある職場で働きたかった」「自分が本当にやりたいと思える仕事に挑戦したかった」といった前向きな理由に変換して答えましょう。

具体的な答え方については、「ポテンシャル採用の面接での受け答え例」を参考にしてください。。

転職エージェントの利用もおすすめ

ポテンシャル採用で転職する際には、転職エージェントの利用もおすすめです。

転職エージェントは転職のプロとして、あなたの転職活動をサポートしてくれます。

転職活動は求人探しや企業研究、書類作成や面接対策などを現職の仕事と並行して行わなければならず、非常に忙しいです。

忙しさのあまり「やっぱり転職しなくてもいいかな」と転職自体を諦めてしまうケースも少なくありません。

転職エージェントを利用すれば、キャリア相談からあなたに合う企業を紹介してくれ、具体的な企業形態や社風なども教えてもらえます。

書類添削や面接対策などもしっかりと行ってくれるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

求職者は無料で利用できるため、ポテンシャル採用を勝ち取るためには転職エージェントの利用がおすすめです。

ポテンシャル採用を実施している大手企業

若手人材の確保のためにポテンシャル採用を行う企業は多いですが、具体的にはどのような企業があげられるのでしょうか。

ここでは、ポテンシャル採用を実施している大手企業を紹介します。

Yahoo!

出典:Yahoo!Japan

ポテンシャル採用を実施している大手企業として、まずあげられるのはヤフー株式会社です。

ヤフー株式会社は2016年10月から、より柔軟に優秀な若手人材を確保するため「新卒一括採用」を廃止しました。

ポテンシャル採用を行うのを新卒に限定しないことで、今まで平等な選考機会を設けられていなかった第二新卒者や既卒者からも、優秀な人材を得られるようになっています。

新卒や既卒問わず、応募時点で18歳以上30歳以下であれば誰でも応募できるため、多くの人に採用のチャンスがあるでしょう。

サイボウズ

出典:サイボウズ

kintoneなどで有名なサイボウズもポテンシャル採用を実施しています。

サイボウズは今まで、幅広い人材を獲得するため29歳以下向けのポテンシャル採用として、「U-29(ユニーク採用)」と呼ばれる採用方法を取っていました。

しかし現在は、この「U-29採用」から年齢制限を撤廃し、どの世代でもあってもIT技術やサイボウズのビジネスに興味があれば選考にチャレンジ可能です。

ポテンシャルの高さをアピールできれば、IT未経験や多少年齢が高いといったハンデがあっても、サイボウズに入社できるでしょう。

ポテンシャル採用におすすめの転職エージェント

ポテンシャル採用で転職する際に、転職エージェントは心強い味方になってくれます。

しかし、世の中には様々な転職エージェントがあるため、「どこを利用すればいいかわからない」と悩んでしまう人も多いでしょう。

ここでは、ポテンシャル採用で転職する際におすすめの転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント

求人数国内最大級の転職サービス|リクルートエージェント
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  • リクルート運営で安心の転職エージェント
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  • 国内最大級の求人数
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評価 企業群 種類
★★★★★ 大手企業 エージェント

\リクルートの転職サービス/

リクルートエージェント公式

ポテンシャル採用で転職する際には、リクルートエージェントの利用がおすすめです。

リクルートエージェントは人材会社大手の「株式会社リクルート」が運営している転職エージェントです。

最大の特徴は、取り扱い求人数が非常に多い点があげられます。

2022年7月現在、リクルートエージェントでは公開求人と非公開求人を合わせて50万件以上もの求人を扱っています。

非常に多くの求人を扱っているのでポテンシャル採用を実施している様々な企業の求人と出会えるでしょう。

実際に口コミにおいても「他のエージェントで見つからなかった求人が、リクルートエージェントなら見つかった」と評判です。

未経験可の求人も豊富に取り揃えており、2022年7月時点では公開求人だけで7万件以上もの求人があります。

キャリアチェンジの転職にも十分利用できるので、まずはリクルートエージェントに登録してみましょう。

doda

王道の転職エージェント|doda
dodaの公式サイトキャプチャ
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  • 業界最大級の求人数あり
  • 転職活動の手続き代行も
  • プロによる選考対策のサポート
評価 企業群 種類
★★★★★ 大手〜ベンチャー エージェント

