40歳転職の現実は悲惨?【2026年最新版】平均年収866万・アップ率62%の実態と成功戦略を高野秀敏が解説

執筆者:高野秀敏
株式会社キープレイヤーズ/代表取締役
東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、12,000人以上のキャリア面談、4,000人以上の経営者と採用相談にのる。80社以上の投資、9社上場経験あり、2社役員で上場、クラウドワークス、メドレー。178社上場支援実績あり。顧問、アドバイザー、社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。「ベンチャーの作法」ダイヤモンド社5万部を超えるベストセラー

こんにちは、ベンチャー・スタートアップへの転職支援を27年続けているキープレイヤーズの高野です。

「40歳で転職はもう遅いのか」「悲惨な結果になると聞くが本当か」「40代前半で年収を落とさずに動けるのか」——40歳前後のキャリア相談で、私が最も多くいただくのがこの40歳転職に関する不安です。JAC Recruitmentの独自集計データでは、40歳の転職者は全体の11.6%を占め、平均想定年収は866.4万円、年収アップ率は61.7%と、決して「悲惨」とは言えない実態が浮かび上がります。

結論からお伝えすると、40歳は「管理職・専門職として本領を発揮できる年代」であり、条件次第で年収を大きく伸ばせるゾーンです。厚生労働省の「令和6年雇用動向調査」でも、40〜44歳の転職入職率は男性7.8%・女性9.4%と一定の水準を保っています。市場は決して閉じていません。ただし、20〜30代とは違う戦い方の設計が絶対に必要な年代でもあります。

この記事では、①40歳転職の市場データ、②40歳で転職が難しいと言われる本当の理由、③成功しやすい人・厳しい人、④男女別・職種別のリアル、⑤成功事例と失敗パターン、⑥管理職ポジションの狙い方、⑦おすすめのエージェント活用、⑧FAQ——を、1万件超のキャリア相談の実感を交えて解説します。年齢別転職ガイドやCXO転職ガイドと併せて読むと、40代のキャリア設計の全体像が描けます。

目次

結論:40歳転職は「悲惨」ではない——ただし戦い方の設計が全て

まず結論からお伝えします。私が2026年時点で見ている40歳転職のリアルは次の5点です。

ポイント 40歳転職のリアル 意味
①ハイクラスは活況 JAC実績で平均年収866.4万円、1,000万超が26.9% 管理職・専門職なら好条件で決まる
②年収アップ実績は堅い 年収アップ率61.7%、平均+約117万円 実績次第で+200万〜300万も現実的
③初転職者もまだ多い 40歳の初転職率は27.4% 「初転職=40歳」でも通る時代
④管理職ポジションが主戦場 40歳の管理職以上転職は27.7% プレイヤー職一本では厳しい
⑤ポテンシャル採用は激減 未経験可求人は全体の10%未満 「実績の転用可能性」で勝負する

私の実感:40歳で相談に来る方の7割は「もう遅いのでは」を確認したがっています。答えは明快で、「遅くないどころか、管理職・専門職・ハイクラスなら好条件で決まる年代」。ただし、20〜30代の戦い方をそのまま持ち込むと、書類ですら通らない残酷な年代でもあります。40歳の転職は、戦い方の設計が全てです。

40歳転職の市場データ——2026年時点の3つの事実

①40〜44歳の入職率は男7.8%・女9.4%(厚労省データ)

厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、40〜44歳の転職入職率は男性7.8%、女性9.4%。30〜34歳(男10.1%・女10.8%)に比べると数字は落ちますが、動く人が明らかに存在します。特に女性の入職率が男性を上回るのは、育児が一段落した層が再びキャリアに集中する動きが背景にあります。

2026年6月時点の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍、新規求人倍率は2.16倍と、依然として売り手市場が続いています。40歳という年齢は、この市場環境の追い風を活かせる最後のゾーンです。

②JAC実績:40歳平均年収866.4万円、1,000万超が26.9%

ハイクラス系エージェントJAC Recruitmentの2023〜2025年実績データでは、40歳の転職後平均想定年収は866.4万円。最多年収帯は800〜899万円(17.1%)で、1,000万円超も26.9%を占めます。年収アップ率は61.7%、平均アップ額は約117万円で、100万円以上のアップを実現した人が4割以上に達します。

