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40歳転職の現実は悲惨?…成功するためのポイントを解説

監修者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身。11,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。55社以上の投資、5社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。149社上場支援実績あり。バングラデシュで不動産会社、商業銀行の設立からの株主、渋谷のバーのオーナーなど。

「40歳を過ぎると転職が難しくなる」と聞いたことはありませんか?確かに転職は若ければ若いほど成功しやすいイメージがありますが、40歳代の転職は本当に難しいのでしょうか?

この記事では、40歳で転職を考えるときに考慮しておきたい注意点や、成功に導くためのポイントを解説します。

かつて、「転職35歳限界説」といわれた時代がありました。高度経済成長期からはじまった新卒一括採用は、新卒の若者を自社のカルチャーで染め上げ、「自社のためだけの」人材としてイチから育て上げることが目的でした。

そのため、すでに他社色に染まった中堅社員は、自社の思う通りに育てられないため、「転職は若くなければ難しい」といわれるようになりました。

しかし、少子化や景気悪化による終身雇用制度の崩壊により、この常識は徐々に崩れつつあります。むしろ、さまざまな仕事を経験し、スキルを身に付けた40歳代の人材が持つ魅力が再発見され、価値が見出されつつあります。

ただし、40歳以上を対象にした求人は20~30代に比べると決して多くはありません。40歳以上の転職は、採用市場が40歳以上の人材に求めるポイントを抑える必要があります。

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目次

40歳転職が難しい・悲惨といわれる理由

40歳以上の転職が難しいといわれる理由は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、多くの40歳代の求職者が難しさを感じるポイントを解説します。

求人数が少ない

労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(略称:雇用対策法)では、「事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならない」と定めています。つまり、企業が求人を出すときに年齢制限を設けることは基本的に禁止されています。

しかし、企業側にも採用したい年齢層があるのは当然のことであり、特に教育に時間がかけなければならない業務や、長期勤続によるキャリア形成を望む場合などは、例外として「35歳以下」の年齢制限をかけることが可能です。

誰もが魅力的に感じる会社ほど、若手の成長や教育に力を入れるため、必然的に「35歳以下」をターゲットにした求人が多くなる傾向があるといえるでしょう。

このように、年齢制限が禁止されているとはいっても、実際は40歳以上をターゲットとした求人数は決して多くありません。

高度なスキルが要求される

一般に、40歳以上の人材というと、新卒から20年以上キャリアを積んできた人をイメージします。そのため、業務における専門スキルや、部下たちへの指導力、組織における立ち回りのうまさなどが当然のように期待されます。

実際はキャリアチェンジがあったり、さまざまな事情で働けない期間があったりと、すべての40歳代がベテランビジネスパーソンという訳ではありません。しかし、優秀な若者がいるなかで、40歳代の人材が選ばれるためには、若者にはない高度なスキル、経験が求められるのは自然なことといえます。

特に、企業が40歳以上の人材を採用する際には、マネージャーやリーダーポジションとして組織をまとめあげる役割が期待されることが多く、これらの業務をこなすためには実務経験の長さや質が問われます。

転職の条件が合いにくい

2022年4月に発表された有効求人倍率は1.22倍でした。地域や業種にもよりますが、採用市場全体で見れば、「選ばなければ仕事に就ける」状態といえます。そのため、就職がなかなか決まらない人も、業種や求める条件などを柔軟に変えることで仕事が見つかる可能性が高まるでしょう。

しかし、そう簡単にいかないのが40歳以上の転職活動です。現職で高い地位に就き、年齢相応の賃金をもらっている人は、今の条件をキープしたいと思うのは当然であり、扶養家族などがいればなおさら「どんな条件の仕事でも良い」という訳にはいきません。

一方で、若い人材であれば20万円前後の賃金で雇うことが可能です。採用は企業にとって早期離職やミスマッチなどのリスクが生じる行為ですから、なるべくお金をかけずに優秀な人材を獲得したいという心理が生じます。そのような場合、選ばれるのは必然的に若い世代になってしまいます。

扱いづらいと思われてしまう

最近では、多くの業界・企業において「実力主義」の考え方が浸透し、若くして管理職に就く人も増えています。かつて日本企業では一般的だった「年功序列」の組織は、徐々に減少しつつあるといえるでしょう。