\転職エージェントの王道/

doda公式

ポテンシャル採用での転職を目指す際は、dodaの利用もおすすめです。

dodaは古くから日本の人材紹介業を支えている、老舗の転職エージェントです。

長きに渡って転職市場を牽引してきた実績から、豊富な転職ノウハウを保有しています。

当然、ポテンシャル採用を勝ち取るための方法についても熟知しているため、具体的なアドバイスが期待できるでしょう。

実際に口コミにおいても「キャリアアドバイザーから丁寧にアドバイスして貰えた」と評判です。

また、老舗転職エージェントとして求人数も豊富に取り揃えています。

2022年7月時点で、公開求人数が14万件以上と多いです。

また、未経験可の求人も3万件以上扱っているので、多くのポテンシャル採用求人を扱っていることが窺えます。

転職について豊富なノウハウを知りたい人は、dodaに登録しましょう。

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

ポテンシャル採用の転職には、マイナビエージェントの利用もおすすめです。

マイナビエージェントは若年層の転職を得意としているエージェントなため、ポテンシャル採用を目指す人にはうってつけの転職サービスです。

転職が初めての人が陥りがちな「自己分析ってどうやるの?」「職務経歴書の書き方って?」といった初歩的な質問にも丁寧に対応してくれます。

まさにポテンシャル採用を目指す若い人にピッタリな転職エージェントと言えるでしょう。

また、マイナビエージェントの特徴は、サポートを無期限で受けられる点もあげれます。

転職エージェントの多くは「登録後3ヶ月以内」などサポート期限が設定されていることが一般的です。

マイナビエージェントは期限を気にすることなく利用できるので、転職が成功するまで何度でもサポートを受けられます。

「転職エージェントに徹底的にサポートして貰いたい」という人は、マイナビエージェントを利用しましょう。

ポテンシャル採用の面接での受け答え例

ポテンシャル採用で転職する際におすすめの転職エージェントを紹介しましたが、転職を成功させるためにはあなた自身の努力も欠かせません。

特に面接対策はポテンシャル採用の合否の決め手となるため、非常に大切です。

ここでは、ポテンシャル採用の面接を勝ち抜くための回答例を紹介します。

自己紹介・自己PRは社風を意識

面接の際に「自己紹介(自己PR)してください」と言われることがありますが、この質問の意図はなんだと思いますか?

企業が求職者に自己紹介をさせるのは、その人のパーソナリティを知り、社風に合うのかを判断するためです。

そのため、自己紹介や自己PRを行う際は自分の性格が希望する企業の社風にあることをアピールするとよいでしょう。

たとえば、挑戦的な社風である場合は、自分の名前や経歴などを伝えた後、以下のように自己アピールするのがおすすめです。

自己PRの例

私の強みは、結果にコミットできる点です。

前職の営業では最初の内は結果を残せずいましたが、再度先輩の営業周りについていくことをお願いしたり、自分でセミナーに参加したりして自分の営業力を磨いていきました。

その結果、初めの頃は1件もとれなかった契約が徐々に取れるようになり、半年後には初めて月間の営業成績社内1位を取ることができました。

以上のように私は、自らの課題に積極的にチャレンジして乗り越え、結果を出す能力があると自負しています。

御社に入社した暁には、この能力を活かし活躍しつつ、さらなる売上アップに挑戦していきたいと考えています。

上記のように挑戦できる力を伝えられれば、社風とのマッチもアピールできるでしょう。

自己紹介や自己PRは、自分の強みと社風が一致することを伝えるのが大切です。

転職・退職理由はキャリアビジョンを伝える

転職や退職理由を伝える際は、キャリアビジョンを伝えるようにしましょう。

キャリアビジョンを伝えることで、「なぜ退職する必要があったのか」「どうしてうちの会社に転職したいのか」を明確に説明できるようになります。

たとえば、ITエンジニア系の職種では、以下のように答えるとよいでしょう。

転職・退職理由の回答例

私はWebエンジニアとして、自分で作ったサービスをリリースしたいという目標がありました。前職の会社ではWeb開発の基礎やプログラミング言語について詳しく教えて頂き、このような目標をたてる機会をくださいました。

しかし、前職の会社では製造や実装、テストなどを行う下流工程の仕事しか受注しない方針で、サービスを作るうえで重要となる設計や要件定義といった上流工程に携わる機会がありませんでした。