初転職率は27.4%と、40歳で初めての転職に挑む人が最も多いゾーンでもあります。「40歳初転職=厳しい」というのは半分神話で、実績・経験・専門性があれば十分通用します。

③40歳の管理職転職は27.7%——プレイヤー職一本は厳しい

同じくJAC実績で、40歳の管理職以上への転職は27.7%(うち課長以上が24.4%)。逆に言えば、40歳の主戦場は管理職ポジションであり、プレイヤー職一本で40歳を迎えた方には厳しい年代でもあります。マネジメント経験が明確にある方は、それを最大の武器にしてください。

40歳で転職が難しいと言われる本当の理由

①「35歳以下」の年齢制限がついた求人が多い

雇用対策法で年齢制限は原則禁止ですが、「長期勤続によるキャリア形成のため」の例外規定を使って「35歳以下」と設定される求人は依然として多い。特に大手事業会社の若手管理職候補ポジション、教育コスト重視の職種では、40歳は書類選考の対象外になりやすい。この現実は変わっていません。

②プレイヤー職は若手で足りている

実務担当者としてのポジションは、20〜30代で人材が充足しているケースが多い。企業が40歳を採用する理由は、「若手にはない知見・マネジメント力・専門性」を求めているから。プレイヤー職一本の経歴で「実務を続けたい」と伝えると、「なぜ40歳で?」と見られます。

③年収相場が高く、企業側の投資判断が厳しくなる

40歳の平均年収は約866万円。企業側は「この年収を出して回収できるか」を厳しく見ます。20代なら「育てて伸ばす」で許されたコストが、40歳では「初日から成果」が求められます。「今の年収をキープしたい」と伝える際は、それに見合う実績・貢献の言語化が必須です。

④「扱いにくい」印象がついて回る

年下の上司の下で働くことへの心理的抵抗、これまでのやり方への固執、新環境への適応力——40歳の採用は「人柄・柔軟性」を通常より厳しく見られます。面接では「年下の上司にも学ぶ姿勢がある」「新環境で謙虚に始められる」を具体的に示すことが必要です。

40歳転職に成功しやすい人・厳しい人

タイプ 40歳転職に成功しやすい人 40歳転職が厳しい人
マネジメント経験 10名以上のチームマネジメント経験あり プレイヤー職一筋で組織経験ゼロ
実績 数字化できる成果が複数ある 「頑張った」で終わる漠然とした経歴
専門性 ニッチ領域で第一人者レベルの深さ 「何でも屋」で強みが不明瞭
柔軟性 年下上司・新環境を素直に受け入れられる 過去のやり方に固執する
キャリア観 10年後のポジション・貢献を語れる 「なんとなく今の会社が嫌」だけ
年収意識 「実績で年収に見合う成果を出す」自覚がある 年収キープだけを主張する

男女別・職種別——40歳転職のリアル

40歳男性:マネジメント経験と専門性で勝負する年代

40歳男性の転職成功パターンは大きく3つ。①事業会社の管理職ポジション、②コンサル・投資ファンド等の専門職ポジション、③ベンチャー・スタートアップのCXO・幹部候補ポジション。私が支援する40歳男性のケースでは、大手メーカー部長→シリーズC期スタートアップ事業部長で年収900万→1,200万、外資系コンサル→事業会社CFOで年収1,300万→1,500万、SIer開発マネージャー→SaaSプロダクト責任者で年収850万→1,050万といった事例が続きます。

特に狙い目は、①コンサル・専門性の高い職種、②DXを推進する事業会社の管理職、③スタートアップのCxO・執行役員候補。CXO転職ガイドで経営幹部への転職パターンを確認してください。

40歳女性:育児一段落後のキャリア再点火の適齢期

40歳女性の入職率9.4%が男性7.8%を上回るのは、育児が一段落した層の転職活動が背景にあります。私が見てきた40歳女性の成功例では、①大手→SaaS企業(管理職ポジション)、②メーカー→コンサル(女性活躍推進部門)、③総合職→専門職(マーケティング・PM・HR)といった転換で「実績+柔軟な働き方」を両立するケースが目立ちます。

特に女性活躍推進、DE&I(多様性)、HR領域のマネージャーポジションは、40代女性の需要が急拡大しています。時短勤務・フルリモート可の管理職ポジションも増えており、「育児と両立しながらキャリアを伸ばす」選択が現実的になっています。

