3年目の転職は早い?【2026年最新版】大卒3年以内離職率33.8%・20代前半の55%が賃金アップの実態とメリット・デメリット、成功のコツを高野秀敏が解説

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職支援を27年続けているキープレイヤーズの高野です。

「社会人3年目で転職するのは早い?」「3年は働けと言われたけれど、3年経ったら動いていいの?」「3年目の転職で年収は上がるの?」——入社3年目前後の方から、毎年この時期に本当にたくさんのご相談をいただきます。

先に結論をお伝えします。3年目の転職は早くありません。むしろ「第二新卒」と「若手の経験者」の両方の枠で選考を受けられる、転職市場で最も選択肢が広いタイミングの一つです。厚生労働省の最新データでは、大卒の3年以内離職率は33.8%。3人に1人が3年以内に最初の会社を離れていて、転職した20代前半の55.2%は前職より賃金が上がっています。

一方で、「なんとなく今の会社が嫌だから」で動いた3年目の方が、次の会社も1〜2年で辞めてしまい、20代後半で転職回数に苦しむケースも私はたくさん見てきました。3年目の転職は「動けるかどうか」ではなく「何のために動くか」で結果が分かれるのです。

この記事では、①3年目の転職事情と最新データ、②企業が3年目に期待していること、③メリット・デメリット、④3年目で転職すべき人・まだ待つべき人、⑤成功のステップ、⑥よくある失敗パターンと事例、⑦エージェントの選び方、⑧よくある質問——を、転職支援の現場の実感とあわせて整理します。年代ごとのキャリアの全体像は年齢別転職ガイドにまとめていますので、あわせてご覧ください。

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目次

結論:3年目の転職は「早くない。ただし理由が曖昧なら待つべき」

論点 2026年のリアル
早いのか 早くない。大卒の3年以内離職率は33.8%、3年目の1年間だけでも9.9%が離職
市場での扱い 第二新卒枠と経験者枠の両方に応募できる「いいとこ取り」の時期
年収 転職した20〜24歳の55.2%、25〜29歳の49.8%が賃金アップ(2025年)
異業種・異職種 ポテンシャル採用がまだ効くので、未経験の業界・職種に移れる最後の大きな窓
リスク 理由が曖昧なまま動くと、次の会社も短期離職→転職回数の壁に当たりやすい
判断の軸 「今の会社で次の2年に何が得られるか」と「外で何が得られるか」の比較

面談でよくお伝えしているのは、3年目は「辞める理由」より「次の2〜3年で積みたい経験」から逆算して決める時期だということです。この順番さえ間違えなければ、3年目の転職はキャリアにとって大きなプラスになります。

3年目の転職は珍しくない【2026年最新データ】

大卒の3人に1人が3年以内に最初の会社を離れている

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(2025年10月公表)によると、2022年3月に卒業して就職した人の3年以内離職率は大学卒33.8%、高校卒37.9%でした。大卒の内訳を見ると、次のようになっています。

就職後の年次(大学卒・2022年3月卒) その年に離職した割合
1年目 12.1%
2年目 11.9%
3年目 9.9%
3年以内の合計 33.8%

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」

旧版の記事では2018年卒の31.2%を紹介していましたが、その後も30%台前半〜半ばで推移しています。「3年目で辞めるのは根性がない」という見方は、もう採用の現場ではほとんど聞きません。企業側も「若手は一定数動く」前提で、第二新卒・若手の中途採用を通年で行うようになりました。

転職した20代の約半数が「賃金が上がった」

厚生労働省「令和7年雇用動向調査」(2026年公表)で、転職した人の賃金が前職と比べてどう変わったかを見ると、若い世代ほど上がっています。

年齢 増加 うち1割以上の増加 変わらない 減少
20〜24歳 55.2% 44.2% 19.9% 17.5%
25〜29歳 49.8% 34.2% 25.0% 23.9%
30〜34歳 48.6% 32.8% 20.8% 29.0%
全年齢 40.8% 28.2% 25.5% 31.0%

出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概況」表6 転職入職者の賃金変動状況別割合

大卒3年目はちょうど24〜25歳。このゾーンは「1割以上上がった人」が3〜4割以上と、全年齢で見ても最も年収が上がりやすい層です。ただし裏を返せば、2割前後の人は下がっています。未経験の職種に移る場合は一時的に下がることも多いので、後ほど詳しく説明します。

