MENU

41歳転職は非現実的?…転職事情や成功のポイントを紹介

「41歳の転職は難しい」というイメージをお持ちの方は多いでしょう。確かに年齢を重ねるほど求人数が少なくなる傾向にあるため、転職は若いほど有利なのは事実です。とはいえ、41歳の転職は不可能といえるほど非現実的なのでしょうか?

この記事では、41歳で転職を考えるときに考慮しておきたい注意点や、成功に導くためのポイントを解説します。

たしかに少し前までは、「一生同じ会社に勤め上げることこそが安定だ」という考え方が主流でした。しかし、終身雇用制度そのものの在り方が疑問をもたれるようになりつつある昨今、40代で転職を考えるのは決して珍しいことではありません。むしろ、あらゆる仕事を経験し、スキルを身に付けた40歳代だからこそ需要があるケースも存在します。

ただし、40歳以上の求人は20~30代に比べて少なくなるのは事実です。40歳以上の転職は、転職市場で何が求められているのかを抑えた上で、しっかりと対策を行うことが重要です。これから転職を考えている人は、本記事を参考にして、入念な準備を行うようにしましょう。

目次

41歳転職が非現実的であるといわれる理由

41歳の転職が非現実的であるといわれてしまう理由は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、多くの40歳代の求職者が難しさを感じるポイントについてご紹介します。

求人数が少ない

1つ目は、そもそも対象となる「求人数が少ない」ことです。

実は、雇用対策法では、企業が求人を募集する際に年齢制限を設けることは本来禁止されています。

とはいえ、企業側人材育成プランや、理想とするキャリア形成を踏まえると、年齢制限を設けざるを得ないケースもあります。そのような場合は例外として「35歳以下」の年齢制限をかけることが可能です。

そのため、実際には年齢制限を設けている企業は多くあり、若ければ若いほど転職に有利となる背景はここにあるといっても過言ではありません。人気の優良企業ほど若手の育成に力を入れるため、年齢制限がかけられているケースは多いです。

また、表立って年齢制限を設けていない場合でも、書類の時点で通らないなど、スキルや能力の前段階で足切りを受けてしまうケースがあるのも事実です。

条件を妥協しづらい

2つ目は「条件を妥協しづらい」ことです。

地域や業種などにもよりますが、現在の採用市場は、全体で見れば「選ばなければ仕事に就ける状態」であると言われるほどです。転職先がなかなか決まらないという人も、実際には自分が転職先に求める条件を柔軟に変えることができれば内定をもらえる可能性は十分あります。

しかし、40歳以上になると、なかなか条件を妥協しづらい面があるものです。20代で独身の頃であれば、多少無理して転職先に飛び込むことができても、家庭を持っていると「どんな条件でも良い」という訳にはいかないケースが多いでしょう。これまでの生活水準を落としたくない、現状程度はキープしたいと思うのは仕方ないことです。

しかし、そうなると、背負うものが少ない若い人材が有利になってしまうのは事実です。企業側としても40代の人材を雇うよりも人件費が抑えられるでしょうし、ポテンシャル採用なので早い段階で優秀な人材を獲得できることになるためです。

スキルや能力に対する期待値を高く持たれてしまう

3つ目は「スキルや能力に対する期待値が高く持たれてしまう」ことです。

実際には離職経験があったり、なんらかの理由で休職期間があったりと、すべての41歳の人がかならずしもスキルや能力が高いわけではありません。

しかし、一般的には41歳の人であればキャリアが長いであろうというイメージを持たれやすく、入社時からベテラン扱いされてしまうことがほとんどです。当然業務遂行力が備わっており、その分野における専門知識や、マネジメント力などが備わっているものだという目で見られることになります。

一見不利なようにも思えますが、若手と比べて人件費が高くなりやすいことなども踏まえると、高度なスキルや即戦力が求められるのは自然なことであるともいえます。

実際に40歳以上を対象とした求人には、マネージャーや役職のついたポジションが多いです。そのため41歳で転職する場合も、それなりのスキルや能力が求められることは念頭に置いておきましょう。