40歳の職種・業界別・年収アップ実績

職種・業界 40歳平均年収レンジ 年収アップ幅の目安
IT・エンジニア(管理職) 883〜974万 +100〜300万
コンサルティング 1,000〜1,400万 +150〜400万
金融(管理職) 900〜1,300万 +100〜300万
営業マネージャー 800〜1,100万 +100〜250万
経理・財務(管理職) 703〜782万 +80〜200万
マーケター(管理職) 750〜1,000万 +100〜250万
スタートアップCxO候補 1,000〜1,500万 +200〜500万+SO

いずれもJAC・ビズリーチ・doda X等の公開データと私の支援実績を掛け合わせた目安。年収・手取りガイドで年収レンジ別の生活水準と税金負担も確認できます。

40歳転職の成功事例——5パターン

事例①:大手メーカー部長→シリーズC期スタートアップ事業部長(男性・年収900→1,200万)

大手メーカーで新規事業部の部長を4年務めた40歳男性が、シリーズC期のスタートアップに事業部長として転職。年収300万円アップに加え、ストックオプションで数千万円の潜在価値。「大企業での事業立ち上げ→スケール経験」がスタートアップから強く求められた典型例。スタートアップ採用ガイドで企業側の視点も確認できます。

事例②:外資系コンサル→事業会社CFO(男性・年収1,300→1,500万)

外資系戦略コンサルでプリンシパルを務めた40歳男性が、上場企業のCFOポジションに転職。年収200万円アップに加え、IPO準備を経験したことで市場価値が更に跳ね上がる展開。「事業と財務の両面を語れる希少人材」として、40代前半のうちにCEO/CFO候補へと段階的にキャリアアップする典型パターン。

事例③:メガバンク支店長候補→フィンテック企業事業開発責任者(男性・年収780→980万)

メガバンクで法人融資・支店長候補として12年経験した40歳男性が、フィンテック企業の事業開発責任者として転職。年収200万円アップ。「金融業界の商流・規制・与信ロジック」の理解が事業立ち上げに直結し、3年後にはCFOポジションを打診されるまでに成長。

事例④:メーカー広報→SaaS企業マーケティング責任者(女性・年収680→820万)

大手メーカーで広報・PRを14年経験した40歳女性が、SaaS企業のマーケティング責任者として転職。年収140万円アップに加え、フルリモート+裁量労働制で育児と両立。「BtoBメーカーで培った顧客理解と、複雑な商材を伝える力」がSaaSマーケで高く評価された事例。

事例⑤:総合商社→ベンチャーCOO(男性・年収1,100→1,400万+SO)

総合商社で事業投資・M&A担当だった40歳男性が、シリーズB期のベンチャーCOOとして転職。年収300万円アップに加え、ストックオプションを付与。「事業構築とファイナンス両方が分かる希少層」として、CEOの右腕ポジションで抜擢された事例。ベンチャー転職 完全ガイドで企業ステージ別の狙い方も確認できます。

40歳転職の失敗パターン——避けるべき4つ

失敗①:「年収キープ」だけを主張する

40歳の転職で「今の年収をキープしたい」だけを伝えると、面接で明確に落ちます。企業側が知りたいのは「その年収に見合う実績・貢献ができるか」。年収の話をする前に、実績・貢献の言語化が絶対に必要。数字化された過去実績+入社後3ヶ月の貢献プランを持って面接に臨むと、通過率が段違いに上がります。

失敗②:プレイヤー職一本で管理職ポジションを狙う

40歳でマネジメント経験ゼロなのに管理職ポジションを狙うと、書類段階で落ちます。「専門性で勝負するのか」「マネジメントで勝負するのか」を明確にする必要があります。プレイヤー職一本の40歳は、①専門性でスペシャリスト職を狙う、②現職で小さくてもマネジメント経験を作ってから動く、のどちらかが現実的。

失敗③:年下上司への抵抗感を見せる

ベンチャー・スタートアップでは40歳未満の上長が普通。面接で「年下の方の下で働くことに抵抗はない」と口では言っても、質問の答え方や態度で「本心では抵抗ある」が透けて見えるケースが多い。「年齢ではなく成果で判断する組織で働きたい」というスタンスを日頃から持つことが必要です。