しかし、いくら立場的に問題が無くても、年上に向かって指示を出したり、指導・注意したりするのは気が引けるものです。

もちろん新しい職場で教えを乞う謙虚な姿勢に年齢は関係ありませんが、やはり年齢が上がるにつれて扱いにくいと思われる可能性があるのは否めません。

40歳の転職事情・現実

一方で、あえて40歳代の人材を採用したいという企業は確実に存在します。このような企業は、40歳代の人材にどういった期待をしているのでしょうか。

マネジメント人材が欲しい

若手が多い組織は活気に溢れ、企業の成長に良い影響を与えます。しかし、若手だけの組織運営は、うまくまとまらないケースが少なくありません。

元気さや勢いは若手人材の魅力であり、経験不足などは努力で補えるものではありますが、組織をマネジメントするにあたっては、「年の功」ともいえる人生経験が必要不可欠です。

もちろん、PDCAサイクルを回すなど、マネジメントの方法はある程度定まってはいますが、対象が生身の人間である以上、マネジメントには数字の管理だけでは測れない奥深さや難しさがあります。

こうした課題を解決できるのが、業務経験だけでなく人生経験を豊富に積んだ40歳代の人材なのです。部下の心情や課題に気付き、センシティブな話も絶妙な匙加減でまとめ上げるスキルは、やはり年相応の安定感によってもたらされます。

若手が多い組織に、一人でもこういったマネージャーがいれば、若手とベテランの魅力が相乗効果を発揮するはずです。

また、40歳代にもなると、社員のライフステージへの理解もあるため、さまざまな状況に応じて働きやすい職場をつくることができます。

40歳はプレイングマネージャーに最適な年齢

プレイングマネージャーとは、自らもプレイヤーとして現場の業務に携わりながら、組織のマネジメントの役割も兼務する立場をいいます。

席に座って指示だけ与える完全な管理職と違い、現場のことを知っているからこそ一番良い方法でチームを引っ張っていくことができます。そのため、プレイングマネージャーは組織にはとても重要な存在です。

40歳代はまだまだ現場でも活躍できる体力があり、自己研鑽にも意欲を燃やせる時期です。それと同時に、組織全体に目を配る余裕も生まれてくるため、プレイングマネージャーとして重要な働きが期待できるでしょう。

また、大切な商談や契約の場には、頼りがいのありそうな40歳くらいの年代の社員が出席してほしいものです。順調にキャリア形成をしてきた40歳代の人材は、ビジネスパーソンとしても旬な時期ともいえます。

子育てが一段落し、いきいきと働ける世代

20~30代は、結婚や出産などでライフステージが変化する年代です。最近では男性でも育児休暇を取得する人が増えており、男女ともに「仕事だけに一直線」とはいかない時期が続きます。

特に女性は出産・育児によって、男性よりも長い期間キャリアが途切れる可能性があります。育児休暇から復帰後も、時短勤務や子どもの病気などによる急な早退などで働き方は大きく変化してしまうでしょう。

出産年齢は人によってさまざまですが、多くの場合、40歳代は育児を優先しなければならない数年間が終わりを迎えつつある年齢です。女性も男性も再び仕事に集中し、自身のスキルアップやキャリアアップに対して意欲的に取り組めるようになるでしょう。

妊娠の予定や時短勤務などの、転職するうえでの制約が取り払われるため、企業側は安心して採用できます。

40歳転職の成功しやすいパターン

以上の点を踏まえると、40歳以上の転職活動においてはどのような点に気を付けるべきなのでしょうか。ここでは40歳以上の転職が成功しやすいパターンを紹介します。

自分の経歴や知識が活かせる仕事を選ぶ

40歳代の人材は、20年に渡る人生経験とキャリアを積み上げてきています。これまで身に付けた知識や経験が活かせる仕事であれば、40歳代の人材は入社後すぐに本領が発揮できるでしょう。

経験豊かな40歳代の人材は、若手人材のようにイチから教育する必要もなく、入社後から即戦力として重要なポストで活躍してもらうことができます。そのため、企業にとってのメリットは大きく、同業種からの経験者は喉から手が出るほど欲しい人材といえるでしょう。