周囲からやりづらいと思われてしまう

4つ目は「周囲からやりづらいと思われてしまう」ことです。

転職先の風土や文化によっても異なりますが、日本ではまだまだ年功序列の企業も多いのが現状です。

転職者には入社後に誰かが指導を行わなければなりませんが、40歳以上の場合、どうしても周りの社員がやりづらいと感じてしまうケースが多いです。

年下上司、年上部下の関係でも、年上の人に向かって指示を出したり、指導・注意したりするのは気が引けるものです。

年齢に関係なく実力主義の企業も徐々に増えていますが、やはり40代では周囲からやりづらいと思われてしまう可能性があるのは否定できないでしょう。

41歳の転職需要

一方で、40歳代の人材を探している企業も確実に存在します。このような企業は、40歳代の人材にどういったことを期待をしているのでしょうか。

40歳代の需要をご紹介します。

管理力のある人材を必要としているケース

これから企業を大きくしていこうという場合や、組織に新しく部署が増えた場合など、人を束ねるポジションに穴が空いてしまうことがあります。そんなとき、業務経験だけでなく人生経験を豊富に積んだ40歳代の優秀な人材を外から引っ張ってきたいと考える企業は多くあります

20代頃の若手人材の場合は、ポテンシャルや成長性込みで採用される場合がほとんどです。そのため、いきなりマネジメントポジションにつくことはなかなかできませんし、企業側も期待していません。

一方、40代であれば採用コストは月々の人件費がかかる分、転職者であっても即戦力が期待できると考えられます。もちろん最初の頃は転職先の企業に慣れるところから始まりますが、1、2ヶ月もすれば組織全体の生産効率のアップに貢献してもらうことが十分に可能でしょう。

また、40歳代にもなると、自分自身がいくつかのライフステージを経ている場合が多いため、あらゆる世代や状況に応じて柔軟に対応することができると考えられます。

これまでにマネジメント経験がある場合は、自分の強みとして積極的にアピールしましょう。

プレイングマネージャーや中間管理職に最適な年齢

40代は、マネジメント業務と現場の業務両方に携わる「プレイングマネージャー」や、上層部とメンバーとの間を繋ぐ「中間管理職」に最適な年齢です。

大きな企業であればあるほど、現場と上層部が直接関わりを持つ機会は少なくなりますが、プレイングマネージャーや中間管理職が間を取り持つことで、現場目線と上層部の考えを橋渡しできるため組織が円滑に機能します。

40代になると現場経験も長く、ある程度人を束ねる能力も身についているため、適切な方法でメンバーやチームを引っ張ることができるでしょう。若手ほどではなくても、現場で対応できる体力も備わっているので実務をこなすことも可能です。

一方、上層部やお得意様などに対する気遣いも柔軟にできる年齢なので、プレイングマネージャーや中間管理職としての活躍が期待できます。特に、大切な商談や契約の場には、実力主義の世の中になりつつあるとはいえ、40代の社員が出席するだけで安心感が得られるものです。順調にキャリア形成をしてきた40歳代の人材には、このような即戦力が期待できます。

ライフステージが落ち着き、仕事に専念できる世代

20~30代は働き盛りである一方、結婚や育児などでライフステージが大きく変わりやすい年代でもあります。最近は女性だけでなく男性も育児休暇を取る人が増えているので、以前のように、男性なら長期休暇を取ることはないだろう、という考え方も古くなりつつあります。

女性の場合はさらに出産や育児によって、長期期間のブランクが空く可能性があります。復帰後も、家事や育児との両立のため時短勤務やフレキシブルな働き方をする人が多いです。

出産年齢や結婚のタイミングはケースバイケースではありますが、一般的に40歳代になると育児などのライフステージの大きな変化が落ち着き、子どもも大きくなるので再び仕事に専念しやすくなる場合が多いです。改めて今後のキャリアを見つめ直し、より意欲的に取り組めるようになるタイミングでもあるでしょう。

企業側としても継続的に働いて欲しいと考えているため、育休や時短勤務の可能性がないことは、転職する際に有利に働くケースがあります。

41歳転職の成功しやすいパターン

ここからは、41歳で転職をするときの成功しやすいパターンをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

①これまでのスキルや専門性を活かせる仕事を選ぶ

1つ目は「これまでのスキルや専門性を活かせる仕事を選ぶ」パターンです。

基本的に40代の転職では即戦力が求められるので、これまでのスキルや専門性をベースに転職先を探すことになります。社会時経験もおよそ20年のキャリアになるでしょうから、どんな仕事であっても、ご自身ならではの強みや得意な仕事、知識などが必ず備わっているはずです。