3年目の年収相場

dodaの「平均年収ランキング2025」では、24歳の平均年収は350万円、25歳は367万円です。国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」でも20〜24歳の平均給与は277万円、25〜29歳は407万円で、20代後半にかけて一気に差が開いていきます。年収の考え方と手取りの関係は年収・手取りガイドで詳しく整理しています。

2025年の大卒初任給は26.2万円(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、前年比+5.6%)と過去最高の伸びでした。新卒の初任給が上がった結果、3年目の先輩の給与が新卒とほとんど変わらない、あるいは逆転している会社も出てきています。ここ1〜2年、「後輩の初任給を聞いて転職を考え始めた」というご相談が明らかに増えました。

企業は3年目の転職者に何を期待しているのか

3年目の方を採用する企業の本音は、大きく3つです。企業側の採用の考え方はスタートアップ採用ガイドでも解説していますが、ここでは候補者側から見たポイントに絞ります。

企業が見ていること 具体的に見られるポイント アピールの例
社会人の基礎 報連相、ビジネスマナー、締め切りを守る力。新卒研修のコストがかからないか 「顧客対応を一人で任されている」「後輩の指導係をしている」
一通りの業務経験 担当業務を一人で回した経験、小さくても成果を出した経験 「担当エリアで前年比120%」「業務フローを見直して月10時間削減」
伸びしろと定着 素直さ、学ぶ姿勢、今度こそ長く働いてくれるか 「次の3〜5年で身につけたいこと」を具体的に語れるか

1〜2年目の転職ではほぼ「ポテンシャル」だけを見られますが、3年目になると「3年間で何を任され、何をやり切ったか」が必ず聞かれます。逆に言えば、ここをきちんと言語化できれば、3年目は非常に評価されやすいのです。

3年目の転職のメリット

メリット1:第二新卒枠と経験者枠の両方に応募できる

第二新卒は一般に「新卒入社後3年以内」を指します。3年目はこの枠の最後の年であり、同時に「実務経験3年」として経験者採用の応募条件も満たし始めます。2つの枠を行き来できるのは3年目前後だけで、選べる求人の幅が最も広い時期です。第二新卒の転職全般は第二新卒の転職完全ガイドで詳しく書いています。

メリット2:異業種・異職種にチャレンジしやすい

経験者採用の比重が増える20代後半以降は、未経験の職種に移るハードルが一気に上がります。3年目はまだ「この人なら育てられる」と思ってもらえる年齢で、未経験からITエンジニア、営業から企画・マーケティング、金融からスタートアップの事業開発といった方向転換が現実的です。

メリット3:年収が上がりやすい

先ほどのデータの通り、20代前半〜半ばの転職は賃金が上がりやすい層です。特に、給与水準が低めの業界から、IT・コンサル・金融・成長ベンチャーなど水準の高い業界に移る場合は、3年目で年収50万〜100万円アップも珍しくありません。

メリット4:早期離職のリスクが低いと見られる

1年目・2年目の転職では「またすぐ辞めるのでは」と警戒されがちですが、3年目なら「最初の会社で一定期間やり切った人」と受け取ってもらえます。1年目・2年目で迷っている方は、1年目の転職・2年目の転職の記事も参考にしてください。

3年目の転職のデメリット・注意点

デメリット1:未経験職種では年収が一時的に下がることがある

未経験職種へのポテンシャル採用では、給与は「新卒+α」で設定されることが多く、今より下がる場合があります。ただ、20代のうちは1〜2年で取り戻せることも多いので、「入社時の年収」ではなく「3年後の年収レンジ」で比較するのがおすすめです。

デメリット2:理由が曖昧だと「忍耐力がない」と見られる

3年目でも、面接で次のような理由をそのまま話すと「他責」「同じ理由でまた辞める」と判断されます。

そのまま話すとNGな理由 前向きな伝え方の例
仕事がつまらない 担当業務は一通り任せてもらえるようになった。次は〇〇の領域で、より裁量の大きい仕事に挑戦したい
上司と合わない チームで成果を出す働き方を重視したい。御社の〇〇という体制に魅力を感じた
社風が合わない 年次に関係なく提案できる環境で、自分の企画を形にする経験を積みたい
給料が低い 成果が評価と報酬に反映される環境で、より高い目標に挑戦したい

ポイントは、ネガティブな事実を隠すことではなく、「きっかけ」と「次に実現したいこと」をセットで語ることです。面接官の評価ポイントは転職面接で面接官は何を見ているかの記事にまとめています。