また、異業種であっても、これまでの経験が活かせる可能性はあります。

例えば、長年営業職として活躍してきた人は、顧客の反応や要望を良く知っています。そのため、お客様の要望を製品やサービス開発に活かすカスタマーサクセスなどとは相性が良いでしょう。

同様に、システムエンジニアがIT企業の営業職になったり、マーケターがコンサルタントになったりするなど、知識や経験が活用できる職種は狙い目です。

管理職としての組織マネジメント経験をアピールする

現在40歳前後の世代において、豊富なマネジメント経験を持っている人は貴重です。転職活動をする際は、自身のマネジメント能力をアピールポイントにすると良いかもしれません。

一般的に、1970年頃から1980年頃までに生まれた世代を「就職氷河期世代」と呼びます。バブル崩壊後の1990年から2005年頃まで、多くの企業が採用数を減らしたため、この世代は正社員の就職が難しく、他の世代のようにキャリア形成が出来なかった人が少なくありません。

現在40歳の人は、まさにこの就職氷河期を生き抜いた、苦労多き世代です。

そのため、40歳代で管理職として部下を持つまで昇進している人材は、苦労を乗り越えてキャリアを積み重ねてきた特に優秀な人材と想定できます。

このように、40歳代は相対的にマネジメント能力や経験を持っている人が少ない年代です。自身の管理職経験や組織マネジメント能力は強力なアピールポイントになる可能性があります。

人手不足の業界を選ぶ

日本は少子高齢化の影響で、労働人口が減少に向かっています。すでに多くの業界で人手不足が深刻な問題となっています。人手不足の業界では、年齢や経験に関わらず幅広く人材を採用しているので、40歳代で新しいことに挑戦したい人は検討してみても良いでしょう。

現在人手不足といわれているのは、建設業、福祉業、飲食業、宿泊業、運送業などです。これらの業界はそれぞれが違った課題を抱えており、そのために人が集まりにくい状況になっています。

例えば、福祉業では賃金の低さや仕事内容の大変さ、建設業では人材の高齢化や、危険・汚いなどのネガティブイメージなどが大きな要因です。

しかし、近年ではICT技術の活用や働き方改革などに取り組んでいる事業者は多く、こうした課題は徐々に改善されつつあるといって良いでしょう。

業界は同じでも、会社が技術革新や創意工夫の意思を持っているかどうかで、働きやすさは大きく異なります。

業界のネガティブイメージにだけ目を向けるのではなく、個別の企業研究をしていくことで、魅力的な職場と出会えるかもしれません。

また、人手不足の業界は就職しやすいだけでなく、貴重な人材として就職後も大切に扱ってくれる傾向があります。丁寧

に仕事を教えてくれたり、労働条件の交渉なども聞き入れてもらえたりする可能性が高いので、思いのほか働きやすい環境だったという人も多いです。

独立を前提とした職に就く

40歳代は独立開業を志す人が増える年代です。その人が持っている能力によって独立の方法はさまざまですが、独立開業の支援に力をいれている会社も少なくありません。

最近では、飲食店、小売業、サービス業、リユース事業などさまざまな業種でフランチャイズ経営が取り入れられており、フランチャイズオーナーを随時募集しています。

フランチャイズオーナーは、その会社やブランドが構築してきた経営ノウハウやサポートシステムのもと事業を運営できるので、業界未経験から挑戦することも可能です。

事業の一部を信頼して任せていけるのは、やはり人生経験が豊富な中高年以上の人材です。独立の意志があり、自分で事業を展開してみたいというやる気がある40歳代の人材は採用されやすいといえるでしょう。

40歳以上を対象にしている求人を選ぶ

多くの業界が若手人材ばかりを欲しがっていると思われがちですが、実際には40歳以上の人材を採用ターゲットにしている企業は少なくありません。

中高年以上の落ち着いた雰囲気や働き方が事業にとってプラスに働く場合もあるため、こういった職種に目を向けてみると自身の思わぬ可能性を見つけられるかもしれません。

例えば、営業職でも、バリバリと新規開拓をしてノルマをこなしていく働き方はどちらかというと若手向きです。顧客にとっても、若い営業担当に熱く商品やサービスの魅力を語ってもらった方が期待度や購買意欲が高まります。