40代の人材がこれまで身に付けた経験が活かせる企業に転職すれば、入社後すぐに即戦力として活躍できるでしょう。また、実務的なスキルのみならず、社会人経験そのものが長いため、ビジネスマナーのいろはを指導する必要がなく、場の雰囲気を読んで臨機応変な対応ができる人がほとんどです。特に専門性のない分野であっても、ジェネラリストとしてマルチタスクを適切にこなせる人材はとても需要があります。

一方で、全くの未経験分野への挑戦はやめておいた方がよいでしょう。これまでの経歴が全てリセットされてしまうため、大幅な年収ダウンが考えられます。また、未経験の場合は若手人材の方が需要があるため受かりづらくなります。

転職活動を成功させるためにも、自分のキャリアとスキルを深堀してみましょう。キャリアの棚卸しをしてみるのも良いかもしれません。

②マネジメント経験をアピールできる

2つ目は「マネジメント経験をアピールできる」パターンです。

前述のとおり、40歳前後で多く需要があるのは、マネジメントスキルのある人材です。これまでの社会経験の中で人を束ねた経験がある場合は大きな強みになるはずですので、積極的にアピールしましょう。

現在40歳の人であれば、就職氷河期を生き抜いた経験のある人も多いでしょう。他の世代と比べて苦労の多い世代にあたるため、逆風の中でも地道な努力を積み重ねてキャリア形成してきた人材が多いといえます。

特に、管理職として部下を持つまで昇進している人材であれば、その世代のなかでも特に優秀な人材となので、採用したいと考える企業は少なくないでしょう。

現状40歳代はマネジメント能力や経験を持っている人が少ない年代です。管理職経験や組織マネジメント能力がある場合は自信を持ってアピールしましょう。

③需要のある業界を選ぶ

3つ目は「需要のある業界を選ぶ」パターンです。特に、目立ったスキルがないと悩んでいる人は、人手不足の企業や業界に目を向けてみるのも一つの手です。

日本では現在は少子高齢化の影響もあり、労働人口が減ってきています。そのため、人手不足が生じている企業や業界は多いです。人手不足の企業や業界では、年齢制限を設けずに幅広く人材採用を行っていることが多いので、40歳代で新しいことに挑戦したい人は検討してみても良いでしょう。

具体的な業界として挙げられるのは、「建設業」「福祉業」「飲食業」「宿泊業」「運送業」などです。背景はそれぞれ異なりますが、各業界ごとに課題を抱えているため、人手不足が慢性化している状態にあります。

例えば、福祉業では賃金の低さや仕事内容の大変さ、建設業では人材の高齢化や、危険性などのネガティブイメージなどが大きな要因として挙げられます。

とはいえ、近年では働き方改革や技術力の向上などにより、こうした課題は徐々に改善されつつあります。特に、改革に力を入れている企業であれば、今後ますます改善されていくでしょうから、そのような企業を探してみるのも良いかもしれません。

また、人手不足の企業や業界はブラックのイメージが強いかもしれませんが、企業によっては貴重な人材として大切に扱ってくれるケースも多いです。

丁寧にフォローしてくれたり、労働条件も交渉できたりする可能性があるので、思った以上に働きやすい環境でだったという人もいるくらいです。

④独立を支援してくれる企業を選ぶ

4つ目は「独立を支援してくれる企業を選ぶ」パターンです。

40歳代の転職はレベルが高いといわれる分、キャリアアップや収入アップのためなどポジティブな背景で転職する人も多いです。中には今後独立開業を考えており、その踏み台のような形で一度転職を考えている人もいることでしょう。

実際にその人が持っている能力によって独立の方法はさまざまですが、受け入れる人材が後に独立することを前提として、独立開業支援に力をいれている会社も少なくありません。

小売業、サービス業であれば、フランチャイズ経営も多く、フランチャイズオーナーの求人募集もよくあります。

また、ベンチャー企業や中小企業などでは、一人で多くの分野を担当するケースも多いので、一通りビジネスの流れを掴んでから独立することも可能でしょう。

人生経験が豊富な中高年以上の人材であれば、事業の一部を信頼して任せられるイメージを持ってもらえます。独立の意志があり、自分で事業を展開してみたいというやる気がある40歳代の人材は一部の企業から需要が見込めるでしょう。