デメリット3:次の会社で短期離職すると一気に苦しくなる

3年目での1回目の転職は問題になりません。問題は、次の会社を1〜2年で辞めてしまうことです。20代で転職2回・いずれも2年未満となると、書類選考の通過率は目に見えて落ちます。だからこそ、1回目の転職では企業選びに時間をかけてください。

3年目で転職すべき人・まだ待つべき人

3年目で動いたほうがいい人 もう少し今の会社で待ったほうがいい人
今の業界・職種では、身につけたい経験が明らかに得られない あと1〜2年で、昇格・大きなプロジェクト・異動など明確な機会が見えている
未経験の職種・業界に移りたい(年齢が上がるほど難しくなる) 辞めたい理由が「なんとなく」「同期が辞めたから」
長時間労働やハラスメントで心身に影響が出ている 専門職で、経験年数がそのまま市場価値になる(4〜5年目のほうが有利なことも)
給与水準が業界構造的に低く、社内で上がる見込みが薄い 次にやりたいことが言語化できていない
成長市場・ベンチャーで早く裁量を持ちたい マネジメント職への転職を狙っている(実績が必要)

4年目以降のほうが有利なケース

旧版でもお伝えしていた通り、高度な専門性を武器にしたい場合(経理・法務・研究開発・特定技術のエンジニアなど)と、マネジメント職を狙う場合は、4〜5年目まで経験を積んでからのほうが選択肢が広がることがあります。4年目・5年目の市場での見られ方は社会人4年目の転職ガイドと入社5年目の転職で解説しています。ただし、若手が多いベンチャー企業では3年目でもリーダーを任されることがあるので、一概には言えません。

3年目の転職を成功させる7ステップ

  1. 3年間の棚卸しをする:担当業務、任された範囲、数字で語れる成果、褒められたこと・苦労したことを書き出します。
  2. 「辞める理由」と「次に積みたい経験」を分ける:辞める理由はきっかけにすぎません。次の2〜3年で何を身につけたいかを1〜2行で言えるようにします。
  3. 転職の軸を3つに絞る:「年収」「職種」「働き方」「成長環境」「業界の将来性」などから優先順位をつけます。全部を満たす会社はありません。
  4. 市場価値を確かめる:転職サイトのスカウトやエージェント面談で、自分の経験でどんな求人・年収が提示されるかを確認します。
  5. 職務経歴書を作る:新卒の就活のエントリーシートとは違い、「何を担当し、どう工夫し、どんな結果を出したか」を具体的に書きます。
  6. 在職中に応募・面接する:辞めてから探すと焦りで判断が鈍ります。有給や朝・夜のオンライン面接を活用しましょう。
  7. 内定後に条件と実態を確認してから退職を伝える:年収・配属・残業・評価制度を書面で確認し、退職は内定承諾後に。引き継ぎ期間は1〜2か月見ておきます。

期間の目安は、準備から内定まで2〜3か月、退職・入社までを含めると3〜5か月です。ボーナスの支給月や繁忙期を考えて、逆算して動き始めるのがおすすめです。

3年目の転職でよくある失敗パターン6つ

失敗1:同期や友人と比べて焦って転職する

「大学の同期が外資に行って年収が上がった」「同期が次々辞めていく」——こうした焦りから動くと、自分に合わない会社を選びがちです。他人にとっての正解が、あなたにとっての正解とは限りません。

失敗2:「今の会社を辞めること」がゴールになっている

現実から逃げるための転職は、次の会社の本質を見ないまま決めてしまうリスクが高いです。私の経験でも、「とにかく辞めたい」で決めた方ほど、次の会社でも同じ不満を抱えやすいと感じます。

失敗3:「未経験歓迎」を「教えてもらえる」と思い込む

未経験歓迎の求人でも、企業が求めているのは「自分で学んで追いつける人」です。入社前から独学や資格の勉強を始め、それを面接で具体的に話せる方は評価が段違いです。

失敗4:新卒の就活と同じ感覚で臨む

中途の選考では、説明会やインターンはほぼありません。企業研究は自分で行い、職務経歴書で「実績」を語る必要があります。学生時代の話が中心の面接では、3年目としては物足りないと見られます。

失敗5:残業時間や働き方の確認を怠る

「ワークライフバランスを整えたい」と転職したのに、拘束時間が増えたというご相談は今も後を絶ちません。口コミサイトでの確認に加えて、面接や内定後の面談で平均残業時間・繁忙期・リモートの実態を必ず確認してください。