一方で、ルート営業のように既存の顧客との関係維持を大切にする職種では、落ち着いた雰囲気の中高年のほうが好まれます。

このように、40歳代の人材が務まりやすい職種を探してみると、転職活動が成功する可能性が高まるといって良いでしょう。求人票を探すときも、「ミドル世代活躍中」などといった文言に注目すると良いかもしれません。

40歳におすすめの転職サービス

ここまで説明した通り、40歳代の転職活動を成功させるためには、若手人材とは違った視点で進めていく必要があります。まっさらな新卒と違い、キャリアや経験などを考慮したうえで、条件面でも妥協できないとなると、一人で希望通りの仕事を見つけるのは至難の業かもしれません。

そこで、40歳代の転職における強力なサポートとなるのが転職支援サービスです。ここでは、40歳代人材におすすめの転職支援サービスを紹介します。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービスです。事業責任者や管理職など高年収の職種を多く扱っているのが特徴で、ユーザーが登録する希望年収の下限も「600万~」になっています。高年収にこだわりたい40歳代の人材向けの転職サービスといえるでしょう。

リクルートダイレクトスカウトでは、通常の求人サイトと同様にユーザーが自分で求人を探すこともできますが、大きな特徴はサービス名でもある「スカウト機能」です。

自身の職務経歴書にあたる「レジュメ」を登録することで、ヘッドハンターから直接スカウトを受けることが可能です。すぐに転職するつもりが無くても、自分の市場価値が知りたい場合や、どんな職種のスカウトが来るのか知りたい場合などにも活用できます。

また、ヘッドハンターの指名もできるので、自身が志望する業界や職種に特化したヘッドハンターと出会うこともできます。

ビズリーチ

ビズリーチはCMなどでもおなじみの、ハイクラス人材向け転職サービスです。公開求人数のうち、年収1,000万円を超える求人が3分の1以上を占めるなど、高年収かつ希少なポジションの求人が見つかるサービスとして、多くのユーザーに認知されています。

また、ミドル層の転職にも多くの成功実績を持っているため、40歳代で転職を考える際にはぜひ活用したいサービスといえるでしょう。適切な指導やサポートを受けることもできるので、必要最小限の労力で転職活動ができるのもメリットです。現在の仕事を続けながら転職活動を進めたい人にもおすすめでしょう。

ビズリーチのサービスは、求人の検索・閲覧や、一部の求人への応募、プラチナスカウトの閲覧・返信など基本的な機能は無料で利用することができます。しかし、有料会員になってステージのアップグレードをすることで、より希少なポジションと出会える可能性が高まります。

JACリクルートメント

JACリクルートメントはハイクラス・ミドルクラスの転職サービスとして、顧客満足度オリコン4年連続1位の実績を持ちます。管理職クラス、外資系企業、海外進出企業などハイクラス人材の転職支援に特化しており、高年収かつ責任あるポジションに就きたいという希望を叶えます。

JACリクルートメントはロンドン発祥の日系転職エージェントです。そのため、インターナショナルな企業文化と、世界11カ国に広がる独自のグローバルネットワークが一番の強み。外資系企業や海外進出企業への転職支援で特に豊富な実績があることから、グローバルにキャリアを形成したいユーザーからも支持されています。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内トップクラスの転職エージェントです。上述したリクルートダイレクトスカウトと同じリクルート社のサービスですが、目的やユーザーの傾向が異なります。リクルートダイレクトスカウトはハイクラス人材や高年収にこだわりたい人向けのサービスですが、リクルートエージェントでは幅広い条件の求人を扱っています。

また、キャリアアドバイザーが転職に必要なさまざまなアドバイスやサポートをしてくれるので、転職活動に不安がある人でも安心です。

40歳代におすすめとされる転職サービスには、ハイクラス人材向けのものが多いですが、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。リクルートエージェントは幅広い職種と条件から、キャリアアドバイザーと共に自分に合った仕事が見つけられるので、自身のキャリアや能力に不安や迷いを感じる人には最適なサービスかもしれません。

40歳転職を成功させるポイント

ここでは、40歳以上の人が転職を成功させるために、大切なポイントについて解説します。

自分の市場価値を知ろう

40歳代の人は、20年以上に渡る長いキャリアを築いています。そうでなくても、自身の経験や知識に自信を持っている人が多いでしょう。それ自体は素晴らしいことですが、採用市場全体を見渡したときに、自分の能力がどれくらいの価値をもっているかどうかは冷静に認識する必要があります。