⑤40代をターゲットにしている求人に応募する

5つ目は「40代をターゲットにしている求人に応募する」パターンです。転職市場で若手人材の需要が高いのは事実とはいえ、40代の需要が全くないというわけではありません。実際には40歳以上の人材を採用ターゲットにしている企業は多く存在します。

若い熱量や柔軟性よりも、中高年以上の落ち着きや冷静な印象の方が企業や事業にとってプラスに働く場合もあります。すべての企業が活気を求めているわけではないので、こういった職種や企業に焦点を当ててみると思わぬ縁があるかもしれません。

例えば営業職ひとつをとっても、新規開拓の多いノルマ型営業と、ある程度顧客の決まったルート営業では求められるスキルや対応が異なります。

熱量を持って新規開拓やノルマをこなしていく働き方は、どちらかというと体力のある若手向きですが、既存の顧客との関係維持を大切に維持するルート営業では、落ち着いた雰囲気の中高年のほうが好まれる場合もあります。

ここでは一例を挙げましたが、このように、40歳代の人材が違和感なく溶け込めるような職種を探してみると、視野が広がり転職先が見つかりやすくなるでしょう。

求人票を探すときも、「ミドル世代歓迎!」などといった文言に注目すると良いかもしれません。

41歳におすすめの転職サービス

41歳の転職活動を成功させるためには、若手人材とは違った方法でアプローチを行う必要があります。第二新卒や20代の頃よりも、さらにキャリアや経験などを考慮したうえで企業を吟味する必要があります。一方で、あまりに妥協できないとなると、希望通りの職につくのはしなんの技になってしまいます。一人で転職活動を行う場合、このあたりのバランスの難しさがあります。

そこで、41歳の転職における強力なサポートとなるのが転職支援サービスです。ここでは、41歳におすすめの転職サービスを紹介します。

リクルートダイレクトスカウト

41歳の人にまずおすすめしたいのがリクルートダイレクトスカウトです。

リクルートダイレクトスカウトは、大手リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービスです。転職者が登録する希望年収も「600万~」になっているくらいなので、年収アップのために転職したいという人にはぴったりの転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウトでは、求人サイトと同様に自分で求人を探せるほか、「スカウト」の機能も備わっています。

自身の職務経歴書にあたる「レジュメ」を登録することで、ヘッドハンターから直接スカウトを受けることが可能です。今すぐの転職を考えていない場合でも、受身姿勢でスカウトをもらえるので情報収集や市場価値を知る目的でも活用できます。

また、こちらからヘッドハンターを指名することも可能なので、自身が志望する業界や職種に特化したヘッドハンターと出会える可能性があるのもメリットです。

ビズリーチ

ビズリーチも活用するとよいでしょう。

CMなどで名前を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。ビズリーチはハイクラス向けの転職サービスで、登録しておくと自分に興味を持った企業やヘッドハンターからオファーを受け取ることができます。

高年収かつ希少なポジションの求人が見つかるケースもあるので、キャリアアップをはかりたい40代の人には最適なサービスであるといえるでしょう。

若年層だけでなくミドル層の転職にも多くの実績があるので、40代で転職を考える際にはぜひ登録しておくことをおすすめします。登録することでアドバイスやサポートも受けられるので、現職が忙しい場合でも労力を押さえて転職活動ができるのもメリットです。

ビズリーチのサービスは、基本的にすべて無料で利用できます。また、自分に送られてくる求人内容や条件をチェックすることで自分の市場価値を知ることもできるため、転職するかどうか悩んでいる人にもおすすめのサービスです。

JACリクルートメント

「JACリクルートメント」もおすすめです。

JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラスを得意とする転職サービスです。顧客満足度オリコン4年連続1位の実績もあり、管理職クラス、外資系企業、海外進出企業などハイクラス人材の転職支援に特化しており、年収もポジションも妥協してくない人にぴったりのサービスであるといえるでしょう。

JACリクルートメントならではの非公開求人もあるので、40代で転職を考えるなら登録しておいて損はありません。また、JACリクルートメントはロンドン発祥のエージェントサービスなので、世界11カ国に広がる独自のグローバルネットワークの強みもあります。