失敗6:年収だけで選んで、仕事内容が合わない

「のんびり働きたいのに、年収だけで選んだら激務だった」というケースは結局長続きしません。年収は大事ですが、「その仕事を3年続けられるか」も同じくらい大事です。転職の後悔パターンはベンチャー転職 失敗・後悔ガイドと転職で失敗・後悔する前に考えるべき7つのことで詳しく解説しています。

3年目の転職のモデルケース

旧版ではSNSの声を紹介していましたが、今回は私がご相談を受ける中でよく見る「うまくいく3年目転職」の典型パターンを、複数の事例をもとにしたモデルケースとして整理しました(年収は目安です)。

前職(3年目) 転職先 年収の変化 うまくいった理由
地方銀行の法人営業(25歳) SaaSスタートアップのインサイドセールス 380万→450万円 融資先の経営者と話してきた経験を「顧客の経営課題を聞く力」として言語化できた
大手メーカーの生産管理(25歳) メガベンチャーの事業企画 420万→480万円 原価改善の数字を職務経歴書で具体的に示し、データ分析の独学も進めていた
人材会社の求人広告営業(24歳) シリーズBスタートアップの採用担当 360万→400万円+SO 「採用する側に回りたい」という理由が一貫しており、面接での熱量が高かった
総合コンサルのアナリスト(25歳) 事業会社の経営企画 550万→520万円 年収は少し下がったが、「自分で事業を動かしたい」という軸がはっきりしていた

コンサルから事業会社へのキャリアはコンサルからの転職ガイドにまとめています。うまくいく方に共通しているのは、3年間の経験を「次の会社で使える言葉」に翻訳できていたことです。経験そのものよりも、語り方で評価が大きく変わります。

ベンチャー・スタートアップという選択肢

3年目の方にとって、成長中のベンチャー・スタートアップは有力な選択肢です。大手では5〜10年かかる裁量のある仕事を、20代半ばで任されることも珍しくありません。私自身、3年目で大企業からベンチャーに移り、30歳前後で事業責任者や執行役員になった方を何人も見てきました。将来的に経営に近いポジションを目指すなら、CXO転職ガイドも参考になるはずです。

一方で、ベンチャーは会社による当たり外れが大きく、教育体制が整っていないことも多いです。見極め方や年収・ストックオプションの考え方はベンチャー転職 完全ガイドと20代のベンチャー転職完全ガイドで詳しく解説しています。新卒でベンチャーに入った人のその後は新卒でベンチャーに行った人の5年後の記事が参考になります。

年代・状況別のアドバイス

状況 3年目の転職でのポイント
大卒3年目(24〜25歳) 第二新卒枠をフル活用できる最後の年。未経験職種に挑戦するなら今が最もハードルが低い。25歳の転職完全ガイドも参考に
院卒3年目(27歳前後) 第二新卒より「若手経験者」として見られる。研究・専門分野の経験を軸に、経験者採用で勝負したほうが有利
高卒・専門卒3年目(21〜23歳) 年齢的なポテンシャル評価が高い。学歴より実務での働きぶりと意欲が見られる
女性の3年目 ライフイベントを見据えるなら、制度の有無だけでなく「実際に使われているか」「育休後の復帰者がどの職位にいるか」まで確認する
エンジニア3年目 要件定義〜リリースを一通り経験していれば市場価値は高い。使用言語・開発規模・担当工程を具体的に書く

3年目の転職に使えるエージェント・サービス

3年目の転職では、総合型1〜2社+20代特化型または業界特化型1社の組み合わせがおすすめです。エージェントの選び方そのものは転職エージェント選び方ガイドに、第二新卒向けのサービスは第二新卒におすすめの転職エージェント・転職サイトにまとめています。

サービス タイプ 3年目の方に向いているケース
リクルートエージェント 総合型 求人数が国内最大級。まず市場全体を見たい方。非公開求人も多い
doda 総合型(サイト+エージェント) 自分で求人を探しながら、エージェントの紹介も受けたい方
マイナビ転職AGENT 総合型(20〜30代に強い) 初めての転職で丁寧なサポートがほしい方。2025年12月に「マイナビAGENT」から名称変更
Re就活エージェント 20代特化型 第二新卒・20代向けの求人を中心に探したい方(運営は学情)
ウズキャリ 20代・第二新卒特化型 面談に時間をかけて、自己分析から一緒に進めたい方
キープレイヤーズ ベンチャー・スタートアップ特化 成長企業で早く裁量を持ちたい方、ベンチャーの見極めを相談したい方

企業の内部事情は、転職会議やOpenWorkなどの口コミサイトでも確認できます。ただし口コミは退職者の声に偏りやすいので、複数の情報源を突き合わせるのが鉄則です。エージェントを使うべきかどうか迷っている方は転職エージェントを使うべき人・使わない方がいい人も参考にしてください。

3年目の転職に関するよくある質問

Q1. 3年目で転職するのは早いですか?