例えば、その業界で必要な知識を持ち、長年プロフェッショナルとして働いてきた人であっても、他の業界では全く通用しないかもしれません。

それだけでなく閉じた世界に慣れ過ぎて、経済の流れや、ビジネスの常識に疎くなっている可能性もあります。管理職ポジションにいる人は、無意識のうちに何でもいうことを聞く部下の存在を当たり前と思ってしまっている場合もあるでしょう。

転職を考える際は、今の自分が築き上げてきたものを一旦リセットして、純粋に自分が何をやりたいのか、何ができるのかに焦点を当ててみましょう。

また、自分自身のことは意外と自分ではわからないものです。転職エージェントやキャリアアドバイザーなどを活用するなど他者の意見も聞きながら、自分を一人の人材としてメリット・デメリットの研究をしてみましょう。

前向きな転職理由が言えるようにしよう

転職に至る理由は人によってさまざまです。人によっては、今の職場が嫌になったり、仕事が苦手だったりとネガティブな状況を脱するために転職する人もいるでしょう。

若手人材の転職活動にもいえることですが、面接などでありのままの転職理由を話してしまうのは少々危険です。例えば、「職場の人間関係が合わなかった」と話した場合、面接担当者は「転職先でも同じような人間関係のトラブルを起こすのではないか」などと心配になってしまうでしょう。

また、「もっと条件の良いところで働きたい」という転職理由が最も多いと思われますが、この理由をそのまま言って納得してもらえるのは30歳代までかもしれません。

「良い条件」というのは会社が社員に向けて与えるものであり、会社にとってメリットはありません。条件を要求する代わりにどんな能力が提供できるのか、きちんと説明する必要があります。

若手人材に関しては、今後の成長やキャリア形成が期待できるため転職理由が曖昧でも採用される可能性がありますが、40歳代の転職では、「自分にはこんな能力があるので、これを活かしてこんな夢に挑戦したい」といった具体的な展望を語れる必要があります。

条件にこだわり過ぎないようにしよう

勤務地や賃金、休暇の日数など、条件にこだわりすぎると、転職先の候補が見つかりにくくなってしまいます。40歳代に向けた求人は、20~30代に向けたものと比べ絶対数が減少します。

そのため、希望通りの転職にこだわりすぎず、条件に優先順位を付けることが大切です。多少勤務地が遠くてもテレワークができる会社もありますし、賃金が下がっても福利厚生が充実している場合もあります。

それぞれの会社の募集条件を前向きに考え、働けない理由ではなく、働くための方法を探しましょう。

ビジネスマナーを確認しよう

40歳代ならできて当たり前のビジネスマナーや清潔感、態度が身に付いているか確認しましょう。若手であれば多少のマナー知らずも許容されますが、40歳以上の人はより厳しく見られることを認識しましょう。

基本的な礼儀作法は昔から大きく変化はありませんが、細かなビジネスマナーなどは時代と共に少しずつ変化しています。例えば、「承知しました」と「了解しました」の使用シーンの違いなどについては、最近になって注目されるようになりました。

言葉遣いのほかにも、メールの送り方やSNSの活用方法など、時代に則したマナーは最低限身に付けましょう。

転職がうまくいかない原因を振り返る

転職活動で数社に渡って不採用になってしまったときは、自信も喪失し、気持も沈んでしまうでしょう。しかしこのタイミングで自己を振り返り、反省と改善できるかどうかが、転職成功への近道です。

自分のキャリアやスキルに自信があるにもかかわらず、思った通りの結果が得られない人は、独りよがりなアピールをしていないか考えてみましょう。

中高年以上の年齢は、男女ともに「これはこうあるべきだ」という意識が固まり、あまり自己を振り返ることができなくなってきます。

反省や後悔はこれまでの自分を否定するような気がして、気持ちが良いものではありませんが、他の人の意見などを聞き入れながら、自身を見つめ直してみましょう。

在職中に転職活動をしよう

現在の仕事を辞める前に次の職場の目途を付けておきましょう。在職中の転職活動は、時間もなければ気持の余裕もなく、決して楽なものではありません。

しかし、蓄えに余裕がある人ならともかく、転職先が決まらないまま仕事を辞めてしまうと収入が途切れます。そのため、焦りからよく吟味せず次の仕事を決めてしまう傾向があります。