外資系企業や海外進出企業への転職支援で特に実績があるので、グローバル進出を考えている人にもおすすめのサービスです。

リクルートエージェント

40歳代におすすめとされる転職サービスには、上記3つのようなハイクラス人材向けのものが多いですが、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。そんな場合は、「リクルートエージェント」の活用がおすすめです。

リクルートエージェントは国内トップクラスの転職エージェントです。エージェントでは一人ひとりに担当者がつき、転職活動の支援を行ってくれます。求人紹介や面接対策なども手厚くサポートしてくれるので、転職活動に慣れていない人でも安心して転職活動を進められます。

上述したリクルートダイレクトスカウトと同じリクルート社のサービスですが、リクルートダイレクトスカウトがハイクラス人材や高年収にこだわりたい人向けのサービスであるのに対し、リクルートエージェントでは幅広い条件の求人を扱っています。そのため、これまでの知識や経験をもとに、少し視野を広げてキャリア形成を考えている人はぴったりです。

リクルートエージェントは幅広い職種と条件から、キャリアアドバイザーと共に自分に合った仕事が見つけられるので、自身のキャリアや能力に不安や迷いを感じる人には最適なサービスです。

41歳転職を成功させるポイント

ここでは、41歳以上の人が転職を成功させるために、大切なポイントについて解説します。

市場価値を知る

1つ目は「市場価値を知る」ことです。

企業選びを失敗しないためにも、市場価値を知っておくことはとても重要です。40代の人であれば20年以上に渡る長いキャリアがあるでしょうから、自分のスキルや経験に自信のある人は多いでしょう。それ自体は素晴らしいことですが、一方で、ずっと同じ職場で働いていた場合、一歩外に出たときの自分の立ち位置がわかりづらくなってしまっているケースがあります。

一つの業界で長年プロフェッショナルとして働いてきた人であっても、他の業界で同じように通用するとは限りません。同じ環境に身を置いていると、自分の環境が当たり前だと思ってしまいがちですが、転職を考えるときは、改めて自分の能力が採用市場全体でどれくらいの価値をもっているか客観的な分析をしてみましょう。

また、自分自身のことは意外と自分ではわからないものです。先ほどご紹介した転職エージェントやキャリアアドバイザーなどの意見も取り入れることで、新たな気付きがあるかもしれません。

ビジネスマナーを確認しておく

2つ目は「ビジネスマナーを確認しておく」ことです。

当たり前と思うかもしれませんが、40代だからこそ、ビジネスマナーはできて当然とみなされます。プラス要素として働くことは少ないですが、マイナス評価としてダメージを受けやすいポイントなので、マナーだけでなく清潔感や態度にも心がけるようにしましょう。

とはいえ、普段から気を付けている方なら、基本的な礼儀作法は身についているかと思います。細かなビジネスマナーなどは時代と共に少しずつ変化している場合もあるので、これを機に再確認してみるのも良いでしょう。

また、メールの送り方やSNSの活用、リモート会議の作法など、時代に則したマナーもある程度調べておくと困らないでしょう。

ポジティブな転職理由を伝えられるようにする

3つ目は「ポジティブな転職理由を伝えられるようにする」ことです。

もちろん、転職に至る理由は人によってさまざまなので、必ずしもポジティブな理由で離職するとは限らないでしょう。しかし、ネガティブな背景があった場合でも、面接などでありのままの転職理由を話してしまうのはタブーです。

転職を考える理由は複合的なものも多いと思うので、少しでもポジティブな理由付けができないか考えてみましょう。

若手人材に関しては、ポテンシャル採用として転職理由が曖昧でも採用される可能性があります。しかし、40歳代の転職では、自分の能力とスキルを明確にした上で、自分を採用することで転職先の企業にどのようなメリットがあるかをはっきりと伝えられる必要があります。

条件の優先順位を決めておく

4つ目は「条件の優先順位を決めておく」ことです。

転職先を決める際、勤務地や賃金、休暇の日数など、条件にこだわるのはとても大切なことです。一方、あれもこれも妥協できないとなってしまうと、応募先が見つからなくなってしまいます。