失敗④:現職の不満だけを転職動機にする

「今の会社が嫌だから」だけを転職動機にすると、40歳では通りません。企業側は「40歳でわざわざ動く理由=10年先の貢献ビジョン」を求めます。「10年後、この会社でこういう価値を出したい」を語れる40歳は、書類・面接通過率が2倍以上変わります。ベンチャー転職 失敗・後悔ガイドも併せてご確認ください。

40歳で管理職ポジションを狙う戦略

40歳転職の主戦場は管理職ポジション。ここで通るためのポイントは3つです。

  1. ①マネジメント経験を「数字」で語る:「10名のチームを2年間、離職ゼロで運営」「マネージャー就任後、部門売上を1.5倍に成長」など、具体的な数字とセットで実績を伝える。
  2. ②組織課題の解決経験を語る:「離職率20%を6%に改善」「新規事業立ち上げでチーム3名から15名に拡大」「経営陣と現場をつなぐPMO機能を新設」など、組織課題への打ち手が具体的だと評価が高い。
  3. ③次のキャリアイメージを提示する:「入社後1年で執行役員候補として貢献し、3年で事業部長ポジション」など、企業側に「10年後のロードマップ」を提示できると強い。

スタートアップCxO候補・大手事業会社の部長ポジションは、40代前半で狙える最後のチャンス。CXO転職ガイドで経営幹部への具体的なキャリアパスを解説しています。

40歳の転職成功に効くエージェント活用法

私が40歳の転職相談を受けるとき、必ず勧めるのは「ハイクラス系+業界特化型+スカウト型の3本柱」です。

  1. ハイクラス系(JAC・ビズリーチ・doda X):年収800万円以上の求人が中心。40歳の主戦場。専門コンサルタントが実績整理・書類作成を伴走してくれる。
  2. 業界特化型(コンサル業界ならアクシスコンサルティング、IT業界ならレバテック・ギークリー等):業界固有の求人・ネットワークにアクセスできる。同業界内での動きなら業界特化型が最速。
  3. スカウト型(ビズリーチ・LinkedIn):市場価値の実測に使う。自分にどんな年収・企業層のオファーが来るかを見て、客観的なポジションを掴む。

詳細は転職エージェント選び方ガイドで解説していますが、40歳は「担当キャリアアドバイザーの経験値」が結果を大きく変える年代。1社目で相性が悪ければ、遠慮なく他エージェントに切り替えてください。

40歳の転職を成功させる7つのステップ

  1. ①マネジメント実績を数字で棚卸し:チームサイズ・在任期間・KPI達成・部門売上等を全て数字化。
  2. ②10年後のキャリアイメージを言語化:40代後半〜50代でどのポジションにいたいかを先に描く。
  3. ③ハイクラス系+業界特化型+スカウト型を併用:3種類のエージェント・サービスを併用して市場観を得る。
  4. ④スカウトで市場価値の実測:ビズリーチ・LinkedInで実際に来るオファーの年収レンジ・企業層を確認。
  5. ⑤書類・面接の準備で「10年後の貢献」を語る:職務経歴書は「実績→強み→次にやりたいこと」で一貫性を作り、面接では「入社後の3ヶ月・1年・3年」を語れるように準備。
  6. ⑥複数内定で比較検討:1社内定で即決せず、2〜3社の内定条件を並べて比較。年収・キャリアパス・カルチャーの3軸で判断。
  7. ⑦現職の引き継ぎを完璧に:40歳の評判は業界内で確実に響く。立つ鳥跡を濁さずが原則。

40歳転職のよくある質問(FAQ)

Q1. 40歳で転職は本当に悲惨な結果になりますか?

ケースバイケースです。JAC実績では平均年収866.4万円、年収アップ率61.7%と、悲惨とは言えない実態が出ています。ただし、①プレイヤー職一本、②実績を数字で語れない、③年収キープしか主張しない、といった条件が重なると、確かに厳しい結果になります。「悲惨」を回避する鍵は、40歳の戦い方を20〜30代と切り替えることです。

Q2. 40歳で未経験業界に転職できますか?

ハードルは高いですが可能です。40代前半で異業種転職する人は約20%。ただし条件は、①スキルの転用性を明確に証明できる、②業界研究・人脈作りを事前に済ませている、③慢性的な人材不足の業界を狙う、のいずれか。介護・IT・建設・物流等では40歳未経験採用が続いています。「なぜこの業界か」の腹落ちがない未経験転職は、書類段階で見抜かれます。

Q3. 40歳で年収は上がりますか、下がりますか?