若手人材と違い、40歳代の転職はチャンスが多い訳ではありません。

転職先でミスマッチが生じても、すぐに再転職できるとは限らないのです。自分が納得いく職場への転職を成功させるためにも、安定した収入を得ながら落ち着いて取り組みましょう。

40歳が転職活動でやりがちなNG発言

面接などでは、自己アピールをはじめ質疑応答など、企業の担当者と話す機会が多々あります。このような場を使って、企業は求職者の情報を得るだけでなく、話しぶりや発言から、求職者の転職への本気度や人となりを測っています。
ここでは、40歳代の求職者がやりがちなNG発言を紹介します。

「興味あります」

若手人材が言えば微笑ましく思われる可能性がある言葉ですが、40歳代の求職者が言うには少々問題です。そもそも、採用面接を受けているのですから興味があるのは当然のことであり、志望度の高さをアピールしたことにはなっていないので注意しましょう。

「今の会社の◯◯に不満で…」

不満ばかり言ってる人は、採用しても職場に文句ばかり言う人ではないかと思われてしまいます。組織で働くにあたっては、人間関係をはじめさまざまなトラブルが生じるのは当然のことです。

それらにいちいち不満を言うのは子供っぽい印象にもつながります。40歳代は職場のトラブルに不満を感じるのではなく、解決していく立場であることを忘れないようにしましょう。

「スキルアップしたい!」「学びたい」「キャリアアップしたい」

これらはどれも前向きな言葉ですが、転職の理由として許容されるのは若手人材まででしょう。もちろん何歳になっても学ぶ意欲は大切ですが、これから40歳代の人材を採用しようとする会社は、今あるスキルがどのように活かせるのかが知りたいはずです。

自分の能力で会社にしっかり貢献できることをアピールしましょう。

40歳の転職に関するよくある質問

最後に、転職活動をする40歳代の人材が抱えがちな疑問を解説します。

育児中の女性の転職事情は?

ひと昔前は、育児と仕事の両立は大変なことでした。今も大変なことには変わりませんが、会社側の体制は整いつつあります。時短勤務やフレックスタイム制など、育児中の社員が働きやすい制度を導入している企業も少なくありません。今の職場よりも女性が働きやすい職場に出会える可能性もあるので、視野を広げて転職活動をしてみましょう。

40歳で未経験の業種・職種に転職するのは厳しい?

未経験の仕事へのチャレンジは、若ければ若いほど歓迎されます。未経験人材を採用するにあたっては、記憶力や体力が優れた若手人材のほうが優遇されるのは当然のことです。

そのため、40歳代で新領域に挑戦したいと思っても簡単ではないと認識しておきましょう。採用されたとしても、今よりも低い条件を受け入れなければならないかもしれません。ただし、未経験の職種であっても前職までの経験やスキルが活かせる職種であれば話は別です。

民間から公務員への転職・公務員から民間の転職は可能?

公務員と民間会社の社員は、一緒に働く機会はあまりありません。しかし、民間ビジネスの合理性は公共の場にも良い影響を与え、公共の独特な人脈が民間会社の運営にシナジー効果を与えることもあります。

このように、最近では両者ともに異業種の採用ニーズが高まりつつあるのです。公務員にも中途枠の採用枠が増えているほか、民間会社でも公務員出身者を積極的に採用している企業があります。

まとめ

一般に、40歳代の転職は難しいといわれています。

ただし、最近ではそのような価値観も徐々に変化しつつあるといって良いでしょう。終身雇用制は崩壊し、転職支援サービスの利用が当たり前になるなど、人材の流動性は高まっています。

40歳代の転職が難しいといわれる時代は間もなく終焉を迎えるといっても良さそうです。古い認識をアップデートし、40歳代は希望のキャリア形成に向け果敢にチャレンジできる年代だと、考え方を改めましょう。

ただし、転職市場全体が40歳の人材を求めている訳ではありません。やはり人を雇うなら、若く今後に期待できる人材を優先するのは当然のことです。

必要としている企業に、40歳の人材としてのメリット・デメリット、自分だけの強みを認識したうえで、転職活動を成功させましょう。

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