より上流工程に関わる機会を持ち、エンジニアとしてさらに成長していきたいと考え転職を決意しました。

上記のような理由であれば、キャリアビジョンを実現するために転職が必要だったと理解してもらえます。

長期的なキャリアビジョンもわかることで、採用担当者から長期的に働いてくれそうと思ってもらいやすいです。

志望動機はキャリアプランと絡ませる

ポテンシャル採用では、志望動機をキャリアプランと絡ませて話せるとよいでしょう。

たとえば、上記のエンジニアを例にあげると、以下のように答えるのがおすすめです。

志望動機の回答例

先程も申し上げた通り、私の最終目標は自分で作ったサービスをリリースすることです。

そのためにも、実装やテストといった下流工程だけでなく、要件定義や設計などの上流工程の知識も必要と考えています。

また、サービスをリリースするためには、企画や市場調査といった部分の知識も大切です。

御社は開発の上流工程から参画しているだけでなく、自社サービスの運営なども行っているため、私のキャリアプランを実現するための学びがあると考え志望致しました。

上記のようにキャリアプランの実現のために志望したと伝えられれば、キャリアに一貫性が生まれ説得力も増します。

活かせる経験は実績を伝えられるとベスト

活かせる経験や実績がある際は、具体性を交えて伝えられるのがベストです。

「売上No.1を達成」「残業2時間削減」など数字を用いて伝えられると良いでしょう。

しかし、ポテンシャル採用に挑戦する求職者のすべてが必ずしも目に見える実績があるわけではありません。

もし実績がない場合は、前職で得た学びや感謝されたことを伝えることがおすすめです。

経験や実績の回答例

私は前職の事務で、チーム全体の人為的なミスを減らすことに尽力しました。

売上や納期の管理表を作成して共有することで、部署全体の作業効率を上げられたと自負しています。

実際に多くの同僚や先輩から仕事がやりやすくなったと感謝されました。

御社でも全体を見渡せる視野を持って、仕事に励みたいと思います。

上記のように目に見えてわかる実績がない場合は、周りから感謝されたことでも構いません。

自分の長所や短所は社風や協調性の有無を見られる

自分の長所や短所は社風との相性や周りとの協調性の有無が見られます。

長所や短所を紹介する際は、社風に合う形でアピールするのが良いでしょう。

たとえば、挑戦的な社風であれば以下のように短所を説明することで、逆に高評価を得られることもあります。

長所や短所の回答例

私の短所は猪突猛進なところです。

「チャレンジしたい」「挑戦したい」と思った際には、即行動してしまいます。

一見良い所でもあると自負していますが、情報収取が足りないまま行動してしまうので、人よりも失敗が多くなってしまいます。

御社に入る際には、挑戦的な気持ちはそのままにもう少し冷静に状況を判断する力も培っていきたいと考えています。

挑戦的な社風である場合は、上記のようにアピールできればかえって採用されやすくもなるでしょう。

挑戦的な社風の会社は、失敗してでもチャレンジする人材を求めているからです。

短所は見方を変えれば長所にもなるため、社風に合わせて短所もアピール材料にすることがおすすめです。

逆質問は入社意欲をアピール

逆質問に対しては、入社意欲をアピールすると良いでしょう。

たとえば、以下のような質問ができれば入社意欲が高いと思ってもらいやすいです。

入社意欲を伝えられる逆質問
  • 入社に向けて今から取り組んでおくべきことはなんですか?
  • 最年少管理職は何歳でしょうか?
  • 最高営業記録はどれくらいですか?

上記のような質問は、「入る前から頑張ろうとしている」「入ってから精力的に活躍していこうとしている」と判断して貰えるでしょう。

ポテンシャル採用では、入社意欲を感じさせる逆質問をすることが大切です。

まとめ

今回はポテンシャル採用について解説しました。

ポテンシャル採用は企業にとっても、求職者にとってもメリットのある採用方法です。

実際に採用を勝ち取るためには、以下のポイントを大切にしましょう。

ポテンシャル採用で転職するポイント
  • 長期的なキャリアビジョンを持つ
  • ビジネスマナーがあることをアピールする
  • やる気や成長意欲も見られる
  • 大手の場合は適性テストやケース面接もありうる
  • 社風とマッチできることを伝える
  • 退職理由は前向きに伝える
  • 転職エージェントの利用もおすすめ

上記ポイントを押さえることで、採用確率を高められます。

また、転職エージェントはポテンシャル採用に強い以下の3つがおすすめです。

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