JAC実績では年収アップ率61.7%、平均+約117万円。100万円以上のアップは4割以上。マネジメント経験・専門性を武器にすれば+150〜300万円が現実的で、コンサル→事業会社CxOやハイクラススタートアップ幹部なら+300〜500万+SO(ストックオプション)も狙えます。逆に、条件を明確にせず動くと20〜30%の年収ダウンもあり得ます。

Q4. 40歳で管理職経験がない場合はどうすればいいですか?

2つの選択肢があります。①スペシャリスト職として専門性で勝負する(エンジニア・データサイエンティスト・法務・専門アナリスト等)、②今の会社で「小さくてもチーム・後輩指導の経験」を1〜2年作ってから動く。プレイヤー職一本で40歳を迎えた場合、管理職ポジションをいきなり狙うのはほぼ通りません。専門性で勝負するか、現職でマネジメント経験を作るかの選択が必要です。

Q5. 40歳の女性・子育て中でも転職できますか?

できます。40〜44歳女性の転職入職率は9.4%と男性を上回ります。フルリモート・時短勤務・裁量労働制のいずれかを持つ会社を狙うと、育児と両立できる管理職ポジションが見つかります。SaaS・IT・コンサル・スタートアップ・大手事業会社の女性活躍推進部門、DE&I推進マネージャー、HR領域のマネージャーなどが現実的な選択肢。

Q6. 40歳の転職回数の限界は?

4回目までなら問題ありません。5回目以降でも、一貫性を語れれば通ります。「1社目〜前職までの経験が、今の希望職種にどうつながるか」を物語として説明できるかが本質。40歳では、経歴の一貫性を10年単位のストーリーで語る技術が必要です。直近1〜2年の短期離職があると警戒される傾向があるので、動く前に理由の言語化を必ず行ってください。

Q7. 40歳を過ぎるとどれくらい厳しくなりますか?

40代前半(40〜44歳)と後半(45〜49歳)で明確に景色が変わります。40代前半はまだ管理職候補・専門職として市場が開いていますが、45歳以降はCxO・執行役員クラスか、高度な専門性を持つスペシャリストに求人が集中します。40歳の判断は、45歳の景色を決める分岐点。今の会社で頭打ち感があるなら、40〜43歳のうちに動くことをおすすめします。年収・手取りガイドで年収レンジ別のキャリア設計を確認してください。

まとめ——40歳は「戦い方の設計」次第で年収を大きく伸ばせる年代

40歳は、20〜30代の戦い方から明確にギアを切り替える年代です。JAC実績で平均年収866.4万円、年収アップ率61.7%、平均+117万円という数字は、決して「悲惨」ではありません。有効求人倍率1.18倍・売り手市場という追い風のなかで、動かない理由を探すより動いた先で得られるものを言語化するほうが生産的です。

私の実感として、40歳で動いた方の多くは3年後に年収+200〜400万を実現しています。逆に「45歳まで様子を見る」と先延ばしにした方は、45〜46歳で「あの時動いておけば」と後悔するケースを何度も見てきました。40歳の判断は、次の10年の年収カーブと働き方を決めます。

キープレイヤーズでは、40代のキャリア相談を年間3,000件以上お受けしています。「45歳前に動くべきか迷っている」「マネジメント経験を武器に年収を上げたい」「ベンチャーで裁量を持ちたい」「CxO候補として挑戦したい」——そんな方は、キープレイヤーズ公式サイトからお気軽にご相談ください。年齢別転職ガイドとCXO転職ガイドを併せて読むと、40代のキャリア設計がクリアになります。

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この記事を書いた人

東北大→インテリジェンス出身、キープレイヤーズ代表。東北大学特任教授(客員)、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。1万2000件以上のキャリア面談、4,000名以上の経営者と採用相談にのる。80社以上のエンジェル投資、投資して上場は9社。うち2社は役員として上場(クラウドワークス、メドレー)。178社以上の上場支援実績。顧問・社外役員30社以上、キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数300回以上。「ベンチャーの作法」(ダイヤモンド社)5万部を超えるベストセラー

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