早くありません。大卒の3年以内離職率は33.8%で、3年目の転職は珍しくありません。第二新卒枠と経験者枠の両方に応募できるため、むしろ選択肢が広い時期です。大切なのは「次に何をしたいか」が明確かどうかです。

Q2. 3年目の転職で年収は上がりますか?

上がる人が多いです。2025年の雇用動向調査では、転職した20〜24歳の55.2%、25〜29歳の49.8%が賃金アップしています。ただし未経験職種への転職では一時的に下がることもあるので、入社時の年収より3年後の年収レンジで比較してください。

Q3. 退職を伝えるタイミングはいつがいいですか?

内定を承諾してからです。転職先が決まる前に辞めると、収入がない焦りから妥協した会社を選びがちです。就業規則の退職申し出期限(1か月前が多い)を確認し、引き継ぎ期間を含めて1〜2か月前に伝えるのが一般的です。

Q4. 3年スパンで転職を繰り返すのはありですか?

一般的には評価が下がります。ただし「将来起業したい」「この順番でスキルを積みたい」というストーリーが一貫していれば、ベンチャー企業などでは評価されることもあります。2回目以降の転職は特に慎重に選んでください。

Q5. 3年目で大手企業に転職できますか?

十分可能です。中途採用では学歴より実務経験が重視されるため、同業種・同職種の経験があれば大手への転職も現実的です。人手不足の業界や職種なら未経験でも可能性があります。

Q6. 3年目で異業種に転職するなら、何を準備すべきですか?

①なぜその業界・職種なのかの理由、②今の経験のうち活かせる部分の言語化、③入社前からの独学や資格の勉強——の3つです。特に③の「すでに行動していること」は面接で強いアピールになります。

Q7. 3年目の女性が転職するときに気をつけることは?

ライフイベントとの両立を考えるなら、制度の有無だけでなく、実際の利用率や育休から復帰した方のキャリアを確認しましょう。両立を前提に長く活躍する意欲を伝えることは、マイナスにはなりません。

Q8. エンジニア3年目で転職するのは早いですか?

早くありません。開発を一通り経験している時期なので、むしろ評価されやすいタイミングです。使用言語やフレームワーク、担当工程、チーム規模を具体的に示すと年収アップにもつながります。

まとめ:3年目は「次の3年」から逆算して動く

  • 大卒の3年以内離職率は33.8%。3年目の転職は珍しくない
  • 3年目は第二新卒枠と経験者枠の両方に応募できる、選択肢が最も広い時期
  • 転職した20〜24歳の55.2%、25〜29歳の49.8%が賃金アップ
  • 未経験の業界・職種に移るなら、3年目前後が最もハードルが低い
  • 一方で、理由が曖昧なまま動くと次の会社でも短期離職→転職回数の壁に
  • 成功の鍵は3年間の経験を「次の会社で使える言葉」に翻訳すること

27年この仕事をしてきて感じるのは、3年目の転職でうまくいく方は、辞める理由ではなく「次の3年で何を積みたいか」を語れる方だということです。今の会社に残るのも、外に出るのも、どちらも正解になり得ます。大事なのは、外の選択肢を知ったうえで自分で決めることです。

キープレイヤーズでは、ベンチャー・スタートアップへの転職を中心に、20代の方のキャリア相談を数多くお受けしています。「3年目の今、動くべきか残るべきか」「自分の経験でどんな会社に行けるのか」といった段階からでも構いません。率直にお伝えしますので、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。1万2000件以上のキャリア面談、4,000名以上の経営者と採用相談にのる。80社以上のエンジェル投資、投資して上場は9社。うち2社は役員として上場(クラウドワークス、メドレー)。178社以上の上場支援実績。顧問・社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数300回以上。「ベンチャーの作法」(ダイヤモンド社)5万部を超えるベストセラー

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