先述のとおり40歳代に向けた求人は転職市場全体でみると決して多くはないため、条件を妥協できないと転職自体を進められないケースもあります。

そのため、希望通りの転職にこだわりすぎず、条件に優先順位を付けることが大切です。多少勤務地が遠くてもテレワークができる会社もありますし、賃金が下がっても福利厚生が充実している場合もあります。

企業ごとにそれぞれ特徴がありますから、自分に合っているかどうかの視点で比較検討してみるとよいでしょう。

不採用から学びを得る

5つ目は「不採用から学びを得る」ことです。

転職活動は一発でうまくいくものではありません。複数社に応募することになるので、中には不採用通知を受け取ってしまうことも出てくるでしょう。不採用が続けば、気持がしずみ、モチベーションが下がってしまうかもしれませんが、実はこのタイミングこそが学びを得るチャンスでもあります。

なぜ採用に至らなかったのかを振り返り、次回以降の選考に活かせるようにしましょう。

たとえば、キャリアやスキルが十分であるにもかかわらず、思うように選考が進まない場合は、相手の需要に沿ったアピールができているかを振り返りましょう。もしかすると、独りよがりなアピールになってしまっている可能性があります。

若手より頑固であると思われてしまいがちなミドル世代だからこそ、謙虚な姿勢で向き合うことで印象アップにもつながります。

何が悪かったのかわからない場合は、エージェントの担当者に意見を求めてみるのもひとつです。第三者の意見も聞き入れながら、自身を見つめ直してみましょう。

転職活動は現職に就いたまま行う

6つ目は「転職活動は現職に就いたまま行う」ことです。

「一刻も早く離職したい」「ゆっくり転職先を見つけたい」などの理由から、先走って退職届を出してしまう人がいますが、よほどの理由がない限り、現職に就いたまま転職活動を行うことをおすすめします。

転職先が決まらないまま仕事を辞めてしまうと収入が途切れてしまうので、焦ってしまったり、過剰なプレッシャーを感じてしまったりして、思うような結果が出せない傾向にあります。

若手の頃は思い切りの良さで済ませられるかもしれませんが、特に家計を支えている場合は次の職の目処が立ってから現職に退職を報告するようにしましょう。

41歳の転職に関するよくある質問

最後に、転職活動をする41歳の人材が抱えがちな疑問を解説します。

未経験の業種・職種に転職は可能?

未経験の業種・職種に転職するのはまず厳しいと考えておいた方が良いでしょう。

「未経験OK」のような求人の場合、企業は育成込みで考えているので、若手人材を想定して募集をかけています。吸収力や体力が優れた若手人材が優遇されるのは当然のことなので、並大抵の覚悟では同じ土俵に立って戦うのは不可能であるといっても過言ではありません。

ただし、未経験の職種であっても前職までの経験やスキルが思ってもいないような方向で活かせる可能性もあるので、自分でわからない場合はエージェントにキャリアの相談してみると良いでしょう。

民間から公務員、公務員から民間へ転職できる?

民間から公務員、公務員から民間への転職は可能なケースもあります。

一般的に公務員と民間会社の社員は一緒に働く機会はほとんどありませんが、最近では両者ともに異業種の採用ニーズが高まっている背景があります。公務員にも中途枠の採用枠が増えているほか、民間会社でも公務員出身者を積極的に採用している企業があるので、このような転職を考えている場合はチェックしてみるとよいでしょう。

育児中でも転職可能?

育児と仕事の両立は大変ですが、昨今では時短勤務やフレックスタイム制など、育児と両立しながらでも働きやすい制度を導入している企業もあります。

また、現職が育児に理解のない職場である場合などは、転職することで働きやすくなるケースがあります。給与面だけでなく、福利厚生や雇用条件などもチェックしながら、視野を広げて転職活動をしてみてください。

まとめ

一般に、40代の転職は厳しいといわれています。

しかし、最近ではそのような価値観も徐々に崩れつつあり、40代でも転職を経て年収アップしたり、より自分にあった職場に出会えたりと、転職で成功する人も多いです。

転職市場全体における人材の流動性も高まってきているので、「もう遅いから」と諦めてしまう必要はありません。もちろん20代30代と比べて需要は減りますが、社会経験の長い40代だからこそ求められる職種もあるでしょう。

自分のスキルや専門性を踏まえた上で、何を叶えたいのか明確にして、転職活動を成功させましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる